校長室便り

2022年6月の記事一覧

【中3】「英語」の授業見学(富永先生)

6月14日(火)5限目、中学3年1組の「英語」の授業(富永先生)を見学しました。電話でのやりとりに関する表現を学んでいました。

どのホテルに泊まるかで、新たに「Hotel volvox」が加わりました。このホテルでは、Dr.Shinichiro の Volvox のレクチャーを聞くことが出来ます。

*ごく普通の授業風景ですが、生徒が、知識や技能を習得する場面、それを活用して使いこなそうとする場面、そして、新たなシチュエーションを想像する楽しさを感じる場面、などがバランス良く組み込まれており、生徒たちは安心して授業に集中していました。

【中2】「CTP」の授業見学(高木先生、粂谷先生)

6月14日(火)3限目、中学2年3組の「CTP」の授業(高木先生・粂谷先生)を見学しました。CTP(クリティカル・シンキング・プログラム)は総合的な学習の時間とも連動しており、「世界が抱える諸問題の解決に向けて」をテーマに探究学習を行っています。

中1の時の「総合的な学習の時間」は、SDGsの17の目標は、2030年までに達成することとしていることから、「2030年 世界はどうあるべきか①」として、環境問題に焦点を絞った研究をしてきました。

中2では、「2030年 世界はどうあるべきか②」として、世界が抱える諸問題(国際理解)をテーマに、日本と世界を比較しながら、より広い視点で研究することにしています。

CTPでは、こうした探究活動と連動し、必要となる「思考法」や「パワーポイントを使ったプレゼン」などのスキルを身に付けることを目標としています。

例えば、一つのキーワードから思考を広げるため、今回は「マンダラ」という思考法を活用しています。ある班は「アルビノ」という生物に見られる現象がどのような社会問題に関わっているかを「マンダラ」で表現していました。


生徒が作成した「マンダラ」(色や矢印は、後からこちらで書き加えました。大谷翔平が高1の時に、このマンダラチャートを作成していたことが有名です)

このように、「マンダラ」を作り、関連する事項を確認しながら、

①結論(どうあるべきか、提案)
②理由(そう考える理由)
③現状分析(根拠となる資料)
④解決のためにやるべきこと、やりたいこと

といった構成を考えていきます。
これは、とても高度な取り組みだと思います。中2でここまでのことが出来れば、中3や高校では、研究内容そのものをより深めることが出来るでしょう。

その際、高木先生と粂谷先生が、各班にアドバイスをしており、それによって、研究の方向性が少しずつ見えてきていました。

*どのような研究になるのか、とても楽しみにしています。

【中2】「数学」の授業見学(山田先生)

6月14日(火)3限目、中学2年2組の「数学」の授業(山田先生)を見学しました。生徒たちは、お互いに教え合ったりすることで、連立方程式を使った応用問題に挑戦していました。

生徒たちは、このやり方にだいぶ慣れてきているようです。

生徒は、難易度の高い応用問題にひるむことなく、楽しそうに解いていました。

*おそらく、一昔前の授業の様子とは一変する「学びの場」が機能していました。
応用問題ですので、難しい問題も含まれており、数学が苦手な生徒もいることは思いますが、誰一人としてあきらめている生徒がいないことは素晴らしいと思いました。いわゆる、個別最適な学習が行われていると思いました。このやり方は、特に問題演習的な内容で、最大限に効果を発揮するのではないかと思いました。

【高1】国際理解英語弁論大会「優秀賞」!

