校長室便り

2021年10月の記事一覧

【高1】保健体育の授業見学(吉永先生)

10月18日(月)7限目、高校1年2組の「保健体育」の授業(吉永先生)を見学しました。今日の授業は「欲求と適応機制」について、須黒愛望さんと竹松詩乃さんが、調べた内容を発表しました。

保健体育の授業は、3人程度のグループが、教科書の単元が割り当てられており、まず、生徒が調べてきた内容をもとに発表をします。グループによっては、寸劇風にしたり、クイズを取り入れたり、工夫して説明します。その後、先生がその内容をフォローしたりして理解を深めていきます。

今日の授業では、須黒さんが「適応機制」について説明し、竹松さんが「葛藤」について説明しました。教科書には載っていない内容や身近な事例などを交えて、わかりやすく説明していました。




他の生徒たちは、真剣に2人の説明を聞いており、しっかりとメモをとっていました。




また、生徒たちによる「発表の評価」を行っています。
発表内容、発表方法、協力性、理解度の4つの項目について、5段階で評価し、コメントを記入します。この評価シートは、発表者に提出します。


一方、発表者は、この発表のために調べてきたことを板書できるように整理したりしています。


そして、発表者も自分たちの発表を自己評価することで、理解を深めたり、どうすれば、言いたいことが伝わるかを検証します。



二人には、拍手が送られました。


発表者の須黒さんと竹松さん。「調べて発表することで、内容がよく理解できた。勉強になった。」と話してくれました。二人の発表を聞いていると、これが大事なところで、このことをみんなに知ってもらいたい、という意思が明確に伝わってきたことが、とても素晴らしいと思いました。まるで、教育実習生が授業をやっているようにも見えました。

【中3】被爆体験伝承講話

10月12日(火)6・7限目、中学3年生は「総合的な学習の時間」に「被爆体験伝承講話」を実施しました。講師は、広島平和文化センターが委嘱している被爆体験伝承者である「今石 克久(いまいし かつひさ)」様でした。

被爆体験伝承者とは
被爆者の高齢化が進み、被爆体験をお話しされる方が少なくなってきている中、被爆者の体験や平和への思いを語り継ぐ者として、広島市が平成24年度から養成しています。3年間の研修を修了後、平成27年度から活動しています。

伝承者が受け継いだ被爆体験証言者の被爆体験と平和への思い、被爆の実相(戦時下の人々の暮らし、原爆被害の概要、原爆の人体への影響など)、伝承者としての平和への思いなど60分間の講話です。
(以上、広島平和記念資料館のHPより引用)

被爆体験伝承者「今石 克久」様

今石さんは、被爆体験伝承者として、「新宅 勝文(しんたく かつふみ)」さんの被爆体験を伝えています。新宅さんは1925年12月12日生まれで、現在96歳とご高齢です。新宅さんの被爆体験を伝え聞いたお話を、今石さんが私たちに語ってくださいました。

新宅さんは、被爆当時19歳で、爆心地から1.5kmの自宅で被爆されたそうです。



6時限目から、約1時間の講話が行われ、7時限目の残りの時間は、生徒からの質問に答えてくださいました。


当初は貴重な機会ですので、3、4人は質問して欲しいと考えていたそうですが、どんな質問にもお答えしますということから、次々と手が上がりました。全部で15人が質問し、最後は時間切れで打ち切りました。
主な質問としては以下のような内容がありました。
「伝承者になろうとしたきっかけは何か」
「伝承者になるためには資格が必要なのか」
「伝える時に大切にしていることは何か」
「原爆ドームはなぜ残すことになったのか」
「なぜ人間は原爆を作ってしまったのか」
「実際には体験していないことを伝えることの意味は?」
「小学生や外国人に伝えた話が信じてもらえないとき」
「どうやって新宅さんからお話をお聞きすることが出来たのか」
「原爆ドームの実物を見ることの意味は何か」
「壊滅的な被害を受けた広島が復興するのにどのくらいの時間がかかったのか」
「核兵器の廃絶について」
「核兵器の抑止力について」
「日本は世界にどんなことを伝えればよいのか」
「今石さんにとって平和とは何か」

