校長室便り

2021年10月の記事一覧

【中2】オンライン・インターンシップ発表会

10月12日(火)6・7限目、中学2年生の「総合的な学習の時間」の授業を見学しました。授業は、今年度「マイチャレンジ」の代替事業として実施している「コーポレート・アクセス」(企業へのオンライン・インターシップ)での「新人研修」発表会を実施しました。

生徒達は、12の企業の中から、それぞれ一つ選び、クラス横断的にグループを作っています。新人研修の最初の課題として、自分たちがインターンシップを行う企業について、調べて発表しました。

<6限目>発表の最終的な準備が行われています。








<7限目> いよいよ各班の発表が始まります。今回は、12の企業のうち「大正製薬」がZoomで参加しました。

コーポレート・アクセスの担当者


「大正製薬」の担当者

「大正製薬」3グループと同じ教室で発表する「パナソニック」3グループ、「フォレストアドベンチャー」2グループも、Zoomで発表しました。










それ以外の教室では、対面で発表が行われました。








*生徒たちは、まず、インターンシップ先の企業について、インターネットや本、テレビ番組など様々なメディアを使って調べてきました。中には、実際に、企業を訪問したグループもありました。その結果、分かったことに加えて、各企業が目指しているものがSDGsのどの目標につながっているか、また、自分たちの生活や社会全体にどんな影響を与えているかについても、自分たちの意見をまとめ、堂々と発表していました。


最後に、「大正製薬」と「コーポレート・アクセス」の担当者から、講評をいただきました。「これだけ前向きに取り組んでいる皆さんの姿に感動しました。すばらしい生徒達です。次のミッションがとても楽しみです。」といった絶賛のお言葉をいただきました。実際に、本当に素晴らしい発表だったと私も思いました。

*なお、講評終了後、少し時間があったので、企業(大正製薬)に関する質問の時間をとっていただきました。3グループから質問がありましたが、とても丁寧に答えてくださいました。






*今後は、各企業からそれぞれ「ミッション」が与えられます。生徒達は、その「ミッション」を達成するため、探究活動を行い、その結果を発表します。どんなアイディアが出てくるのか、今から楽しみです。

【高2】校内フードドライブにご協力を!

10月12日(火)放課後、高校2年生で「子供の貧困問題」をテーマに課題研究を行っている研究班の4名が、校長室まで来てくれました。

左から、中村そのかさん(2-1)、長島智珠佳さん(2-3)、小川優莱さん(2-1)、笹村色織さん(2ー2)です。

このグループのリーダーである長島さんから、「校内フードドライブ」について、教えてもらいました。

フードドライブとは、家庭で余っている食べきれない食品を持ち寄り、それを必要としている福祉団体・施設などに寄付する活動です。今回、集まった食品は「NPO法人 子どものとなり佐野」に寄付し、そこから、支援を必要としている家庭に配付するそうです。

夏休み中にも、「NPO法人 子どものとなり佐野」は、佐野市内の30~40軒のご家庭に、食料品を配付したそうです。これだけ多くのニーズがあり、この活動によって助かった人も多いことがわかります。

そこで、「NPO法人 子どものとなり佐野」の一員としても活動している4名の佐高生が、本校生の家庭に呼びかけ、余っている食品があれば、学校に持ってきてもらう「校内フードドライブ」を企画しました。

Q1:食料品はいつ、どこに持ってくればいいのですか?
→「今週から、毎週金曜日に中高の昇降口に段ボール箱を用意しますので、その中に入れてください。1回目は10月15日(金です。」

Q2:特に、こういうものを持ってきてもらえるとありがたいというものはありますか?
→「お米やパスタ、そうめん、缶詰、インスタント食品、レトルト食品、調味料などが一般的です。また、粉ミルクや離乳食などを必要としているご家庭も多いです。」

Q3:量が少なくてもかまわないですか?
→「たとえば、缶ジュース1本でもかまいません。むしろ、たくさんのご家庭から少しずつでも提供していただけると、それだけすそ野が広がるのでありがたいです。ぜひ、御協力をお願いします。」



*よくわかりました。余っている食品があれば、協力したいと思いました。
この4名のチャレンジが成功することを願っています。

【高3】美術2の授業見学(梅澤先生)

10月12日(火)6限目、高校3年文Ⅱの「美術2」選択の授業(梅澤先生)を見学しました。選択者は5名です。「コラージュのある自画像」というテーマで作品を制作していました。

コラージュは、ばらばらの素材(新聞の切り抜き、壁紙、書類、雑多な物体など)を組み合わせたり、張り付けたりする技法ですが、それと自画像を組み合わせることろが、「美術2」という専門性を感じます。

将来、美術方面の進路を目指している生徒もおり、皆、一心不乱に作品制作に取り組んでいました。こだわりの色使いをしたり、段ボールをはがして立体感を出したりするなど、独創的な作品づくりをしています。


コラージュの素材として、英字新聞の切り抜きがよく使われていました。



布のような素材も使っています。


背景がパズルになっているのは、面白いアイディアだと思いました。


背景には、金魚のコラージュが施されていました。

生徒たちは、それぞれ自分の感性を信じて自由に制作していますが、時々、梅澤先生にアドバイスをいただいています。しかし、それを鵜吞みにするのではなく、納得のいくまでよく考え、眺めながら、完成度を高めていこうとしていました。そんなところに、作品を仕上げていく「楽しみ」を感じました。







静かな中にも、自由な雰囲気と集中力の絶妙なバランスがあり、心地よい緊張感に包まれていました。

【高2】2年連続「模擬国連」参加決定!