6月7日(火)、「令和4年度第42回国際理解英語弁論大会」が開催されました。動画による審査の結果、高校1年2組細貝日向さんが「優秀賞」を受賞しました。おめでとうございます。なお、表彰は終業式の日に行います。

 

細貝さんのスピーチのタイトルは「To make the world without disparity 」(格差のない世界を作る)でした。

スピーチの概要
細貝さんは、介護施設でのボランティア活動に参加した際、ベトナム人の従業員に出会い、なぜ、日本で働いているのか不思議に思いました。そこで、ベトナムから来た二人の女性従業員に話を聞きました。ベトナムでは、安定した職業に就ける人は都市部に住む裕福な家庭の人で、その他の人たちは低賃金で働いたり、収入の不安定な農家で働いているそうです。彼女たちは「日本で働いてお金を貯めて、ベトナムにいる両親と兄妹に送ってあげたい」と話してくれました。世界には所得格差による影響が広がっています。特に発展途上国の人々は、不安定な暮らしをし、子どもでさえも生きるために働かざるを得ない状況にいます。

そんな中、この状況を変えるために立ち上がった一人の女性がいます。田口愛さんです。田口さんは、子どもの頃から大好きだった「チョコレート」の生産者に感謝を伝えたいと思うようになりました。しかし、チョコレートの原料のカカオの原産国であるガーナのほとんどの人は、チョコレートを食べたことがない、という事実を知りました。彼女は、不平等な貿易現状を変えるため、ガーナへと向かいました。今、彼女は企業と連携し適正価格でのカカオ豆の取引が行われるよう取り組んでいます。

今、この世界に必要なのは行動を起こすことです。多くの人は所得格差のない世界を望んでいると思いますが、実際に行動に移せる人はほんのわずかです。一人の力は小さくても、企業レベルで活動をすることで、このような格差を減らすことが出来ると思います。もっと多くの人たちがこの問題に向き合うべきだと考えます。

私は学校の課題研究で、貿易上の格差をなくし、正当な価格で取引をするフェアトレードについての研究をしたいと考えています。そして、格差のない平等な世界の実現を目指して、第一歩を踏み出します。

*スピーチの原稿(と日本語訳)を見せてもらいましたが、素晴らしいスピーチだと思いました。実際のスピーチを聞いたら、もっと感動するのではと思いました。
ちなみに、スピーチで出てくる田口愛さんのことは、初めて知りましたが、ネットで調べてみると、「19歳の時に単身でガーナに渡り、その後、4年がかりで高品質のカカオを日本に輸出するビジネスを開始。大手商社が成し遂げられなかった改革を起こそうとしている。22歳がカカオビジネスを変える」という記事がありました。(是非、検索してみてください!)

細貝さんのスピーチは、この田口愛さんからもらったエネルギーで、聞く人の心を動かしたのではないかと思いました。

ところで、細貝さんは、英語が大好きで、中1の頃から、英語のスピーチに挑戦しています。中1では県のスピーチコンテストで3位、中2はコロナで中止、中3では、高円宮盃で県4位、そして高1では、本コンテストで「優秀賞」を受賞しました。
また、現在、SGクラブの英語ディベート班でも大活躍しています。自分が大好きなこと、得意なことをどんどん伸ばしていってほしいと思います。
これからのさらなる活躍を応援しています。

【高校】高校総体県予選「ボート競技大会」

6月11日(土)渡良瀬川特設コースで、「令和4年度高校総体県予選ボート競技大会」が行われました。先週行われた「関東高校ボート大会」で男女のシングルスカルとダブルスカルについては、順位が出ているので、それ以外の男女の舵付クオドルプルのみ、代表を決めるレースが行われました。

特設会場となった渡良瀬川は、昨日の雨で水位もあり、風や波、流れもなく、とても良いコンディションでした。

今回は、ゴール地点でのタイム計測のスタッフとともに見学・応援しました。

<女子舵付クオドルプル>



佐高チーム
S:福地琴美(2-4)、3:高瀬綾乃(2-2)、2:永田さや(1-3)、B:坂本妃織(1-4)、C:黒尾茉莉(1-2)

*2年生2名、1年生3名からなる若いチームです。4月から急成長し、優勝が狙えるところまで実力をつけてきました。今回は、佐野東の3年生チームに阻まれ、悔し涙を流していたのが印象に残りました。しかし、このチームはとてつもなく強くなることを確信しています。いつの日か、うれし涙を見せてくれることを期待しています。


