SSH日誌

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【SSH】ウィルス学体験講座

1.行事名 


  ウィルス学体験講座

 2.実施日時 


  平成28年8月5日(金) 13:00~17:45
  平成28年8月6日(土) 10:00~12:30

 3.実施場所 


  獨協医科大学病院
 

 4.参加者 


  2年生希望者
  

 5.実施概要 

 

   
(1)開校・講師紹介
   (2)ウイルスに関する解説
   (3)電子顕微鏡の解説
   (4)体験
    ①インフルエンザの検査
    ②ウイルスの電子顕微鏡観察
    ③ウイルスの感染細胞への影響 等

 【担当指導者】

 石川 知弘(獨協医科大学)
 大塚 裕一(獨協医科大学)
 篠崎 由季(獨協医科大学)
 高篠 絢子(東京都医学総合研究所)
 布矢 純一(獨協医科大学)
 増田 道明(獨協医科大学)
 吉田 里実(獨協医科大学)
 猪村 亜弓(東京都医学総合研究所)
 小池  智(東京都医学総合研究所)
 巣鷹 祐衣(東京都医学総合研究所)
 圓谷  勝(獨協医科大学)
 野中 里佐(獨協医科大学)
 村木  靖(岩手医科大学)

 

ウィルス学体験講座1


ウィルス学体験講座2


ウィルス学体験講座3
 

【生徒の感想】

 ・将来的になりたいものに近いことを体験することができ、感動した。
 ・2日間とても充実していてとにかく楽しかった。前より生物が好きになった。
 ・将来就きたい仕事のことが少し分かった。将来につながった。
 ・高校にはない機械(電子顕微鏡等)にたくさん触れることができた。実験方法も高校より精度が高い方法を体験できた。
 ・指導して下さった先生が皆丁寧に説明して下さったので、分かりやすく楽しくできた。

【SSH】第6回 高校生バイオサミット in 鶴岡(山形)

1.行事名 


  第6回高校生バイオサミット

 2.実施日時 


  平成28年7月31日(日)~8月2日(火)

 3.実施場所 


  鶴岡メタボロームキャンパス(山形)
 

 4.参加者 


  3年生SSクラス 4名
  

 5.実施概要 


【発表内容】

  「ミジンコを用いた毒性試験」
  「イチゴは多数決を理解するのか」

【日程】
  1日目 ・開会式
       ・成果発表部門 研究発表(予選)

  2日目 ・成果発表部門 研究発表(決勝)
       ・計画発表部門 研究発表
       ・講演 
          慶應義塾大学先端生命科学研究所 所長 富田 勝 氏 
       ・ラボ見学(鶴岡メタボロームキャンパス、慶義塾大学バイオラボ棟)
       ・大学生による研究発表

  3日目 ・表彰式・閉会式
 
   

  


第6回高校生バイオサミット1


第6回高校生バイオサミット


第6回高校生バイオサミット3


第6回高校生バイオサミット4 

【結果】
 成果発表部門 決勝出場 優秀賞 「イチゴは多数決を理解するのか」
 成果発表部門 決勝出場     「ミジンコを用いた毒性試験」

【SSH】夏季宿泊研修(生物)

1.行事名 


  夏季宿泊研修(生物)

 2.実施日時 


  平成28年7月27日(水)、28日(木)、29日(金)

 3.実施場所 


  お茶の水女子大学湾岸生物教育研究センター  館山臨海実験所(千葉県館山市)
 

 4.参加者 


  2年生SSクラス 生物選択者
  

 5.実施概要 


 (1) 指導者

  
    お茶の水女子大学大学院 人間科学研究科
      準教授    清本正人 氏
      準教授    嶌田  智 氏
      特任講師   広瀬慎美子 氏
      TA        後藤 裕子 氏
      TA        小林穂ノ佳 氏


 (2) 日程・実施内容
  7月27日(水)
    ・ウニの受精と発生の講義と実験
    ・海の動物の講義
    ・ウミホタル採集、観察

  7月28日(木)
    ・ウニの発生観察
    ・船にてプランクトン採集
    ・ドレッジ採集
    ・磯の動物採集、観察、同定
    ・薄層のクロマトグラフィーの実験
    ・海藻の同定、標本作製

