日誌

2019年6月の記事一覧

スマホと世界と「わたし」 ~高校1年 総合的な探究の時間Ⅱ~

 新教育課程への移行として本年度より始まった「総合的な探究の時間」の一環として、6月20日、高大連携講座が開かれました。始まったばかりの「総合的な探究の時間」ですが、本校では今年度から「SDGs」をテーマとした学習を始めています。
 この日は、宇都宮大学より湯本浩之教授をお招きして、「スマホから考える”持続可能な社会”と『わたし』」と題したご講演をいただきました。湯本先生はALの専門家でもあり、対話によって生徒の主体的な姿勢を引き出し、深い学びに導いてくださいました。
 世界と自分とが、スマホの存在を媒介として否応なくつながっていることに、しかも通信ネットワークのみならず、スマホの素材そのものによっても深くつながっているということに、驚かされました。
 スマホは、一つの「例」に過ぎません。
 今回の講義を、一人一人の興味、関心、進路等に応じた自分なりの提言に結びつける契機としてほしいと思います。そのことは、生活意識を変え、あるいは探究力を向上させるだけではなく、自分と世界とのつながり、自分の社会における在り方、自分の進路といったものに対する考えを深めるはずです。

本校会場の春季大会で優勝  英語ディベート部(高校)

 栃木県英語ディベート春季大会が、6月16日(日)本校を会場として開催されました。県内から200名を超える高校生が集い競い合いました。
 本校生たちはPDA部門、Asian部門に参加し、その中でもPDA部門では、「宇東B」チームの三人が優勝を克ち取るなど、複数のチームが入賞しました。また、Asian部門では2年女子が個人での入賞を果たすなど、奮闘しました。
 附属中の生徒たち15名も、大会運営に参加するとともに、先輩たちのディベートを参観し、何かをつかみ取ろうと必死に聴き入っていました。
 これからは、多文化共生の社会となり、ネイティブではない者同士でも、英語で読み書きをしたり話したり聞いたりしながら仕事や生活をする時代となるでしょう。一方で、将来においては、発達の著しい翻訳ソフトに代替可能な狭い意味での翻訳力は、その相対的価値を変化させていくかもしれません。
 英語によるコミュニケーション力に加え、英語で考え、多様な文化や価値観の対立や齟齬を超えて自分の意見を堂々と伝えつつ課題を粘り強く解決していく力。このような学びを通じて、そうした「対話力」も養ってほしいと思います。


臆せず母校の後輩たちに  ~教育実習~

 今年度も、本校を卒業した学生たちの教育実習が終了しました。実習生たちは、2~3週間に及ぶ実習を経て、その成果が問われる研究授業において、本校の先生方の厳しい視線に囲まれながらも、臆することなく授業をしていました。授業者と生徒とが交流するだけでなく生徒たち同士の交流活動も促すなど、むしろ楽しげに授業を展開するそれぞれの姿からは、頼もしさすら感じられました。


存在証明の団体3位  高校テニス ~男子インターハイ予選観戦記~


 6月1日、高校テニス男子団体が、インターハイ県予選に臨みました。一回戦から地力を発揮し、シード校を撃破。準々決勝での接戦を制し、準決勝の足利大学附属高校戦まで勝ち上がりました。残念ながらそこでの敗退となりましたが、本年度も、県総体に続き第3位という結果を残すことができました。団体に強い「チーム宇東」の存在証明ができた思います。
 特に3年生にとっては、インターハイに手が届かなかったことに、悔いが無いと言えば嘘になるでしょうが、決勝戦への進出をかけて強豪私立高校に挑み続けた戦いの日々、そして何より、必死でボールを追い続けたコート上の三年間は、一人一人にとってかけがえのない時間だったはずです。その姿は、後輩たちの心にしっかりと焼き付き、次の挑戦への意欲につながっています。

個人戦も団結力で ~中学校県大会 弓道~

 6月1日は、市弓道場(屋板)で開催された弓道競技(女子)の観戦をしました。個人戦に出場の三人が競技に臨む姿は、さながら団体戦でした。言葉こそ交わさないものの、互いの存在を支えとし、心で励まし合いながら的を射貫いていました。
 

