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農業経営科の日誌

農業経営科(駅前緑化&グリーン・ツーリズム入門塾)

こんにちは。農業経営科です。
新学期も始まり、学校にも活気があふれています。
今回は夏休み中の2つの活動についてお伝えしたいと思います。

まず、8月24日(月)に宇都宮市景観みどり課との連携事業として、3年生の草花分会9名で宇都宮駅のペデストリアンデッキのウェルカムガーデン植栽を行いました。
 
講師の小原先生のご指導をいただきながら、
秋の花であるダリアを主役にした素敵な植栽を仕上げることができました。新型コロナウイルス感染予防のため、短時間での作業でしたが、てきぱき動いてあっという間に植え終えてしまいました!
みなさんも駅に寄った際には、ぜひ見ていただけると嬉しいです。
 
また、今回の作業風景やちょっとしたインタビューが宇都宮ケーブルテレビ【宮チャンネル(地デジ11CH)】の
宮NAVI(15分)で以下の日程で放映される予定です。
日程:9月6日(日)まで毎日 9時~、11時~、14時~、16時~、18時~、20時~、22時~
※番組内のニュース映像の一つとなるため,3~4分程度となります。


8月26日(水)には、科目「グリーンライフ」の一環で、16名の生徒が栃木県主催の「ふるさと発見 グリーン・ツーリズム入門塾」に参加しました。
グリーン・ツーリズムとは、農村地域において自然、文化、人びととの交流を楽しむ滞在型の余暇活動のことを言います。つまり、農山村での農業体験や農家民宿などで人や自然とのふれあいを楽しむ活動のことです。

今回は都市農山漁村交流活性機構の宍戸様に、グリーン・ツーリズムの考え方や実践事例などの講義をいただいた後、塩谷町の宿泊型体験施設「星ふる学校 くまの木」で実践事例を見学してきました。
 

星ふる学校は、1999年に閉校した熊ノ木小学校の校舎を活用した施設で、農業体験のほか、修学旅行などにも利用されるとのことです。
その土地の農産物を使った料理を食べ、自然や文化を感じることで農山村の魅力を再発見できる取り組みがなされています。
自然が豊かな環境で昔なつかしい小学校の校舎ということもあり、生徒たちも興味しんしんで見学していました。
  
農山村が持つ資源はとても魅力的ですが、一方でそれらを維持していく地域の人材が不足するなど、課題も多いそうです。私達もこのような事例を理解し、農山村の素晴らしさをPRすることで地域活性化に貢献していきたいと思います。

新学期が始まりましたので、今後は授業の様子も挙げていきたいと思います。

スマート農業の実践(農経科・キャリア形成支援事業)

みなさん、こんにちは。
猛暑が続いていますね。
農場での実習も熱中症に気をつけながら行っています。

先日、農業経営科3年生の作物分会・畜産分会のメンバーはキャリア形成支援事業の一環で、スマート農業の実践について学習しました。
高根沢農場にて、農作業受託Aroshの田代様を講師にお呼びして、ドローンによる空中散布の現状について講義をいただきました。


近年は、農業従事者の高齢化、後継者不足が問題視されています。そして40℃近い暑さの中での作業、同じ姿勢での作業、重い荷物の運搬など、従事者にとって大変な作業も課題のひとつです。
そこで、作業者の負担を減らすためや、農業を効率的に実践するためにAIやICTを利用した「スマート農業」が推進されています。

ドローンの活用もそのひとつです。
空中散布というと、ヘリコプターでの散布もありますが、ドローンを利用した方が安く済むこともあるそうです。
そのようなためになるお話もいただき、実際の散布も実演していただきました。
実際にドローンを飛ばすのには、申請や資格なども必要なことがあるので注意が必要です!


