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2016年10月の記事一覧
【SSH】宇女高SSH通信2016V0l.4を掲載しました
【SSH】2年文型講演会
SSH 2年文型講演会
平成28年10月22日(土)
本校 明鏡寮ホール
2年文型生徒
(1) 講師 「自然科学との関わり方」 |
昨年度に実施し好評であったので、今年度もほぼ同様の内容で実施していただいた。
実施会場を昨年度は体育館で実施したのを今年度は明鏡寮ホールでの実施となった。
アンケートの結果は、ほぼすべての項目で昨年度より良好な回答が多かった。
文型の生徒だけに進路の参考になった生徒はほかの項目に比べると少ないが、それでも過半数の生徒は参考になったとしている。
文型の職業でも自然科学的な考えが必要な場面もあるということを認識してくれれば、こちらの意図するところである。
【生徒の感想】
・なぜ理科を学ぶのかという問いに対しての答えとして、政治的、歴史的な観点が関わっているということを学び
改めて理科という教科を見つめ直すきっかけになった。
・自分の進路と理科とをかんがえると離れた存在に思いがちだが、今回のテーマの地震といった自然科学は
生活と密接に関わっているため、身近なものに感じられた。
・地球環境に対する考え方について深く知ることができ、科学的に客観的に考えることの重要性を改めて強く感じた。
また、地震のことをよく知って、日頃から地震に備えていかなければいけないと感じた。
科学リテラシーが必要であるということがわかった。
【SSH】出前授業Ⅱ
出前授業Ⅱ
平成28年10月19日(水)
本校 物理講義室、生物実験室、明鏡寮ホール
希望者
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【工学】 「機械工学 × スクーターの開発」 本田技術研究所 二輪R&Dセンター 畠井 文子 氏 自動二輪車(スクーター)の開発における機械工学の関わりについて話を聞いた。 材料力学は部材の変形量、強さの評価を対象とする学問であること、自動車エンジニアの仕事、 進路や職業選択の観点について学んだ。 | | |||||
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【農学】 「小さくても実はスゴい!ミジンコの環境適応能力」 宇都宮大学 バイオサイエンス教育研究センター 准教授 宮川 一志 氏 ミジンコの持つ環境適応能力について講義と観察で学んだ。 顕微鏡を使いミジンコの餌の食べ方、血液の流れ方などについて細かく観察。 小さなミジンコの持つ大きな散在能力に驚き、生命の持つ力について考えさせられた。 | | |||||
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【医学】「先輩が語る女医のJoy!?」 東京女子医科大学 東医療センター 病院長 上野惠子 氏 女性が手に職をもつことの意義、職業観、子育てとの両立、部下との関わり方など、 広く人間の生き方についての話を聞いた。 周囲の人達の応援団になること、同僚や部下ひいては家族を愛することについて考えさせられた。 | |
希望者を対象としているため、参加生徒の意識は高いことが、アンケート結果から窺い知れた。
それぞれの分野において、興味関心の向上や進路の参考につながったと思われる。
以下は生徒の感想である。
【生徒の感想】
(農学)説明だけでなく、実際にミジンコを観察しながらの講義だったので、ミジンコの構造や生態についてがよく理解できました。
(農学)獣医学志望なので、研究の楽しさを感じた。ミジンコは小さい生物だけど、化学物質の影響などミジンコを通して学ぶこともあるのだと感じた。
(工学)工学部の中にも様々な学科の種類があることがわかったので、もっと知りたいと思った。
(工学)企業に勤めている方のお話を聞く機会はなかなかないので、とても新鮮だった。
活躍している理系の女性の話を聞いて、将来の仕事への不安が軽くなりました。
(医学)成功したことも失敗したことも次につながっていて、いろいろな経験をすることは大切だとわかった。
(医学)1人の女性として人に応援されるような立場でありたいと感じた。
【SSH】1学年講演会
SSH 1学年講演会
平成28年10月14日(金)
本校 第一体育館
1年生 及び 希望保護者
(1) 講師 「大学教授からの進路選択アドバイス」 |
アンケートの結果は「参加して良かった」が98.5%を初め、例年通り良好な結果であった。