  7月29日(金)
    ・ウニの発生観察
    ・海藻標本のパウチ

夏季宿泊研修(生物)1




夏季宿泊研修(生物)2




夏季宿泊研修(生物)3
 


【生徒の感想】
 ・全ての実習が興味深く本当に充実した楽しい3日間だった。SSクラスに入って本当に良かったと思った。
 ・なかなかではできない貴重な実習、体験ができ、普段見ることのできない動物を見られてとても良かった。
 ・資料集でしか見たことのないウニの受精、発生の過程が分かり、感動した。
 ・船でプランクトンや海の底にいる生物を採集したのがとても楽しかった。船は気持ちが良かった。
 ・潮の引きが少なく磯採集が少ししかできなかったが、それでも自分でヤドカリを採集したりして楽しかった。
 ・夜の海でウミホタルがたくさん採集できて良かった。ウミホタルがとても美しかった。
 ・海藻の種類を学んでからびクロマトグラフィーで確認実験をしたことにより、種類の違いがよく分かった。
 ・皆と協力して実習を行うことでクラスの皆と更に仲良くなれて良かった。

【SSH】夏季宿泊研修(物理)

1.行事名 


  夏季宿泊研修(物理)

 2.実施日時 


  平成28年7月28日(木)、29日(金)

 3.実施場所 


  日本原子力研究開発機構 那珂核融合研究所
  高エネルギー加速器研究機構
 

 4.参加者 


  2年生SSクラス 物理選択者
  

 5.実施概要 


 (1) 日程・実施内容
   7月28日(火)
   【筑波大学】
    ・講話
    ・研究室見学

   【日本原子力研究開発機構 那珂核融合研究所】
    ・講話
    ・JT-60制御室見学
    ・機器収納棟見学
    ・中性粒子入社装置についての説明、見学
    ・高周波加熱装置についての説明、見学
    ・液体窒素を用いた実験

   7月29日(水)
   【高エネルギー加速器機構】
    ・電子・陽電子衝突型加速器と素粒子物理についての講話
    ・放射光施設の説明、見学
    ・Bell測定器の説明、見学
    ・富士KEKBトンネル見学
    ・霧箱製作実習
    ・講義「研究者とテニスボール」

夏季宿泊研修(物理)1



夏季宿泊研修(物理)2
 



夏季宿泊研修(物理)3



夏季宿泊研修(物理)4

【研修実施後の生徒アンケートの結果】
・「内容が理解できたか」との問いに対しては、「そうである」が最も多く60.0%であった。
 物理の授業で、まだ学習していない原子核や素粒子に関する内容が主であったが、説明が分かり易く実際の装置など見ることができたため、理解しやすかったためと考えられる。
・「興味・関心が向上したか」との問いに対しては、「そうである」と回答した生徒が最も多く80.0%であり、生徒の知的好奇心を大いに刺激する内容であったと考えられる。
・「進路の参考になったか」との問いに対しては、「そうである」の65.0%と、「どちらかといえばそうである」の35.0%を合わせると100%であり、多くの生徒が進路選択の参考になったと回答している。
・「参加してよかったか」との問いに対しては、「そうである」が最も多く95.0%で、ほとんどの生徒にとって満足度の高い研修であったと考えられる。

出前授業

1.行事名 


 SSH 出前講座 Ⅰ

   

2.実施概要 


 平成28年6月15日(水)

3.実施場所 


 本校(物理講義室・化学講義室・視聴覚室) 

4.参加者 


  1年生・2年生希望者

5.実施概要 


【物理学】 「世の中に役立つバブルな話」
  筑波大学大学院システム情報工学研究科
  准教授 金子暁子氏

  (1)泡の種類と運動の違い
  (2)泡の運動のしくみについて
   (速度勾配と摩擦係数、表面張力と界面活性剤のはたらきなど)
  (3)泡のさまざまな分野への応用
   (水質浄化などの環境分野,切削油洗浄などの機械分野、がんや結石治療などの医療分野など)
  (4)ニュートン流体と非ニュートン流体,ダイラタント流体について
画像や映像を交えて聞いた。




