進路指導室より
高等部3年生が資格を取りました
9月3日(水)
このたび、高等部3年の生徒が「介護職員初任者研修」の資格を取得しました。おめでとうございます。この資格は民間資格ではなく、厚生労働省の基準に基づく資格です。取得すると、身体介助を単独で行うことができるようになり、雇用する側にとっても大きな戦力となります。
夏休み期間中、土日とお盆休みを除く1か月間、宇都宮市の「宇都宮青葉高等学園」に遠路益子から通いました。研修の感想を本人にインタビューしましたので、ぜひ御覧ください。
Q. 1日の研修時間はどのぐらいですか?
A.9時から16時20分までです。
Q.研修で大変だったことは何ですか?
A.初めて会う人と自分からコミュニケーションを取るのが難しかったです。また、寝ている人の体位変換や着替えが
大変でした。
Q.受講生は全部で何名でしたか?
A.11名です。私の他には宇都宮青葉高等学園と南那須特別支援学校の生徒がいました。
Q.後輩にアドバイスはありますか?
A.普段からコミュニケーションを積極的にとることが大切だと思います。また、仕事をするには体力や筋力も必要だ
と感じました。
Q.これからの目標は何ですか?
A.産業現場等における実習でお世話になっている事業所に就職し、資格を生かして働くことです。
福祉施設説明会を実施しました
8月6日(水)
今年度も多くの福祉施設の皆様に御協力いただき、7月30日に本校を会場として福祉施設説明会を開催しました。
今年度は午前の部、午後の部で延べ130名を超える保護者の方々が参加しました。進路に関する意識の高まりを感じることができました。
御説明いただいた施設の皆様、お忙しい中ありがとうございました。
福祉事業所紹介について
7月31日(木)
過日UPした今年度の「福祉サービス事業所ガイドブック」について、新たな事業所から情報をいただきましたので追加します。
社会福祉法人征峯会「ライフサポートヒラソル」(茨城県筑西市)
福祉事業所向け学校公開を行いました
7月11日(金)
本校児童生徒が普段からお世話になっている、芳賀地区福祉事業所の職員をお招きし、学校公開を行いました。
お忙しい中御参加いただき、ありがとうございました。
スマホ依存について
6月27日(金)
今朝のニュースで、乳幼児に週5日以上スマホを利用させる親は、
・1~6歳児で17%強
・7~9歳児で31%強
という結果が出た、との報道がありました。おそらく実際はこれよりも多いのではないでしょうか。
インタビューに答えていた母親からは「子どもには自制心はないので、親が管理しないといけない」との発言がありました。
本校の児童生徒についても、多くの場合自己規制することは難しく、周りの大人が事の重要性を認識し、管理することが必要だと思われます。
前々から保護者の皆様には学部懇談等の機会でお伝えしてきたように、卒業生の生活に「スマホ依存」が大きく影を落とす事例が見られるようになっています。ゲームや課金はもとより、副業詐欺やロマンス詐欺等の各種勧誘に巻き込まれる事例も出ているようです。
「依存症」に達してしまった場合、治療には数か月から数年かかることもあると言われています。そして何より本人が「依存症から脱したい」という強い意志をもつことが、脱却の絶対条件だと言います。果たして子どもたちがその意志をもつことはできるのでしょうか。
”使わせる側”は表向き聞こえの良い文句を並べつつ当然自分たちの営利のことしか考えていませんし、その思惑はほぼ世界中の人々に見事に浸透したと思います。あとはその状況を受け入れつつ、自分の身をいかに守るかを考えるしかないのだと思います。
産業現場等における実習での1こま
6月6日(金)
産業現場等における実習の巡回指導に行くと、卒業生に会うことが多くあります。学生時代よりたくましくなって、元気に仕事に取り組んでいる姿を見ると、懐かしさとともにうれしさもこみ上げてきます。
先日訪問した事業所では、2名の卒業生からいろいろと教えてもらいながら、実習に取り組む3年生の様子が見られました。
先輩方、これからも後輩のこと、よろしくお願いします!
