日誌

2019年8月の記事一覧

年齢・校種を超えたハーモニー  ~県合唱コンクール~

 25日(日)、宇都宮市文化会館で開催された県合唱コンクールの高校A部門で、本校合唱部は銀賞を獲得しました。わずか14人の編成による高校A部門への出場でしたが、部員の半数は附属中学の生徒です。男声も高校の二人だけです。他校の高校生たちの合唱団に比べると体格も小さく、十分な声量を確保するのに苦労しただろうと推測されます。
 それでも生徒たちは、年齢・校種を超えた美しいハーモニーを聞かせてくれました。

一人の研究者として ~宇大iP-U開講式~

 25日(日)、大正時代に建築された宇都宮大学峰が丘講堂にて、 グローバルサイエンスキャンパス(iP-U)の開講式があり、私も参列して参りました。受講生40名の中には、本校の高校1年生たちも含まれています。
 開講式の代表生徒挨拶には「これが自分の研究者としての第一歩である」という意識の高さがあり、「その意気や良し」と感じました。
 全員が「学ぶ」だけの存在ではなく、「探究する」存在としてこの事業に臨んで欲しいと思います。
 

科学的に考える ~科学の甲子園ジュニア県予選~

 8月24日(土)、県総合教育センターにて、科学の甲子園ジュニア県予選が開かれました。本校からは、2チーム12名が出場し、筆記競技と実技競技に臨みました。特に実技競技では、思うように微調整が効かずに両チームとも苦労していたようでしたが、課題をクリアすべく、討論、試行錯誤、修正、検証、を繰り返す過程で得られたものは、とても大きかったはずです。

全国の強豪相手に鎬を削る ~水球ジュニアオリンピック~

 8月22日・23日の両日、京都西京極のアクアリーナにて開催されたジュニアオリンピックに、関東大会を勝ち抜いた「栃木水球クラブ」が参加しました。このチームは本校附属中学校の水球部員を中心とする栃水連のチームです。
 奇しくも同じ京都で高P連の全国大会が開催されていました。1戦目と2戦目は、ちょうど研修の始まる前の時間だったので、水球部OBである滝田会長とともに応援に行って参りました。
 初戦は、実力を発揮し、10-1で快勝。2戦目の相手は、大阪の強豪チームです。第1ピリオドから第4ピリオドまで、常に同点もしくは1点差という文字通りのシーソーゲームでした。結局、同点から最後に1点を決められて6-7の敗戦。強いチームを相手に勝ち切ることの難しさを実感させられた試合でした。
 3戦目は時間が合わずに観戦できませんでしたが、この試合も9-10の惜敗でした。結局頂点に駆け上がることはかないませんでした。それでも、全国の強豪相手に鎬を削る好試合が展開できたことは、この上ない財産です。それを誇りとし、今後の精進につなげて欲しいと思います。
 

全国高P連京都大会に参加して参りました。

 8月22日・23日の二日間、全国高P連大会(京都大会)に、滝田PTA会長と参加して参りました。場所は、東山にある「みやこめっせ」と「ロームシアター京都」です。
 初日、私は第3分科会(パネルディスカッション)に参加しました。テーマは、「すぐそこの未来のしごと ~ともに考えるSociety5.0において求められる人物像、学びの在り方~」です。パネリストによって示された、家電製品の移り変わりのグラフからは、改めて、技術革新の早さというものを否応なく突きつけられ、教育がコンテンツベースからコンピテンシーベースに、換言すれば、認知能力一辺倒から非認知能力重視に変わらねばならい理由を実感させられました。
 二日目のメインは、日本電産の創業者である永守会長の講演でした。永守氏は、京都先端科学大学を運営する団体の理事長でもあります。その情熱と、関西弁による軽妙な語りに、最後まで魅了されました。

世界は文字でできている ~書道部「東鷹展」より~

   

8月9日(金)~11日(日)の三日間、県総合文化センター第3ギャラリーにて、宇都宮東高校(および同附属中学校)の書道部展である伝統の「東鷹展」が開催されました。リニューアル成った県総文センターギャラリーの「こけら落とし」となる展覧会でもありました。
 書道作品というと、白と黒とのモノトーンの世界のように思われがちですが、そこにあったのは臨書の大作、篆刻、連綿の仮名書、ポップスの歌詞など「百花繚乱」の文字たちでした。
 特に面白かったのは、書道部員たちによる合作の作品群でした。平成の流行語を集めた作品、大化から令和までのすべての元号を並べた「元号」、そして、元素の周期表を漢字で表現した「漢字周期表」。
 世界は、言葉(=概念)でできているんだった・・・。そんな当たり前のことを、生徒たちの作品は気づかせてくれました。
 

きらびやかな舞台、再び ~宇東附中吹奏楽部 県コンクール~

  高等学校に引き続き、8月10日、同じ宇都宮市文化会館にて県吹奏楽コンクール(中学の部A部門)が開催されました。先日の高校の演奏もバレエ音楽「コッペリア」でしたが、附属中学校吹奏楽部も、同じようにバレエ音楽「ドン・キホーテ」に挑みました。
 やはり、高校生の演奏と同様に、舞台上の舞踏を彷彿とさせる立派な演奏でした。審査結果は銀賞でしたが、経験の浅い1年生を数多く含むこのチームで、よくぞここまで洗練度の高い音楽を作り上げたと思います。お疲れ様でした。
 
 
 

麗しい令和へ 若人の力を  ~JRC高校連絡協議会 夏季大会~

 8月8日に「とちぎ青少年センター」にて開催された夏季大会は、JRC高校連絡協議会にとっては総会に当たる大切な大会です。この大会を境に、年度が替わり、役員も交代します。今年度は、ちょうど平成30年度から令和元年度へと移行する年でした。平成は我が国では戦乱のない平和な時代でありましたが、大きな災害のあった時代でした。昨年度のこの大会も台風で中止を余儀なくされました。令和の時代が、そのの名に相応しい、麗しく和やかな時代となるよう若い人たちの力に期待します。
 
 さて、その大会でNPO法人「とちぎユースサポーターズネットワーク」の岩井俊宗代表から、「ボランティア活動の可能性と高校生に期待するもの」と題された講演をいただきました。岩井代表は、宇都宮東高校のOBです。高校時代はJRC部(現在の社会部JRC班)で活動されていました。お話を伺い、これからの混迷の時代を生き抜く力は、若い時代の社会的活動によって培われるということを強く感じました。おそらく、岩井代表ご自身の青春がそのように充実したものだったからなのだと思います。