校長室便り

2021年6月の記事一覧

【中1】国語の授業見学(北堀先生)

6月29日(火)5限目、中学1年2組の「国語」の授業(北堀先生)を見学しました。
単元は「3章 言葉に立ち止まる」の「詩の世界」で、自分たちが作った詩を発表していました。

北堀先生の国語の授業見学は、今年度2回目になります。他のクラスの授業を見ていたら、1年2組の教室で、何やら、授業が盛り上がっている雰囲気を感じました。様子を見てみると、ホワイトボードを使って、詩の発表をしていました。

前回見学した時は、教科書の扉に載っていた詩の朗読や自由に作った詩の朗読をしていました。その後、教科書では「説明文」の読み方などを学び、再び「詩の世界」の単元になりました。ここでは、擬人法、擬声語、直喩法、隠喩法、倒置法、体言止め、などの表現技法を学び、実際にそれらを使った詩を作りました。

今日は、4人1組のグループで、各自が作った詩を朗読し、グループの代表の詩を選び、ホワイトボードに書いて発表していました。また、その詩にはどんな表現技法が使われていて、それによって、どんな効果が期待されるか、などを説明しました。
これは、楽しい授業ですね。以下に、各班の代表詩を掲載します。


















【中1】数学の授業見学(安藤先生、山田先生)

6月29日(火)4限目、中学1年3組の「数学」の授業(安藤先生、山田先生による2分割授業)を見学しました。

今日の授業のめあては「一次式を数でわる計算の仕方を考えよう」でした。

数学の授業は、1クラスを2分割し、少人数授業を行っています。
中学1年生は、安藤先生と山田先生がペアになって授業を進めています。2分割したクラスの進度や教え方に差が出ないように、2人の先生は綿密に打ち合わせをしています。

今日は、期末試験前に学習した問題の復習から始めました。試験範囲に入っていなかったので、やり方を忘れてしまった生徒がいたので、時間を決めて、わからないところをお互いに教え合うフリータイムから始まりました。

(安藤先生のクラス)


(山田先生のクラス)

確認が済んだ後、今日の「めあて」である「一次式を数でわる計算の仕方を考える」問題に入りました。


2人の先生とも、教科書の例題をわかりやすく丁寧に解説しています。教科書を読んだだけではわかりにくいところも、黄色いチョークで補足することで、「あっ、そういうことなのか」と、頭の中にすっと入ってきます。板書も見やすく整理されており、よく教材研究をしていることがわかりました。

続いて、問題演習です。生徒は解き方がわかると、夢中になって問題に取り組んでいます。わかりにくい問題は、すぐに先生に質問しています。そこは少人数授業のよいところです。誰がどこでつまづいているかがわかります。




両方のクラスとも、生徒はこの時間の「めあて」に集中して取り組んでいます。
今日は、2分割の授業を両方同時に見学しましたが、若手とベテランの2人の先生のチームワークの良さを随所に感じました。それぞれの持ち味もうまく発揮されていました。






授業の最後には、全員が授業の振り返りをしています。「わかったこと・大切な考え」、「もっと知りたいこと・疑問点」を書き出して提出しています。







*計算の仕方が分かると、問題を解くのが楽しくなったり、達成感を感じたりしているようです。生徒たちは、皆、よく頑張っていました。

【中学】「栄光の記録」の看板作成

中学3年1組の山﨑厘太朗くんが、得意の書道を生かして附属中生の活躍を紹介するコーナーの看板を筆で書いてくれました。

板に書く前に、何度も練習を繰り返し、全体の文字のバランスを考え、立派な看板(2枚)が完成しました。



看板は、中学昇降口を入ったところに掛けられています。中3生は先日の佐野市春季大会に続き、県大会、7月には佐野市総合体育大会を控えています。運動部・文化部ともに、生徒の皆さんの活躍の様子がひとつでも多く紹介できるよう、ベストを尽くしてほしいと思います。
(6月25日付「第3学年通信  SUNRISE」の記事を転載して紹介しました。)


(注)壁にかけてある板は、山崎君が書いてくれた2枚の板のうちの1枚です。

【高校】バスケットボール部、県ベスト8の快挙!(更新済)

6月19日(土)に行われた「全国高校総合体育大会バスケットボール競技会栃木県予選会」(インターハイ県予選)で、本校のチームが、県でベスト8という快挙を成し遂げました。これは共学となって初、さらに遡ると18年ぶりだそうです。おめでとうございます。

今大会で引退となった3年生の部員6名です。

6月23日(水)の試験終了後、校長室に大会の報告に来てくれました。


今回の大会の対戦相手と結果は以下の通りでした。
1回戦:國學院栃木高、77-10で勝利 → べスト16
2回戦:宇都宮商業高、71-69で勝利 → ベスト 8
3回戦:白鴎足利高、30点差くらいで敗退