1学期産業現場等における実習が始まりました
6月2日(月)~13日(金)の期間、高等部3年生が産業現場等における実習に出かけています。また、2年1組の生徒は、真岡市立図書館で校外流通・サービスに取り組んでいます。
地域の事業所の皆様には、いつも御協力いただき誠にありがとうございます。生徒たちへの御指導、よろしくお願いいたします。
《実習先》
株式会社オガワ「アットホームたたら」
WinGraffit株式会社「わらくや」
社会福祉法人飛山の里福祉会「ハート二宮」
株式会社スイッチ真岡
社会福祉法人こぶしの会「県東ライフサポートセンター真岡」
株式会社サプライズ「チャレンジドファーム真岡」
社会福祉法人益子のぞみの里福祉会「美里学園レスパ」
特定非営利活動法人ま・わ・た「多機能型事業所そらまめ」
益子まちづくり株式会社「友愛作業所」
合同会社Ichikai BASE
社会福祉法人恵友会「あさひ」
茂木町社会福祉協議会「ともだち作業所」
株式会社たすかる市貝
社会福祉法人こぶしの会「セルプみらい」
社会福祉法人幸知会「トータスアカデミー下栗」
株式会社サシノベルテ「SBワークス真岡」
社会福祉法人晃丘会「ひばり」
特定非営利活動法人ふらっと宇都宮ゆう
株式会社ベストスマイル「ありがとうの花」
マインド株式会社「益子マインド」
(順不同)
障害者雇用納付金制度に変化が
5月21日(水)
先日の下野新聞に、厚生労働省が障害者雇用納付金制度の見直しを検討しているという記事が掲載されました。
納付金制度とは、簡単に言えば「法定雇用率を満たしていない、従業員数100人以上の企業から納付金を集め、達成企業に報奨金として配分するとともに、各種助成金として活用する」というものです。納付金額は一般的に不足1名につき月額50,000円です。
記事によれば、厚労省は「従業員100人以下の企業も対象に含めたい意向」で、年内に議論をまとめ、2027年の関連法改正を目指すとのことです。
現在の法定雇用率は2.5%(従業員40人につき1人の障害者雇用義務)ですが、従業員が40~99人の企業には、雇用義務があるものの納付金の徴収は行われていません。この改正案は納付金の対象企業を拡大し、より一層障害者雇用を推進することを目的としていると思われます。今後の動向を見守りたいと思います。
芳賀地区障害福祉サービス事業所ガイドブックができました
5月2日(金)
芳賀地区と近隣の地区の福祉施設情報がわかる、進路指導部謹製ガイドブックの2025年度版が完成しました。ぜひ御覧ください。
障害基礎年金に関するニュースについて
5月1日(木)
先日、新聞報道で「障害基礎年金の不支給率増加」が取り上げられていました。御覧になった方も多いのではないかと思います。ある保護者の方と話す中でもそのことが話題になりました。
最初の報道を要約すると、
・24年度の不支給率が23年度比2倍以上に
・精神障害者への不支給率が大幅に増加
・障害年金センター長の交代が影響したか?
・SNS上での「不正受給」に関する投稿も一因
といったものでした。
少し調べてみたところ、知的障害者に関しての不支給率はおよそ12%程度のようです。ただし、精神障害者と合わせた数字であるようなので、おそらく実際はもう少し低いのではないかと推測されます。
今回の件はやはりSNSの影響が最も大きいと思われます。年金センターにはクレームが多く寄せられているとの記事もありました。福祉就労や生活介護のサービスを利用しながら暮らしていく障害者にとって、基礎年金は「生きるための権利」ですが、生活保護同様「労せずして手に入れられるもの」といった偏った認識があるのも事実で、多くの人が経済的に苦しい現代において、こういった社会保障がやり玉に挙がることも容易に想像はできます。
ただ、その後の報道では、次のようなことも言われています。
「支給の可否などの判定を委託している医師の一部に対し、支給を絞る方向で判断を誘導している可能性があることが内部文書や職員の証言で29日、分かった。」(4/29配信 yahooニュース 共同通信)
年金の審査は各地方自治体の窓口ではなく、東京の日本年金機構(障害年金センター)において一元的に行われています。その審査において、上記のような恣意的な操作があったのではないか、ということが取りざたされています。やはりセンターが世論に動かされたことによる現象のような気がしますが、機構側は回答を差し控えているとのことで、今後の動向が注目されます。