第15回全日本高校模擬国連大会」に、本校生チームが2年連続で、参加することが決定しました。今回、書類選考に合格したのは、横塚功樹君(2年4組)と武藤玲矩君(2年2組)のチームです。今大会は、全国から60チーム(120名)が参加し、11月13日(土)から14日(日)にかけて、兵庫県淡路市にある「淡路夢舞台国際会議場」にて、対面で開催されます。

ところで、「模擬国連」とは何なのでしょうか? 
本大会を主催する「Global Classrooms」のHPでは、以下のように説明されています。

「模擬国連とは、参加者が各国の大使になりきり、実際の国連会議を模した場で国際問題について議論する活動です。参加者は事前に担当国や議場、議題、国際情勢についてリサーチし、政策を立案します。会議では、スピーチや交渉を通して自国の立場を表明し、他の参加者と協力して決議を作成することで、国際問題の解決と国益の達成を目指します。」

(Global Classrooms のHPに掲載されている模擬国連の案内を引用)

今大会の議題は「核軍縮」です。この後、各参加チームには、担当国が割当たり、その国が置かれた状況などをリサーチし、本番に臨みます。

ところで、「模擬国連」に参加するためには、書類審査で合格しなければなりません。その課題は、そうとうな難問です。少なくとも難関大学の入試レベルの問題ではないかと思います。ちなみに、課題はHPで公開されていますので、興味のある方は以下のPDFをご覧ください。
書類選考_2021_改訂版.pdf

以下は、校長室でのインタビュー内容です。

Q1:書類審査に合格するため、どんな対策をしましたか?
→「実は、去年、応募した時は合格できませんでした。その時の悔しさを忘れず、来年は絶対合格するぞと決めていました。そのため、去年の書類審査の講評を徹底的に分析し、今回の課題ではそれらをクリアできるよう心がけました。去年よりもうまくまとめることができたと思います。」

Q2:今回の書類審査は、どんな点が難しかったですか?
→「問題は全部で4問あり、最後の1問は英語で答える問題で、答えにくかったです。『NGO(非政府組織)は国連の政策策定において、いかなる地位で参加し、どのような目的と役割を持っているかを200Words以内で答えよ。』という問題でした。」

Q3:合格が決まったときはどんな気持ちでしたか?
→「10月1日に、それぞれにメールが届き、合格を知りました。去年よりは手ごたえを感じていましたが、やはり、ほんとに通ったんだ、という驚きがありました。」

Q4:2人はSGクラブの「ディベート班」に所属していますが、ディベートと模擬国連では、どのような違いがありますか?
→「ディベートは、肯定側、否定側に分かれ、その勝敗を競うものですが、模擬国連は勝ち負けではなく、いろいろな意見の中から、みんなが納得できるような方向性を導き出し、それに賛成してもらうことが求められています。そこでは、傾聴・企画・調整・行動などによる「問題解決力」や「他者と協働する力」が必要になってきます。一方、相手を納得させるためには、様々なデータによるエビデンスが重視されます。その点では、ディベートで学んだことが大いに活かせると思います。」

Q5:これからどんな準備が必要ですか?
→「模擬国連での自分たちの担当国がこれから決まってくるので、その国のことをリサーチしなければなりません。あまり時間はありませんが、できる限りのことをやっていきたいです。」

*2人ともありがとうございました。対面での開催は2019年以来、2年ぶりとなります。ぜひ、実現して欲しいと思います。
*来年5月上旬にニューヨークで開催予定の「高校模擬国連国際大会」出場を目指して、頑張ってきてください。
*下級生(高1生、中3生)も、来年「模擬国連」出場を目指して、挑戦してください。

【高校】野球部「1年生大会南部地区ブロック予選」

10月9日(土)足利市総合運動場野球場で、「令和3年度 第12回1年生大会南部地区ブロック予選」のAブロック1回戦が行われました。
先日行われた「新人大会」は1,2年生対象ですが、そこでは2年生が主体なので、1年生が活躍できる大会として「1年生大会」が始まったそうです。しかし、現在、1年生だけで単独チームが組める学校は少なくなっており、本校は、佐野東高、佐野松桜高、足利清風高との4校で合同チームを結成し、試合に臨みました。

*合同チーム(11名)には、佐高から5名が加わっています。

合同チームは、第一試合(9時開始)で、足利南高と対戦しました。
佐高からは、3番サード大門君4番ショート三品君5番センター小林君が、クリーンナップでスタメン出場しました。

<大門君>



<三品君>



<小林君>



大門君は4回途中から、サードからピッチャーになりました。


また、田中君が途中からライトで出場し、郷君もバッターボックスに立ちました。

<田中君>


<郷君>


*試合は、3対11で、7回コールドで敗れました。

合同チームなのに、合同練習ができなかったため、一体感のあるチームというわけではありませんでしたが、佐高生についてみると、チームの主軸としてクリーンナップを組み、球を捉えていました。また、守備の動きもとても良かったです。さらに、大門君はピッチャーとしても3回を投げ切りました。ストライクが先行し、いい球がきていました。
このように、次につながる材料がたくさんありましたので、1年から3年がそろう来年度の大会を楽しみにしています。