作業者の負担が少なくなれば、経験の浅い人の就農促進にも繋がるかもしれません。少ない人数でも効率的に作業を行うことができるスマート農業は、大きな存在となってくるでしょう。
今後の農業経営に関する視点、技術について学ぶことができました。

宇都宮市内緑化活動(農経草花分会)

こんにちは。農業経営科です。
長かった梅雨が明け、ようやく夏らしい暑さがやってきました。
作物達も太陽を浴びてぐんぐん育っています。

さて、農業経営科草花分会では7月29日(水)に市内の緑化活動の一環として、二荒山神社の下のバンバ広場と、栃木銀行馬場町支店様および足利銀行宇都宮支店様の店舗前にベゴニアの花を植えたプランターを設置させていただきました。
 

プランターの設置には今年の草花専攻生9名が参加しました。ずっしりと重いプランターなので1人で運ぶのは大変ですが、さすがの3年生、1基ずつ丁寧に運んでくれました。設置後は目立つ花柄を取り、終了です。


終了後は下野新聞社の方に取材を受ける一場面もあり、7月30日(木)の記事として掲載していただきました。


白楊高農業経営科では、宇都宮市景観みどり課様と連携し、市内の緑化活動を継続して行っています。
市内の緑化活動は、自分達の育てた花が町を彩るということを身近に実感できる活動の1つです。

オリオンスクエアや馬車道通りを彩る「まちなかハンギングバスケット大作戦」や城址公園で開催される「花と緑のフェスティバルうつのみや」などにボランティアとして参加したり、年2回のプランター設置、駅前の緑化活動などにも取り組んだりしています。
   

草花は、観賞して楽しみ、人々の暮らしを豊かにすることを目的に栽培するものです。
私達が育てた花が誰かの心を潤す手助けができれば嬉しく思います。

農業経営科3年「総合実習Part2」

こんにちは。農業経営科です。
今回は前回紹介した園芸系3分会(野菜・果樹・草花)以外の作物分会、畜産分会についてご紹介したいと思います。

白楊高校には、元今泉にある本校農場とは別に高根沢町に農場があり、「作物」や「畜産」の学習はスクールバスで高根沢農場まで移動して実施しています。

さて、「総合実習」という授業ですが、園芸系と同様に週3時間実習を通して各専攻の学習をしています。
作物分会では、約350アールの水田で、「コシヒカリ」を中心に、昨年大嘗祭で献上された品種である「とちぎの星」、日本酒に加工する「五百万石」などを栽培しています。

また、昨年からはJGAP認証の取得や、市内の酒蔵への酒米の提供など栽培に限らず、様々なことにチャレンジしています。

田植え以後は、定期的に調査を行い、順調に生長していることを確認していきます。
 

また、今年はJGAP認証の一環で水田の周辺の生物調査を行っています。
周辺環境の生態系を知ることで、環境に配慮した生産に貢献することができるようになります。
 

畜産分会では、和牛と豚の飼育をしています。
かわいい畜産動物たちを愛情いっぱいに育てますが、その一方で「経済動物」として、市場に出荷しなければならないという一面もあり、生産者としての意識も育てていきます。

昨年は、全国の農業高校生が集う「第3回和牛甲子園」に参加し、枝肉でとちぎ和牛のランク付けで最も高い「A-5」と評価され、総合評価として奨励賞をいただくことができました。
また、畜産分会では「白楊豚」としてのブランド化を目標に、日々肉質向上などの研究を行っています。

先日またかわいい子豚が生まれました!
すくすく大きくなってほしいですね。


かわいい豚たちが最終的に消費者の元に届き、おいしく食べていただくことが私たちの目標でもあります。みなさんも市内のスーパー等で見かけたら、ぜひ手にとっていただけると嬉しいです。


今回は「作物」と「畜産」について紹介させていただきました。
次回は1年生や2年生の授業の様子など紹介したいと思います。

農業経営科3年「総合実習」

こんにちは。農業経営科です。
やっといつも通りの実習の風景が戻りつつあります。

3年生の「総合実習」という授業では週3時間「作物」「畜産」「野菜」「草花」「果樹」の5分会に分かれ、専門的な学習を行っています。今回は園芸系の3分会を紹介します。

下の写真は「野菜」分会で実施したかんぴょうむき実習です。
かんぴょうといえば、全国で生産される約98%が栃木県で生産されていることはご存じでしょうか。白楊高ではトマトやイチゴなどのほか、地元で生産される農産物に触れる機会が多くあります。


また、「果樹」分会ではナシやブドウの栽培を行っています。
写真は種無しブドウを作るために行うジベレリン処理の様子です。
この他、授粉や摘果など、細かい作業が多くありますが、こうした地道な作業がおいしい果実につながっていくのです。