進路だより第1号です
令和7年度進路指導の手引きについて
今年度もよろしくお願いいたします
4月2日(水)
令和7年度がスタートしました。今年度も益子特別支援学校進路指導部への御理解と御協力をよろしくお願いいたします。今回は、各学部の進路指導計画を掲載します。ぜひ御覧いただき、年間の見通しに役立ててください。
(別表1)中学部進路指導計画.xlsx (別表2,3)中学部学習計画社会見学職場体験.docx
(別表1)高等部進路指導計画.xlsx (別表2,3)高等部学習計画 職場見学ガイダンス.docx
一般就労への移行率(宇都宮市のデータから)
3月19日(水)
宇都宮市では写真のようなガイドブックが毎年発行されており(これがとても有用で!)就労系事業所の詳細な情報を知ることができます。
今回は、ガイドに記載してある「就労移行支援事業所」「就労継続支援A型・B型事業所」の契約者数と、福祉サービスから一般就労へステップアップした人数を調べ、パーセンテージを計算してみました。
記載してある数字を単純に足して割ったものなので、完全に正確な数字ではありませんが、各就労系サービスからどのぐらいの方が一般就労に進んでいるのか、イメージはつかめると思います。参考にしてみてください。
《宇都宮市にある移行支援事業所 16か所》
契約者数:158名 一般就労への移行者数:53名 割合:33.5%
《同就労継続支援A型事業所 37か所》
契約者数:690名 一般就労への移行者数:47名 割合:6.8%
《同就労継続支援B型事業所 76か所》
契約者数:1281名 一般就労への移行者数:7名 割合:0.5%
進路先を選んだ理由
3月11日(火)
卒業生の皆さん、保護者の皆様、御卒業おめでとうございます。
卒業後、福祉施設に通所する皆さんが、どのような理由で進路先を決めたか、保護者の方にアンケートの御協力をいただきました。在校生の皆さんはぜひ参考にしてみてください。
企業説明会に行ってきました
2月25日(火)
去る2月22日土曜日に、宇都宮ライトキューブで「高校生と保護者のための合同企業説明会」が行われました。普通校に通う高校生と保護者向けの催しでしたが、特別支援学校教員も参加できるということで行ってきました。
およそ35の企業がブースを設け、各回15分の説明を計5回行うという形でした(本校で夏休みに実施している「福祉施設説明会」のような形)。初めに主催者から、進学する生徒が増えている中で、高卒の就職者は貴重で「売り手市場」だ、という話がありました。
今回「株式会社オータニ」「株式会社コメリ」「栃木スバル自動車株式会社」「株式会社TKC」「株式会社真岡製作所」の人事担当者から説明を聞きましたが、こちらからも障害者雇用に関しての取組について質問することができましたので、今後の実習受入れ等について情報共有を行いました。
自立という目的達成に向けて
2月21日(金)
少し前にはなりますが、就労継続支援A型事業所で働いていた卒業生が、一般企業に就職したという話を担当の相談支援専門員から伺いました。「自立」に向けてグループホームにも入り、新生活をスタートさせているとのことです。
私たち自身、成長する過程で親や学校から1つのゴール(目的)として「自立」というものを言われてきました。もちろん、本校児童生徒も「自立」に向けて、日々学習に取り組んでいるところです。
「自立」にはいろいろなことが必要ですし、また人によって「自立」に対する考え方も違うと思います。改めて「自立」について一体何をするべきか、子どもたちにどう伝えたらよいかと考えたとき、今さらな感じはありますが、高校時代の大谷翔平選手が活用していたことで有名になった「マンダラチャート」に目を向けてみました。
こんなものです⇒
成功者の特別なツールのように思っていましたが、こうしてみると日常生活や学校教育にも活用できそうです。真ん中に「自立」と書いて、その周りには、例えば「仕事や通所」「人とのつながり」「清潔」・・・など簡単な言葉で埋めていくと、なんとなく子どもたちに伝えることも見えてくるように思いました。