下野新聞の記者から取材を受けるメンバーたち

<男子舵付クオドルプル>


佐高チーム
S::清水雅裕(2-4)、3:船田佳祐(2-2)、2:三田翔愛(1-2)、B:武政虎太郎(1-4)、C:宋 佳修(1-4)

*こちらも、2年生2名、1年生3名からなるチームです。今回が記念すべきデビュー戦でした。県の代表として、これから力を付けてください。応援しています。


<閉会式>


今日の県予選の結果、

男子シングルスカル(青木)、
男子舵付クオドルプル(宋・清水・船田・三田・武政)
女子シングルスカル(藤倉)
女子ダブルスカル(藤倉・堀越)

以上の4種目9名が、8月10~14日愛媛県今治市で開催されるインターハイに出場することが決定しました。おめでとうございます。

<佐高ボート部のミーティング>

今年度は、栃木国体のための強化練習が行われており、今回も10日(金)~13日(月)まで合宿が組まれています。大変かと思いますが、このようなことを経験できる高校生は、めったにいません。悔いのないようにやり切ってください。応援しています。また、今年はたくさん1年生が入ってくれました。一日も早く先輩たちをおびやかす存在になってくれることを期待しています。

【高校】7人制ラグビー県予選「準優勝」!

6月11日(土)佐野市運動公園第1多目的球技場で、「令和4年度第9回全国高等学校7人制ラグビーフットボール大会栃木県予選」が行われ、初の「準優勝」となりました。

準決勝は、宇都宮工業高校に快勝し、7人制全国大会県予選初の決勝に進出しました。
決勝は、國學院栃木高校に大敗しましたが。選手たちは最後まで諦めずにトライを狙いにいきました。部員5名、助っ人2名の7人ぎりぎりで、よく戦っていました。

試合終了後は、決勝を戦った國學院栃木高校の選手とともに記念写真を撮りました。

【高校】総文祭「自然科学部門」

6月10日(金)、本日付けの下野新聞(14面)で、総文祭の出場校が紹介されていました。本校の科学部も昨年度に引き続き、出場します。

下野新聞6月10日付け14面、許可を得て掲載

【中高】ももクロプロジェクト「第4回関係者打合せ」

6月9日(木)16:00~18:00、校長室で、ももクロプロジェクト「第4回関係者打合せ」を実施しました。いよいよ来週17日(金)に迫ったももクロのコンサート当日に向けて、デジタルスタンプラリーの細部のチェックを行いました。

デジタルスタンプラリーの設計を担当した東京の業者とオンラインでつなぎ、佐野市のブランド推進課、栃木県のデジタル戦略課、日本旅行の各担当者と、生徒代表5名(高校3名、中学2名)により、詳細な検討が行われました。

佐野市のHPでも紹介されています。
おいでよ佐野市

新たに詳細が公表されました(6/10)
デジタルスタンプラリー「めぐるんさ佐野市」

↑有志生徒による「ももクロプロジェクト」メンバーが、企画・立案・デザイン作成・スタンプラリーのルールづくり、ポイント設置場所の選定、協力依頼等を自分たちで行いました。デジタルスタンプラリーのプログラムは業者が担当しました。

身近な風景 ~アマガエル

6月9日(木)佐野市在住の草野さんから、アマガエルの写真が送られてきました。梅雨の季節に最もふさわしい生物のワンショットです。

この先には、アマガエルの拡大写真が貼ってあります。両生類が苦手な方は、ここまでにしておいた方が良いかと思います。


こんな顔をしてるんですねえ。何を考えているのでしょうか。かなり密な関係のようです。


金属パイプの中にも、昼間は潜んでいます。


穴からも顔を出しています。


垂直な壁でも、指の吸盤を使えばお手の物です。