昨年は、放送機器の不具合もあったせいもあり、若干厳しめの評価があったが、
今年は問題なく実施できたため、元の高い評価に持ち直した。
講義の内容も重要であるが、講義を聴く環境もアンケート結果には反映されるようである。
人数の関係で、生徒は体育館で床に座っての実施としているが、もっと整った環境で実施すると、さらに良い結果になるかもしれない。
【生徒の感想】
・今まで疑問に思っていなかったことでも、言われてみると不思議だと思うことが、けっこうありました。
何気ないことでも少し考えたりすると不思議なことが見えてくるのかなと思いました。
色々なことに注意を払って考えていくようにしたいです。
・規則にも理由がある。今まで私は規則を疑問に感じず、何も考えずに守っていた。
研究をするにあたってはグレーゾーンやチャレンジする精神が必要だと知ったので何事も疑問を常に抱いていこうと思った。
・自分には明確な夢がまだ無いが、自分の得意分野や楽しく探求精神を持って取り組めそうなことに挑戦してみたいという気持ちが深まった。
自分が将来望む未来を描くために、辛いことがあっても頑張り続けたいと思えた。
【SSH】サイエンスダイアログ
サイエンスダイアログ
平成28年10月17日(月)
本校 社数室、明鏡寮ホール、生物室、教室
1年生
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【物理学】「見えない世界への旅ーーマイクロ、ナノを覗く」 理化学研究所 Maria Vanessa C. Balois博士(フィリピン) ナノサイズの物質の物理的、科学的特性をラマン分光器(Raman spectroscope)を使って解明する。 | | |||||
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【医学】 「腎不全と心臓病」 東京大学医学部付属病院 Suang Suang Koid 博士(マレーシア) 同行者:下澤達雄 先生 心臓と腎臓の緊密な機能的関連性と臨床における現状。 | | |||||
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【生物学】「遺伝子操作による干ばつに強い作物の開発」 東大大学院総合文化研究科 Saumya Awasti 博士 品種改良の現状と課題。 イギリスでの客員研究生時代、結婚、子育てと研究の両立など生徒の興味を引く話題があった。 | | |||||
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【化学】「対称性と物質の生成」 東京工業大学科学技術創成研究院 Aude Bouchet 博士(フランス) 同行者:今野裕貴 先生 アミノ酸イオンクラスターにおけるキラル分子認識の研究。 | |
4講座とも女性の講師で女性研究者をめざす生徒にとっては大変参考になるお話だった。
1年生は、生物と物理は履修しているものの、化学の知識はほとんど無い中で講義をしていただいた。
図表や実物モデルで分かりやすく説明していただいたものの、難しく感じた生徒はいたようである。
いくつかの講義で実施された実験は一様に好評であった。
英語については「予想外に理解できてうれしかった。」と「理解できず、英語の大切さを痛感した。」があったが、
いずれにせよ今後の取り組みに活かされるものと期待できる。
【生徒の感想】
(物理)・英語なので全くわからないかと思ったが、意外と理解できた。実際にやってもらったものも(実験?)楽しくて、より理解が深められた。
・難しい単語は「~に似ている」などと具体例を出して説明してくれたのでよくわかった。
・先生が明るかった。
(医学)・医学についてだけでなく英語も同時に学べた。参加型(グループワーク)なのが良かった。
・人によって臓器にも個性があって、同じ病気でも一様にならないことがわかった。
・実際の写真を見ての診断体験が興味深かった。医学への意欲が増した。
(生物) ・専門的な単語が多く難しかったが、図がわかりやすく理解できた。
・女性の研究者のお話が参考になった。
・干ばつに強く、かつおいしいお米を作るロマンを感じた。
・作物生産(?)は大切な仕事だとわかった。英語をもっと勉強しなければと思った。
(化学)・実験や模型でわかりやすかった。
・専門的な化学知識を学ぶとともに英語の聞き取り力や単語力が鍛えられた。
・これから化学を学習する上での関心が高まった。
・エナンチオーマーという鏡面関係がとても興味深かった。偏光性は難しかった。