日誌

英語部

〔大会報告〕栃木県英語ディベート冬季大会

3月16日(土)に栃木県英語ディベート冬季大会が宇都宮女子高校で開催され、Asian部門に1・2年生の混合チームが1チーム、PDA部門に1年生チームの2チームで出場してきました。

Asian部門は4試合、PDA部門は5試合を戦いましたが、これまで経験したことのないような論題に頭をひねりつつ果敢にチャレンジをする大会となりました。選手たちは、各種大会や練習会を通して身につけてきた即興ディベートの技能を他校生と競い合うことを通して、大きな充実感とともにこの1年間の成長を感じることができました。

 

【試合結果】

Asian部門 個人賞 第10位 布川希実

PDA部門 第二位 栃女Aチーム(賀來穂奈巳、橋本彩愛、丸山萌花)  

HPDU Tochigi Cup 2024に出場

2月4日(日)に宇都宮高校で開催されたHPDU栃木県予選に出場しました。

 この大会の試合形式はAsianスタイルと呼ばれ、普段取り組んでいるPDAスタイルよりも論題も難しくスピーチ量も多いものです。2年生を主体とする栃女チーム(布川、新井、押野、上田)は、新しい役割を覚えながら4試合に臨みました。そのうち2試合で勝利することができ、各自の即興ディベートのスキルを向上させるというチームとしての目標を達成することができました。

 

集合写真(栃女チームは真ん中あたりにいます)

同時に開催されたPDA練習会には1年生の2チームが参加し、他校との対戦を通じて実戦練習に励みました。残すは3月の冬季大会です。

第18回全国高校生英語ディベート大会出場

12月16日(土)、17日(日)に作新学院大学で開催された第18回全国高校生英語ディベート大会に初出場してきました。

 開催県枠として出場を決めた幸運な本校でしたが、インフルエンザ感染のため登録選手の6名のうち3名が1日目を欠場するというピンチに見舞われました。しかも、予選1戦目は昨年全国大会3連覇を果たした強豪市立浦和高校が対戦相手でした。3名の登録選手は普段とは異なる役割を果たさねばなりませんでしたが、力を合わせて最後まで諦めずによく戦い抜きました。1日目はその後、岡山朝日高校、宮崎第一高校、大阪青陵高校と対戦し、予選4試合目に初勝利を上げることができました。2日目には登録選手6人全員が揃って残りの予選を戦うことができ、渋谷教育学園幕張高校、三島北高校と対戦してトータルでは予選6戦中1勝2引き分けという結果を残すことができました。

全国各県の代表チームと「代理母出産合法化の是非」という難しい論題で論を戦わせながら、大会理念であるMake Friends精神に則って、対戦校の選手たちとの交流を深めることができたことはとても貴重な経験となりました。部員たちは、レベルの高い試合から論の構成や意見の統一感など多くを学ぶことができ、英語ディベートの素晴らしさを改めて感じたと語っています。

今回は栃木県開催ということで、開会式において、宇高生、宇東生と協力して栃女英語部部長の布川希実がMake Friends憲章を読み上げるという大役も経験することもできました。また、交流会での餃子試食会を楽しんだり、閉会式でダンスを披露したりなど、試合に出場しなかった部員も積極的に運営の補助に尽力しました。

思い出の多い全国大会になりました!

  

緊張した予選1戦目    全参加校の選手たち   指導してくれた有川さんと

【大会報告】第15回D‐1英語ディベート選手権大会兼全国大会予選

11月4日(土)宇都宮高等学校で行われた、令和5年度

第15回D‐1英語ディベート選手権大会 兼 第18回全国高校生英語ディベート大会栃木県予選大会

に、英語部から3チームが出場しました。

このディベートは準備型(HEnDA Style)で、英語コミュニケーション力だけでなく、事前の綿密なリサーチに基づくスピーチの準備が必要とされます。今年度の論題は以下の通りです。

 Resolved: That the Japanese government should legalize gestational surrogacy.

