令和7(2025)年度 小学部だより
教室で!宿泊体験で!おうちで! お茶碗を持って食べてみよう(^^)/
本校で今年度実施しているスクールハウスを使った宿泊体験については5月28日の記事で触れましたが (検索ボックスで「宿泊体験 身だしなみ」と検索してみてくださいね)
今回は6年生の男の子について紹介します1週間(期間は一人一人異なります)の宿泊体験を終え、「宿泊体験ホームワークシート」を家庭に持ち帰りました
目標となっているのは、この男の子が5年生ときに個別の指導計画(本校の通知票)の項目になっていたものです
5年生とのときに集中して取り組んだ「お茶碗を持って食べる」という学習
いつでもどこでもより確実に
定着できるように
という取り組みです
宿泊体験でもその後の土日、おうちでもできていたようですね
さらに、宿泊体験を終えると、おうちの方に協力してもらいおうちで目標としたことができていたチェックしてもらいます
(この写真は5月28日撮影のものですが、6月2日現在も続けて取り組めていると連絡帳にも記載がありました
)
引き続き、教室でもしっかり持って食べています
そして、なんと
おうちでの様子を写真で見せていただけました
おうちでも、しっかり持って食べていますね
様子がとってもよくわかる写真、ありがとうございます
この男の子、小さい頃は食べることに慎重で、成長とともに少しずつ食べられるものが増えていきました
そのこともあり、まずは少しずつ、自分の安心できる食べ物を、安心できる一口量で、少しずつ食べるという学習を積み重ねてきました
安心できるものが確実に食べられるようになったら、だんだんと食べたことのないものにも挑戦できるようになっていき、どんどん食べられる種類も量も増えていきました
「食物レパートリーを増やす」ことをクリアし、食器具の使い方に目標を移行できたことも成長を感じるところです
6年生になった今の食べっぷりは、とっても頼もしいですね
引き続き、教室で宿泊体験で
おうちで
がんばっていこうね
数字が大好きYくんの絵③(他にも気になるところを考察しました!)
Yくんのこちらのプランターの絵
これはプランターを重ねたところを示す絵だとわかり
これは、側面から見たプランターの一覧表だとわかりました
じゃあこれは
なぜこの番号のプランターだけピックアップして書いているのか
意味があるはず
と思い、チューリップの時期にこの番号のプランターが割り当てられていた教室を調べました
11、12は5年生(Yくんの学年)
13、14は6年生
6、7、8は3年生とわかりました
この3つの学年、今年度(プランターが配られたのは昨年度で、もちあがりました)Yくんと同じ階に教室がある学年(昨年の配置だと同じ階ではない)だったのです
これが農園ハウスです
これがYくんの書いた農園ハウス
よく見ると19、1の太い41、44の書いてあるプランターがちゃんと書いてあります
ハウスは透明だから透けて見えているってことなんでしょうね
あと謎なのはこの絵です
これは推測の域を出ないのですが…
この2つもプランターの立体の絵で側面が長い方から見たところなのではないでしょうか1の書き方が一覧表の1とそっくりです
1のプランターがなかったことを考えると、返却されていないプランター…
返却されないときは新しいプランターに数字を書いて補充しているようです。
今回35はあったのですが、40を訂正してあるような書き方はされていませんでした。
これは後から補充されたもので、この書き方のプランターが存在したのではないか…
これはまだ、謎のままです
検証したときに撮ったプランターの写真一覧を持ってYくんのところにいき、
「同じだね~」
と見せるとYくんは喜んでくれ、私も満たされました
数字が大好きYくんの絵②(現場検証に行ってきました!)
