校長室便り

2021年6月の記事一覧

【中1】国語の授業見学(北堀先生)

6月29日(火)5限目、中学1年2組の「国語」の授業(北堀先生)を見学しました。
単元は「3章 言葉に立ち止まる」の「詩の世界」で、自分たちが作った詩を発表していました。

北堀先生の国語の授業見学は、今年度2回目になります。他のクラスの授業を見ていたら、1年2組の教室で、何やら、授業が盛り上がっている雰囲気を感じました。様子を見てみると、ホワイトボードを使って、詩の発表をしていました。

前回見学した時は、教科書の扉に載っていた詩の朗読や自由に作った詩の朗読をしていました。その後、教科書では「説明文」の読み方などを学び、再び「詩の世界」の単元になりました。ここでは、擬人法、擬声語、直喩法、隠喩法、倒置法、体言止め、などの表現技法を学び、実際にそれらを使った詩を作りました。

今日は、4人1組のグループで、各自が作った詩を朗読し、グループの代表の詩を選び、ホワイトボードに書いて発表していました。また、その詩にはどんな表現技法が使われていて、それによって、どんな効果が期待されるか、などを説明しました。
これは、楽しい授業ですね。以下に、各班の代表詩を掲載します。


















【中1】数学の授業見学(安藤先生、山田先生)

6月29日(火)4限目、中学1年3組の「数学」の授業(安藤先生、山田先生による2分割授業)を見学しました。

今日の授業のめあては「一次式を数でわる計算の仕方を考えよう」でした。

数学の授業は、1クラスを2分割し、少人数授業を行っています。
中学1年生は、安藤先生と山田先生がペアになって授業を進めています。2分割したクラスの進度や教え方に差が出ないように、2人の先生は綿密に打ち合わせをしています。

今日は、期末試験前に学習した問題の復習から始めました。試験範囲に入っていなかったので、やり方を忘れてしまった生徒がいたので、時間を決めて、わからないところをお互いに教え合うフリータイムから始まりました。

(安藤先生のクラス)


(山田先生のクラス)

確認が済んだ後、今日の「めあて」である「一次式を数でわる計算の仕方を考える」問題に入りました。


2人の先生とも、教科書の例題をわかりやすく丁寧に解説しています。教科書を読んだだけではわかりにくいところも、黄色いチョークで補足することで、「あっ、そういうことなのか」と、頭の中にすっと入ってきます。板書も見やすく整理されており、よく教材研究をしていることがわかりました。

続いて、問題演習です。生徒は解き方がわかると、夢中になって問題に取り組んでいます。わかりにくい問題は、すぐに先生に質問しています。そこは少人数授業のよいところです。誰がどこでつまづいているかがわかります。




両方のクラスとも、生徒はこの時間の「めあて」に集中して取り組んでいます。
今日は、2分割の授業を両方同時に見学しましたが、若手とベテランの2人の先生のチームワークの良さを随所に感じました。それぞれの持ち味もうまく発揮されていました。






授業の最後には、全員が授業の振り返りをしています。「わかったこと・大切な考え」、「もっと知りたいこと・疑問点」を書き出して提出しています。







*計算の仕方が分かると、問題を解くのが楽しくなったり、達成感を感じたりしているようです。生徒たちは、皆、よく頑張っていました。

【中学】「栄光の記録」の看板作成

中学3年1組の山﨑厘太朗くんが、得意の書道を生かして附属中生の活躍を紹介するコーナーの看板を筆で書いてくれました。

板に書く前に、何度も練習を繰り返し、全体の文字のバランスを考え、立派な看板(2枚)が完成しました。



看板は、中学昇降口を入ったところに掛けられています。中3生は先日の佐野市春季大会に続き、県大会、7月には佐野市総合体育大会を控えています。運動部・文化部ともに、生徒の皆さんの活躍の様子がひとつでも多く紹介できるよう、ベストを尽くしてほしいと思います。
(6月25日付「第3学年通信  SUNRISE」の記事を転載して紹介しました。)


(注)壁にかけてある板は、山崎君が書いてくれた2枚の板のうちの1枚です。

【高校】バスケットボール部、県ベスト8の快挙!(更新済)

6月19日(土)に行われた「全国高校総合体育大会バスケットボール競技会栃木県予選会」(インターハイ県予選)で、本校のチームが、県でベスト8という快挙を成し遂げました。これは共学となって初、さらに遡ると18年ぶりだそうです。おめでとうございます。

今大会で引退となった3年生の部員6名です。

6月23日(水)の試験終了後、校長室に大会の報告に来てくれました。


今回の大会の対戦相手と結果は以下の通りでした。
1回戦:國學院栃木高、77-10で勝利 → べスト16
2回戦:宇都宮商業高、71-69で勝利 → ベスト 8
3回戦:白鴎足利高、30点差くらいで敗退

各対戦の様子をキャプテン(知久君)や副キャプテン(川村君、和田君)に聞きました。

Q1:1回戦の國學院栃木とは、どんな対戦でしたか?
→「積極的にリバウンドを取りに行くというゲームプラン通りにできました。負ける気がしませんでした。」


Q2:2回戦の宇商との対戦は?
→「第1クォーターで9点差、第2クォーターの途中で、20点差をつけられました。これはやばいな、どうしよう、と思いました。」

→「しかし、第2クォーターの最後で9点差まで追い上げることが出来ました。これはいけるかも、という気持ちになりました。第3クォーターは、めちゃくちゃ調子がよく、逆転しました。」

→「第4クォーターで、激しく追い上げられました。追いつかれそうになった時、監督の高木先生がタイムアウトを取ってくれました。『いつも通りやればいいんだ』という言葉で、落ち着きを取り戻すことができました。」

→「最後の5秒くらいで71対69、勝ちを意識した瞬間、パスカットされ、そのままシュートされました。これが入ったら同点。しかし、シュートは入りませんでした。試合終了のホイッスルが鳴り、私たちは勝つことが出来ました。」

→「春の大会では、宇商に87-100で負けていたので、リベンジを果たすとともに、念願のベスト8となりました。リバウンドが取れなかった、という前回の反省から、リバウンドを積極的に取りに行くことが出来たことが勝因でした。」


Q3:3回戦の白鴎足利との対戦は?

→「白鴎足利は県でベスト4レベルの強豪でしたので、力の差があるのはわかってました。2回戦の試合の疲れもあって、思うように動くことが出来ませんでした。」





→「点差がだんだん開いてきて、時間が経つにつれ、『引退』という言葉が、頭の中で浮かんできました。そして、試合は終わりました。負けた悔しさはありましたが、はじめての『ベスト8』という結果に悔いはありませんでした。

Q4:3年生一人一人に今大会を振り返っての感想をお願いします。

知久君(キャプテン)
→「これまでキャプテンらしいことができていなかったという思いがありましたが、最後の大会でリーダーシップを発揮することが出来ました。試合中の声掛けなども良かったと思います。いままでやってきたことの集大成を家族の前で見せることが出来て嬉しかったです。」

川村君(副キャプテン)
→「いっしょにやっていたけれども、途中でやめていった3年生(3人)も応援に来てくれていました。そのころからベスト8になることが目標でしたが、最後の大会でベスト8になれたことを、いっしょに喜んでもらえて嬉しかったです。」

和田君(副キャプテン)

→「2年生の時、もうやめたいと思い、悩んでいました。1週間くらい練習に行きませんでした。その時、先生や両親が支えてくれ、練習に戻ってきた時も、チームメイトは受け入れてくれました。今、皆に感謝したい気持ちです。最後まで続けていて、良かったです。」

荒川君
→「ベスト8に行けたのは、自分たちだけの力ではなく、1,2年生、マネージャー、監督の高木先生、両親の支えがあってこそだと思っています。ベスト8となれたこと、ここまで続けてこれたことに感謝しています。」