【化学】 「有機化学で働く分子を作る」
  お茶の水女子大学基幹研究院自然科学系

  准教授 矢島知子氏

有機化合物とは炭素と水素を含む化合物で、生体反応はすべて有機化学反応である。
矢島先生の研究室ではフッ素を含んだ有機化合物を扱っている。フッ素は炭素との結合が強かったり、水素と大きさがほとんど変わらないことなど様々な特徴を持つ。
その特徴を活かし、様々なフッ素化合物が生み出されている。
フッ素の良点と欠点を見極め、含フッ素化合物を利用していくことが大切である。



出前授業Ⅰ 化学



【生物学】 「味と香りの話」
  お茶の水女子大学基幹研究院自然科学系 

  准教授 近藤るみ氏
 
人間の五感の中で味覚と嗅覚という化学物質を感知する感覚に着目した。
 (1)ある種の苦みを感じる人と感じない人がいる
 (2)鼻をつまむと何の果物の種類の飴か分からない
等、生物が生きていくために味覚と嗅覚をどのように使っているか、生き残るためにどのように味覚と嗅覚を利用して進化してきたかを興味深く聞いた。



出前授業Ⅰ 生物


【講演について】

アンケートのほとんどの項目で良好な結果となっている。「内容が理解できたか」の質問に対しての回答が、「どちらかといえばそうではない」の答えが他の質問項目に比べて多くなっている。これは、物理の授業で、1年生に加えて2年生も20名ほど聴講に来ていたので、内容の難易度を少し上げていただいたことによるものと思われる。ただ、参加した1年生は「参加してよかった」と全員が回答しており、良い刺激になったと思われる。

新SSクラス春季宿泊研修を実施しました。

1.行事名 


  新SSクラス 春季宿泊研修

 2.実施日時 


  平成28年3月28日(月)、29日(木)

 3.実施場所 


  1日目:海洋研究開発機構本部
  2日目:日本科学未来館
 

 4.参加者 


  新2年生SSクラス

 5.実施概要 


 (1) 日程・実施内容
  1日目   【海洋研究開発機構本部 (神奈川県横須賀市貝島町)】

    ・女性講師による講話
    ・施設見学
    ・質疑応答

  2日目   【日本科学未来館(東京都江東区青海)】

    ・ワークシート「わたしたちが暮らす未来」 (1時間)
    ・班発表 (質疑応答含め50分)
    ・Bell測定器の説明、見学
    ・館内自由見学 (2時間)

新SSクラス春季宿泊研修1



新SSクラス春季宿泊研修2
 



新SSクラス春季宿泊研修3



新SSクラス春季宿泊研修4

 講演会・研修ともに参加して良かった生徒が多く、生徒としては満足できる研修であったと考えられる。
 講演会の内容に関しては、専門的で1年生には難しい部分もあったため、理解するのが難しい部分もあったが、質問等も活発であり満足度は高かった。
 地学の授業を実施していないこともあり、地学分野について学習する良い機会であり、女性研究者としての働き方について具体的に考えることができた。

【生徒の感想】
・海洋開発研究機構では女性研究者から最先端の海洋研究を間近で見ることができ、地学分野に興味を持つきっかけになった。
・「ちきゅう」の船内では毎週避難訓練が実施されたり、計器や機械は必ず二つ同じものがあるなど、危機対策のしくみに驚いた。
・科学未来館では2030年の世界を想像しながら、様々な立場で科学技術を見たりを体験することで、科学の重要性と面白さをあらためて感じることができた。
・今まで話したことのなかったラスメイトとの親睦が図れ、友達になれた。

SSH指定女子高校 課題研究発表会に参加しました。

1.行事名 


  平成27年度 SSH指定女子校 課題研究発表会

 2.実施日時 


  平成28年3月25日(金)

 3.実施場所 


  お茶の水女子大学
 

 4.参加校


  埼玉県立浦和第一女子高等学校
  埼玉県立川越女子高等学校
  埼玉県立熊谷女子高等学校
  群馬県立前橋女子高等学校
  
  茨城県立水戸第二高等学校
  
  栃木県立宇都宮女子高等学校

  本校は2年生SSクラスの生徒が参加
  

 5.実施概要 


 (1) 日程 

  1.開会行事
            ・挨拶 群馬県立前橋女子高等学校長 金井尚之 氏
          お茶の水女子大学学長 室伏きみ子 氏
 
  2.課題研究ポスター発表 36件
  3.課題研究口頭発表 10件
 
  4.懇談会・大学見学
  5.閉会行事
     ・講評 お茶の水女子大学理学部長 吉田裕亮 氏
     ・講評 科学技術振興機構 理数学習推進部 先端学習グループ
                                    関根康介 氏
     
