校長室便り

2022年3月の記事一覧

【高校】アメリカ留学した先輩のお話

3月15日(火)放課後、本校生の先輩でアメリカの高校に留学した「奥 海七(おく みな)」さんが来校し、アメリカの高校生活などについて、お話をしてくれました。

奥海七さんは、佐高で1年間過ごした後、父親の転勤に伴い、アメリカのシカゴ近郊のパラタイン村にある「ウィリアム・フレムド ハイスクール」の高校2年生に編入しました。アメリカの高校卒業後は、日本の大学に進学することを希望しており、このほど、東京海洋大学の帰国子女枠で、合格しました。「魚の養殖」などをするのが夢だそうです。



上の写真中のスライドは、高校の友達の家の庭だそうです。

どんな場所に住んでいたのか、アメリカの高校での授業や生活などについて、とても楽しく、ためになるお話をたくさん聞かせてくれました。

アメリカの高校では、自動車免許を取らないと卒業できないなど、日本では想像もつかないようなことが目白押しでした。また、アメリカの高校は義務教育なので、高校には難関大学を目指す生徒から、卒業だけできればいいという生徒までいるそうです。興味や進路に応じて、好きな授業をとることができ、授業によっては、受講するメンバーが全く違うそうです。

中学1年生から高校2年生まで、留学等に興味のある生徒が十数名、聞きに来てくれました。高校2年生で、将来留学を希望している生徒は、「いつか留学したいと思っていたので、生の意見がとても参考になりました。自分が何をしたいのか、ビジョンが明確になりました。」と答えてくれました。とても有意義な講話だったようです。

【中学】ビブリオバトル表彰式

3月15日(火)放課後、昨日行われた「ビブリオバトル決勝戦」の表彰式が校長室で行われました。決勝まで勝ち進んだ3名が「Best  Biblio Battler」として、生徒会から表彰されました。

向かって左から、1年1組の西部心渚さん、2年2組の佐手隆成君、3年3組の渡辺隆太君です。


投票により「校内最優秀賞」を受賞したのは、佐手君でした。
おめでとうございます。


3年3組の渡辺君は「学年最優秀賞」を受賞しました。


1年1組の西部さんも「学年最優秀賞」を受賞しました。

表彰終了後、生徒会長の恩田小春さんから「お祝いの言葉」がありました。


ビブリオバトルの発案者である「ビブリオ紗季」こと山口紗季さんからも「お祝いの言葉」がありました。

Best  Biblio Battler の3名からは、それぞれ大好きな本の紹介が出来て良かった。これをきっかけに、本を読んでもらえると嬉しい、といった感想を聞かせてくれました。3人とも素晴らしいプレゼンでした。また、周到な準備をして企画運営し、大成功させた生徒会の皆さんもよくやってくれました。とても有意義な大会でした。

【中2】CTPの授業見学(富永先生、粂谷先生)

3月14日(月)3限目、中学2年3組の「CTP」の授業(富永先生、粂谷先生)を見学しました。今回は「Traveling abroad is better than domestic travel as a graduation trip (修学旅行は海外旅行の方が国内旅行より良い)」という論題で、英語でのディベートに挑戦していました。

授業では、まず、それぞれのメリットとデメリットを班ごとに日本語でまとめています。次に、それらのメリットやデメリットに対する反駁を考えます。




それが出来たら、メリット・デメリットを英語で表現してみます。
このように、まずは日本語で、ディベートの戦略を考え、それを英語化していきます。
中学のCTPの授業では、様々な取り組みや活動を通して、批判的思考力や論理的思考力を身に付け、それを英語でも表現できることを目標に取り組んでいます。英語でのディベート活動は、これまでに学んだCTPのいわば応用編ともいえる内容です。













*生徒たちは、英語を使うことで自分たちの表現の幅が広がっていくことを感じていました。英語を使うことを嫌がらず、楽しみながらやっている様子が垣間見れました。

*いきなりディベートを始めるのではなく、論題のベースとなる考えを整理することで伝える内容がよりクリアになっており、まさにCrithical thinking 批判的思考力をフル活用していました。よく考えられた素晴らしい取組だと思います。