*生徒たちの真剣に質問に、今石さんは丁寧に答えてくださいました。
*お帰りになる際、校長に「これだけ正面から講話を受け止めてもらえたのは、とても嬉しいです。生徒の皆さんが平和について真剣に考えてくれていることがよくわかりました。こんな素晴らしい生徒さんたちに出会えたのは初めてです。」と言ってくださいました。
*今石さんには、3年生全員の感想や今石さんへのメッセージを送るそうです。
*11月1日からの修学旅行で、広島での体験が、さらに有意義なものになることを期待しています。

*最後に、「今石さんへのメッセージ」のいくつかを紹介します。
今石さんへのメッセージ.pdf

【中学】「栃木県中学生秋季テニス選手権大会」優勝

10月16日(土)宇都宮市の栃木県総合運動公園で、「令和3年度 栃木県中学生秋季テニス選手権大会」が行われました。個人戦では神田瑞稀さん(2-1)が3位団体戦では本校が優勝しました。おめでとうございます。

その結果、団体戦は11月21日(日)に、東京の小金井公園で行われる関東大会に出場することになりました。


*新部長の前田歩美さん(2-2)のコメントが届きました。
「今回、私たちは決勝戦で3-2で勝つことが出来ました。応援ありがとうございます。結果として勝つことができましたが、まだまだ改善点があるので、次の関東大会までには、しっかり改善し、それぞれがよいプレーができるように頑張ります。」


大会終了後、空いたコートで、関東大会に向けた練習を行っていました。
関東大会までに改善点を克服し、悔いのないプレーができるよう、応援しています。

【高校】全国高校サッカー選手権大会栃木大会

10月16日(土)那須塩原市の「青木サッカー場」で、「令和3年度 第100回全国高等学校サッカー選手権大会栃木大会」の1回戦が行われました。対戦相手は、黒磯南高校でした。

試合は、前後半終了時点で0-0、延長20分で0-3で敗れました。全員が延長終了までフル出場し、力を出し切りました。よく頑張りました。

出場メンバーは、北岡拓叶君(GK)、清水航君(DF)、若林仁瑛君(DF)、永井功佑君(MF)、小川央翔君(MF)、橋本候晟君(FW)、岡本大輝君(MF)、飯塚隆翔君(MF)、長島咲太君(MF)、阿部義之君(MF)、清水健成君(FW)、
以上11名でした。



冷たい雨が降りしきる中、試合は10時から始まりました。











翌日から修学旅行という2年生が5名いましたが、最後までよく頑張りました。

PS:2年生は、全員、元気に修学旅行に旅立ちました。

【中2】数学の授業見学(柾木先生)

10月15日(金)4限目、中学2年1組の「数学」の授業(柾木先生)を見学しました。今日の目当ては「多角形の性質を利用して図形の角の和を求めよう」です。

数学は、クラス2分割の少人数授業で行われています。
ちょうど見学していた時、生徒たちは、「星形の図形の角の和を求める方法」を考えていました。自分が考えた方法を黒板に書いていきます。


その結果、5つの解法が黒板に示されました。


書いた本人がそれぞれ説明していきます。










皆、それぞれ正解です。このように正解は一つではなく、別解があることを知ることは、特に数学では重要です。こうしたことに嬉々として取り組む生徒たちのこれからが楽しみです。また、今回、柾木先生が初めて知った解法も生徒から発表されたそうです。

【中学】第9回科学の甲子園ジュニアの取材がありました。

10月15日(金)放課後、化学室で「第9回科学の甲子園ジュニア全国大会出場」に関して、下野新聞の取材がありました。本校チームは、栃木県の代表として、12月に行われる全国大会へ出場します。これは、本校始まって以来の快挙です。





全国大会にかける意気込みを紙に書いてくれるよう頼むと、以下のような図形を作って全員が書き込みました。もうそれだけで、意気込みは十分伝わってきました。下野新聞に記事が掲載されたら、また紹介します。

【高2】地理の授業見学(小森先生)

