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校長室便り
2022年5月の記事一覧
【高2】田中美怜さん、ダンス留学へ
5月5日(木)、高校2年4組の田中美怜さんは、ドイツの「ドレスデン・パルッカ・ダンス大学」の二次審査(最終審査)に向けて、一人で旅立ちます。
ドレスデン・パルッカ・ダンス大学は、ドイツで唯一の私立バレエ大学で、いわゆるクラシックバレエだけでなく、「コンテンポラリー・モダン」ダンスに力を入れている大学だそうです。
5月7日と8日の2日間かけて、二次審査が行われ、全世界から集まる挑戦者の中から、大学への入学を許可される約20名を決定します。一次審査は、3月中旬にビデオ審査で行われ、4月9日に合格の通知が届いたそうです。(ここで、数百名の中から、数十名に絞られました)
実は、田中さんは、4月9日から16日までの1週間、ベルギーの「モザ バレエスクール」のオーディションも受けており、オーディション終了時点で「あなたは合格」と言われたそうです。
つまり、田中さんは、ベルギーの「モザ バレエスクール」には合格しており、これから挑戦するドイツの「ドレスデン・パルッカ・ダンス大学」に合格すればドイツへ、合格できなかった場合はベルギーへと、ダンスで9月から留学することは決まっています。
田中さんは、4歳の頃から、佐野市内の「ロシアバレエスタジオ」でバレエを習い始めました。将来は、ヨーロッパなどのバレエ団のダンサーとして仕事をしたい、という夢を持っており、そのために、英語教育に定評がある「佐高附属中」に入学したそうです。
そして、中学3年の12月、「ジャパン・バレエ・コンペティション(JBC)」のグランド チャンピオンシップ2020に出場し、モダンダンス中1~3男女部門で1位となりました。
さらに、数々の審査員特別賞を受賞した他、全部門の中からただ一人、「JBC奨学金グランプリ」に選ばれ、奨学金200万円を獲得しました。今回の留学もこの奨学金をもとに計画されています。その時のダンスがユーチューブで公開されていますので、以下に紹介します。
JBC奨学金グランプリ 田中 美怜
このことを5月2日(月)に校長室で田中さんから聞いた時、(田中さんはこれまで自分からダンスのことを周囲に自慢したりすることは一切ありませんでした)、実は、日本のバレエ界(特に、コンテンポラリー・モダンダンス)で、とても期待されている若手の実力者の一人であることが初めてわかりました。
そして、それ以上に凄いなと思ったのは、本当に一人で、ドイツまでオーディションを受けに行ってくることです。4月のベルギーのオーディションは、山形の高校生と羽田でおち合って2人で一緒に行ったそうですが、たいていは英語で通じるので、これなら一人でも行けるなと思ったそうです。
不安はないのか聞いてみると、自分がどうしてもやりたいことをやるためなので、不安よりも期待の方がはるかに大きいそうです。(ちなみに、ワクチンを3回打っていて、現地で陰性が確認できれば、今は待機期間なく入国できるそうです。)
バレエの実力に加えて、この行動力には全く頭が下がります。(こんな凄い生徒が佐高にいたんですね。)
今は、ドイツでのオーディションがうまくいくことと、道中の無事を心から祈っています。
【高校】ボート部「戸田レガッタ」出場!