大川君
→「練習がつらかったです。しかし、最後の最後でベスト8になることができ、今まで頑張ってきて良かった、という達成感でいっぱいです。家族、マネージャー、高木先生に感謝しています。」

柳田君
→「チームとしてまとまっていました。このチームでやれてよかったと思っています。自分が下がっていた時に、皆が頑張ってくれました。これで引退かという思いがこみ上げてきて悲しくなりました。このメンバーは楽しかったです。」

*3年生の選手の皆さん、18年ぶりの「ベスト8」おめでとうございます。そして、ここまでお疲れさまでした。素晴らしいチームでプレーできたことの喜び、達成感、そして、感謝の気持ちが、全員から伝わってきました。この体験は、間違いなく一生の宝物になると思います。本当に、素晴らしい体験でした。

*これからは、それぞれの進路の実現を目指して頑張ってください。君たちなら、どんなハードルも乗り越えられると信じています。また、それぞれの人生で、果敢にシュートを打ち続けることを期待しています。

身近な風景 ~ハスの開花

6月22日(火)宇都宮での出張の帰り、都賀町にある「ハス池」のハスの開花が始まっており、ちょうどよい見ごろを迎えていました。

ハス池が有名な「つがの里」では、ハスの花をみるため、大勢のお客さんが来ていました。


ハスの花は、つぼみからすでに花びらが散ってしまったものまで、いろいろありましたので、つぼみから段々開花が進んでいるように並べてみました。







ちょっと浮世離れした感じのある花ですね。


花びらの中心に見えるのが、花托という部分で、黄色くポツポツしているのが「雌しべ」です。花托の周りにある黄色い毛のようなものが「雄しべ」です。受粉は、昆虫などによってなされているそうです。



花托は、受精後、段々固くなっていき、果托というものになっていきます。

果托の中にある粒々が種子になっていきます。種子が完成するのは、全体が枯れてしまった頃ですので、秋になるのではないでしょうか?(もっと早いかもしれません。また、この「ハス池」を通りかかったら見てみます。)




アジサイの「青」と、ハスの「ピンク」が、絶妙のバランスでした。そういえば、今は梅雨なんでしたね。

身近な風景 ~ヤモリ登場!

6月21日(月)今日は夏至。一年で最も昼が長い日です。もう少し正確に言うと、日の出から日の入りまでの時間がもっとも長い日、ということになります。
そんな日の朝、校長室前の廊下にヤモリ(ニホンヤモリ)が出現しました。

ヤモリは、言わずと知れた爬虫類です。その証拠に、皮膚を拡大してみると、ウロコに覆われており、眼を見ると、もうただ物ではありません。まさに恐竜です。


このヤモリ、実はこんなところにいました。




近づいても逃げません。よく見ると、背中の皮膚の皮がめくれています。おそらく、脱皮をしている最中のようです。

ニホンヤモリは、栃木県内では県南から宇都宮市にかけて、広く生息しています。しかし、もとからいた自然分布ではなく、おそらく人の生活によってもたらされた人為分布であるといわれています。とはいえ、ヤモリ(家守)は、両生類のイモリ(井守)とともに古くから親しまれており、家の内外の害虫などを食べてくれるので家を守るとされています。何も悪さはしませんので、見かけたら、捕まえずにそっとしておきましょう。

【高校】佐野高校PTA研修会

6月19日(土)13:00~16:30、本校を会場として、「進路講話」と今春の大学合格者の保護者を講師とする「座談会」が行われました。約100名の保護者が参加しました。

生井進路指導部長による「進路講話


13:10~14:00 進路講話
進路講話では、本校の進路指導部長から、大学入試の制度やどうやって進学先を決めたらよいか、などの話がありました。


14:20~16:00 座談会①②③
今回、昨年度の卒業生の保護者12名が講師を引き受けてくださいました。
国立(一般選抜、総合型選抜)の文系理系私立(一般選抜、指定校、公募推薦)の文系理系など、多様な入試パターンを理解できるよう、研修部の皆様が講師を依頼してくださり、実現しました。

座談会は、理系グループ①②文系グループの全部で3グループが、高3の保護者(旭城ホール)、高2の保護者(2-4教室)、高1の保護者(2-3教室)に分かれた3会場を、30分でローテーションする、という形式で行われました。参加された保護者は、すべての講師のお話を座談会形式で聞いたり、質問したりすることができました。


高1の保護者の会場(この時の講師は、理系グループ①:群馬大・東北大、京都大、北里大)


高2の保護者の会場(この時の講師は、文系グループ:東京大、立教大、慶応大、東北大)


高3の保護者の会場(この時の講師は、理系グループ②:山形大、和歌山県立医大、東北大、法政大)

それぞれの会場で、講師のお話の後、活発な質疑応答が行われるなど、有意義な座談会が行われました。
また、16時から30分間、希望する保護者は、講師に直接お話を聞くことができる個別相談もありました。

今回の研修会を企画してくれたPTAの研修部の皆さんを代表して、若林会長から、以下のコメントをいただきました。

「生井先生には分かりにくい受験パターンの解説など、大学受験のいろはを細かい資料もご用意頂きわかりやすくお話し頂きましてありがとうございました。
卒業生保護者からは親として子供をどのようにサポートしていたか、志望校はどう決めたかなど、これから受験を迎える保護者にとって一番不安で知りたかった事をお話頂きました。お越し頂いた卒業生保護者の皆様に心より感謝申し上げます。
 ご参加下さった在校生保護者の皆様がお持ちの不安を少しでも解消することができましたら有難く存じます。
主催してくださった高校研修部の皆様、準備や当日の運営ありがとうございました。
今後ともPTA活動にご理解とご協力をお願い申し上げます。」

*例年、高校のPTA研修は、大学訪問を行っていましたが、コロナ禍の現状では、訪問を受け入れてくれる大学はありません。そこで、研修部の皆さんが知恵を絞ってくださり、今回の研修会が実現しました。多くの保護者に参加していただき、有意義な研修ができたことに、心より感謝いたします。

【中学】保健委員のお昼の放送

今週(6月14日~18日)は、中学の保健委員が、自分たちで原稿を作って、お昼の時間に「熱中症予防×新型コロナウイルス感染症予防のための校内放送」をしてくれました。



来週も頑張ってください!

【高校】最後の教育実習生、終了しました!

6月18日(金)、今日ですべての教育実習が終了しました。養護教諭の実習生である小野さんは、最後にHRに出ていた高校2年2組の生徒たちと記念撮影をして、お別れしました。

小野さんは、現在、看護学部の4年生ですので、この後、看護師の実習と保健師の実習が、それぞれ10月頃まで行われるそうです。また、2月には看護師と保健師の国家試験があり、そのための勉強も大変そうです。養護教諭の免許と、合わせて3つの免許を取得できる学生は、そうはいないそうです。頑張ってください。そして、いつの日か、保健室に戻ってきてくれることを待っています。

【高2】世界史Bの授業見学(岩田先生)

6月18日(金)4限目、高校2年1組の「世界史B」の授業(岩田先生)を見学しました。今日の授業のテーマは「ローマ帝国とキリスト教」でした。

授業開始後、「プリント7,8」の内容に関する小テストをやってました。隣の人と交換して採点を行います。10問中7問以上の正解で合格ということですが、ざっと見渡した限りでは、ほとんど?合格しているようでした。こうして、知識が定着しているんだなあと思いました。

(↑小テスト採点中)


(↑正解を確認しています。)

岩田先生は「授業プリント」を使って授業を進めていますが、事前に「補助プリント」が配られていて、いくつかの「問い」が示されています。授業までに「問い」について、自分で「考えて書く」ことになっています。歴史の大きな流れをつかむとともに、自主性や思考力などを付けるのが、ねらいのようです。

生徒は「授業プリント」と「補助プリント」を見比べながら、理解を深めています。



授業では、親しみがあり、分かりやすい説明を聞きながら、教科書や資料集で確認し、「自分だけのプリント」を仕上げていきます。生徒に聞いてみると、自分で完成させたプリントの、どこに何が書いてあるかは、だいたいわかるそうです。


(↑自分だけの授業プリント)


岩田先生は、「何もせずに授業で答えを言われるのを待つ」のではなく、様々な事実(史実)をもとに、自分の頭で考えることを大事にしていることが、よくわかりました。また、生徒は、集中して授業を受けており、(私が突然入ってきたせいで)緊張した中でも、楽しんで授業を受けていることが伝わってきました。

【中2】「消防団」ユーチューブ動画視聴!

