進路指導室より

進路指導室より

保護者対象進路研修会

1月21日()晴れ
本校体育館にて保護者対象進路研修会を開催しました。
   
講話1   講師…昨年度卒業生飯山太陽さんとお母様のゆかりさん
       太陽さんには質問に答える形で講話をしていただきました。

太陽さん:進路先のそらまめ食堂では、皿洗いや調理補助、ホールでの接客を行っています。
      接客では、在学中に行っていた喫茶サービスの経験が活かされています。
      学校での学習が、ここで役に立つとは、と思いました。

ゆかりさん:18歳で就職、と将来を決定しなくても良い。
        本人のやりたいことをしてもらいたい。
        アートをはじめをたくさんの経験をしてからの就職でも良いと思い現在の進路にした。
        発達がゆっくりだからこそ将来を考える時間もゆっくりでいいと思っていた。
本校を選択し、卒業時の進路決定、そして現在の取組などについて御講話いただきました。
    

講話2  講師:真岡市障害児者相談支援センター 社会福祉士 疋田友子さん

      演題「親から離れた後の子どもの生活」

障害の有無に関わらず、私たちは一人では生きていけない。
家族はもちろんのこと、地域で生活していくなかで、本人を応援してくれる「応援団」を作ることが重要である。
この「応援団」には、親、兄弟、いとこ、福祉関連の支援者だけでなく地域の人も巻き込んでいく。
「支援」という特別ものだけでなく、本人が安心できる場所、受け入れてくれる雰囲気なども必要である。
そういった繋がりの多さが本人の強みになる。
卒業後の親から離れたときのことを想定し、今から取り組めることや具体的な事業等について御講話いただきました。
     

御参加いただきました保護者の皆様、どうもありがとうございました。
そして、講師の飯山太陽様、ゆかり様、疋田友子様、お忙しい中、御来校いただいての御講話誠にありがとうございました。

進路だより第4号

令和元年度 進路だより第4号 を発行いたしました。
中学部、高等部の実習や、職場見学、がんばる先輩など内容はもりだくさんです。
ぜひ、御覧ください。

進路だより④.pdf

教員の社会体験研修報告

夏季休業の期間を利用し、「教員の社会体験研修」を行いました。
今年度は6名の教員が、障害者福祉事業所、喫茶店、製造業、老人福祉施設等で1~2日間の研修をしました。
この研修は、児童生徒の産業現場等における実習先、進路先を見据え、事業所と学校が相互理解を図る上で有意義な機会となっています。
以下は、研修に参加した教員の感想です。
◎高等部教員(研修先:製造業)
・パチンコ店で使用するリモコンの製造を体験させていただいた。
・写真入りの工程表に従って組立を行うが、不良品を出さないようにするためには細部までしっかりと確認をしなければならない。
・同じ姿勢で長時間立ち仕事をするため、事前の体調管理や日頃からの体力増強が必要だと感じた。
◎中学部教員(研修先:障害者福祉事業所)
・利用者の状況や思いに合わせて丁寧に対応している様子が印象的だった。
・子どもたちと一緒に食事の準備をしたり、誕生会を開いたりしている様子は、温かくアットホームな雰囲気で素晴らしかった。

本研修を快く受け入れてくださった、障害者福祉事業所、喫茶店、製造業、老人福祉施設等の各位に感謝申し上げます。

進路だより第2号

進路だより第2号
今回は、校内や産業現場における実習他についての内容です。
各作業班の取組や具体的な実習先なども紹介しております。
ぜひ、御覧ください。

進路だより②HP用.pdf

進路だよりweb

御覧いただき、ありがとうございます。

今年度、学校ホームページにて「進路だよりweb」を掲載して参ります。施設や企業の紹介、卒業生に関する現況、障害者を取り巻く社会情勢等、不定期にアップしますので、時間があるときに御覧いただければ幸いです。(進路指導担当:沼生)

 

施設紹介

事業所名:スマイルモード株式会社『スマイル上三川』

所在地:上三川町しらさぎ1-19-4

サービス:就労継続支援A型

利用定員:20名

2019年5月現在、空きあり)

勤務時間:1日4時間

 

【主な作業】

名刺アプリ「Eight」の下請け作業

 ・・・PC上で、名刺データの誤り等をチェック、訂正し入力する。

箱折り

 ・・・透明なプラケースを成形する。

自動車部品の検品・仕分け

 ・・・色、傷、形のチェックをしながら、シートに部品を並べていく。20ぐらいまで数が数えられる力が必要。

ふすま、障子、網戸の張り替え

施設外就労

 ・・・瑞穂野工業団地での倉庫作業

 

【身につけておいてほしいこと】

元気な挨拶ができること(何よりも大切!)