7月はいよいよシクラメン栽培のメイン作業「葉組み」の時期です。
その年のシクラメンの出来を大きく左右する作業ですが、去年授業で学んだ経験を生かし、1鉢1鉢丁寧に作業していきます。


スタートは遅れてしまいましたが、栽培に必要な知識、技術を実習を通して学んでいます。
次は「畜産」と「作物」を紹介したいと思います。

農業経営科 近況

みなさん、いかがお過ごしですか?
寒気が去り、一気に暖かくなってきました。
新学期に入ってもう1ヶ月が過ぎようとしていますが、生徒のみなさんの顔が見られず、寂しい気持ちでいっぱいです。
さて、休校中ではありますが、農業に「待った」はありません。
少しですが、農経科の近況をお知らせしようと思います。

4月10日
子豚14頭が生まれました!

4月15日
出会いがあれば別れもある。2頭のウシが無事に出荷を迎えました。

同じ日に1年生の「農業と環境」用のトウモロコシとジャガイモの播種(種まき)を行いました。

4月30日
夏用の花壇苗も日に日に成長しています。2年生に送ったマリーゴールドの種子もそろそろ発芽するでしょうか。

高根沢農場では1番草を上げました!緑がまぶしいですね。

農経科の教員力を合わせて作業を行う毎日です。生徒のみなさんの休校がいつ明けてもいいように、準備をして待っています!

シクラメン表彰&花と緑のまちづくり功労者表彰

栃木県シクラメン&冬の鉢花品評会において、農業経営科草花分会が栽培したシクラメンが見事金賞・栃木県農政部長賞を受賞しました!
 
今年度で3年連続の金賞受賞となりました。
先日市内で行われた授賞式に3年生が参加してきました。
地元農家さんも出展する品評会で、自分達で丹精込めて育てたシクラメンを評価してもらえて、嬉しい限りです。


また、別日に行われた宇都宮市花と緑のまちづくり功労者表彰式においては、3年生の草花分会生9名が表彰されました。


昨年の3月に行った宇都宮市のデスティネーションキャンペーンのウェルカムガーデンの作成をはじめ、市内の緑化活動、ボランティアへの参加を受けての表彰ということで、少なからず地元宇都宮に貢献することができました。

今年度の活動は終了となりましたが、また次年度も宇都宮市の緑化に意欲的に取り組んでいきたいと思います。

課題研究発表会

農業経営科では作物分会・畜産分会・野菜分会・草花分会・果樹分会の5つの分野における1年間の課題研究に取り組んだ成果を発表しました。発表内容は次の通りとなります。

 

発表数

題目

1

海外研修について

2

白楊牛の飼養管理改善~美しい枝肉作り~

3

和牛甲子園について

4

白楊豚のブランド化

5

酒米の研究

6

グランドカバープランツの研究

7

米粉の研究

8

米袋リニューアルに向けた研究

9

様々な溶液がシクラメンの生育に与える影響

10

ハーブの利用法

11

エディブルフラワーの活用

12

ドライフラワーの活用

13

花から酵母を取ろう

14

マイクロシクラメンの栽培

15

花の香りについて

16

種苗会社と連携をしたマーケットインを活用した社会貢献

17

梨に味以外の新たな価値を見出す研究

18

ぶどうと梨で紅茶づくり~廃棄ロス削減を目指して~

 

 

かんぴょう剥き実習


 「野菜」の授業を選択している3年生の他学科生徒19名が、本校の農場で栽培した夕顔の実を使い、かんぴょう剥きに挑戦しました。栃木県を代表するかんぴょうがどのようにして作るかがわかり、興味を持って取り組んでいました。


   

「明日の農業コンテスト」授賞式に参加

第3回「明日の農業コンテスト」に農業経営科3年宇部慎二君が「農業経営の継承について」と題して応募したところ、見事金賞を受賞し、東京の両国で授賞式がありました。また、副賞としてオランダ農業派遣(8月18日~25日まで)に参加しました。宇部君は「この貴重な経験を将来の進路に活かしたい」と言っていました。

 

