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学校行事や授業風景、四季の移ろいなどを紹介します
国際理解だより 6
「ウェストファリア講和条約」が締結される以前は、国家間の関係はまるでビリヤードの玉が互いにぶつかり合うように対立していたのです。そこには何の規則性もなく、無政府状態にあると理解されていました。ホッブスのいう「万人の万人に対する闘争」の状態です。これではいけないと、その後さまざまな形で少しずつルール作りが行なわれ、それが「国際法」という形で実を結ぶことになったわけです。
ウェストファリア以後、国際法というルールに基づき、国際的問題の解決を図るべく努力がなされてきました。しかし、そうした平和的解決へ向けた努力にもかかわらず、最終的な武力によって問題を解決する、すなわち戦争という手段を担保したままの状況が現実にはずっと続いてきました。
今日でも世界は基本的には無秩序で、国家は何でもできるんだ、何をやってもかまわないんだと主張する国家首脳もいるように思われます。難しい問題です。
つづく
昇降口、体育館が利用可能になりました。
国際理解だより 5
それでは、なぜEUがそんなに重要なのでしょうか。
それは、第一に戦うことのない共同体をつくり上げたからです。「不戦共同体」です。18世紀を代表する哲学者であるカントの思想に「恒久平和」という議論がありましたが、まさにEUは、ヨーロッパにおいて恒久平和のしくみをつくり出すことに成功した実例なのです。
国際関係もまた、ヨーロッパで発展してきた概念です。ヨーロッパで30年にわたって行われた宗教戦争を終結するために「ウェストファリア講和条約」が締結されました。1648年のことです。その講和会議に出席したヨーロッパ諸国の国王や諸侯たちによって、国家は主権を持ち、対等かつ平等な存在であるとされました。その前提のもとに構築された国際システムが、その後世界に広がって、今日の世界を形づくることになったのです。
つづく
大学教員による模擬授業
早稲田大学 人間科学部 松居 辰則先生
「コンピュータに人の『心』がわかるのか?-人工知能研究の新たなる挑戦」
宇都宮大学 工学部 佐藤 正秀先生
「化学のながれを変える」
宇都宮大学 教育学部 上原 秀一先生
「日本と外国の学校を比べよう」
宇都宮大学 農学部 岩永 将司先生
「たんぱく質を作る遺伝子工学技術」
新潟大学 人文学部 中村 隆志先生
「ケータイの日常利用とコミュニケーション」
群馬大学 社会情報学部 前田 泰教先生
「法解釈学の役割」
「宇宙進化学入門」
( 東北大学大学院工学研究科 長谷川英之先生
「超音波による生体イメージング」)