学びの活動

2018年6月の記事一覧

「騒音測定実習」建築デザイン科2年住環境コース(実習紹介⑧)

 建築デザイン科2年生では、騒音測定実習を行います。
 音は物体の振動によって、空気や他の物体に伝わり、私たちの生活環境に大きな影響を与えます。
 そこで建築計画では、建築物が不必要な音の発生を防止・遮断し、必要な音がはっきり聞こえる性能を備えることが必要となります。
 この実習では、騒音・室内の音圧分布・室内残響時間・遮音の測定を行い、適切な音環境(音響性質)について学習します。

 
 


「木造小屋組実習」建築デザイン科2年(実習紹介⑦)

 建築デザイン科2年生では、木造小屋組(平垂木)実習を行います。
 木造の小屋組とは、屋根の構造のことで、主要部分の上に設置する構造物です。
 その構造は主に伝統工法を引き継ぐ和小屋と、西欧建築の構法を取り入れた洋小屋の二つに分類され、木構造における特徴的な部位になります。
 建築デザイン科2年の齋藤有沙さん(氏家中出身)は、「木造建築に興味があり、実際の大工作業で小屋組が造れてうれしいです。」「今後は是非、建築大工技能士の資格取得に挑戦したいです。」と話しています。
 本校の卒業生は、女性で技能五輪全国大会建築大工職種に出場している実績があり、先輩以上の活躍を期待しています。

 
 

「建築製図」 建築デザイン科2年

 建築デザイン科2年生では、建築製図を行います。
 1年次の基礎製図が終わり、実施設計図の中でも、主に2階建木造住宅を中心とした意匠図(配置・平面・立面・断面・かなばかり図)の製図を行います。また年度末には、自由設計にも挑戦します。模写製図だけでなく、より実践的な設計製図を行い、高い設計力を養う授業を行っています。
 建築デザイン科2年の山本隼輔さん(星が丘出身)は、「図面に関する美的表現はたいへん難しいですが、建築製図が好きです。」「今後の進路に役立つと思うので、一生懸命に勉強したいです。」と話しています。
 建築製図を通して、設計方法や建築構造を理解して、楽しく授業に取り組んでもらいたいです。

 
 




「木造機械実習」 建築デザイン科3年(実習紹介⑥)

 建築デザイン科3年生では、木工機械加工による、仕口と継手の加工実習を行っています。
 仕口と継手は、木造住宅の軸組接合部で使われる非常に重要な部分です。機械加工と手加工で仕口と継手を完成させ、木造住宅の軸組工法を理解する授業です。
 安全指導のもと、生徒達は真剣な様子で授業に取り組んでいました。

 
 

「建築製図」 建築デザイン科1年

 建築デザイン科1年生では、建築製図を行います。
 建築製図の授業では、図面に必要な文字や線、記号の描き方から、平屋建て住宅平面図、立面図、断面図、部分詳細図などの模写を中心に図面を描きます。
 将来、建築士になるための基礎的な要素なので、全員が真剣に取り組んでいます。
 建築デザイン科1年の上田憩さん(宮の原中出身)は、「建築製図はとにかく楽しいです。」「課題図通り正確に線を引き図面を描けた時の達成感は最高です。」と話しています。
 この基礎を大切に、今後は環境を考え、人に優しい建築設計を目指して欲しいです。

  
 
 

「計算技術検定試験の合格に向けて」建築デザイン科1年

 建築デザイン科1年では、6月15日(金)に実施される、全国工業高校校長協会主催の計算技術検定試験3級を受検します。
 この試験は、工業技術者に必要な関数などを含む計算問題を解く形式で、四則・関数・実務計算の3種目があり、現在、授業や放課後の補習で全員合格に向けて特訓中です。
 建築デザイン科1年の齋藤輝さん(鹿沼西中出身)は、「関数計算が難しくて大変です。」「勉強と部活の両立を図り、絶対に合格したいです。」と、話しています。
建築デザイン科の2、3年生は、上位試験の1級、2級計算技術検定試験にも挑戦しています。
 頑張っている生徒たちの合格を願っています。

 
 

「セメントの強度実験」2年建築技術コース(実習紹介⑤)

    建築デザイン科2年生の建築技術コースでは、セメントの強度実験を行います。
セメントの強さは、コンクリートの強度に直接影響します。セメントの種類や粉末度、風化の程度、養生状態などで異なるので、授業ではJISに定める試験方法により試験を行います。
 生徒達はグループに分かれ、各班で強度の最高値を目指して実験に臨み、試験結果から考察を行い、ビル設計などで必要なセメントの強度や性質の基礎を学びます。

 
 

「ペーパーコードスツールの研究」 3年課題研究班

 建築デザイン科3年生の授業に課題研究があります。この授業は、生徒一人一人が研究テーマを掲げ、調査、研究、実験、製作などを1年間行い、最後に研究発表をします。
 この班では、ペーパーコードを使用したスツールの研究をしています。普段あまり馴染みのないペーパーコードを座面に利用し、編み方や色彩、デザインを研究しています。
 建築デザイン科3年の佐野大樹さん(陽東中出身)は、「ペーパーコードを巻き込む作業は、簡単なようですが、たいへん高度な技術が必要なことが分かりました。」「鹿の子編み以外にも、デザイン性の高い編み込みを考えたいです。」と話しています。
 基礎的な研究が終えると、色々な方法を用いてペーパーコードでのベンチ製作を考えているようです。
 研究の過程は随時掲載する予定です。彼らの研究成果を楽しみにしています。


 
 

「パソコン実習」 1年工業技術基礎(実習紹介④)

    建築デザイン科1年生の工業技術基礎では、パソコン実習(ワード、エクセル、パワーポイント、建築CAD)を行います。
 パワーポイントの学習では、自分の好きな世界の有名建築家の思想や、設計した建築物、デザインなどを調べ、報告書(プレゼンシート)を制作する授業です。ソフトの操作方法を覚えるだけでなく建築家の設計方法を理解できる授業で、生徒たちも興味を持ち積極的に取り組んでいます。