中学2年生の道徳の授業見学(5月24日)の際、「消防団」を教材に、地域や社会への参画について学んでいました。(5月24日の道徳の授業見学

しかし、教科書に出てくる消防団は、どこにでもあるものではなく特別な存在であるように思われがちです。そこで、現在、佐野市で実際に消防団に入って活動をしている本校の卒業生(三浦克久さんに相談したところ、消防団の活動の様子を伝える動画(ユーチューブ)を作製してくださいました。2学年の先生方の協力により、その動画を道徳の授業の中で、生徒に視聴してもらいました。

卒業生の三浦さんは、現在、佐野市葛生町で理容業を営んでおり、その傍ら、18年間にわたって、地元の消防団員として、地域の安全安心のために、活躍されています。








三浦さんは、私が新採で佐野高校に着任した1986年に入学した生徒でした。
高校時代から鉄道マニアで、現在は、鉄道等に関する動画を投稿する「人気ユーチューバー」でもあります。そんな特技を生かして、附属中の生徒のために約8分間の動画を作製してくれました。とてもわかりやすく完成度の高い動画で、生徒たちも感激していました。三浦さん、本当にありがとうございました!


以下をクリックすると、三浦さんが作製した動画を見ることができます。ぜひ、ご覧ください。

佐野市の消防団について

最後に、動画の感想とお礼を書いて、三浦さんに届けました。


生徒の感想のいくつかを紹介します。

「わざわざ私たちのために動画を作っていただき、ありがとうございました。消防団は地方公務員であることを知り、とても驚きました。こういうお話を聞いて、より消防団のありがたみを知ることができました。」

「今回の動画を見て、実際に消防団がどんなことをしているのかがよく分かりました。自分たちの住む地域を守る手段として頭に入れておきたいです。素敵な動画をありがとうございました。」

「私の身近で消防団の人がいないので、本人からお話を聞くという貴重な体験ができました。女性団員の存在にびっくりしました。」

「私は今回のお話を聞き、消防団の皆様が地域のために、自分の時間を削ってまで訓練をしていることが、とても凄いことだなと思いました。これからも地域のために、頑張ってください。」

「道徳の授業では、消防団はボランティアであると思っていましたが、実際は少しお金をもらっていることを知ることができました。しかし、お金のために活動しているわけではないという言葉に感動しました。ありがとうございました。」

「教科書で習うだけでは遠く感じましたが、身近にも地域のために活動してくださっている方がいることを知って、より興味がわきました。ありがとうございました。」

「佐野市だけでも668名も消防団の方がいると聞いてびっくりしました。自分の仕事を持ちながらも、地域の人のために行動してくれる人たちがいて、私たちは恵まれていると感じました。いつもありがとうございます。」

「自分から入ろうと思って入ったわけではないのに、18年間も続けてくださっている三浦さんは、やさしい方だなと感じました。消防団の皆様の町を思う気持ちで、消防団の活動が成り立っていると思いました。」

【中2】国語の授業見学(石塚先生)

6月17日(木)5限目、中学2年1組の「国語」の授業(石塚先生)を見学しました。
単元は「短歌に親しむ」です。正岡子規、与謝野晶子、齋藤茂吉、馬場あき子、俵万智の短歌について、Zoomを活用しながら、授業を進めています。

石塚先生の授業では、クラス全員がZoomに参加し、先生のパソコンから、パワーポイントの画面を配信しています。デジタル教科書では、一つの画面をみんなで見る形態になりますが、この方式だと、手元のパソコンの画面で、全員が同じものをリアルタイムに見ることができます。

配信されるパワポの画面と同じものが、すでに配付されていて、パソコン画面にその場で書き込まれたことを、生徒はプリントにもどんどん書き込んでいきます。


今回の「短歌の鑑賞」では、教科書の文字情報に加え、写真や図で補足されるため、視覚的・映像的に、短歌に読まれた情景が再現されていきます。


「しんしんと」という言葉を「国語辞典」で調べるなど、アナログ的な調べ方も重視されています。


また、それぞれが短歌から感じたことをグループ内でシェアしていました。


*個の学習と集団の学習が、顔を上げ下げするだけで切り替わり、シームレスにつながっているところが、石塚先生のZoomを使った授業の特徴と言えるかも知れません。
*斎藤茂吉の短歌の中に「かはづ」(蛙)が出てきましたが、何ガエルかが話題になりました。「5月、山形県、田んぼ、夜」と考えてみると、ニホンアマガエルやトノサマガエルが混じって鳴いている様子が、頭に浮かびました。

以下のサイトでカエルの鳴き声を聞くことができます。「トノサマガエル」をクリックすると、ニホンアマガエルが背景で鳴いているので、ニホンアマガエルとトノサマガエルを同時に聞くことができます。斎藤茂吉が聞いた「遠田のかはづ」は、こんな感じだったのではないかと思いました。
日本のカエルの鳴き声図鑑(兵庫県立人と自然の博物館)

【中2】CTPの授業見学(富永先生、粂谷先生)

6月17日(木)5限目、中学2年3組の「CTP」の授業(富永先生、粂谷先生)を見学しました。「世界の諸問題について研究しよう」というテーマで活動をしていました。

中学2年生の「総合的な学習の時間」(総学)は、①伝統文化(華道)、②職業研究、③国際理解の3つの領域があります。「国際理解」では、世界の諸問題について、調べたり、比較したりしながら、パワーポイントを使ってまとめ、旭城祭で発表することを目標としています。


まずは、興味あるテーマでグループを作り、キーワードマッピングを作り、世界の諸問題に関連する事項を洗い出しました。また、その問題が去年の総学で学んだ「SDGs」のどれに該当するかを考えました。

(↓班ごとに、以下のようにマッピングを作りました。)












今回の「CTP」の授業は、総学の授業と連動させ、特にパソコンを使った作業に取り組んでいます。








*中学2年生の「国際理解」での取組では、テーマの設定の仕方を学んだり、調べたものから、どんなこと(提言)が導き出されるのか、それをどうまとめ、プレゼンするのか、といった様々な資質・能力を育成します。CTPの授業でも、総学と連動しながら、中学3年生の課題研究「シンカゼミ」につながる様々なスキル(特にプレゼンに関するもの)を身につけていきます。
*旭城祭までは、まだ長丁場ですが、どんなプレゼンが出来上がるのか、楽しみにしています。

【中1】英語の授業見学(高木先生)

6月16日(水)3限目、中学1年1組の「英語」の授業(高木先生)を見学しました。「早口言葉、言えるかな」という単元です。早口言葉は、英語では、tongue twister (舌をねじる)と言うそうです。まずは、日本語での早口言葉に挑戦しました。


早口言葉は、英語での滑舌をよくする効果もあるそうです。


いきなり、早口言葉が出てきましたが、演劇部の活動で「早口言葉を練習しよう」という設定で、「Can  you  read  it ?」など、Can  you  …? という相手にできるかどうかを尋ねる疑問文について学びました。

ペアワークで、この文型を使った会話を練習します。 




続いて、教科書に出てくる単語の発音の練習です。デジタル教科書を使っています。




デジタル教科書を効果的に使って、単語の意味や発音をチェックしていました。

また、高木先生は、教科書には出てこないけれども、生徒が興味を持つよう、いろいろな単語の意味や覚え方を時々説明しています。今日は、数の接頭語でしたが、uni  は、やけに食いつきがよかったです。(今、人気の「ドラゴン桜」にも、uni の使い方が紹介されていました。)


