英語部の活動状況
英語部の最近の活動を紹介します。3月に行われる冬季英語ディベート大会に向けて、即興ディベートの練習が始まりました。1年生部員にとって即興型は初めてとなるため、経験しながら学んでいるところです。
本日の部活動は、一般生徒の参加も募って、髙山先生による即興ディベート講習会「ディベートでめざせ難関大」を実施しました。まず、死刑制度(Death Penalty)の是非について書かれた英文を読み、それをもとに肯定側、否定側の2つの主張を準備します。チームがどちらの立場を取るかはその場で指定されます。即興型では20分ほどの準備時間内にいかに効率的に論題に関する幅広い考察をするかが鍵となります。
試合が始まると、3人のスピーカーが自分たちの2つの論点と理由の説明、相手の論点に対する反論、相手の反論を受けた自分たちの論点の再構築、まとめを順に行います。即興型では途中の準備時間がないため、攻守の主張を同時に考えながらスピーチをしなければなりません。今はまだ、明確な論点を2つ出すこと、スピーチの型に当てはめて各々の役割を果たすことで精一杯の状況ですが、こうして練習試合を積み重ねれば、論題について深く掘り下げて考える力が延びていくと思います。今回は勝敗を自分たちで話し合って決めることにしましたが、どちらの論点がより説得力があったかについて、活発な意見交換が延々と続きました。最後に髙山先生から「試合の後に、自分の好きな立場を選んで英文を書いてまとめると力がつく」というアドバイスをもらいました。
英語部では今後もディベートの技術向上に努めていきます。部内でもっと多くの試合を行うことが課題なので、機会があれば一般生徒へも引き続き参加を呼びかけることも考えています。英語ディベートは敵対するゲームというイメージがあるかもしれませんが、部員同士の結束は年々強くなっており、英語ディベートに前向きにチャレンジしようという雰囲気ができてきています。
部員に本日の練習会の感想を聞いてみましょう。
2年生部員「同じ論題で何度か練習をしたことがあったが、事前に資料を読んだことで新たな視点をたくさん学べた。試合後に英文を書いてみるという髙山先生お勧めの練習法を試してみたい。」
1年生部員「身近な話題でなかったから難しかったが、勉強になった。試合後に反省はいつもしているが、今回は自分たちで話し合って勝敗まで決めた。ディベート全体を深く考え直すことができた。」