校長室便り

2022年6月の記事一覧

身近な風景 ~初夏の植物

6月26日(日)佐野周辺で咲いていた植物の花を集めました。予想以上にたくさんの植物が花を咲かせていました。

<ドクダミ> 
この時期、一番目立つ花です。ドクダミという言葉からは、なんとなくダークなイメージがありますが、清楚な白い花は気高くもあります。花言葉は「野生」「白い追憶」。和名のドクダミは「毒矯み」を語源とし、毒を抑える効能があることに由来すると言われています。切り傷、虫刺され、胃腸病など、十種類の効能があることから「十薬(じゅうやく)」とも呼ばれるそうです。

<ホタルブクロ>
どこでも見かけるというわけではありません。たまたま見つけました。和名の「蛍袋(ホタルブクロ)」は、子どもが袋のような花の中にホタルを入れて遊んだことに由来すると言われています。花言葉は「忠実」「正義」。

<ヘビイチゴ>
これは花ではなく果実(実)です。見た目は、野生のイチゴのような感じもしますが、実は食用にならたいため、ヘビが食べるイチゴ、という意味で、実際に、ヘビがいそうな藪の中でたくさん見かけました。でも、ヘビは肉食なので、決して食べないと思います。

<トラノオ>
里山の日当たりのよい斜面に咲いていました。花(花穂)が虎の尾に似ているとして、このような名前が付けられたようです。いかつい名前ですが、繊細で優美な花だと思います。花言葉は「忠実」「堅固」です。

<ネムノキ>
夜になると葉が合わさって閉じるので、眠るように見えることに由来しています。
花言葉は「歓喜」夏の季語にもなっているそうです。確かに、ネムノキが咲いているのを見ると、夏なんだなあ、と実感します。この写真のネムノキは、道路沿いに生えているので、車からもよく見えました。

<アジサイ>
アジサイは、この時期の定番の花ですね。お寺の境内や公園にずらりと並んで咲いているのも見ごたえがありますが、里山の斜面に一株だけ、ひっそりと、あまり目立たずに咲いている、というのも、逆に存在感がありました。花言葉は「移り気」や「浮気」「無常」です。アジサイの花の色が時期によって変化することから付けられたと言われています。

<アザミの仲間>
単に「アザミ」という種はないそうです。キク科アザミ属のなどの植物の総称だそうです。葉に深い切れ込みがあるので、触ると痛いイメージがありますが、花自体もツンツンしていて痛そうです。しかし、切れ味鋭い明晰さも感じます。花言葉は「独立」「厳格」「報復」「触れないで」です。

<オオキンケイギク>
道路の歩道沿いに咲いていました。この花は、北アメリカが原産国で、1880年代に観賞用に移入されたものが広がってしまいました。在来種に悪影響を与えることから、2006年に「特定外来植物」に指定されました。また、日本生態学会により、「日本の侵略的外来種ワースト100」にも選定されています。生きた状態で移動させることは禁じられています。花言葉は「いつも明るく」「きらびやか」、日本では完全に悪いイメージですが、花自体に罪があるわけではありません。身勝手なのは、もちろん人間です。

<キク科の花?>
この花が何なのか、わかりませんでした。
誰か知っていたら教えてください。

こんな風に生えていました。