毎時間、英語が好きになるような楽しい授業が行われています。

【高1】教育実習生の最後の研究授業

6月14日(月)7限目、高校1年2組の「保健体育」の授業で、養護教諭の教育実習生の小野さんが研究授業を行いました。

養護教諭の教育実習は4週間ですので、今週は一人だけで教育実習を続けています。通常は養護教諭は授業を行いませんので、研究授業も行いませんが、小野さんの希望で実現しました。授業内容は「性感染症」についてです。




エイズの感染が広がっていく様子をゲーム形式で体験しました。クラス全員を4つの実験区に分け、それぞれに水の入ったカップが配られました。そのうち3人(3つの実験区に一人ずつ)のコップには重曹が溶けています(無色透明なので水と区別はつきません)。


ランダムな相手と水を混ぜ合わせることを3回行います。


最後に、全員のカップにフェノールフタレインを垂らすと、重曹が入っていた3つの実験区のほとんどのカップが赤く発色しました。重曹が入ってなかった1つの実験区では赤く発色しません。重曹はフェノールフタレインと混ざると、赤く発色しますので、重曹が含まれていることが分かります。
つまり、ランダムに性行為(水の交換)を3回繰り返すと、エイズの感染者が集団内に広がることをシュミレーションしたのです。


小野さんは、実習中、授業は全く行いませんでしたので、最初で最後の授業でしたが、とても落ち着いたわかりやすい授業でした。パワポのスライドや実験、人形劇、紙芝居など、生徒を飽きさせず、興味を引き出しました。


皆、身を乗り出して生徒の質問に聞き入っていました。

【中1】美術の授業見学(梅澤先生)

6月14日(月)6限目、中学1年3組の「美術」の授業(梅澤先生)を見学しました。
「さまざまな自然物や人工物で構成する」という作品を制作中でした。


お気に入りのペンを家から持参して、ペン(人工物)の下書きをしています。





大事にしている貝殻(自然物)を持参しました。らせん状に構成しています。


一人一台パソコンを使って、パソコン上で作品を制作しています。


これは、スイカですね。


ネットで鉛筆の絵を検索し、それを参考に下絵を描いています。


こちらも、パソコンで制作しています。


長方形はソロバンだそうです。何ができるか楽しみです。


カメラの画像を検索し、それを見て下絵を描いています。


メロンの模型を使っています。

*このように、一人一台パソコンを活用することで、描きたいものを検索したり、パソコンで作画したり、といった、様々な使い方ができるようになりました。美術の授業では、人それぞれにツールとして、パソコンが使われています。

【高校】国体ラグビー少年県予選

6月13日(日)、佐野市運動公園多目的球技場で、「令和3年度 国民体育大会ラグビーフットボール競技少年県予選」の1回戦が行われました。本校は、宇都宮工業との合同チームで、作新学院と対戦し、29ー17で勝利しました。19日(土)に行われる2回戦へと駒を進めました。

前半は、3トライ、1キックで、17ー12でリード。


















後半は、2トライ、1キックで、12-5、合計で29-17で勝利。
















フォワードに徹する粘り強いラグビーにより、接戦を制して勝利しました。
昨日行われた7人制(7分ハーフ)とは異なり、25分ハーフでしたが、最後の最後まであきらめず、力を出し切りました。来週の2回戦も頑張ってください!

【高2】土曜講座「哲学カフェって何?」

6月12日(土)10:30~11:20、受講希望者(30数名)を対象とした「哲学カフェって何?」と題する講座を開催しました。講師は、阿見拓男先生です。

講師の阿見拓男先生は、現在、足利女子高校で地歴公民の講師をされていますが、小山西高校で一緒に勤務したことがあり、倫理や哲学がご専門で、学識の高い先生です。

昨今、学校での「哲学対話」や「ビジネス哲学研修」が注目を集めており、今年1月、NHKのよるドラでも「ここは今から倫理です。」(原作:雨瀬シオリ、主演:山田裕貴)が放送されました。番組の中でも「哲学対話」が行われており、考えることの重要性を再認識しました。今回は、久保田先生、根岸先生の企画により、本講座が実現しました。


講義は、まず「哲学対話とは」から始まり、簡単な実習も行われました。












その後、「哲学カフェって?」というテーマで、「哲学カフェ」の特徴、「哲学する」って?、コツは?、充実した対話のために、という視点から、お話くださいました。
後半の重要な部分については、残念ながら、ラグビーの大会の応援のため中座させていただきましたが、講座終了後に参加した生徒が書いてくれた感想を読むと、本講座は生徒にとって、とても刺激的だったようです。阿見先生、ありがとうございました。

最後に、何人かの感想を紹介します。
「私たちは気付かない間に先入観を持っていて、そのことに気付くかどうかが大切であることがわかった。対話で反論されると、つい私も落ち込んでしまうが、反論と否定は全く違うものであり、反論があるからこそ、自分の意見をより深いものにできる、ということを改めて知ることができた。」

「哲学に関する話し合いとは、単なる意見交換だと思っていたのが、まず間違っていた。発言する・しないが自由であること、など、初めて聞く視点がたくさんあった。多数決で少数意見を大切にするメソッドの話は、今、ちょうど進めている旭城祭の準備でぜひ実行したいと思った。今後、機会があれば、「哲学カフェ」に参加したい。」

「学校で得るものと社会で求められるものは違うと知った。学校では学べない貴重なお話でした。学問において、先生方は問う存在であるという考え方を知ることができた。また、自分が知らないうちに先入観や偏見が私生活に影響していることに気付かされた。」

「今回の哲学カフェの講話で、社会で必要とされている力と、それをどのように育てていくか、について理解が深まった。社会では、学校で習っているようなQuestion(質問)とAnswer(答え)が一対となることではなく、Problem(問題)とそれに対するSolution(解決)ということに重きが置かれている。これをできるようにする力を伸ばすため、哲学対話は自己の偏見に気付かせてくれ、物事の本質に近づくことができる。社会で生きていくためにも、この力を大切にしたい。」

【高校】全国7人制ラグビー大会県予選・第3位

6月12日(土)佐野市運動公園多目的球技場で、全国高等学校7人制ラグビーフットボール大会県予選が行われました。1回戦は、足利大学付属高と対戦し、29ー0で勝利し、続いて行われた準決勝では、佐野日大高5ー24で惜敗しました。その結果、県で3位となりました。

今日は暑い日差しの中、県内7チームが集まり、競技が行われました。

<1回戦:足利大学付属高との対戦>
前半、本村君と春山君がトライ、岩崎君がキックを決めて12-0
















後半:岩上君、田崎君、阿部君がトライ、岩崎君がキックを決めて、17-0












<準決勝:佐野日大高との対戦>
前半:0-12
後半:5-12、本村君がトライを決めました。


















負けはしましたが、試合内容としては、本校のチームにも見せ場がたくさんあり、いい試合だったと思います。

最後に、部長の小倉君からのコメントです。
「6月中は大会が多く、7人制に特化した練習はあまりできませんでしたが、佐野日大との試合では、トライもでき、いい勝負ができたのではないかと思います。スクラムはもう一つでしたが、ラインアウトからのプレーの精度がよかったため、点が取れました。タックルも相手を止めていたので、点数が抑えられて良かったと思います。明日は、国体の県予選で、宇都宮工業高との合同チームで作新と戦います。そこで、練習の成果を発揮したいと思います。」

頑張ってください。応援しています。

【中高】教育実習生座談会

6月11日(金)放課後、今日で3週間の実習を終えた9名の実習生先週実習を終えた1名来週まで実習が続く1名、計11名が校長室で、教育実習の振り返りを兼ねた座談会を行いました。