(日本政府は、代理出産を合法化すべきである。是か非か。)

県代表決定戦のAリーグでは4試合を戦ったところで、栃女Aチームは3位決定戦に臨むことになりました。

壇上のマイクの前でスピーチをする経験は、本校生には初めてのことで緊張しましたが、チームのメンバーは、招待ジャッジの方々と参加者全員が見守るなかでも非常に落ち着いてスピーチができました。立派でした。

この試合の勝利で学校賞3位となり、12月16日(土)、17日(日)に本県で行われる全国大会への出場権を獲得しました。快挙です。

全国大会に向けてさらに研鑽を積んでいきたいと思います。

 

 〔試合結果〕

学校順位 第3位

チーム順位 Aリーグ:栃女A 7位 栃女B 8位、Bリーグ:栃女C 6位

個人順位 Aリーグ:橋本彩愛 1位 布川希実 3位 Bリーグ:富口栞奈 2位

〔大会報告〕栃木県英語ディベート春季大会

6月11日(日)に栃木県英語ディベート春季大会が開催され、2年生1チームと1年生3チームがPDA部門に出場しました。

これは論題発表後の15分間で準備をして試合に臨む即興型の英語ディベートです。1年生にとって初めての公式戦となりましたが、日頃の練習の成果を発揮して、立派に他校生と論を戦わせることができました。

【試合結果】

PDA部門 第5位 栃女Cチーム

第2回栃高栃女合同部活動

昨年度末より、英語部は栃木高校語学部との合同部活動という新しい活動をスタートさせました。その2回目が先日4月28日(木)に栃木高校で行われ、栃女生9名と栃高生14名が参加しました。

前半は栃女生が「THW ban tobacco.(政府はたばこを禁止する)」というテーマで英語ディベートのモデルを栃高生に披露しました。本校1年生部員にとっては試合デビューとなりましたが、2年生部員の指導のもと、大きな声が出せていました。英語の授業でディベートを取り入れている栃高生は、熱心にメモを取りながらよく耳を傾けてジャッジ役を務めてくれました。男子校生との意見交換を通して知見を広げることが、栃女英語部の今後の英語ディベートの技能向上のために大きな成果を上げることができるのではないかと期待しています。

後半は両部の顧問であるALTの企画による交流活動を行い、とても盛り上がりました。楽しい時間を過ごしながらも、英語コミュニケーション力の向上に意欲を喚起し合うことができてよかったと思います。

 

EMPOWERMENT PROGRAM in Tochijoのご案内

英語部では、本日配布した実施要項のとおり、オールイングリッシュによる探究型学習プログラムであるEMPOWERMENT PROGRAM in Tochijoを、9月19日(日)・20日(月)に企画いたしました。本プログラムは、外国人ファシリテーター及びグループリーダーの指導による学習コーチングの利点を存分に生かして、スピーキング力をさらに高める成果が期待できる内容となっています。2日間という短い期間ではありますが、思考力及び発信力の伸長を図る有意義な研修となるよう、校内での事前研修を計画的に実施する予定です。なお、本研修実現のためには、最少催行人数の30名以上の参加生徒を集めることが必要です。そこで、英語部としては、一人でも多くの生徒に共にチャレンジする仲間になってほしいと強く願い、1、2年生の有志参加を募りたいと考えております。

つきましては、7月5日(月)放課後に、EMPOWERMENT PROGRAM in Tochijo募集説明会を開催いたします。本研修に少しでも興味を持った生徒及び保護者の皆様は、募集説明会への参加をぜひご検討ください。


  説明会案内.pdf

英語部の活動状況

英語部の最近の活動を紹介します。3月に行われる冬季英語ディベート大会に向けて、即興ディベートの練習が始まりました。1年生部員にとって即興型は初めてとなるため、経験しながら学んでいるところです。

 

本日の部活動は、一般生徒の参加も募って、髙山先生による即興ディベート講習会「ディベートでめざせ難関大」を実施しました。まず、死刑制度(Death Penalty)の是非について書かれた英文を読み、それをもとに肯定側、否定側の2つの主張を準備します。チームがどちらの立場を取るかはその場で指定されます。即興型では20分ほどの準備時間内にいかに効率的に論題に関する幅広い考察をするかが鍵となります。

