校長室便り

2022年10月の記事一覧

【高校】サッカー選手権栃木大会「2回戦」突破!

10月10日(祝)、リアンビレッジ矢板(とちぎフットボールセンター)で、「2022年度 全国高校サッカー選手権栃木大会」の2回戦が行われました。本校チームは「上三川高校」と対戦し、4対2で勝利しました。3回戦は、10月15日(土)、真岡市総合運動公園で、「真岡高校」と対戦します。

「とちテレ」スポーツで、上記試合を現在配信中です。 https://youtu.be/UXv7VXb1uOk

「佐野高校サッカー部」の紹介動画もアップされています。 → https://youtu.be/ET8G0tShBUY

【中学】明日は「合唱コンクール」

10月11日(火)、明日12日(水)は「第15回 校内合唱コンクール」です。放課後は、コンクール前日の最後の練習に取り組んでいました。

 

合唱コンクールは、当初の予定では9月22日(木)でしたが、10月12日(水)に延期になっていました。

その間、中間テストがあったため、17日程度のブランクが入り、10月7日(金)に練習が再開されました。

そのため、生徒たちは、10月7日(金)と、三連休をはさんでの、10月11日(火)の2日間で、なんとか仕上げてきました。

もちろん、十分な練習ができた、とは言えませんが、今日の練習では、それぞれのクラスで一生懸命に取り組んでいる姿を見ることが出来ました。明日のコンクールでは、全力を出し切ってください! 楽しみにしています。

 

以下は、今日の放課後の練習風景です。(練習場所は、全クラスが音楽室や体育館を公平に使えるよう、あらかじめローテーションが組まれていました。今日はそのローテーションに基づく場所で、練習をしていました。)

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身近な風景 ~国立科学博物館 特別展「毒」

10月10日(祝)14時~16時、栃木県立博物館で、栃木県版RDB(レッドデータブック)に関する「両生爬虫類部会」がありました。委員の一人である「国立科学博物館」の吉川夏彦先生(宇都宮市出身)から、11月1日から始まる特別展「毒」のリーフレットをいただきました。吉川先生は、高校時代からサンショウウオについて興味をもち、京都大学で学んだ後、数年前から「国立科学博物館」の脊椎動物研究グループ研究員として勤務されています。サンショウウオ類の分類等がご専門と聞いています。

吉川先生は、特別展「毒」の監修者の一人です。なんだかとっても面白そうなイベントです。

*国立科学博物館 特別展「毒」(オフィシャルHP)→ https://www.dokuten.jp/index.html

身近な風景 ~県立博物館「開館40周年記念特別企画展」

10月10日(祝)12時~、県立博物館の開館40周年記念特別企画展鑑真和上と下野薬師寺」を見学しました。

県立博物館の人文部門が総力を挙げた、壮大な規模の企画展に圧倒されました。素晴らしい展示内容で、会場は大勢の見学者で賑わっていました。なお、この企画展は、2年前まで本校教諭だった島田佐智夫主任研究員が考古部門で監修しています。(当日は不在で、お会いすることはできませんでした。)今月いっぱいの企画展ですので、ぜひ、行ってみてください。

島田先生がいらっしゃれば、島田先生の写真を掲載する予定でしたが、「みーたん」でお許しください。

企画展特設ページ → http://www.muse.pref.tochigi.lg.jp/exhibition/kikaku/20220917ganjin/index.html

 

企画展の入り口です。中は写真撮影禁止ですので、ここまでです。

 

島田先生が寄稿した記事が下野新聞(10月9日付け)に掲載されていましたので、紹介します。

(本人の了解を得て、本HPに掲載します。なお、寄稿記事については、下野新聞に著作権がないため、著作者本人の了解が得られれば、掲載することが可能です。)

県立博物館 島田先生(下野R4.10.9).pdf

【中1】「日本一面白い学校にする方法」とは?(総合・宍戸先生)