実習生には、それぞれの研究授業の写真集をプレゼントしました。

教育実習を通して感じたことなどをそれぞれ語ってもらいました。

「始める前は緊張していたが、研究授業では緊張せずに楽しくできた。生徒との関わり方や距離感については難しさを感じた。」

「大学では模擬授業をやったりして頭の中ではやることを考えてきたが、実際に生徒を目の前にすると、見方がまったく変わった。生徒との接し方やコミュニケーションについて、多くを学んだ。先生には授業だけでなく、いろいろな仕事があることがよくわかった。」

「生徒たちはとても優秀で、生徒に助けられた。佐野高校は最先端の授業をしていることを実感した。」

「これまでの実習で感じたことをパソコンでまとめてみたら、A4で3ページ分になった。実習する前より、もっと先生になりたいと思うようになった。教員採用試験頑張る!」




「実習に来るまでは不安だった。教えるということは、生徒というお客さんのニーズに応えるようなこともあり、生徒のことをよく知ることが大切だと思った。理科の実験をやってみて、やはり、座学だけでなく実験は大切だと思った。」

「自分だけ、なぜ4週間もあるのかと思っていたが、ここまでいろいろな体験が出来て、あと1週間あってよかった思えるようになってきた。」

「生徒はペアワークに慣れており、生徒に助けられた。」

「教育実習は、想像していたより12倍きつかった。先生方は、一つの授業を作るのに数時間をかけていることに驚いた。いろいろな先生の授業を見せていただいたことがとてもありがたかった。実習を終えて、教員一本で頑張ろうと思った。」

「英語で英語の授業をやるなんて自分にはできないと思っていたが、やればできるんだと思えた。全員が自分の授業を受けてくれることに感動した。」

「実習を始める前は正直、嫌だった。朝起きられるかなとも思っていた。しかし、だんだん慣れてくると、少しずつ楽しさに変わってきた。この実習を体験して、先生の魅力がよくわかった。」

「教員のしごとは、授業で教えることだけでなく、一人一人の事情や進路などに寄り添った指導ができることに、やりがいを感じた。これからは課題解決力を身に付けさせることが重要だと改めて思った。」


*すべての実習生が、実習期間を通して教員の仕事の一端を体験し、大変ではあるが魅力のある仕事であることを実感してくれました。今回の実習生の多くは、私が中学1年生で理科の授業を受け持っていた唯一の学年の生徒でしたので、特に思い入れがありました。約10年間の成長には感慨深いものがありました。(あのちょろちょろしていた〇〇君が、とか…)
今後は、大学院への進学を考えている人や他の職種についても考えている人もいますが、いろいろなことを体験した人が教育に携わることは大きな価値があると思います。皆さんが、将来、教員として様々な場所で活躍されることを期待しています。そして、母校である佐野高校や附属中の教壇に立つ人が出てくれることを楽しみにしています。

【中高】教育実習第3週終了

今日で、教育実習第3週が終了しました。これで、先週の3名に加え、9名が研究授業を行い、全13名中12名の実習が終了しました。

それぞれ、3週間の実習の成果として、一生懸命、研究授業を行いました。

1 岩永君(中学、理科)






2.片柳君(中学、理科)






3.伊藤君(高校、数学)






4.奈良部さん(高校、物理)






5.山本さん(高校、生物)






6.小竹君(高校、体育)






7.熊田さん(高校、英語)






8.蓼沼君(高校、英語)






9.土井さん(高校、英語)





【高2】国際理解英語弁論大会、努力賞!

6月4日(金)に開催された「第41回栃木県高等学校国際理解英語弁論大会」で、高校2年2組土屋吏輝君が努力賞を受賞しました。おめでとうございます。

今年度の大会は、新型コロナの影響で、通常のコンテスト形式ではなく、ビデオで録画したもので審査が行われました。努力賞は、最優秀賞などに続く上位の賞です。

土屋君のスピーチのタイトルは、「What we can do to understand about sexual minority   私たちはセクシャルマイノリティに対して何ができるか?」です。 

このテーマに対して、土屋君は2つの主張を行いました。
1「教育現場を変える
→例えば、アメリカではLGBTを歴史の一つとして扱っていたり、フランスでは同性婚についての授業を行っています。日本でも小学生くらいからLGBTについて触れる機会が必要ではないか。子供が大きくなったとき、自分が受けた教育を、自分の子供にも伝えることが出来るので、長い時間をかけて、ゆっくり変えるためには、教育現場を変えることが必要である。
2「報道の在り方を変える
→日本でのセクシャルマイノリティに関する報道は、例えば、セクシャルマイノリティに関する発言を問題視するような取り上げ方が多く、セクシャルマイノリティでつらい思いをしていることが報道されることが少ない。現状では、はれ物に触るような報道が多く、セクシャルマイノリティを多様性の一つとして、肯定的に自信を持って伝えていない。報道の持つ影響力は大きく、国民の意識を変える力がある。そうした報道のあり方を変えることが必要である。

土屋君の実際のスピーチを聞くことが出来ます!(素晴らしいスピーチです)
土屋君のスピーチ


土屋君は、群馬県の板倉中学の出身で、中2の時に、邑楽郡の英語スピーチコンテストに応募したものの学校代表になれなかった悔しい思い出があったそうです。中3の時に、本校の「一日体験入学」に参加し、英語ディベートが盛んなことを知り、これだと思って、佐高に入学し、すぐに英語ディベート班に入りました。今回、朝のSHRでこの弁論大会のことを知り、参加を申し出たそうです。佐高の英語ディベートで身に付けた力を「国際理解英語弁論大会」でいかんなく発揮してくれました。

【中3】シンカゼミ特別講演会

6月8日(火)6,7限目、中学3年生を対象とした「シンカゼミ特別講演会」を開催しました。

本日は、3名の方に、講師として来ていただきました。

株式会社 佐野観光農園 ジェラート製造責任者  中村哲也様




足利市国際交流協会 宮崎桂子様




さのまちづくり株式会社 地域おこし協力隊  江田睦美様


【高3】ハイスクールフォトアワード2021入賞!

先週末、「ハイスクールフォトアワード2021」の結果発表があり、高校3年4組の平渡和己君が、奨励賞を受賞しました。おめでとうございます。

平渡君が「奨励賞」を受賞した作品(作品名「軌跡」モノクロ4枚組)

ハイスクールフォトアワードは、高校生の写真表現力と技術力の向上のため、2014年から、全国の高校生を対象として作品を募集しています。ゲスト審査員として、写真評論家の飯沢耕太郎氏、大阪中之島美術館館長など、著名な専門家が加わり、厳正なる審査が行われている権威あるコンテストです。今年度は、全国65の高等学校から366作品のエントリーがあり、平渡君はその中から「奨励賞」に選出されました。
ハイスクールフォトアワード2021結果発表

平渡君は、美術部に所属しており、普段は絵を描いていますが、中学生の頃から、地理や地球科学に興味を持ち、いろいろな場所で写真を撮るのが趣味でもありました。
今回の「軌跡」という作品は、平渡君が絵を描いている姿を時系列で4枚の組み写真で表現しました。

1枚目(上の左側)は、絵を描いている自分の姿、2枚目(上の右側)は、画面左側の鏡に、絵を描いている自分の姿が左右逆に映っています。


3枚目(上の左側)は、絵を描いている自分の姿が、グラス越しにぼやけて遠目から見ています。4枚目(上の右側)は、絵が完成した時の自分の姿を1枚目と同じ構図から見ています。。

こうして、絵と向かい合い、苦戦している様子を、鏡やグラスなどのフィルターを通して、様々な角度から客観視しています。そして、苦労しながらも継続することで、作品を完成させることができた自らの「軌跡」を表現することで、「継続することが力になる」ということを伝えたかったそうです。