「目的」を設定したら「小さな目的」と「目標」を決めていく。このチャートでなくても普段からしていることですが、これは「全体像」が見えるのが良いところだと思いました。
冒頭の卒業生も、相談支援専門員さんと一緒にこのチャートを使い、本人の目的・目標設定を行っていたとのことでした。
進路が決まるまでに
2月4日(火)
2025年もすでに1か月が過ぎました。高等部3年生の進路がほぼ決まりつつありますので、2年生のとき初めての実習に出かけてからこれまで、何か所の事業所にお世話になったかを調べてみました。
こうしてみると、最も多いのは「2か所」の事業所で実習を行い、進路を決めるケースでした。(計24名中8名=33%)
2年生で2か所実習し、3年生の1学期では感触が良かった方の事業所で再度実習を行ってそのまま進路先とするケースが多かったようです。また、「1か所」でしか実習をしていない生徒も2名いました。在学中の早期から放課後等デイサービスを利用し、関係性を深めたその事業所で卒業後もお世話になるというパターンでした。
もちろん実習先が多い少ないでどちらが正解というものはありません。まずはお子様がしっかりと活動に取り組める事業所を探すことが第一です。その上で、各家庭によって作業内容や送迎範囲、食事、給与工賃、事業所の雰囲気等、それぞれに重視する判断材料があると思います。実習はそれらを検討する機会としてほしいと思います。
3学期の産業現場等における実習が始まりました
1月20日(月)
本日から(一部生徒は14日から)産業現場等における実習がスタートしました。2年生は2度目、3年生にとっては高等部生活最後の実習です。
それぞれの生徒が前回よりも少しレベルアップした目標を掲げ、やる気をもって出かけていきました。お受入れいただきました事業所の皆様、誠にありがとうございました。実習終了まで、御指導のほどよろしくお願いいたします。
★実習事業所☆(順不同)
マルシンフーズ(真岡市大和田)、関研磨工業所(益子町上大羽)、IJTT(真岡市松山町)
アットホームたたら(市貝町多田羅)、県東ライフサポートセンター・真岡(真岡市荒町)
わらくや(真岡市下籠谷)、たすかる市貝(市貝町赤羽)、スイッチ真岡(真岡市田町)
セルプみらい(真岡市亀山)、ハート二宮(真岡市久下田)、さくら作業所(真岡市下大田和)
おらが市貝食堂(市貝町市塙)、友愛作業所(益子町上大羽)、ワークショップ菜の花(益子町芦沼)
多機能型事業所そらまめ(真岡市田町)、そうそう長沼(真岡市砂ケ原)
Ichikai BASE(市貝町上根)、手仕事工房そら(益子町長堤)
ふらっと宇都宮ゆう(宇都宮市東岡本町)、はーとらんど(真岡市西田井)、きなり(筑西市玉戸)
チャレンジドファーム真岡(真岡市白布ケ丘)、アビリティセンター(桜川市明日香)
第二けやき作業所(芳賀町祖母井)、ミライエ(芳賀町芳賀台)、SBワークス真岡(真岡市高勢町)
スマイルサポート上三川(上三川町しらさぎ)
年始にあたって
1月9日(木)
本年もよろしくお願いいたします。
今回のTOPICでは、ある企業の代表取締役の方から年始にお伺いした内容を簡単に御紹介します。自分が育つため、人を育てるためのヒントが散りばめられていました。
・御自身が幼少期から「生きにくさ」を感じていた。(成人後の検査でADHDと判明した)
・友人から疎外される日々、母親だけは「あなたはすごい子だから」と言い続けてくれた。
・最初の就職は接客業、まったく売れず会社からペナルティを受けた。そこで、成績の良い同僚の「まね」をしてみたところ、売上No1で表彰されるまでになった。
・「お客様のため」ではなく「高いものを売る」という会社の方針に違和感を感じ、転職した。
・「環境のせいではない、戦うのは自分自身」との言葉を受け、思考を変えることにチャレンジした。
このお話を聴き、「学ぶことはまねることから」「誰かのせいにしても道は開けない」「誰か一人でも信じ続けてくれる人がいることで人は育つ」等、改めて実感することができました。今年も「今」を一所懸命に頑張ってまいります。よろしくお願いいたします。
(C) 2013 Mashiko special needs School
(不許複製・禁無断転載)
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