とちぎ米パッケジデザイン・愛称コンテスト表彰式

10月27日(土)にJA全農とちぎ主催、「『とちぎ米』パッケージデザイン・愛称コンテスト」の表彰式がありました。県内学生から約300点の応募があり本校からはパッケージ部門で優秀賞、入賞、愛称部門で最優秀賞、優秀賞、入賞をそれぞれ受賞しました。全入賞者12人中、本校生徒が5人です。11月から発売する新商品に本校生徒の作品がパッケージとして採用されています。


ケーブルテレビのレポーター体験活動

 3月28日(木) 農業経営科生徒2名は宇都宮ケーブルテレビの地場産野菜の紹介リポーターとして、宇都宮市のアスパラ農家(相良律子さん)の収穫や料理の紹介をしました。
「生徒たちはアスパラの栽培や流通などを学ぶ良い機会となりました。」と感想を述べていました。  
   

 

JGAPトマトの販売実習

 農業経営科2年生のGAPチーム(8名)の生徒達が、宇都宮市内のオリスクマーケットで、JGAP認証トマトの販売実習を行いました。僅か、2時間の販売時間で完売しました。また、ステージでは、JGAP認証までの取り組み活動などについて発表を行いました。

    

白楊豚の販売実習について

 2月24日(土)~25日(日)の2日間、高根沢町元気あっぷむらの「うんまい祭り」で、農業経営科畜産分会の生徒達が販売実習を実施しました。高根沢農場の実習で飼育管理した「白楊豚」を加工したポークカレーです。多くの方においしく召し上がって頂きました。

  

 

生徒発表会の実施

 農業経営科では今年度の新たな活動として、3年生の課題研究の授業の一つとして農業後継を考えた生徒対象のデュアルシステム(4名参加)とトマトにおけるJGAP認証の報告と試食会を河内地区農業教育連絡協議会で行いました。参加した生徒は3年間で学んだ農業の魅力や今後の抱負やGAPの感想などを発表していました。 
                                   

国際理解講演会の開催

 農業経営科1年生、生物工学科1年生の合同で、JC総研より髙橋昭博氏を
お招きしてグローカル農業と国際支援などの内容で講演会を実施した。この講演から国際貢献にはさらに、農業の技術力や人との関わり方などが大切であることを感じることができた。

農業フォーラムに生徒が参加

  12月16日(土) 宇都宮市内のとちぎいきがいづくりセンターにおいて、未来へつなぐ農業フォーラムinとちぎ講演会が開催されました。本校では農業経営科の2年生男子(本郷中出身)が参加をした。この講演会には県内の7校の農業関係高校の他、大学生や農家などが参加をして、農業の魅力や可能性について意見交換をする場です。今回、参加をした生徒の家では、トマトを栽培しており、将来父の跡を継ぎ、経営規模を拡大したいという夢を話していた。


 フォーラムの様子

新里ネギの栽培

  農業経営科2年は1年間に渡り、野菜の授業で地域の伝統野菜である新里ネギの栽培を
 学習してきました。この日は生徒が自分で栽培したネギを評価する校内コンクールを行いまました。収穫したネギは調製をして並べ、長さや曲がりの状態など先生に評価をしてもらいました。 
         新里ネギのほ場の様子             生徒たちが栽培した新里ネギ
          
  
  優勝した新里ネギ

イチゴの初収穫

  3年の野菜専攻生(8名)は昨年の9月にイチゴの苗を植え付けしました。12月に入りイチゴの収穫を向かえた。本日は、きれいにパックに詰める作業の実習で先生より指導し教えて頂いた。イチゴの農家の後継者の生徒は将来に向けて、残り少ない時間を有意義に過ごしたいと意気込みを話している。

      イチゴのパック詰めの実習                 パック詰めをしたイチゴ

トマトでJGAP認証

 農業経営科では3年野菜専攻生8名を中心に、学科の全学年の生徒たちでトマトのJGAP認証に向け、昨年から取り組み、12月26日にJGAPの認証を取得した。JGAPは農業生産者が順守すべき一定の基準を満たしているか第三者が審査認定する制度である。今後は市内において販売実習や小学校の学校給食に提供していく予定です。

   
 審査の様子                    野菜専攻生