SSH日誌

2017年11月の記事一覧

【SSH】物理チャレンジ対策講座

1.行事名 


  物理チャレンジ対策講座

 2.実施日時 


  平成29年11月25日(土)

 3.実施場所 


  本校 明鏡寮ホール

 4.参加者


  1・2年生希望者・他校生(宇都宮高校3名)
 

 5.実施概要 


 (1)講師
     東京大学理学部物理学科 
     教授 長谷川 修司 氏
 
 (2)演題 

     物理チャレンジトレーニング プレチャレンジ at 宇都宮女子高校  

 3)内容
     講座1 物理チャレンジの紹介と実験レポートの書き方
         ・物理チャレンジの内容紹介
         ・実験レポートの評価の観点
         ・全国大会の紹介

     講座2 LEDの電流電圧特性を測定する
         ・発光ダイオードとは
         ・発火王ダイオードを点灯する電気回路の作成(2人1組)
         ・発光開始電圧の測定



物理チャレンジ対策講座1



物理チャレンジ対策講座2

 

物理チャレンジ対策講座3



本年度初めて企画・実施した内容であるが、多くの生徒が希望し参加した。
物理チャレンジの内容を知りたい、参加したいという生徒が希望しているためアンケートの応答状況は非常に良い。この中から多くの生徒に物理チャレンジにエントリーしてもらいたい。

【生徒の感想】
・物理チャレンジについて色々知ることができよかった。 課される課題について自分で方法を考え実験するので楽しそうだと思った。実習内容を理解するのに時間がかかってしまい、最後まできちんとデータがとれなかったのが残念だった。講師の先生にいろいろ助けてもらいありがたかったです。

・自分は物理か生物のどちらを選んだらいいのか迷っていたので、今日の講座に参加できてとても良かったです。大学入試とはまた違った物理の面白い一面を知ることができ、大学で物理を専攻したら、こんなことができるんだと興味が沸きました。物理チャレンジにぜひ挑戦したいと思います。

・今回、実験や測定、まとめ方のこつを教えていただいてとても参考になりました。文理選択を考えるうえでも役に立ちました。

・友達と協力して回路を作り、測定し、グラフに細かくまとめるという作業は今回はじめてで、とても難しかったし、とても疲れました。でも、沢山のことを学べて本当に貴重な経験ができて楽しかったです。

【SSH】2年文型講演会

1.行事名 


  SSH 2年文型講演会

 2.実施日時 


  平成29年11月25日(土)

 3.実施場所 


  本校 明鏡寮ホール

 4.参加者


  2年文型生徒
 

 5.実施概要 


 (1)講師
     宇都宮大学教育学部 
     教授 伊東 明彦氏
 
 (2)演題 

     「自然科学との関わり方」
      ~文系女子に理科は必要ないのか?~

 3)内容
     第1部 なぜ理科を学ぶのか
         (現在社会の特質)
     第2部 自然科学との関わり方
         (環境問題の本質、日本で生きるための必須科目-地震防災-)



2年文型講演会1



2年文型講演会2

 

2年文型講演会3



 理科を学ぶ必要性、科学の歴史、自然科学との関わり方(環境問題、地震防災)を中心にお話いただいた。
 昨年から明鏡寮ホールで実施している。アンケートの結果は、ほぼすべての項目で昨年度同様良好な回答が多かった。
 文型理型問わず、これからの社会を生きていくには、それぞれが科学や科学技術とどう向き合えばよいのかを考える良いきっかけとなったと思われる。

【生徒の感想】
・動画やグラフを交えたお話でとても分かりやすかったです。科学技術に依存している今だからこそ、これからの意思決定には理科を学ぶ必要があるのだとあらためて思いました。

・理科は嫌いな科目で、受験勉強も苦労していますが、受験のためだけでなく、これから生活していくためには必要な知識や考え方であることが分かりました。そういったことを頭に置きながら勉強していきたいと思います。

・地震波で地中や海の底のしたの断層を推定できるのはすごいと思いました。中学のときに地震については少し勉強しましたが、あらためて日本は本当に地震が多く、それがプレートの動きに関わりがあることを再認識しました。地震災害もありますが、一方温泉など自然の恩恵も受けていることも考えなければと思いました。

・理科は知識のみを学ぶだけでなく、考え方を学ぶために必要なのだということが良く分かった。環境問題と人類との関わりについて、今回のように考えたことがなかったので、頭の中が整理できたと思う。また、地震についてのお話で、地震・津波に対する備えや起こったらどうするかを常に考えておくのは日本で暮らしていく上でとても大事なことだと思った。

【SSH】小学生のための科学実験講座

1.行事名 


  小学生のための科学実験講座

 2.実施日時 


  平成29年11月19日(日)

 3.実施場所 


  宇都宮市立西原小学校

 4.参加者 


  受講者:小学生約60名
  授業者:39名(2年SSクラス39名)
  

 5.実施概要 


 1.事業の形態

 宇都宮市立西原小学校の文化祭において、同校の児童を対象とし、斜面に物を転がす実験、クロマトグラフィー、偏光板、指示薬を扱った実験などを参加者が各ブースを回る形式で実施。
 また、気体分子に関するカードゲームも実施した。

 2.講座内容

  1.どちらが速く転がるか、いろいろなものを転がしてみよう。
    (位置エネルギーと運動エネルギーに関する実験)
  2.壁(ブラックウォール)を通り抜けるピンポン球(偏光板を使った実験) 
  3.インクの色は一種類?(クロマトグラフィーを扱った実験)
  4.どんな文字が浮き出てくるかな?(指示薬を扱った実験)
  5.パイプの上に鉄球を乗せられるか?(慣性の法則を実感する実験)
  6.「ぶんしっし」のカードゲーム