平渡君の写真コンテストへの挑戦は、今回が初めてで、一度はチャレンジしてみたい、と思っていたそうです。もちろん入賞を狙っていたわけではなく、たまたま結果を見たら、自分の名前が載っていて驚いたそうです。

平渡君の好きなこと、やりたいことを「写真」という形でチャレンジし、見事に表現できたことは、本当に素晴らしいと思います。今後も、ぜひ、やりたいことに向かってチャレンジしてください。

【中学】第42回少年少女囲碁大会栃木大会

6月5日(土)に「第42回少年少女囲碁大会栃木大会」が開催され、中学3年1組の長崎航輝君が、見事優勝しました。8月に東京で行われる全国大会への出場を決めました。おめでとうございます。

長崎君にも昼休み、校長室でお話を聞かせてもらいました。

Q1:いつ頃から、始めましたか
→「小学4年生の時からです。小学校で、足利の碁会所「あすなろ会」からの案内のチラシを見て、行ってみたいと思いました。それ以来、ずっと続けています。」

Q2:囲碁の魅力は何ですか
→「子どもからお年寄りまで、性別にも関係なく、誰でもできるところが魅力です。ルールを知らない人から見れば、ただ石を並べているだけですが、知っている人から見ると、ドキドキする場面もあるし、ドラマがあります。そういうところが魅力です。」

Q3:普段はどんな練習をしていますか
→「最近は、囲碁の本を読んだり、詰碁(つめご)を毎日やっています。また、アプリでオンライン対局も、よくやっています。一日数分から1~2時間はやっています。」

Q4:附属中の囲碁将棋部には入ってるんですか
→「囲碁将棋部には、囲碁をやる人が自分以外でいないので、最近は将棋を教わっています」

Q5:今後の目標は?
→「8月に東京の日本棋院(東京本院)で、全国大会が開催される予定です。そこで、まず1勝したいです。」

*囲碁が大好きというのが伝わってきました。東京での全国大会での活躍を楽しみにしています。

【中学】栃木県中学校春季体操競技大会

6月6日(日)宇都宮市の作新学院総合体育館で、「栃木県中学校春季体操競技大会」が開催され、中学1年2組の本間彩愛さんが、参加32名中、個人総合4位に入賞しました。おめでとうございます。

昼休みに、校長室でお話を聞かせてもらいました。

Q1:体操はいつから始めたのですか?
→「幼稚園の年長から始めました。もともと、倒立や側転が大好きだったので、家の近くの体操教室で習ってみようか、という感じで始めました。そして、小学2年生の頃から、本格的に体操競技(4種目:ゆか平均台跳馬段違い平行棒)に取り組みました。」

Q2:4種目の中では、何が得意ですか
→「ゆか、が一番得意です。この種目だけ、音楽に合わせて競技するところが楽しいからです。今回も、ゆかが一番良かったです。」

Q3:今回の大会での「でき」はどうでしたか
→「いつもの練習ではしないような失敗もありましたが、全体としては良かった、と思います。」

Q4:これまでに大会に出たことはありますか
→「小学5年生と6年生の時に、under12の県予選で、それぞれ3位と2位になり、全国大会に出場しました。また、全国小学生大会にも5年生の時に出場しました。6年生の時はコロナで中止になってしまいました。」

Q5:今後の目標は何ですか
→「夏の県大会で6位までに入賞すると、関東大会に出場することが出来ます。個人総合で3位以内で通過し、県の代表として恥ずかしくない競技をしたいです。」

*本間さんは中学1年生ですが、2,3年生に混じって、上位の成績を収めるなど大活躍でした。次の夏の大会でも、ぜひ実力を発揮してください。応援しています。

【中学】県大会での活躍(速報)

現在、分かっている範囲の速報をお伝えします。

<囲碁>→中学3年1組の長崎航輝君が、県大会で優勝しました。(6月5日)
<体操>→中学1年2組の本間彩愛さんが、上級生に混じり1年生ながら、県大会で個人総合第4位と大活躍しました。(6月6日)

*詳しい情報は、月曜日に本人からも話を聞いて、お知らせします。

【高校】関東高等学校ボート大会の速報③

6月6日(日)、神奈川県の相模湖漕艇場で、関東高等学校ボート大会の最終日(準決勝・決勝)が行われました。その結果、女子クオドルプルが準決勝を勝ち上がり、決勝で4位に入賞しました。おめでとうございます。関東高等学校ボート大会での入賞は、創部以来初の快挙だそうです。

ボート部が、今年度も、また一つ大きな成果を上げました。
これを弾みにインターハイでも頑張ってきてください。


部員大集合!(戸田先生がやけに強そうですね。)

これから、バスで佐野駅まで帰ってくる予定です。



無事、佐野駅前に到着しました。(17:00)
お疲れさまでした。

部長の船渡川さんから、今大会の総括が届きましたので紹介します。
「女子クオドルプルは、予選、準決、決勝と徐々に良い漕ぎができました。試合後のミーティングを大切にし、艇の雰囲気を良くしたおかげだと思います。ベストな漕ぎができましたが、まだ上には上がいるので、これからも練習を頑張ります。また、今大会は悔しい結果になったクルーが多かったので、その悔しさをバネに部員一丸となって練習に励みます。多くの方のサポート・応援のおかげで頑張ることが出来ました。サポート・応援ありがとうございました。」

【高校】関東高等学校ボート大会の速報②

6月6日(日)、朝6時半、JR佐野駅前から、佐野高と佐野東高のボート部、顧問合わせて、約30名が神奈川県の相模湖漕艇場に向けて出発しました。今日は、準決勝、そして決勝と続きます。これまで、関東高等学校ボート大会で決勝に進出したことはない、とのことですので、頑張ってほしいです。

【高校】関東高等学校ボート大会の速報①

6月5日(土)、神奈川県の相模湖漕艇場で、「令和3年度関東高等学校ボート大会」の1日目が行われました。今日は予選が行われ、「女子ダブルスカル」と「女子クオドルプル」が予選を通過し、明日の準決勝に進出しました。コロナ対策ということで、4日(練習日)から6日までの3日間は現地で宿泊せずに、毎日バスで往復しています。明日は、朝6時半に出発です。

女子クオドルプル

【中学】県中学校春季体育大会サッカー大会の結果

6月5日(土)、那須塩原市の青木サッカー場で、県大会の2回戦が行われました。
昨日の暴風雨とは打って変わって快晴でした。2回戦の相手は、下都賀地区代表の藤岡一中でした。県の強化選手を擁する強豪チームでしたが、佐野日大中等と佐付中の合同チームは全くひるまず互角に戦いました。0-1で惜敗しましたが、素晴らしい試合に感動しました

この試合に勝てば、ベスト8(安足では初)ということで、気合十分で試合に臨みました。

試合前のウォーミングアップ!


いよいよ試合が始まります。





試合は全くの互角です。


キーパーの山﨑君が良セーブを連発し、相手の攻撃をよく凌いでいます。


前半が終わり、0-0。強豪相手によく戦っています。



後半もよく体が動いています。しかし、後半の給水1分前くらいで攻め込まれ、1点取られました。

1点取られた後、チームの本気度が最高潮に達し、完全に一つのチームとなって戦っていました。絶対に勝とうという気持ちが伝わってきました。


もう一歩のところまで行きましたが、わずかにボールはゴールを外れました。
最後まであきらめないで攻め続けました。

試合は終わりました。本当に素晴らしい試合でした。


ここで得たものは、勝ち負けに関わらず大きかったと思います。
よく頑張りました。こんな試合ができることに感動しました。
生徒たちは、負けた悔しさをバネに、夏の大会に向けて頑張ることを誓っていました。
応援しています。

【高校】教育実習2週目終了!