     ・挨拶 埼玉県立熊谷女子高等学校長 羽田聡 氏

【受賞研究一覧(本校)】

 
 ・優秀賞          「色素分解」
 ・探究賞          「素数について」
 ・プレゼンテーション賞 「アミノ酸の種類とメイラード反応の速度の関係」
 ・プレゼンテーション賞 「低温刺激処理におけるメダ胚の染色体倍加」
 
 

SSH指定女子校発表会1











SSH指定女子校発表会2











SSH指定女子校発表会3








 



SSH指定女子校発表会4

SSH生徒研究発表会を開催しました

1.行事名 


  平成27年度 SSH生徒研究発表会

 2.実施日時 


  平成28年3月18日(金)

 3.実施場所 


  栃木県教育会館 大ホール

 4.参加者


  発表者:SSクラス42名
  参加者:本校 2学年、3学年
       茂木高校教員・生徒
       
 
       
       県内外教員・関係者・保護者
       課題研究指導者
       SSH運営指導委員

       

 5.実施概要 


 (1) 日程

   9:30 開会行事
   9:50 SSH生徒研究発表会についての説明
  
  10:00 口頭発表・質疑応答(4グループ)
              
(休憩10分)
   11:05
 口頭発表・質疑応答(5グループ)
              (昼食・休憩)
   14:25 口頭発表Ⅲ・質疑応答(5グループ 
   
14:40 講評・閉会行事


(2) 研究発表(全14グループ)
  1. メイラード反応の研究
  2.折り紙の数理
  3.藍染の魅力を科学する
  4.ゼニゴケの生活環を管理する
  5.打楽器の物理
  6.ミジンコを使って生活用水が環境に与える影響を調べる  
  7.イチゴは多数決を理解するのか
  8.ブランコの物理
  9.発ガン抑制物質を探せ
 10.Prime number
 11.色素分解
 12.低温刺激処理によるメダカ杯の染色体倍加
 13.振動反応でメディアアートを作ろう

 (3) ポスター発表(口頭発表と同じ)


H27生徒研究発表会1



H27生徒研究発表会2

 

H27生徒研究発表会3


H27生徒研究発表会4
 

平成27年度 SSH生徒研究中間発表会

1.行事名 


  平成27年度 SSH生徒研究中間発表会

 2.実施日時 


  平成28年1月14日(木)

 3.実施場所 


  本校 視聴覚室

 4.参加者


  発表者:SSクラス42名
  参加者:運営指導委員、理型クラスのべ110名
  

 5.実施概要 


 (1) 日程

   9:20 開会行事
   9:35 口頭発表・質疑応答(4グループ)
          
(休憩10分)
  10:45
 口頭発表・質疑応答(3グループ)
  11:40 口頭発表Ⅲ・質疑応答(4グループ)
  13:25
 口頭発表Ⅳ・質疑応答(2グループ 
 
13:55 講評・閉会行事


(2) 研究発表(全13グループ)
  1. 藍染の魅力を科学する
  2.色素分解
  3.低アミノ酸の種類とメイラード反応の速度の関係      
  4.イチゴは多数決を理解するか
  5.ゼニゴケの生活環を管理する
  6.低温刺激処理によるメダカ胚の染色体倍加   
  7.ミジンコを使って生活用水が環境に与える影響を調べる
  8.発がん抑制物質を探せ
  9.振動反応でメディアアートを作ろう
 10.打楽器の物理
 11.振動の物理と数理 ~二重振り子~
 12.折り紙の数理
 13素数について


 (3) ポスター発表(口頭発表と同じ)


H27生徒研究中間発表会1



H27生徒研究中間発表会2

 

H27生徒研究中間発表会3


H27生徒研究中間発表会4
 自分たちの研究と分野が異なる発表を聞いて、専門用語があるなどするので内容を理解するのはやや難しいところがあったが、
他の研究発表を聞くことで得ることも多かったことが伺える。本発表に向けて継続研究を進めていく意欲を高めた生徒が増えた。

