学校日誌

学校日誌

介護福祉科 3年生  

7/6(火)、介護福祉科3年生は「介護老人保健施設 北斗会宇都宮シルバーホーム」の松浦様より、介護現場の今をお話いただきました。生徒のみなさんは感染症予防対策を実施しながらの介護の実際について積極的に質問し熱心に聴講しました。



第1回学校評議員会が開催されました

第1回学校評議員会が7月6日(火)10~12時に開催されました。1回目は、各学科の授業の様子や学校内外の施設、農場を見学していただきました。評議員の方々からは、生徒が生き生きと授業を受けており、今後の生徒の活躍について期待している等の意見をいただきました。
      

TBS アイ・アム冒険少年に取り上げていただけました

 7月5日 19時よりTBSにてオンエアーされた「アイ・アム冒険少年」にて本校も取り上げられました。

 撮影は6月22日にされましたが、事前にご連絡はいただいていなかったため、最初に対応した作物担当の職員は驚いていました。
生物生産科の2年生が研究のために栽培しているキャベツやシソ
生物生産科で生産しているミディトマトのフルティカは販売できないアウトレット品
3年生選択の生物活用で栽培している日光唐辛子
を提供させていただきました。

 特に生産品のミディトマトは、「高校で作っているとは思えない」というコメントをいただくなど、日頃から生徒・職員が丹精込めて生産していることが、急な取材があっても対応できることにつながるのだと思います。

アグリカレッジ2021 第5回

アグリカレッジ2021 第5回
続いて、第5回は「植物の生殖から学ぶ」というタイトルで生物資源科学科 大西先生より講義と実験がありました。

 現在では作り出すことは倫理的に認められていませんが、ライガー、レオポンといった種の壁を越えた動物を対比軸とし、植物では、自然界交雑することでクロガラシ・キャベツ(ケール・カリフラワー・ブロッコリー:これらは同一種)・セイヨウアブラナ・カブ(ハクサイ・チンゲンサイ・コマツナ・ミズナ:これらも同一種)・カラシナ(タカナ・ザーサイ:これらも同一種)が生まれていることや、
 性別についても動物の性と比較すると、同じ花に同じ性を持つ、同じ植物体に雄の花と雌の花を持つ、雄の木と雌の木がある等、生殖を考えるとき、動物のスタンダードと植物とでは大きく異なること、葉の多様性など講義がありました。
 
 受講生のみなさんは理解されていることかと思いますが、分類階級の「種」は交配した際に子孫が永続していく生物集団(自然界の場合、地理的に出会うことが無い場合もありますので、そのような場合先の条件を満たしても亜種とすることもありますが)なので、先の例でいうと、キャベツとカリフラワーでも子孫は永続しますし、ハクサイとチンゲンサイでも子孫は永続することになります。(おいしいかは別問題です)

 講義の後は大学構内から葉をサンプリングし、ペーパークロマトグラフィーの実験を行いました。


 
 受講生に学校でやったことがありますかと質問してみましたが、今回が初めての受講生が多かったようです。
 北陵高の3年生はちょうど学習している内容だと言っていました。

アグリカレッジ2021 第4回・第5回が開催されました

アグリカレッジ2021 第4回・第5回が開催されました。
第4回は、「低炭素社会の農業・農村」のテーマで、農業経済学科 加藤先生より講義いただくことができました。

 例年行われている「機構変動枠組み条約締結国会議」略称COPや、COM「京都メカニズム」、CMP「パリ協定」の仕組みの違い等、気候変動に対する世界の動きをご説明いただいた後、我が国における削減目標や温
室効果ガス排出量の推移アクセスポイントについてもご紹介いだだきました。
 温室効果ガスの削減目標については、「2030年に2013年比46%にする」というニュースもありましたが、ここまで講義を聴いてきたみなさんは単純に国内の排出量を減らす以外に、森林が吸収する量や別の国の排出量を減少等も含むのか、含まないのか等気になっていることではないかと思います。小論文で差がつきそうなお話です。
 温室効果ガスの排出自体は減らすにこしたことはありません。国内で温室効果ガスを生み出しているのは発電で40%というデータが示された後、再生エネルギーとして、太陽光発電がメジャーになっているが、バイオマス発電の優位性と、コストという課題、そして、那珂川町で行われている取り組みが紹介されました。
 
 「木の駅プロジェクトなかがわ」が赤字にはならずに運営されていることはなぜか、3つの問題点と3つの主体から仮説を立て、与式し、実際にアンケート等により確かめていく農業経済の学問の進め方が紹介されていました。経済的合理性だけではなく、やりがいや自分の住んでいる地域のため等の心理も含めて考慮する転が農業経済の視点であるというお言葉がありましたが、受講生のみなさんはどのように感じたでしょうか。
 同席していた私としては、農学などの実学は「総合科学」だと思っているので、理科系と文化系の研究成果を統合して社会をよりよくしていく分野でしょうから、どちらかというと理科系のイメージの強い農学部ですが、農業経済の視野も持ち、視野を広げてみてはいかがかと思いました。(逆に、農業経済を専門として選ぶみなさんには、農学の理科系な部分の視野を持っていただければと思います。)

 今回も長くなってしまうので分けて投稿します。