高1生 新課程「総合的な探究の時間」本格スタート

 新教育課程への移行に伴い、本年度の高校1年生から「総合的な探究の時間」がスタートします。
 本校の「総合的な探究の時間」の中心テーマは、”SDGs”(Sustainable Development Goals = 持続可能な開発目標)です。17の目標を入り口として、現実世界の課題に向き合いながら、それぞれの興味・関心、進路・適性に応じた、「一人一人の探究」が期待されます。

攻めを貫いたからこその笑顔 ~中学校県大会 剣道~

 栃木市総合運動公園で開催された剣道の県大会(団体・個人)に、5月31日に行って参りました。男子団体は、惜しくも2-3で敗戦。思うような成績は残せませんでしたが、試合後の笑顔は、いつもの攻める剣道をやりきったからこその笑顔だっと思います。

雲一つ無い晴天のもと ~体育祭~


 5月25日の土曜日、雲一つ無い晴天のもと、体育祭が開催されました。気温30℃を超える猛暑となりましたが、生徒たちは、最後まで元気よく「正」「剛」「寛」それぞれのチームのために頑張りました。多数ご参観くださいました地域・保護者の皆様、そして生徒の健康を気遣いドリンクを配ってくださいましたPTA保健体育部の皆様に、この場をお借りして御礼申しあげます。
 一つ一つの競技に全力で臨む生徒たちの姿も心に残りましたが、本年度の体育祭では、生徒たちの手による運営の在り方に感心しました。競技を盛り上げる実況放送など、細部にも工夫が凝らされていたと思います。
 特に、休憩時間を十分に確保しつつ、予定よりも早く全競技を終了させた円滑な運営は素晴らしいものでした。この暑さの中でも搬送される生徒が一人も出なかったのは、その御蔭だと思います。通常、生徒主体の運営であれば、集合でもたついたり、用具の出し入れに時間がかかったり、得点集計にやり直しがあったりするのが当たり前なのですが、そうした滞りは一切無く、スピーディーに競技が展開されていきました。
 中高合同競技、そして応援合戦では、高校生のリーダーシップが光りました。少ない練習時間の中で、中学生を含め各チームが一体となって盛り上がった合同競技、応援合戦だったと思います。
 中間テストからわずか一週間というタイトなスケジュールの中で、意識を高く保ち、体育祭をこのように成功に導いたこと。それは生徒会役員や運営委員のみならず参加者全員が誇りに感じていいことだと思います。

中学宇河地区大会観戦記

 5月17日(金)と18日(土)の二日間、各運動部の宇河地区大会の応援に、教頭先生と手分けして、市内各会場を回りました。

熱き血の8(イレブン) ~サッカー~





 平出にある栃木SC宇都宮フィールドで行われた宇河地区大会予選に出場した本校サッカー部員は、わすか8名。11人を揃えた対戦校よりも3人少ないという苦しい状況の中で、生徒たちは頑張りました。
 攻撃的なディフェンス、相手を上回る運動量、そして、不利な状況下でも決してあきらめない姿勢は、立派だったと思います。0-2というスコアが、皆さんの健闘を証明しています。

切っ先鋭く ~剣道~


 男子は団体で県大会出場を決め、私の観戦した男子個人戦では、闘志あふれる試合で、2名が県大会出場権を獲得しました。


 女子の団体は、レギュラーの証である白い胴着に身を包み、攻めの姿勢を貫くいい試合を展開しましたが、県大会出場を逃し、悔し涙にくれる姿もありました。その日流した涙は、日々の努力が無駄ではなかったことを、別の機会に教えてくれるはずです。

 

励まし合って ~ソフトテニス~




 ソフトテニスの宇河地区大会は、清原運動公園と、屋板運動場において開かれました。私は、17日と18日に訪れました。男子、女子ともに、得点場面でも、失点場面でも、必ず今のプレーを確認し合い、励まし合う姿が見られました。

県高校総体総合開会式


今年度の県高校総体総合開会式は、5月11日、県総合運動公園のトレーニングセンターで開催されました。生徒会役員の手に掲げられた宇都宮東高校の応援旗も、他校の応援旗とともに健闘を誓いました。
 隣の陸上競技場では、陸上部の部員たちが、緊張のレースを控え、ひとときの穏やかな時間を過ごしていました。