【生徒の感想】
  ・本発表までの具体的な課題や大学の先生と交流したことで新たな研究の方針が見つかった。
  ・本発表までに知りたいことや、やらなければならないことは沢山あるので終わったと思わずに研究を進めていきたい。
  ・実際にステージに立ったり教授から本当にありがたいアドバイスがもらえたりしてとてもためになった。

SSH企業見学会

1.行事名 


  SSH企業見学会

 2.実施日時 


  平成27年12月4日(金)

 3.実施場所 


  富士重工業株式会社宇都宮製作所(本工場、南工場) 

 4.参加者


  1.2年希望者
  

 5.実施概要 


 ・講話、実習
 ・工場見学
 ・女性研究者による講話
    「研究開発の実際、研究者になるには」
 ・質疑応答

企業見学会1


企業見学会2

 

企業見学会3

生徒のアンケートによると、「興味関心が向上したか」との問いに対し、85%が「そうである」と回答し、残り15%は「どちらかといえばそうである」と回答した。また、「進路の参考になったか」との問いに対しては、96%が「そうである」、4%が「どちらかといえばそうである」と回答した。このことから、生徒の知的好奇心を満足させる内容であり、さらに進路意識の向上にも寄与があったと考えられる。

【生徒の感想】

・普段みることのできない場所や構造を説明付きで見ることができとても良い体験になった。
・ドラマや映画の中でみたヘリコプターを間近で見ることができてうれしかった。想像していたよりも大きくて驚いた。
・技術系(理系)と事務系(文系)の方々が協力して仕事が成り立っていることが分かり良かったです。
・女性社員皆さんの話もとてもおもしろく、進路選択のためになりました。
・技術系(理系)と事務系(文系)の方々が協力して仕事が成り立っていることが分かり良かったです。
・飛行機についての知識が全くなくても理解できるように、実習も交えて説明していただきありがとうございました。
・1回参加してみて、飛行機について興味がわいてきました。実際に材料を見たり、触ったり、紙飛行機を作ったりできて良い経験になりました。

小学生のための科学実験講座

1.行事名 


  小学生のための科学実験講座

 2.実施日時 


  平成27年11月15日(日)

 3.実施場所 


  宇都宮市立西原小学校

 4.参加者


  受講者:小学生約100名
  授業者:21名(2年SSクラス20名、2年理型1名)
  

 5.実施概要 


 1.事業の形態

  宇都宮市立西原小学校の文化祭において、同校の児童を対象とし、本校生が講師となって、科学実験講座(3講座)を実施した。

 2.講座内容
 (1)「ふわふわ水分子ストラップをつくろう」 
    手芸用品のボンテンとストラップで、5000万倍の水分子のモデルを作る。

 (2)「クリップモーターをつくろう」 
    エナメル線、ゼムクリップ、磁石などを使って簡単なモーターを作り、動かしてみる。

 (3)「葉脈標本をつくってみよう」 
    木の葉から葉脈をとりだし、プラスチックシートでラミネートすることにより、栞を作る。

【水分子ストラップをつくろう】水分子ストラップを作ろう


【クリップモーターをつくろう】
クリップモーターをつくろう

 

【葉脈標本をつくってみよう】
葉脈標本をつくってみよう

【アンケート結果より】
 ・受講者(小学生)対象のアンケートによると、「今回の内容は楽しかったか」との問いに対して、「とても楽しかった」が83%、「楽しかった」が17%と回答し、
  小学生の満足度は非常に高かった。
 ・指導者(本校生)対象のアンケートによると、「小学生に適切な説明や援助ができたか」の問いに対して、「そうである」が55%(11人)、
  「どちらかといえばそうである」が40%(8人)、「どちらかといえばそうではない」が5%(1人)、「そうではない」が0%(0人)であった。
  また、「興味関心が向上したか」との問いに対して、71%が「そうである」と回答した。

【総括】
 ・受講者である小学生の満足度は、まずまずであった。
  指導者である本校生の多くは、実験等に関する知識不足や、相手に伝える難しさを感じたものの、科学に対する興味関心を高めたり、
  プレゼンテーション力やコミュニケーション力を向上させたりする効果が十分あったと考えられる。