6月4日(金)、教育実習2週目が終わりました。実習期間が2週間である山中君、立野さん、須黒君は、今日が最終日でした。放課後、校長室に挨拶に来てくれました。

山中君は6月3日(木)、立野さんと須黒君は6月4日(金)に研究授業を行いました。

<山中君>生物「ブロッコリーからDNAを抽出」






<立野さん>生物「酵素カタラーゼの実験」






<須黒君>数学「円と直線」






3名とも、事前の教材研究、予備実験などをきちんとやっており、研究授業もスムーズに進んでいました。とても素晴らしい内容であり、教員としての適性も十分にあると思いました。教員として、教壇に立つ日がくることを願っています。

【高2】領域別探究学習(まちづくり・教育)特別講話

6月4日(金)14:50~15:50(7限目+清掃の時間)、高校2年生の領域別探究学習の一環として、「まちづくり・教育」領域の特別講師として、宇都宮大学地域デザイン科学部コミュニティデザイン学科4年生の佐藤綾香さん、そして、指導教官である石井大一朗准教授をお招きし、お話をお聞きしました。

英語演習室には、30名以上の希望者が集まり、かなりの熱気を感じました。

本日の講師の佐藤さんは、お隣の茨城県のご出身でAO入試で宇都宮大学に入学されたそうです。しかし、特段変わった経歴があるというわけではなく、ごく普通の学生として入学されました。
そして、文科省の「トビタテ留学Japan」に採用され、2020年の3月から12月まで台湾で留学しました。そのころ、日本では臨時休校が始まった頃でしたが、ぎりぎりのタイミングで台湾に渡ることが出来たそうです。


今回、佐藤さんが伝えたいことは、
1.日本と台湾の発想の違い
2.国際比較をすることのおもしろさ
でした。

台湾留学で学んだことを
「海外を知って常識を越える」~まちづくりの視点から~
というタイトルで、お話してくださいました。



まず、「なぜ、留学への挑戦を決意したのか」について話してくれました。
佐藤さんは、大学2,3年次に大学での授業の学びから、宇都宮の「コミュニティFM宮ラジ」で、地域のセーフティネットを発信し、子どもの貧困問題に関心が高まったそうです。子ども食堂や学習支援の機能を持つ団体は増えているが、それだけでは不十分なのでは? と考えるようになり、海外での事情を知るため、留学への挑戦を決意したそうです。
また、台湾は1999年の台湾大地震を機に、ボランティア活動が活発化し、2000年から住民主体のまちづくりが加速しました。2019年には、台湾版地方創生が開始され、地域独自の文化・歴史をベースとしたまちづくりを開始しました。
このように、「まちづくり」について学ぶなら、台湾が「ホット・スポット」だったのかもしれません。

ここまでで、今日の参加者全員でペアワークを行いました。「自分の中での留学に対するイメージ」について5分間、シェアし合いました。


続いて本題です。佐藤さんが台湾で体験した「まちづくりに関わる事例」を紹介していただきました。

事例1:インターン先
事例2:子どもの貧困支援を通した地域創生
事例3:街の中が劇場
事例4:原住民の村UIターン続出
事例5:生き残った建物や土地
事例6:廃線跡は平日も賑わう観光スポット

そして、そこから学んだキーワードが示されました。
事例1:子どもの貧困支援:循環/NPO・企業・SDGsとの一体性
事例2:地域創生:生きる力を身に付ける支援・人との関りを増やすこと
事例3:街の中が劇場:地域資源の新たな生かし方
事例4:原住民の村:その土地ならではの教育を追求することの有効性
事例5:アートで街を守る:守る手段はアートからの観光
事例6:廃線跡が観光地:規制が生み出す効果



日本では常識として諦めていたことが、海外では乗り越えてその先を描いていたりすることがあり、そのことで、自分の中にある常識に気づいたり、新たなものさしができたりすることが、国際比較のおもしろさである、というお話に、皆納得していました。

最後に、質問コーナーがありました。



ここで、予定の15:50になりましたので、いったん終了しました。

しかし、実はここからが本番でした。
この後、SGクラブ(佐野グローカルクラブ)のメンバー(高1も多数)が会場に加わり、大質疑応答大会となりました。宇都宮大学の石井准教授もその議論に加わり、約1時間にわたって、様々な議論が巻き起こっていたようです。

この第2部には、私は参加できなかったので、後から話を聞かせてもらいました。
非常に有意義な時間となっていたようです。第2部終了後、講師の佐藤さんと石井准教授、そして、SGクラブの部長(2年2組の山﨑紗加さん)、副部長(2年1組の岸 愛梨さん)が、校長室に立ち寄ってくださり、また、新たな議論が巻き起こりました。石井准教授は、「佐野高校の生徒は、質問や議論が好きですねえ。こういうのは他ではないですよ」と感心していました。


今日の佐藤さんのお話は、国際比較をすることで、自分の中にある常識という壁があることに気づき、それによって、常識を乗り越えていくことができるようになる、ということでした。
実は私も、佐高生が自分の言葉で話せるようになってきたのは、様々な探究学習を行うことなどを通して、自分の中の常識に気づくようになり、それを乗り越えてみようとチャレンジをする生徒が増えてきたのではないか、と考えていました。そのことを石井准教授に伝えると、その通りなんですよ。世の中を変えていくのは高校生なんですよ。と激励してくださいました。

お二人には、14時半から17時半まで、3時間も佐高生たちに付き合ってくださいました。本当にありがとうございました。

【中高】吹奏楽部の動画配信まもなく終了します!

5月3日に行われた第13回吹奏楽部定期演奏会の動画配信、6月8日(火)で終了します。3部構成となっていますが、これまでに、合計2700回近く再生されています。これは、想定をはるかに上回る再生数です。ご視聴ありがとうございました!


第13回定期演奏会
下野新聞掲載記事

【中学】栃木県中学校春季体育大会サッカー大会で歴史的勝利!

6月4日(金)那須塩原市の青木サッカー場で、暴風雨の中1回戦が行われ(9時開始)、「佐野日大中等・佐高附属中の合同チーム」が、若草中(大田原市)に4対1で勝利しました。おめでとうございます!

今日の試合は、暴風雨という最悪のコンディションでしたが、最高の試合を見せてくれました。







前半終了時で、3対0です。
2年生の佐藤太亮君が1点目、3年生の穴原健成君が2点目をゴールしました。

後半、1点を返されましたが、終了間際に、佐藤太亮君がだめ押しの4点目を入れ、試合を決めました。


大雨のため、ボールが転がらなかったり、スリップしたりと悪戦苦闘しましたが、シンプルなプレーに徹する、という作戦通り、快勝することができました。初の県大会での歴史的な1勝を収め、なんとベスト16になりました。
明日も同じ会場で2回戦、さらに勝ち進めば、準々決勝が行われる予定です。
明日も頑張ってきてください! (応援に行きます)

【中高】旭城大運動会の総合成績発表

6月3日(水)昼休み、昨日行われた旭城大運動会の実行委員長(高3の鯉沼君)から、総合成績の発表がありました。

結果は、優勝(赤組)、準優勝(黄色組)、3位(青組)でした。
これは、中高単独の順位と同じでした。

鯉沼君は、「皆さんのおかげで、やってよかったと思える「旭城大運動会」が開催できました。改めて、感謝いたします。また、個人的にも、周りの支えがあってこそ、ここまでやってこれました。みんなの前に立った時も、不思議に落ち着いて話すことが出来ました。」といろいろな方への感謝を口にしていました。大変お疲れさまでした。

【中3】英語の授業見学(栗原先生)

6月3日(木)3限目、中学3年2組の「英語」の授業(栗原先生、ALT)を見学しました。単元は「平和記念公園にて」です。広島の平和記念公園で、2000年からボランティアをしている西村さんと修学旅行生とのやりとりです。

黒板には、今日のGoalが示されています。


「スラスラ読める」と言うのは、単に表面的に文章が読めるのでなく、文章の内容をしっかり理解した上で、どんな読み方をすれば、それが伝わるか、を考えて読むことを目標としているそうです。

