日誌

2018年12月の記事一覧

孤独ではない長距離走者 ~中学 長距離走~

 2学期末の体育の時間を利用して、附属中学では、学年毎に校内の記録会が行われました。女子は4周、男子は6周の周回コースです。私も、最初の1周だけ各学年の女子と一緒に走りました。
 長距離走とは「自分との戦い」ですが、雲一つ無い青空のの下、生徒とともに走る長距離走は決して孤独ではありませんでした。男子生徒と一緒に走った教頭先生も、とても楽しそうでした。
  もしかすると、ともに競い合った生徒たちも、同じ思いだったかもしれません。


みんなでU.S.A. !  ~中学 ダンス教室~

 12月20日、中学生を対象に、本校OBのミッキーさんを講師としてダンス講習会が開かれました。学年毎の練習の後、最後は全生徒でU.S.A.を踊りました。
 踊り終わった後、手をたたき合い、ハイタッチしたりハグ したりする生徒たちの姿がありました。その姿から、生徒たちが一体感・達成感を体中で感じていたことが伝わってきました。


高校生は粋に、中学生は雅に

 学期末の3日間、中高一貫特別棟の「伝統文化室」にて、文化庁「文化芸術による子供の育成事業」による日本音楽の教室が開かれました。高校生は粋(いき)に三味線を、中学生は雅(みやび)に箏を弾きこなしていました。
 

主体的に考える生徒・学び合う教師 ~高等学校の授業からⅢ~

  
私はこんな英文にしてみたのですが、英語として不自然ですか?(英語表現の授業後、休み時間の風景)
 
 その二つは違う心情だと私は思うのですが・・・(国語総合の授業後、休み時間の風景)

 
 研究授業の廊下には、時系列に沿って、すばらしいと思ったこと(青)、気になったこと・聞いてみたいこと(赤)の付箋が貼られました。「授業第一」をスローガンに学び合う教師たちの間に遠慮はありません。

深い学びへ  ~高等学校の授業からⅡ~

  二学期の半ばから後半にかけて、教頭先生と二人で高等学校の授業を参観しました。
 本校の先生方の授業は、授業の構成、学習形態、教材等の様々なレベルで工夫が凝らされており、その背景には先生方の深い教材研究の跡が見えました。教師のこの深い学び無くして生徒の「主体的・対話的で深い学び」は生まれないのだということを実感させられました。

 カール大帝の戴冠の意義って何だっけ? ・・・構造的で意味づけられた知識は、細部まで鮮明に記憶に刻印される。(世界史)
 
一斉授業から → グループ学習へ、自由自在な転換(保健)

  どこで筆に力が込められているか研究 。それに基づいて書いてみる。(書道)

自然な教え合いが当たり前。(数学)

引き出された活発な議論。(化学)
 
ペア学習は、英語・国語では日常風景。

静脈血と動脈血。動物の血液で作ってみると色の違いがわかります。血栓だって作れます。(生物)

 実際の波動はね、こんな感じ。  波動の山と谷をマーキングをすると・・・(物理)

黒パン、ナツメヤシなどが次々と教室に登場する。まるで手品。(地理)

 ストローを使って喘息を疑似体験。(保健)

ビデオカメラと三脚とテレビで作った自作の実物投影装置(書画カメラ)で 手元アップ。(美術)
 
どんな歌い方にしようか? 意識して歌ってみよう。(音楽)

堂々たる筆致で  ~高校 書道部 県高校書道展~

 
 第42回という伝統の栃木県高等学校書道展が、宇都宮市文化会館の展示室で開催されました。12月14日(金)に、教頭先生と観覧に訪れました。
 本校からも5名の生徒の作品が展示されていました。本校生の作品はそれぞれに堂々とした勢いのある作品だと感じました。生徒の皆さんの、前向きな日々の生活姿勢を垣間見たように思いました。

手作りの看板を手に ~朝の交通安全指導~

   12月6日・7日の2日間、朝の交通安全指導が行われました。今年度3回目となるPTA安全育成部、高校の生徒会役員、高校・附属中学の風紀委員、交通係職員の合同による交通安全意識高揚のための活動です。
 今回は、生徒の手作りによる看板を追ってみました。生徒は、それぞれに工夫された看板を手に、自分たちの交通マナー向上のために、自転車走行時のイヤホン自粛や早めの登校などを呼びかけていました。

  
 

科学への興味を子どもたちに ~学びの杜の冬休み 高校 理科部~

 12月15日(土)、栃木県総合教育センターで開催された「学びの杜の冬休み」に、本校の理科部の高校生たちがボランティアで参加しました。「葉脈しおりを作ろう」「虹色に輝く万華鏡を作ろう」「マイナス196℃の世界を体験しよう」の3つの体験活動において、指導主事の先生方の助手を務めました。科学への自らの知的好奇心を、小さな子どもたちにも伝えようと、一生懸命な高校生たちの姿を見ることができました。
   
 
  

「高み」へのチャレンジ   ~科学の甲子園ジュニア全国大会~

 
 JST(国立研究開発法人科学技術振興機構)主催の第6回科学の甲子園Jrの全国大会に附属中の8名が参加しましたので、12月8日(土)に応援に行ってきました。大会会場は、筑波研究学園都市の中にある「つくばカピオ」です。筆記試験の後は、実技です。塩化カルシウムなどの溶剤を溶かしてその温度変化を計り、グラフ化した上でいくつかの設問を解くという課題でした。もう一つの実技は、45×45×45㎝の空間の中に鉄球を落としできるだけゆっくり落下させる装置を、与えられた材料の中で作るというものでした。
 一人一人の基礎的な理科の知識だけでなく、思考力や洞察力が問われ、さらには、役割分担、計画性、コミュニケーション、トラブルの解決といったチーム力が問われる競技であることを実感しました。
 数年ぶりの出場であった本校も、生徒たちがそれぞれの持ち味を出し、コミュニケーションをとりながら奮闘しましたが、全国の常連校、強豪校には及びませんでした。本校生も、今回の貴重な経験を「伝統」として後輩たちのために継承して欲しいと思います。
 

社会のしくみ・働くことの意義  ~中2 社会体験学習~

 附属中学校の2年生が、社会体験学習に臨みました。34の事業所に分かれて、11月中旬の5日間、職場実習を経験するものです。小学校の先生の助手として授業に参加した体験、新聞記事を作り紙面にレイアウトした体験、幼稚園生といっしょにものつくりをした体験・・・そうした体験の一つ一つが、生徒の意識を少し大人にしてくれたはずです。そのことはおそらく、今日の学習の意義を高めてくれているはずです。
 ご多忙の中、生徒たちの体験学習を受け入れてくださったすべての事業所の皆様に感謝申し上げます。