 

試合が始まると、3人のスピーカーが自分たちの2つの論点と理由の説明、相手の論点に対する反論、相手の反論を受けた自分たちの論点の再構築、まとめを順に行います。即興型では途中の準備時間がないため、攻守の主張を同時に考えながらスピーチをしなければなりません。今はまだ、明確な論点を2つ出すこと、スピーチの型に当てはめて各々の役割を果たすことで精一杯の状況ですが、こうして練習試合を積み重ねれば、論題について深く掘り下げて考える力が延びていくと思います。今回は勝敗を自分たちで話し合って決めることにしましたが、どちらの論点がより説得力があったかについて、活発な意見交換が延々と続きました。最後に髙山先生から「試合の後に、自分の好きな立場を選んで英文を書いてまとめると力がつく」というアドバイスをもらいました。

 

英語部では今後もディベートの技術向上に努めていきます。部内でもっと多くの試合を行うことが課題なので、機会があれば一般生徒へも引き続き参加を呼びかけることも考えています。英語ディベートは敵対するゲームというイメージがあるかもしれませんが、部員同士の結束は年々強くなっており、英語ディベートに前向きにチャレンジしようという雰囲気ができてきています。

 

部員に本日の練習会の感想を聞いてみましょう。

2年生部員「同じ論題で何度か練習をしたことがあったが、事前に資料を読んだことで新たな視点をたくさん学べた。試合後に英文を書いてみるという髙山先生お勧めの練習法を試してみたい。」

1年生部員「身近な話題でなかったから難しかったが、勉強になった。試合後に反省はいつもしているが、今回は自分たちで話し合って勝敗まで決めた。ディベート全体を深く考え直すことができた。」

  


栃女英語部を紹介します

1年生の皆さんに向けて英語部の紹介をします。英語部は3年生5名、2年生10名で、週2~5日、新館3階の地学教室で活動しています。主な定例活動として次の3つが挙げられます。

 

(1)英語ディベート(通年)

   ・県主催の合同練習会への参加

・春季大会(今年度は中止)、D1選手権大会、冬季大会に主に
     PDA部門で出場

・佐野高校SGH杯南部地区大会への出場

(2)ALTのサンディー先生との交流(通年)

   ・ランチミーティング

・季節ごとのイベントなど

(3)栃木市イングリッシュキャンプにおけるボランティア(7月)

・市内の小学校5・6年生がALTの指導の下で英語に親しむ行事
               の運営補助

 

英語ディベートについては、合同練習会で他校生との切磋琢磨しながら技能を磨き、各種大会での入賞を目指しています。ディベートを英語で行うというとレベルが高いように思われるかもしれませんが、部員全員が初心者からのスタートです。試合の型に沿ってスピーチ練習を積むうちに、少しずつ自分の話した英語が意図した通りに伝えられることが意識できるようになります。試合では、与えられたテーマとサイド(肯定側か否定側)に分かれてディベートを行い、より説得力のある主張を行ったチームが勝利を収めます。相手の意見を正しく聞き取らないと主張が意味をなさないため、試合で勝つことはそう簡単ではありません。そんなとき、栃女生ならではの固い結束力が武器になります。校内でもっと対戦練習ができるようになれば、さらに実戦力を高めることができることが期待できます。一人でも多くの1年生の入部を心待ちにしています。

 

また、英語部は「EMPOWERMENT PROGRAM in Tochijo」という校内研修を企画しています。これはオールイングリッシュによる2日間の探究型学習プログラムで、一昨年3月末に開催した第1回目は参加生徒に大変好評でした。昨年度は、英語部部員と1、2年生の希望者の計27名の生徒が参加予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大を受けて事前研修まで行ったところで中止とせざるを得ず、大変残念なことでした。今年度の実施については未定ですが、英語部では、今後も英語を使いながら楽しく学ぶ活動の幅を広げていきたいと考えています。