そのため、授業では、まず、この単元に出てくる重要な単語を含んだ文を読む練習をします。

隣の生徒同士でペアになり、重要な語句が空欄になっている文章を読めるようにしました。


次は、ALTのデリアン先生から教科書の本文に関する質問をしてもらい、それに対して、生徒が答えます。内容を理解していれば答えられる質問です。


続いて、教科書の説明文+ボランティアの西村さんの質問までを読む生徒と、質問に答える生徒に役割を分け、ペアで練習し合います。

ペアでの練習が終わると、席が一つずれ、別のペアとの練習を繰り返します。

デリアン先生から指名を受けたペアが、代表で読んでくれました。どんな読み方をすると伝わるか、アドバイスをもらっていました。





うまく読めたようです。周りから拍手をもらっていました。
なるほど、今日の授業のGoal である「スラスラ読める」とはこういうことだったのですね。


最後に、栗原先生から、今日のまとめとして、日本語の質問文が示され、それを英語にして自分で答える、という課題が出されました。生徒は集中して鉛筆を動かしていました。

【中高】旭城大運動会点描(午後:高校生)

6月2日(水)13時から、「旭城大運動会」の高校生の競技が始まりました。

スタンバイOKです。




まずは「自校体操」から始まります。




競技は、基本的には、中学生と同じ種目です。
「天国と地獄」「小玉転がし」「玉入れ」「リレー」です。
天国と地獄(高校生)
小玉はこび(高校生)
リレー(高校生)

リレーでは、教育実習生のチームが参加しました。

教育実習生のチームは、周回遅れとなりましたが、アンカーの小竹君の走りには全員が魅了されました。
小竹君アンカー

大成功の裡に閉会しました。








団ごとに写真撮影が行われています。






今回は、中学生と高校生が、一緒に競技することはできませんでしたが、中高の実行委員や生徒会、協力してくれた部活動の部員や女子体育係、応援団、有志らの力によって、生徒たちだけで運営し、中高一貫による「旭城大運動会」を大成功させることが出来ました。
準備や運営に当たった皆さん、本当によく頑張ってくれました。コロナ禍の中で、これだけのことを成し遂げた、皆さんのチャレンジ精神を称えます。お疲れさまでした。

【中高】旭城大運動会点描(午前中:中学生)

6月2日(水)、2年ぶりとなる「旭城大運動会」が開催されました。
午前中は、中学生の競技が行われました。

中高の実行委員・生徒会・協力してくれた部活動の部員・女子体育係、応援団、有志などによって、運営されました。先生方の手は借りずに、生徒たちで行われました。


旭城大運動会実行委員長の鯉沼君(高校3年2組)の話の後、「自校体操」が行われました。

中学生の競技の最初は「天国と地獄」です。

生徒は、スタートの合図で、左右どちらかの方(右側が赤、左側が白)を選んで駆け出します。50mくらい走ったところで、3人の先生方が、一斉に、紅白のどちらかの旗を上げます。多数決で多い方の色が決まると、生徒の走る方向が決まります。上の写真だと、赤が多いので、生徒は赤の方に走らなければなりません。最初から、赤の方向(右側)へ走っていた生徒にとっては、「天国」ですが、反対の白の方向へ走っていた生徒にとっては「地獄」です。方向転換して赤の方向へ走ってゴールしなければなりません。これが「天国と地獄」のルールです。

「天国と地獄」のゴール地点。

https://youtu.be/A8wAHuqL03Y

次の競技は、「小玉転がし」です。人が密着しないように考え出された種目です。

なかなか難しそうです。

https://youtu.be/tEfL7TVFccQ

そして、3種目目は運動会の定番「玉入れ」です。ここでは、参加する人数を制限して実施しました。

https://youtu.be/C5LPENEeT8k


黄色組


赤組


青組







この後は、中1、中2、中3と、学年ごとに、クラス全員による「リレー」が行われました。(ここは省略します)

これで競技は終了です。中学生全員が整列し、中学実行委員長の話がありました。
https://youtu.be/PtAy_gLaVP8

最後に、高校の実行委員長から順位の発表がありました。
高校実行委員長による順位発表

各団ごとに写真撮影が行われました。




これで、午前中の中学生の部は終了です。

得点係を担当した「高校生徒会」の面々です。お疲れさまでした。完璧な仕事でした。


放送の担当(高校生の有志)です。運動会を大いに盛り上げてくれました。

中学生は、昼食後、放課となります。
一方、高校生は12:30に登校し、13時から競技が始まります。

【高2】数学ⅡBの授業見学(戸田先生)

6月1日(火)6限目、高校2年3,4組の「数学ⅡB」の授業(戸田先生)を見学しました。2年3,4組(理系)を均等に3分割したクラスです。戸田先生の指導の下、教育実習生が授業をしています。

今日の単元は、第3章図形と方程式から、「点と直線の距離」及び「2直線の交点を通る直線」です。

生徒は、指定されたページの問題を必ず予習してきます。授業では、まず、その内容(問題の解き方)をペアになっている生徒同士で、交互に説明し合います。

(生徒が予習してきたノート)

説明を受ける方は、「なぜ、ここでkをかけるのか」といった質問をしながら、理解を深めます。説明する方は、あいまいな理解では突っ込まれた時に答えられません。
説明する側とされる側には、真剣勝負のような緊張感があります。




今日当たっている問題は、大きく2問あり、2問目の「研究」の問題は、かなり高度な理解を必要とするようです。ペアの2人が相談しながら必死に食らいついています。


2人のペアだけでなく、他のペアも協力して考えています。


そして、いよいよ指名された生徒が、全体の前で説明します。
誰が発表するかは、戸田先生のやり方があります。
生徒は一斉に立って、先生とじゃんけんをし、負けた生徒は座ります。
かなり気合の入ったじゃんけんです。



最終的に、先生に勝った一人の生徒が発表します。


生徒たちは、自分たちが苦労した問題をどんなふうに説明するのか、かたずをのんで聞き入っています。


説明が終わると、自然と拍手が起こりました。頑張った仲間に敬意が送られました。


教育実習生によって、説明の講評や補足などがあり、理解を確かなものにしていきます。
2問のうちの1つは、このように説明することができましたが、2問目の「研究」の問題は時間切れで、次の時間に持ち越されました。

授業終了後も、生徒同士で教え合ったり、実習生に質問する生徒が残っており、さすがは理系だなと感じました。

【中高】明日の「旭城大運動会」予定通り実施します。

6月2日(水)の「旭城大運動会」は、予定通り実施します。
今日は、7限目と放課後に、明日の会場作成を行いました。
明日は、晴天が予想されますので、帽子や水筒、汗ふきタオル等を持参するなど、各自で熱中症の防止に努めてください。なお、校庭にはテントを張りましたので、テントの中の日陰で観戦することができます。



今日までの準備は、中高実行委員会、中高生徒会、中高野球部員、中高ラグビー部員、高テニス部員、中バスケットボール部員、中高陸上部員、中高体育係、有志等によって行われました。

新型コロナの感染防止対策として、当日は、午前中は中学生午後は高校生が競技をすることとし、一度に大人数が集まらないように注意しながら実施します。そのため、無観客での開催としましたので、保護者の観戦はできません。

午前中の中学生の競技では、中学生と高校生の係が運営するとともに、従来通り、中高を通した色別の対抗戦形式で行う、中高一貫による「旭城大運動会」とします。

昼休み(昼食時)には、保健委員(高校3年2組の相田紘夏さん)により、明日の熱中症予防対策について、放送がありました。



皆さんも熱中症対策をお願いします。


放課後、最後まで残って準備していた「旭城大運動会実行委員会」のメンバーです。委員長の鯉沼陸君(右端、高校3年2組)は、「明日は、みんなが楽しめる旭城大運動会にします!」と力強く宣言してくれました。