校長室便り

2021年7月の記事一覧

身近な風景 ~ハス池の生き物たち

7月25日(日)、サッカーの試合の帰りに「つがの里」のハス池に寄ってみました。

前回、「つがの里」のハスを紹介したのは、6月22日でしたので、約1か月後のハス池です。そこには、ハス以外の生物の姿もありました。


ハスは、まだ葉っぱは青々としていますが、果托はだいぶ固くなり、種子が出来ているものもありました。1か月で種子はできるんですね。
ところで、果托は同じ方向(南向き)を向いているような気がしました。ヒマワリの花が太陽に向いているのと似ている、と思いました。花は真上を向いていましたので、種子ができるときに南向きに傾くものが多いということなのでしょうか。

花は真上を向いています。


花びらを落とすと、確かに少し傾いているようにも感じます。種子が成熟すると、その重さに耐えきれず、傾いてしまうのでしょうか。真偽のほどは、今のところ、わかりません。



ところで、ハス池にはハス以外の生き物の姿が見られましたので、紹介します。


水面を見ると、メダカが大繁殖しています。かなりの数がいます。


シオカラトンボが、何匹か飛び回っています。


池に近づくと、ウシガエルが警戒して水に飛び込みます。他の種類のカエルは見かけませんでした。


アブラゼミの鳴き声も聞こえます。

ハス池は人工の環境ですが、そこには様々な生物たちが生活しています。
さらに一月たったら、どう変化するのか、今後も注視していきます。

【中学】栃木県中学校総合体育大会(サッカー)

7月25日(日)、総合運動公園サッカー場で、「中学校総合体育大会(サッカー)」の1回戦が行われ、佐附中と佐日中等との合同チームは、強豪チームである小山城南中と対戦しました。

結果は、PK戦に持ち込まれ惜敗しましたが、素晴らしい試合でした。審判団からも「ナイスゲーム」という声が飛び交いました。




真夏の日差しが厳しい晴天のもと、11時から試合が始まりました。



小山城南中は、県の春季大会で2勝(ベスト8)しており、今回も上位を狙っている強豪チームでしたが、合同チームは終始、優勢にゲームを運びました。前半、開始2分で、穴原君がゴールを決め、15分にPKで1点取られましたが、24分にも穴原君が2点目をゴールしました。後半も鋭いシュートを何本も放ち、攻撃の手を緩めませんでした。アディショナルタイム4分が宣言され、終了2分前までは2-1でリードしていましたが、終了直前の猛攻で同点とされ、PK戦で惜敗しました。強豪相手に一歩も引かない堂々たる戦いぶりに感動しました。






















最後に、応援に来てくれた保護者の皆さんに感謝の気持ちを伝えました。合同チームの監督、コーチ、両校の校長から、今日の試合の健闘を称える挨拶が送られました。

*佐野市春季大会で優勝するまでの3試合と県大会での1回戦、2回戦、そして、佐野市総合体育大会で優勝するまでの3試合と今回の県大会での1回戦、全部で9試合を見てきました。
1年前とは想像もつかないほど、少しずつ、一つのチームとして完成度が高まり、春季大会の県大会(特に2回戦)では、まさに「戦う集団」になっていることを感じました。2回戦で惜敗した悔しさを忘れず、夏の佐野市総合体育大会では、その実力が本物であることを証明してくれました。

今回の1回戦は、相手校の実績から、厳しい戦いを予想していましたが、開始早々、(私は全くの素人ですが、)これまでとは動きのレベルが格段に上がっていることを感じました。選手たちは、自分がやるべきことをわかって行動しており、動きに無駄がないように思いました。

相手チームが焦る中、平常心で戦う姿を見て、そこに「強いチーム」がいることを感じました。最後の最後には、相手チームの意地が一瞬、上回っていたのかもしれませんが、自分たちのサッカーをやり切ったことには変わりありません。

今日の試合を終えて、選手や監督・コーチ、そして応援してくれた保護者の皆さんにとって、見えた世界は、単なる勝ち負けではなかったと思います。これまでやってきたことを出し切り、最高の「ナイスゲーム」で終わることができたことは、選手だけでなく、関わることができた全員にとって「人生の宝物」になりました。私も、この試合のことは忘れないと思います。

もちろん、今は「悔しい気持ち」の方が大きいかもしれません。しかし、悔しさこそがここまで頑張れた糧になっていたことを思い出してください。そして、その悔しさをバネに、こんな凄いことが出来た自分たちの力をこれからも信じてください。