10月14日(木)3限目、高校2年3組の「地理B」の授業(小森先生)を見学しました。今回の授業は、県教委の指導主事2名が来校し、「研究授業」として実施しました。

今日の授業は「村落と都市」という単元です。「なぜ集落がそこに作られたか」を説明できるようになることが目標です。

まず、一枚の地形図を示し、そこがどこかを考えさせました。

葛生に住んでいる生徒が、葛生の地形図であることを見抜きました。


こうして、身近なところから、今日のテーマである「村落と都市」の話へとつながっていきます。そこで、なぜ村落が出来たのか、その理由を考えます。



まず自分で考え、さらに隣の生徒に説明します。

また、東西に走る道路があった時、集落は道路の南北どちら側にできるのか、その理由も考えます。

このように豊富な資料を使いながら、村落ができる場所、さらに都市に発展する場所について、その共通点を探ります。

また、佐野市は城下町と言われていますが、佐野市の市街地図のどこからそれが分かるかを考えました。

こうして、いろいろなタイプの村落や都市について学びました。

最後のまとめとして、プリントに印刷されているQRコードをスマホやタブレットで読み取り、チームスのサイトに、今日学んだ「村落や都市ができるのはどんな場所か」を80字以内で、書き込みます。








こうすることで、瞬時に、生徒の解答を一覧表にしてみることが出来ます。これは、ICTの絶大な威力です。指導主事の先生も興味深々です。




このように、小森先生は、丁寧に準備した資料を効果的に使い、「村落と都市」に関して、知識を得るだけでなく、考えることを意識した授業展開をしていました。

とても素晴らしい授業で、指導主事の先生方からも高く評価されていました。
今後の授業もさらにシンカすることを期待しています。

【高校】安全委員会「カーブミラー清掃」

10月14日(木)放課後、高校の安全委員会の1,2年生が、毎年恒例の「カーブミラー清掃」を行っている場面に遭遇しました。

カーブミラーは雨風にさらされているので、汚れてくると見えにくくなり、危険が高まります。学校の周囲のカーブミラーを綺麗にすることは、登下校中の小中高生の安全に直結しています。絞った濡れ雑巾でミラーをひと拭きすると、ミラー越しの視界が広がったような気がしました。


近所に住んでいるおばさん(赤い服)も、手伝ってくれました。



見違えるように綺麗になりました。ご苦労様でした。
また、犬の散歩をされていた近所の方からは、信号機のない交差点では、一旦停止をしないと危険である、とのご指摘もありました。特に、自転車通学の生徒は「信号機のない交差点での一時停止を必ず守ってください」その時、カーブミラーでも安全を確認しましょう。

【高校】壮行会 ~陸上競技部・囲碁将棋部

10月13日(水)昼休み、高校の「陸上競技部」と「囲碁将棋部」の関東大会出場の壮行会を行いました。

☆陸上競技部☆
①出場者
加藤瞳さん(2-2):「女子三段跳」
新井美月さん(2-4):「女子棒高跳」
生井求君(2-3)、熊倉直希君(2-1)、小野悠人君(2-1)、須藤涼佑君(1-4):「4×100mリレー」
②大会名
「第25回関東高等学校選抜新人陸上競技選手権大会」
③日時
・令和3年10月23日(土)、24日(日)
④会場
・茨城県ひたちなか市笠松運動公園陸上競技場
⑤代表挨拶(生井君)
関東大会では、それぞれが持てる力を発揮してきます。



☆囲碁将棋部☆

①出場者
竹熊柊君(2-4)、荒川成瑠君(2-2)、渡辺将有君(1-1)
②大会名
・第32回関東地区高等学校文化連盟将棋大会
③日時
・令和3年12月19日(日)
④会場
・浦和コミュニティセンター
⑤代表挨拶(竹熊君)
関東大会の日は私の誕生日です。絶対に優勝し、誕生日のプレゼントにしたいです。また、佐野高校で1位から3位まで独占します!



*2つの部から、力強い挨拶がありました。それぞれの目標を目指して、力を出し切ってください。応援しています。