5月3日(火)から4日(水)にかけて、本校ボート部は、埼玉県戸田市「戸田公園漕艇場」で開催された「第72回戸田レガッタ」に出場しました。レガッタとは、オールを使ったボートの競技大会のことです。
「戸田レガッタ」は、今回で72回となる歴史のある大会で、埼玉県ボート協会が主催しています。全国高校総体(インターハイ)や国体とは異なり、高校や大学、一般などでエントリーしたチームが出場する大会です。
しかし、関東の力のある高校はほとんど参加していますので、実質的に、強豪ひしめく関東大会の前哨戦のような競技大会となっており、関東や全国で通用するかの「腕試し」にもなっています。
さて、今回の「戸田レガッタ」では、佐高勢が大活躍しました。
上の写真で、決勝A組の4レーン(下から2番目)で出艇した「女子ダブルスカル」の藤倉・堀越組が、エントリー18艇の中で「準優勝」しました。おめでとうございます。優勝した浦和第一女子高には1秒差(艇の1/3程度の差)まで迫りました。また、決勝B組で、福地・高瀬組も7位と健闘しました。
(注)この大会では、予選のタイムで決勝の組がAから順に振り分けられ、その組の中で順位決定戦が行われます。
また、「女子シングルスカル」の藤倉さんも、19艇中、決勝B組で9位、
「男子シングルスカル」の青木君も、34艇中、決勝C組で13位と健闘しました。
「男子ダブルスカル」の船田君、清水君も実戦の経験を積むことが出来ました。
さらに、本校ボート部顧問の増田萌先生が、「わたらせRC」というクラブチームから「女子シングルスカル」に出場しました。
上の写真の第5レーン(一番手前)から出艇しました。増田先生は、12艇中1位、つまり「優勝」しました。おめでとうございます!素晴らしい快挙です。増田先生は、国体でも活躍が期待されています。
*今回の「戸田レガッタ」出場は、自分がどれくらい通用するのか「腕試し」でもありましたが、それぞれ、大きな自信や成果を得たり、自分なりの課題を見つけたりできたようです。
次なる大会や目標を目指して、頑張ってください。応援しています。
【高校】県高校総体「ボート競技」下野新聞掲載!
5月1日(日)付けの下野新聞9面に、4月30日(土)に渡良瀬川特設会場で行われた県高校総体「ボート競技大会」の結果が掲載されましたので、紹介します。(下野新聞のHP掲載許可取得済み)
![](https://www.tochigi-edu.ed.jp/sano/nc3/wysiwyg/image/download/44/16752/medium)
ボート 県総体 下野(2022.5.1).pdf
ボート 県総体 下野(2022.5.1).pdf
【中高】吹奏楽部定期演奏会の舞台裏
5月1日(日)、第14回吹奏楽部定期演奏会が開催されました。ここでは、演奏会の舞台裏の表情の一端を垣間見ましょう。
![](https://www.tochigi-edu.ed.jp/sano/nc3/wysiwyg/image/download/44/16719/medium)
12時20分、この時点で開場を待つ長い列ができていました。
12時20分、この時点で開場を待つ長い列ができていました。
その頃、ステージ上では、本番の最終チェックと写真撮影が行われていました。
2階席から集合写真を撮っています。
楽器を持ち上げたり、思い思いのポーズをとっています。そんな中でも、後ろの子が隠れてしまわないか、気配りは忘れません。
副顧問の先生方にも丁寧に挨拶してくれました。
OB/OGもたくさん来てくれ、緊張感の中にもこれから始まる演奏会を楽しもうという余裕も感じられました。
そして、入り口ではお客様を迎える準備が着々と進んでいました。先生方だけでなく、ここでもOB・OGが活躍していました。
同窓会からのお花も見事です。ありがとうございました。
13時ちょうどに、開場しました。一番乗りの方が入って来られました。
お客様が続々と入って来られます。一人一人、検温をしてから入っていただいています。
お客様には、ホールで座った座席を帰りに報告してもらうカードを一人一枚ずつ配りました。もし、感染者が出た際に、近くに誰が座っていたのか、わかるようにするためです。
先生方や生徒、卒業生もたくさん来てくれました。
配付したパンフレットの残数から、おおよそ500数十名程度の来場者があったそうです。
開演前の緊張する瞬間です。この直後に、校長挨拶の声がかかりました。ちょっと油断してました。
そして、演奏会が始まり、大成功の裡に終了しました。ここは、本編の記事をご覧ください。
素晴らしい演奏会でした!
演奏会からお帰りになるお客様をお見送りする部員たちは、笑顔の中に、時折、涙が混じっていました。
こうして、私も会場を後にしました。中高の吹奏楽部員、そして、OB・OGたちによる青春のエネルギーを感じました。外はかなりの雨でしたが、車まで濡れていくことに何の躊躇もありませんでした。今日まで、お疲れさまでした。素晴らしい一日だったことをここに記録しておきます。
緊急情報
特にありません。
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