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~令和元年度に創立40周年を迎えました~ |
学校を飛び出せ!世界を広げる夏にしよう!
熱い意気込みを胸に、生徒会の企画で8月21日(水)、JICA筑波施設訪問に行ってきました。
本校生徒会では、国際社会と地域(・自分)を結びつけて考えることを生徒会の活動テーマに含めています。今回は役員以外にも参加者を募り、役員と有志の生徒で開発協力の最前線に触れてきました。
(1) 事前学習 「水」ー疑問の視点を得る
訪問に先立って、放課後の時間を利用し、私たちの生活に欠かせない「水」をテーマに学習会を開きました。
知識を得るための学びというより、支援を必要としている国の現状を見てどのような点に着目するのか、学びの視点を得るためのワークショップを実施しました。グループ討議を通じて気付きを共有し、世界の開発支援への関心を高めました。
(2) 施設訪問当日
① JICA概要講義~国際協力の取り組みについて~
青年海外協力隊の経験もある職員の方から、なぜ国際協力が必要なのか、またどのような農業支援が行われているか、私たちの生活がどれほど国際社会とつながっているのか、など多岐に渡る国際協力の取り組みや現状について教えていただきました。
参加した生徒は、カードゲームを用いた参加型のアクティビティを通じて、私たちの食卓や着ているもの、身の周りのもののあらゆるものが遠い国で作られていることを学びました。国際協力をすることと私たちの生活を守ることとはつながっているといったお話をいただきました。
② 農業施設見学
JICA筑波の特徴は、先進的な農業支援の研究にありました。ネリカ(New Rice for Africa)と呼ばれる品種の栽培をはじめ、海外での食糧生産に資する研究がされているとのことです。
当日は研究室の中も見せていただき、アフリカを中心とした国々から来日されている研修員の方々が、課題を共有しその解決に向けてまさに研究しているところも拝見しました。その熱意ある姿には、心動かされるものがありました。
③ 民族衣装体験
施設内には世界中から来日された研修員の方々が持ち寄った本物の民族衣装が多数あり、試着させていただきました。
着方があっているのか・・・は不明ですが、アフリカ・アジア・オセアニア・南米とあらゆる地域の衣裳がありました。色彩も、意匠も、材質も、形も実に様々な民族衣装に身を包み、世界の文化が多様であることを肌で実感することが出来ました。
衣装体験のあとは、昼食にエスニック弁当をいただいて解散となりました。
クロージングにあたっては参加した生徒からの質問も受けていただき、充実した研修会になりました。
国内にいながら、世界と出会えた一日となりました。
(3)今後の生徒会活動にむけて
貴重な学びがあった研修会でしたが、大事なのはこれからです。
今回の研修会には9月から生徒会新役員になる生徒も参加していました。世界と地域・自分たちをつなげることをテーマに、2学期の取り組みにこの学びをどう反映させていくのか、そして今の私たちが、地域や世界に何が出来るのかを考え、今後の生徒会活動を一層充実させていきたいと思います。