10月4日(火)7限目、中学1年2組の「総合的な学習の時間」の授業(宍戸先生)を見学しました。中学1年生は「教育と探求社」によるアクティブ・ラーニング型社会課題探究プログラム「ソーシャルチェンジ」に取り組んでいます。今回のテーマは「日本一面白い学校にする方法」でした。班ごとに自分たちが考えたアイディアを発表しました。

 

ソーシャルチェンジ」は、困っている人を助けて、笑顔にする企画を考えるプログラムです。
生徒は、自ら見つけた社会課題に当事者として向き合い、その解決方法をチームで考え、企画にまとめ、プレゼンテーションをします。社会の一員としての自分の役割を認識し自ら動き出せる主体性、閉塞感のある世の中に新たな価値を生み出す創造性、一人ではできないことを周りの人を巻き込んで実現していく、協働する力を育みます。(以上、教育と探求社」のHPより引用しました)

今回は、「日本一面白い学校にする方法」を提案するという企画ですが、まず、それぞれが日常の学校生活で、こうだったらいいのに、というアイディアを付箋にどんどん書いていきます。その際に、自分の意見や他人の意見を否定しないことがルールで、とにかく何でも言ってみることが重要です。同じような考えやなるほど、と共感するアイディアをもとに、班としての考えをまとめます。(この作業はすでに終了しています。)

次の段階として、各班のアイディアをより具体的、説得力のあるものに磨いていきました。そのために3枚のシートに整理していきます。シート①で、班が決めたアイディアを説明します。シート②で、その実現のためにはどんな課題があるかを考えます。シート③では、このアイディアのメリット(学校がどう変わっていくか)を説明します。

 

このクラスでは、全部で9班作られており、各班3分程度で、自分たちのアイディアを発表しました。

生徒はその発表を聞いて、各班の発表のどんなところが良かったかを、すごい奇抜、予想外、新しい、珍しい)、なるほど納得、つじつまが合う、具体的、賛成したい)などの観点から、お互いに評価してきます。

「試験のない学校にする」「自由に授業を選択できる学校にする」「いろいろなイベントを開催する」など、自由な発想から発表がありました。

 

このプログラムには、以下のような特徴があります。(「教育と探求社」のHPをもとに紹介)

①生徒自身が社会課題を見つけて取り組む

 興味をくすぐる問い、発言しやすい場づくりの仕掛けによって、もっと知りたいもっと取り組みたいという感情が起こり、学ぶ意欲を引き出します。生徒たちは自然と社会に関心を持ち、自分の力で社会課題を見つけ、当事者意識を持ってその課題に取り組みます。

 

②自分自身を認め、自信を持つようになる

 「まずやってみる、やってみたらできた、できたからもっとやりたい」この3つのステップを、繰り返し体験します。安心・安全な学びの場で挑戦し、失敗を経験する。失敗から学んで成功体験を積み、新たな挑戦に向かう。そのなかで生徒の自己肯定感と自信を高めます。

 

③実社会で使えるコミュニケーション力が伸びる

 一人では解決することが難しい課題に、クラスメイトと共に取り組みます。ふとしたアイディアや心から湧き上がる本音を自分の言葉で話し異なる考えや意見を取り入れ力を合わせてより良い企画をつくりあげる。そんな体験のなかで、実社会で本当に活用できるコミュニケーション力が育ちます。

 

*このように、中学1年生では、発言しやすい場を作り、自由に自分の考えを話し、認められることを通して、自己肯定感や自信を高めることを重視しています。その中で、課題を発見したり、力を合わせてより良い企画をつくりあげることができれば、大きな成長につながると考えています。

*「教育と探求社」によるプログラムは、昨年度、中学2年生から導入し、今年度は、中学1年生から3年生までの全学年で、計画的・継続的に実施しています。中1(ソーシャルチェンジ)、中2(コーポレートアクセス)、中3(スモールスタート)の3つのプログラムです。学校としても大きな手ごたえを感じています。もちろん、本県では初の取組です。これからも、一歩先行く佐附中として、先進的に取り組んでいきたいと考えています。