身近な風景 ~ヤマユリ

7月24日(土)、毎年この時期、里山に続く道路の斜面には「ヤマユリ」の花が咲いています。ちょうど見頃です。

ヤマユリは、本州に分布する「日本特産種」です。茎は高さ100~150cmにもなり、花は7月から8月に、数個から多いものは20個くらいつくものもあり、手のひらより大きな花の重さで倒れてしまうこともあります。また、球根は食用にされています。


ユリの名前の由来は、花が大きくて風に揺れやすいので「揺れる」からきた名であるとする説もあるそうです。

野生とは思えないほど華麗な姿で、山あいの目立たない場所でひっそりと、しかし、気高く咲いているユリの花は、昔から短歌や俳句などにも歌われています。
ちなみに、万葉集には、長歌1首、短歌9種が載っているそうです。
例えば、
夏の野の繁みに咲ける姫百合の
  知らえぬ恋は苦しきものそ
」(1500)などは、美しい百合によせての恋歌です。

(口語訳)夏の野の茂みに咲いている姫百合が誰にも知られないように、相手に知られていない私の恋は、苦しく切ないものです。

俳句でもこんな句があります。
百合の香や人待つ門の薄月夜」永井荷風
山百合にねむれる馬や靄(もや)の中」飯田蛇笏
山百合を捧げて泳ぎ来る子あり」富安風生

(以上、「四季花ごよみ 夏」講談社より、百合と日本人(西山松之助)、百合と俳句(飯田隆太)を参考にしました。)

大昔から同じ姿で、同じような場所で咲いてきたヤマユリ。「場違いな華麗さ」とともに「どこか懐かしさ」を感じてしまいます。日本人がヤマユリとともに歩んできた歴史が、心のどこかに刻まれているのかもしれません。

【中学】栃木県中学校総合体育大会(バスケットボール)

7月23日(金)、県北体育館で「栃木県中学校総合体育大会(バスケットボール)」の1回戦が行われ、13時半から小山市の乙女中と対戦しました。

乙女中は、県ベスト8レベルの強豪校ということでしたが、最後まで試合を諦めず、戦い抜きました。結果は惜敗でしたが、よく頑張りました。




本校生も果敢に攻めていきました。










試合は終わりました。3年生にとっては最後の試合となりましたが、力を出し切っていたのではないかと思いました。


今回は、保護者も参観することが出来ました。




これまで頑張ってきた3年生に対して、顧問の粂谷先生、北堀先生、そして、これまで指導に関わってこられた高木先生からも、心のこもった言葉が送られました。
春と夏、2回の県大会に出場できたことは、皆さんの実力の証であり、努力の結果だと思います。皆さんの宝物になるはずです。そのことは忘れないでください。

皆さん、ご苦労様でした。

【中学】栃木県夏季中学生テニス選手権大会②

7月23日(金)、「栃木県夏季中学生テニス選手権大会 兼 関東中学生テニス選手権大会【団体】栃木県予選会」の3日目、最終日でした。

まず、女子シングルスの準決勝、決勝が行われ、見事、中学2年1組の神田瑞稀さんが優勝しました。おめでとうございます。
続いて行われた、関東予選の団体戦では、幸福の科学学園中学校に勝利し、優勝しました。その結果、関東大会に出場することになりました。おめでとうございます。



12:00 いよいよ、団体戦(関東予選)が始まります。団体戦にエントリーしているのは、この10名です。濃い青のユニフォームが3年生、薄い青が2年生です。3年生は、ここで終わるか、関東大会に行けるか、が決まります。顧問の安藤先生の言葉にモチベーションが上がりました。


気合を入れて、試合に臨みます。




相手は、幸福の科学学園中学校です。


団体戦は、5-0で完勝でした。あっぱれでした。

部長からコメントが届きました。
「関東大会出場を目標に、今まで頑張ってきましたので、出場できることはとても嬉しいです。関東大会まで、あと2週間、今日できなかったことを改善し、悔いのない関東大会にできるよう、みんなで頑張ります!」

みんな、よく頑張りました。
これで、関東大会出場記録がまた更新されましたね。(プレッシャーだったと思いますが…)

関東大会は、8月6日から埼玉県狭山市の智光山公園で行われます。
関東大会でも皆さんが力を発揮できるよう、応援しています。