校長室便り

2021年4月の記事一覧

【中1】中学生活ガイダンス

4月9日(金)、中学1年生は、1限目の新任式に続いて、午前中は、ホームルーム活動が行われました。クラスの係決めや担任の先生から、中学校での生活について、いろいろなお話がありました。午後は、交通関係の講話がありました。

中1の各クラスでは、担任の先生から、持ち物の名前の付け方や、勉強の仕方などについて、話を聞いていました。黒板の周りの花は、中学生徒会の生徒が付けてくれました。






その後、クラスの係決めが行われていました。まず、委員長や副委員長から決めますが、皆やる気満々で、委員長をやってみたい生徒は各クラスとも10人くらい手が上がったそうです。





この一日で、お互いのことが少しづつわかってきたようです。
中1は、来週の金土日に「ふれあい宿泊学習」がありますので、みんなが仲良くなる機会はたくさんあります。慌てなくても大丈夫です。

【高1】高校生活ガイダンス

4月9日(金)、高校1年生は、1限目の新任式に続いて、2限目:学年集会3限目:クラスでのアイスブレイク4限目:HR役員等選出・クラス写真撮影5~7限目:学習ガイダンスがありました。

2限目:体育館で、先生方からのお話を聞いた後、アイスブレイクのためのゲーム「バースデイ・サークル」を行いました。まずは、名前を覚えるため、ガムテープで名札を作り、胸に貼りつけました。まだ、みんな緊張した面持ちです。


大宮先生がファシリテーター(全体のかじ取り役)となり、クラスごとに体育館の四隅に分かれ、言葉を使わないで、生年月日の順番に輪(サークル)を作ります。身振り手振りで、お互いの誕生日の順番を探ることで、体全体でコミュニケーションをとっていきます。



全員が揃うと、座ります。その速さを競うゲームです。




正しい順番になっているか、大宮先生が確認していきます。間違いが見つかると、順番が変わります。一人だけ、今日(4月9日)が誕生日の生徒がいて、全員から祝福されました。楽しい雰囲気の中、だいぶ、アイスブレイクされてきました。

3限目:クラスでもアイスブレイクの第2弾を行いました。「さいころトーク」で、振ったさいころの目の数で、指定されたお題について、話して自分をアピールします。お題は、班ごとに決めました。好きなアーティスト、好きな動物、推し、好きな食べ物、など、話したくなるようなお題を決めていました。






だんだんと、笑顔がこぼれてくるようになりました。

5~7限目:各教科やスタディサプリのガイダンスを行いました。






今日一日で、クラスの友達づくりや高校での生活や勉強などについて、多くのことを体験しました。ちょっと疲れたかもしれませんが、土日ゆっくり休んで、来週からの本格的な授業のスタートに向けて頑張りましょう。

【高校】本校の「オンライン国際交流」が文科省HPで紹介されました!

文科省では、全国で行われている高等学校のオンライン国際交流事例を収集し、文科省ホームページで紹介していますが、特に特徴的な事例として、全部で9件の一つとして、本校の取組が紹介されています。本校の取組は、文科省からも高く評価されています。


https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/ryugaku/koukousei/20210331-mxt_kouhou02-3.pdf

【中学】入学式後の新入生へのオリエンテーション

4月7日(水)、入学式終了後、新入生は旭城ホールで、新中2生による「School  Events」(学校行事)の説明会が行われました。

4月からの学校行事をスライドを使って、中学2年生が、なんと英語でプレゼンしました。新入生にとって、やさしい英語とはいっても、いきなり英語で、というのは、かなりチャレンジングだったと思いますが、写真と雰囲気で何となく分かったようです。(それも凄いですね)





また、プレゼン終了後に、質問コーナーがありましたが、10人くらいから手が上がりました。
例えば、
「どうしたら友達ができますか?」(いい質問ですね!)
「思い出に残っている行事は何ですか?」
「大変だったことは何ですか?」
など、素晴らしい質問です。
説明した中学2年生たちは、質問ぜめにあっていました。
さすがは附属中生ですね。前向きでやる気を感じました。

身近な風景 ~トウキョウサンショウウオ観察会

4月4日(日)、トウキョウサンショウウオ観察会(生息状況調査)を実施しました。
この観察会は、2005年から毎年、4月の第一日曜日に行っています。
今年は、佐野高校10名、とちぎカエル探検隊2名、宇都宮大学1名が参加してくれました。

この観察会(生息状況調査)は、小中高生を対象に、地元の希少な生物であるトウキョウサンショウウオとその生息環境について知ってもらうことと、その年の産卵数をみんなで数えることで生息状況を調査することを目的としています。近年は、佐野高校の科学部の研究とタイアップして行っています。


こんなシーンも見られました(幼生同士の共食いです!)

トウキョウサンショウウオは、栃木県ではレッドデータブックで「絶滅危惧Ⅱ類」に指定されています。栃木県では、県南地域(佐野市と栃木市)が最大の生息地ですが、近年、様々な要因から急速に減少しつつあります。そこで、生息状況を正確に把握し、保護対策を講じることを科学部とともに進めています。

本種の保護対策として、2年前から科学部によって人工の産卵場を整備しました。
この日は、実際にどこにどれだけ産んでいるかを調査し、卵のうがある場所に、目印として割り箸をたてました。この土地の所有者は、佐野高校のOBということで、とても協力していただいています。

このような雨水が集まってできた水路にも産卵が見られます。


これまでの最高の148卵のうを1時間の調査で確認しました。これだけの卵のうを発見するのは、熱意と根気がいる作業です。科学部の精鋭たちの力は凄いです。一人では、一日かかっても、ここまではとうていできないでしょう。

かなり達成感のある調査です。もちろん、卵のう数を確認した後は、もとあった場所に戻します。これだけの卵のう数から、どれだけの幼生が成長して上陸できるのか、その割合を把握し、それを高めることが保護活動に繋がります。この土地の所有者も、自由に研究に使ってくださいと協力していただいています。


近年は、人の手が加わらなくなった休耕田は荒地化し、産卵に適した環境が急減しています。荒地を探索し、卵のうを発見した時は、かなり嬉しくなります。
しかし、はたしてここで成長して成体になれるのか、と考えると、不安が大きいです。何しろ、水が干上がってしまったら、両生類は生きていけませんから。


この日は、散り始めた桜の花びらが川の水面に浮かび、花びらの滝が見られました。






在来種のカントウタンポポの大群落が花盛りでした。(アマガエルがどこにいるかわかりますか?)
今日は、お陰様で充実した調査ができました。