Yくんがお絵かき帳にかいていたこちらのプランターの絵
本物と見比べるため、現場検証に農園ハウスにやってきました
検証①
仮説:この絵は、プランターを重ねたところを示す絵であり、本物も一番下の数字が19 41 44なのではないか。
また、1はないのではないか。
検証①の結果
下の写真のとおり仮説立証となった
同じ
すごい
1がない
検証②
仮説:この絵は、側面から見たプランターの一覧表であり、本物も絵と同じ数字の特徴があるのではないか。
ここから下はイラストと見比べて御覧ください。
2は花にかぶっており、3、4は右下。5は中央下。
8の特徴そのまま
26の訂正してあるところ28の数字は花の上な所
白抜き40はこういうことか
1だけ太い41これは、もともと44だったものを41に書き直したためこうなったようです。
これは高等部の農芸班の生徒がそれぞれ書いた数字のため、数字によって特徴が違うんですね
上の写真のとおり、こちらも仮説立証となった
現場検証して仮説が立証されるたびに興奮抑えられず、Yくんのすごさに驚くばかり
この絵、実物を見ながら書いているわけでもないし、見た直後に書いているわけでもないんです
この絵の他の部分についても、気になり考察することにしました
数字が大好きYくんの絵③(他にも気になるところを考察しました!)
につづく
数字が大好きYくんの絵①(見れば見るほどすごすぎる!)
5年生の教室でお絵かきをしているYくん
「これ、プランターの絵なんですよ~」と、担任の先生
毎年農林中央金庫様よりいただいたチューリップを
各教室で植える際に使うプランターには、
管理するための番号がふってあります
(現在はチューリップの時期を終えたので、プランターは農園ハウスに集めて収納されています。)
なるほど
立体でプランターがかいてあり、
ふちに小さく番号と
側面に番号が書いてあるのが上手に書けていますね
側面の数字の上には、プランターについているバラの絵も
「11と12のプランターは、5年生の教室にあったプランターなんですよ~」
そして、担任の先生と数字が大好きYくんが
お散歩コースの1つとして
実際にプランターを見に行ったときの
写真を見せてもらいました
こちら、農園ハウスの中です
重なっているプランターを持ち上げて
数字を確認していますね
ふと、一番下になっているプランターの番号を見ると…
19 41 …
これは
この一番下の数字と一緒
これは、プランターの重なっているところを表していたんだ
ということは…この絵には1がないから、
1のプランターは使っていて戻ってないのかな
さらに
この1だけ太い41はどこかでみたような…
あ~っっこれだ
担任の先生が、散歩に行ってプランターが44まであることを確認してきたと言っていたので
これは、プランターを側面から見たプランターの一覧表なんだと予測
と、いうことは…このプランターの様々な大きさや位置に書いてある数字は本物も同じように書いてある可能性が…
現場検証に行くしかない
ということで現場検証に行ってきました
「数字が大好きYくんの絵②(現場検証に行ってきました!)」
につづく
教室で!宿泊体験で!おうちで! 身だしなみに意識を向ける学習
本校では今年度、
宿泊前後の指導を家庭と連携して行い、
実際の宿泊を通して、
児童生徒の日常生活力の向上を図ることを目的の1つとして、
なとくスクールハウスを活用した宿泊体験学習を
行っています
小学部6年生の女の子
4週間の宿泊体験の予定です
1週目が終わり、
「宿泊体験ホームワークシート」を家庭に持ち帰りました
目標になっているのは、個別の指導計画(本校の通知票)の項目の1つにもなっているものです
宿泊体験で、口を拭く習慣がついてきて
土日に、おうちでも自分から拭くことができているようですね
教室で給食を食べている様子を見に行くと
口の周りを確認できるように、鏡が前においてありました
そして、牛乳を飲み干した後についた口の周りの汚れを拭いていました
夕方、宿泊の夕食の様子を見に行くと…
食べ終わった後にしっかり口の周りを拭いていました
学習の場を変えながら
同じ学習を長期間にわたって繰り返し行う縦断的学習
学習したことを定着させるために、
とても効果的です
ちなみに
給食中、左手に箸を持ったなぁ
と思って見ていたら
スプーンからはみ出した食べ物をスプーンの上に入りきるように整えるために使っていました
なるほど
これも口の周りをよござないための工夫というわけだね
はみ出した食べ物で汚れちゃうかもしれないもんね
考えたね~がんばろうという気持ちが伝わってくるよ
引き続き、教室で宿泊体験で
おうちで
がんばっていこうね