出前授業Ⅲ(医学)

1.行事名 


  出前授業Ⅲ(医学)

 2.実施日時 


  平成27年11月11日(水)

 3.実施場所 


  本校 化学講義室 

 4.参加者


  希望者
  

 5.実施概要 


 (1) 講師
  自治医科大学分子病態治療研究センター 抗加齢医学研究部
  教授 黒尾 誠(くろお まこと)氏
 

 (2) 演題 

  「アンチ・エイジングを科学する」
    ~文系人間にも必要な科学的思考法~

 3) 内容
老化が加速するマウス発見後、原因となる遺伝子を特定。
その遺伝子によるクロトータンパク質のはたらきを調べFGF23ホルモンの受容体であることを特定。
リンの尿中濃度の上昇により腎臓が傷つくことで老化が進むことをつきとめた。
リンは人にとって必要な栄養素ではあるが、過剰摂取によるリスクもあり、
特に、食品添加物中のリンは吸収率が高い。

SSH出前授業Ⅲ


SSH出前授業Ⅲ2

 

SSH出前授業Ⅲ3

研究そのものは難しい内容にもかかわらず、簡単に説明をしていただいたため、一年生でも内容が理解できている。
また、講義後半の科学的な考え方については、文系の場合や落語やお笑いなど生徒にとって身近なところでも活用を例に説明があり、生徒の心に響いていた。
また、文学や芸術などの重要性についてもお話があり、生徒たちには新たな気づきがあったようである。

【生徒の感想】

・研究をするにあたっての忍耐力の必要性、豊富な経験値の研究成果への影響力を改めて実感した。
・腎臓について様々なことが分かりとても勉強になった。
 また、科学思考は文系にも必要で、忍耐力がいるので、これから諦めずに色々なことに取り組みたいと思った。
・研究の話のみならず、キャリアや考え方、国際人についてお話しいただきとてもいい経験になった。
・大好きな本の影響や興味があることへの探求心が人生を変えるんだと感じました。
 まだ進路は決まっていないことが多くて特別に何かやりたいという目標があるわけではないので、これから頑張ろうと思った。
・自分の好きなことを見つけ、続ける大切さがよく分かった。
・1つの真理を導き出すのに仮説と検証など諦めずに続けることが大切なのだと学んだ。
 私も忍耐をつけ、生涯をかけて興味を持ちうちこめる研究を見つけていきたい。
 また、高校生のうちに「美しい」ものに触れ、感性を磨いていきたい。

SSH 2年文型講演会

1.行事名 


  SSH 2年文理型講演会

 2.実施日時 


  平成27年11月7日(土)

 3.実施場所 


  本校 第一体育館
 

 4.参加者


  2年文型生徒
  

 5.実施概要 


 (1) 講師
  宇都宮大学教育学部
  教授  伊東 明彦 氏
 

 (2) 演題 

  「自然科学との関わり方」 
   ~文系女子に理科は必要ないのか?~

 3) 内容
  
第1部 なぜ理科を学ぶのか (現代社会の特質)
  第2部 自然科学との関わり方(環境問題の本質、日本で生きるための必須科目-地震防災-)

SSH2年文型講演会1


SSH2年文型講演会1

 

SSH2年文型講演会3

第1部では、事前に本校2年生を対象に意識調査をしその結果を分析しての講義だったので、うなずきながら聞いている生徒もいるぐらいで、
多くの生徒が興味を持って聞いていた。
第2部は、文型の生徒にも理解しやすい歴史からのアプローチを含めての講義であった。

【生徒の感想】

・社会の変化に応じて、私たちも理科を学ぶ必要が出てきて、知識として知っておくのも現代では大切だということが分かった。
 今まで自然環境や科学について、文型だからと興味を示していなかったが、これからは関係の本やテレビを見たいと思った。
・理科に対して、理系生徒の方が文系生徒よりも難しいと思っているにも関わらず、理系の方が文系の倍近い人数が
 理科を好きだと思っているということが興味深かった。
・断層の大きさでマグニチュードが決まること、弓なりな島の形にはちゃんと理由があること、マグマはプレートの一部が融けて出来ること、等が分かった。
 文系女子にも理科が必要である例として、地震が挙がっていたが、もっと例を示してほしいと思った。