各対戦の様子をキャプテン(知久君)や副キャプテン(川村君、和田君)に聞きました。

Q1:1回戦の國學院栃木とは、どんな対戦でしたか?
→「積極的にリバウンドを取りに行くというゲームプラン通りにできました。負ける気がしませんでした。」


Q2:2回戦の宇商との対戦は?
→「第1クォーターで9点差、第2クォーターの途中で、20点差をつけられました。これはやばいな、どうしよう、と思いました。」

→「しかし、第2クォーターの最後で9点差まで追い上げることが出来ました。これはいけるかも、という気持ちになりました。第3クォーターは、めちゃくちゃ調子がよく、逆転しました。」

→「第4クォーターで、激しく追い上げられました。追いつかれそうになった時、監督の高木先生がタイムアウトを取ってくれました。『いつも通りやればいいんだ』という言葉で、落ち着きを取り戻すことができました。」

→「最後の5秒くらいで71対69、勝ちを意識した瞬間、パスカットされ、そのままシュートされました。これが入ったら同点。しかし、シュートは入りませんでした。試合終了のホイッスルが鳴り、私たちは勝つことが出来ました。」

→「春の大会では、宇商に87-100で負けていたので、リベンジを果たすとともに、念願のベスト8となりました。リバウンドが取れなかった、という前回の反省から、リバウンドを積極的に取りに行くことが出来たことが勝因でした。」


Q3:3回戦の白鴎足利との対戦は?

→「白鴎足利は県でベスト4レベルの強豪でしたので、力の差があるのはわかってました。2回戦の試合の疲れもあって、思うように動くことが出来ませんでした。」





→「点差がだんだん開いてきて、時間が経つにつれ、『引退』という言葉が、頭の中で浮かんできました。そして、試合は終わりました。負けた悔しさはありましたが、はじめての『ベスト8』という結果に悔いはありませんでした。

Q4:3年生一人一人に今大会を振り返っての感想をお願いします。

知久君(キャプテン)
→「これまでキャプテンらしいことができていなかったという思いがありましたが、最後の大会でリーダーシップを発揮することが出来ました。試合中の声掛けなども良かったと思います。いままでやってきたことの集大成を家族の前で見せることが出来て嬉しかったです。」

川村君(副キャプテン)
→「いっしょにやっていたけれども、途中でやめていった3年生(3人)も応援に来てくれていました。そのころからベスト8になることが目標でしたが、最後の大会でベスト8になれたことを、いっしょに喜んでもらえて嬉しかったです。」

和田君(副キャプテン)

→「2年生の時、もうやめたいと思い、悩んでいました。1週間くらい練習に行きませんでした。その時、先生や両親が支えてくれ、練習に戻ってきた時も、チームメイトは受け入れてくれました。今、皆に感謝したい気持ちです。最後まで続けていて、良かったです。」

荒川君
→「ベスト8に行けたのは、自分たちだけの力ではなく、1,2年生、マネージャー、監督の高木先生、両親の支えがあってこそだと思っています。ベスト8となれたこと、ここまで続けてこれたことに感謝しています。」

大川君
→「練習がつらかったです。しかし、最後の最後でベスト8になることができ、今まで頑張ってきて良かった、という達成感でいっぱいです。家族、マネージャー、高木先生に感謝しています。」

柳田君
→「チームとしてまとまっていました。このチームでやれてよかったと思っています。自分が下がっていた時に、皆が頑張ってくれました。これで引退かという思いがこみ上げてきて悲しくなりました。このメンバーは楽しかったです。」

*3年生の選手の皆さん、18年ぶりの「ベスト8」おめでとうございます。そして、ここまでお疲れさまでした。素晴らしいチームでプレーできたことの喜び、達成感、そして、感謝の気持ちが、全員から伝わってきました。この体験は、間違いなく一生の宝物になると思います。本当に、素晴らしい体験でした。

*これからは、それぞれの進路の実現を目指して頑張ってください。君たちなら、どんなハードルも乗り越えられると信じています。また、それぞれの人生で、果敢にシュートを打ち続けることを期待しています。

身近な風景 ~ハスの開花

6月22日(火)宇都宮での出張の帰り、都賀町にある「ハス池」のハスの開花が始まっており、ちょうどよい見ごろを迎えていました。

ハス池が有名な「つがの里」では、ハスの花をみるため、大勢のお客さんが来ていました。


ハスの花は、つぼみからすでに花びらが散ってしまったものまで、いろいろありましたので、つぼみから段々開花が進んでいるように並べてみました。







ちょっと浮世離れした感じのある花ですね。


花びらの中心に見えるのが、花托という部分で、黄色くポツポツしているのが「雌しべ」です。花托の周りにある黄色い毛のようなものが「雄しべ」です。受粉は、昆虫などによってなされているそうです。



花托は、受精後、段々固くなっていき、果托というものになっていきます。

果托の中にある粒々が種子になっていきます。種子が完成するのは、全体が枯れてしまった頃ですので、秋になるのではないでしょうか?(もっと早いかもしれません。また、この「ハス池」を通りかかったら見てみます。)




アジサイの「青」と、ハスの「ピンク」が、絶妙のバランスでした。そういえば、今は梅雨なんでしたね。