小学生講座1



小学生講座2

 

小学生講座3



9月に文化祭で実施したクラスでの企画を小学生向きに手直しをして実施した。さらに慣性に関する実験やカートカードゲームも用意した。
小学生向けに分かりやすく、実験の内容や方法について説明するのに苦労していた。

【生徒感想】
・実験を見せるだけではつまらないので、予想を立ててもらったり、実験の結果がどのように応用されているのかも説明して、小学生が楽しめる内容に工夫するのが楽しかったです。私達自身も楽しんで実験することができました。
・2歳から小学校6年生までの子供達が来たので、その子に合わせた説明をするのが大変だった。
・楽しそうに遊んでくれたり、何回も来てくれたりして興味を持ってもらえてので良かった。
・子供達に説明してみて、自分達が十分に実験の内容や現象についての理解をしていないことに気がついた。
・小学生の反応がとても良く、説明していて楽しかった。
・科学的な現象を使って、楽しんでもらえたり、遊んでもらえたりしたのがうれしかった。
・分かりやすい説明を心がけた。小学生の素直な反応がうれしかった。今後のプレゼンの役に立つと思う。

【SSH】2年理型講演会

1.行事名 


  SSH 2年理型講演会

 2.実施日時 


  平成29年11月18日(土)

 3.実施場所 


  本校 第一体育館

 4.参加者


  2年理型生徒
 

 5.実施概要 


 (1)講師
     東京大学海洋アライアンス海洋教育促進研究センター 
     特任教授 窪川 かおる氏
 
 (2)演題 

     「海洋生物と進化 ~ナメクジウオと海~」

 3)内容
     ・経歴
     ・海についてのおさらい
     ・日本海の特徴
     ・生命誕生と進化
     ・ナメクジウオ
     ・性差



2年理型講演会1



2年理型講演会2

 

2年理型講演会3



アンケート結果はほぼ例年通りの結果で良好である。
自由記述を見てみると、講師の先生の進路選択、海のフィールドワーク、研究対象のナメクジウオなどについて多岐にわたっていた。

【生徒の感想】
・海はまだ分かっていないことがたくさんあってとても魅力的だと思いました。海の生物の研究は、太古の生物たちや現在の地球環境など幅広い分野との関わりがあって面白そうだと思いました。

・先生の経歴の紹介を聞いて、自分の意思がしっかりしていればその方向に進路選択ができることを学びました。海洋調査を5~6年行ったと聞いて、自分のやりたいことは時間がかかっても、きちんと行うべきであると感じ、自分も頑張りたいと思いました。

・今回あらためて無脊椎動物と脊椎動物がいることを再認識した。人間のような複雑なものを知りたいときには、ナメクジウオのような人間に比べて単純な構造を持つものから解明していくという研究方法のやり方を学ぶことができた。

・私は物理選択なのですが、とても興味く楽しい講演でした。ナメクジウオという生物について初めてききましたが、研究対象として面白い生物だと思いました。
 深海の生物について、もっと知りたいと思います。

・研究をするのには、フィールドワークや実験室での飼育など時間と労力、費用がかかるんだなと思った。ナメクジウオの産卵の動画で、オスとメスが別々に放精、産卵するのが興味深かったです。

・ナメクジウオは一見私達と何の関係もない生物に思えましたが、海の小さな生物を研究することによって生物の進化について明らかにすることができるのは、とても面白いと思いました。

【SSH】出前授業Ⅲ

1.行事名 


  出前授業Ⅲ(医学)

 2.実施日時 


  平成29年11月1日(水)

 3.実施場所 


  本校 明鏡寮ホール

 4.参加者


  全学年希望者
 

 5.実施概要 


 (1)講師
     医療法人社団高砂会 飯田病院 理事長
     東京女子医科大学 東医療センター 前理事長 
     上野 惠子(うえの えいこ)氏
 
 (2)演題 

     「先輩が語る女医のJOY ~2017~」

 3)内容
     ・経歴
     ・放射線医療とは
     ・東医療センター 理事長となって
     ・自立して生きるために必用なこと、心がけ



SSH出前授業Ⅲ



SSH出前授業Ⅲ

 

SSH出前授業Ⅲ



 すべての項目で良好なアンケート結果となっている。
 タイトルや講師の経歴から医学関係の講座であることがわかりやすいので、興味や目的意識の高い生徒が集まったからとも言えるが、講師の先生がご自分の具体的な経験をもとに具体的にお話いただいたためと思われる。

【生徒の感想】
・「生活の基盤がある事で人生における選択の幅が広がる」という言葉がとても印象に残っています。将来、やりたいことをやれるようにするためには、手に職をつけたいと思いました。また、私は小さなことで悩んだり、くよくよしたりしてしまうことが多いですが、先生の「できない理由を言うより、前向きに考えるようにしたほうがいい」という言葉を聞いて、考えを変えてみようと思いました。これから壁にぶつかってしまったときに、今日の講座を思い出します。

・社会に出てからも女性ならではの力を活かして、細かいところを丁寧に改善していくことを、諦めずに続けていくことが、大きな成功への道になるのだと学びました。女性として職を持つことは、大きな強みになるし、男性と女性とがお互いの良さを理解し、協力しあえる社会を作って行けたら、よりよい日本になると感じました。先生のおかげで、自分の可能性を信じることの大切さを学ぶことができたし、すばらしい先輩がいることを知って良かったと思いました。

・周りの人の意識を変えるために、目に見える環境から変えていくというお話がとても印象的でした。これを自分にも当てはめて、モチベーションを高く保ちたいと思いました。また、世界を目指していく姿勢もすばらしいと思いました。自分もそうならなくては…と思いました。