数を数えられること

○仲間と協調して働けること

 

【その他】

真岡駅西口からの送迎サービスあり。

昼食は各自準備。弁当を注文することができる。


保護者対象進路研修会


1月22日(火)、本校体育館にて保護者対象進路研修会が開催されました。

本校の卒業生保護者である若林健吾様と樋山弘子様を講師としてお招きし、ご講演していただきました。

       

若林様は、卒業生である粋美さんの益子特別支援学校への進学決定から、卒業後の進路決定までの紆余曲折を話してくださいました。
本校に進学し、様々なことを経験する中で粋美さんは自信をつけることができ、高等部2年生、3年生で行われる校外での実習では一つの職種、企業に限定せずに様々な場所へ実習に向かい、どのような仕事が自分に合っているのかを模索したようです。
最終的な進路決定は本人の意思を尊重し、利用者さんに「ありがとう」と言ってもらえることがとても嬉しかった介護支援施設に決定したそうです。

       

樋山様は、本校卒業生である拓夢さん、達也さんの在学中や卒後の様子だけではなく、障害者年金の申請について実際に申請した様式をご持参していただき、ご説明をしていただきました。
書式には生まれてから現在までの様子を記載するだけでなく、病院で書いていただく診断書の添付や市役所での申請等のご苦労をお話くださいました。


       

また、お二方に共通した話題として「余暇の過ごし方」がありました。
仕事や施設への通所から帰宅後、そしてその後より良い人生にしていくために必要な
余暇の過ごし方について、何か趣味や楽しみがあると良いとありました。

お忙しいなか御来校、またご講演いただいた三名の方に感謝申し上げます。

職員進路研修会

皆様、本年もよろしくお願い申し上げます。

1月10日、栃木障害者職業センターから、職業カウンセラーの髙田様をお招きして職員向けの研修会を実施しました。「働くための積み重ね」というテーマで、将来の職業生活につなげていくために、我々大人が障害をもつ子どもたちとどのように関わっていくべきかについて、御講話いただきました。その中で挙げられたポイントについて、簡単に紹介します。

・来るべき金融革命、情報革命に向けて社会が大きく変わろうとしている。そのような 中でも変わらずに大切なのは「かわいがられる人間」であること。
・職場で課題になることは、
 (1)生活リズムの乱れ(早寝早起き朝ご飯)
 (2)清潔感・身だしなみ
 (3)余暇の過ごし方(深刻になりがちなSNSトラブルも含め)
・障害特性に合った職種があり、それはデータに表れている。


企業向け学校公開を実施しました

 11月14日、真岡公共職業安定所との共催で、「企業向け学校公開」を実施しました。
 今年度は昨年度を大きく上回る、26社34名の方が参加してくださり、社会の障害者就労に対する意識の高まりを感じることができました。
 当日は、生徒たちの作業学習を見学した後、「株式会社ホンダテクノフォート」で企業在籍型ジョブコーチとしてご活躍なさっている、長嶋俊明氏による講演会が行われました。障害者と日々職務の中で関わる上での効果的な支援の方法や、障害者雇用の捉え方等について、ご自身の経験を踏まえて詳しく説明していただきました。

            

第2学期産業現場等における実習

 9月末から11月中旬にかけて、高等部2年生29名、3年生30名が産業現場等における実習を行いました。
 2年生は初めての実習ということもあって、それぞれに緊張しながら取り組んできたようです。反省会において実習先から出された成果と課題を整理して、3学期の実習につなげていきましょう。
 3年生は、さすが先輩というところを見せてくれました。実習後早々に内定をいただけた企業や、利用の内諾をいただけた福祉施設も多く、生徒たちの頑張りが評価され、とても嬉しく思います。今後は卒業後の生活を見据え、残りの学校生活を有意義なものにしていきましょう。

進路研修会


 7月31日(火)に本校職員と近隣の関係機関の方を対象に「子どもたちの未来」と題して進路研修会を行いました。
 今回は、有限会社メイユウ経営研究所 取締役副社長 鈴木智様
     ウィングラフィティ株式会社 代表取締役社長 島田利枝様
のお二人を講師にお迎えしました。
 
 前半は、お二人の今までの経験談や立ち上げの経緯などについてお話をいただきました。
 また、「聴す」と書いてなんと読むでしょう?
この質問には誰も正解が分からず、分かったときには「あぁ。」と多くの方が感銘を受けた様子でした。
 後半は、講師のお二人と一緒に円をつくってフューチャーセッションを行いました。語り合える感じの研修がとても良かったとの声がありました。
  
 参加者からお二人には
  ・経営コンサルタントを行っている中で、今までで印象に残っている方や出逢いについて
  ・夢を引き出すためには?
  ・精神的な病を抱えている人との関わり方や気を付けていること
  ・なぜ、障がい者を相手とした仕事を志したのか?
などの質問がありました。
                                                                                                                                                                                                               
                                                                   
      

 先ほどの「聴す」は、「ゆるす」と読むそうです。 相手の話をしっかりと聴くこと。
 「意識していきたい。」という感想がたくさんありました。

 限られた時間の中、とても貴重なお話をいただきました。
お忙しい中、講話をいただいた鈴木様、島田様に深く感謝を申し上げます。