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SSH日誌
【SSH】企業見学会
SSH企業見学会
平成29年12月7日(木)
花王株式会社栃木工場(芳賀郡市貝町)
1.2年希望者
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昨年度見学を依頼したものの日程が合わず、2年越しの実施となった。オムツ製造ラインの見学では、ほぼ無人化されたスピーディかつ精巧な工程に驚いた生徒が少なくなかった。講話担当の研究者は本校卒業生、なおかつ在校生の保護者で本校生の実情や指向をよく理解してくださっており、高校時代から就職、結婚、出産、海外生活から現在にいたるご本人のキャリアを踏まえた、具体的でわかりやすい話をいただけた。「内容が理解できた」「興味関心が向上した」の数字が高いのはそのせいであろう。「進路の参考」の数値が相対的に下がるとはいえ、大半の生徒は「参考になった」と答えている。全員が「参加してよかった」と答えており、実りの多い見学であった。
【生徒の感想】
・よく使っている製品が素早く正確につくられているのを見て感動した。
・商品開発だけでなく、さまざまな面で社会貢献している会社だとわかった。
・よりよい製品をつくるため、専門の異なる人たちがアイディアを出し合っているのがすごい。
・生活用品関係の研究に携わりたいと考えているので、とても参考になった。
【SSH】物理チャレンジ対策講座
物理チャレンジ対策講座
平成29年11月25日(土)
本校 明鏡寮ホール
1・2年生希望者・他校生(宇都宮高校3名)
(1)講師 物理チャレンジトレーニング プレチャレンジ at 宇都宮女子高校 |
本年度初めて企画・実施した内容であるが、多くの生徒が希望し参加した。
物理チャレンジの内容を知りたい、参加したいという生徒が希望しているためアンケートの応答状況は非常に良い。この中から多くの生徒に物理チャレンジにエントリーしてもらいたい。
【生徒の感想】
・物理チャレンジについて色々知ることができよかった。 課される課題について自分で方法を考え実験するので楽しそうだと思った。実習内容を理解するのに時間がかかってしまい、最後まできちんとデータがとれなかったのが残念だった。講師の先生にいろいろ助けてもらいありがたかったです。
・自分は物理か生物のどちらを選んだらいいのか迷っていたので、今日の講座に参加できてとても良かったです。大学入試とはまた違った物理の面白い一面を知ることができ、大学で物理を専攻したら、こんなことができるんだと興味が沸きました。物理チャレンジにぜひ挑戦したいと思います。
・今回、実験や測定、まとめ方のこつを教えていただいてとても参考になりました。文理選択を考えるうえでも役に立ちました。
・友達と協力して回路を作り、測定し、グラフに細かくまとめるという作業は今回はじめてで、とても難しかったし、とても疲れました。でも、沢山のことを学べて本当に貴重な経験ができて楽しかったです。
【SSH】2年文型講演会
SSH 2年文型講演会
平成29年11月25日(土)
本校 明鏡寮ホール
2年文型生徒
(1)講師 「自然科学との関わり方」 |
理科を学ぶ必要性、科学の歴史、自然科学との関わり方(環境問題、地震防災)を中心にお話いただいた。
昨年から明鏡寮ホールで実施している。アンケートの結果は、ほぼすべての項目で昨年度同様良好な回答が多かった。
文型理型問わず、これからの社会を生きていくには、それぞれが科学や科学技術とどう向き合えばよいのかを考える良いきっかけとなったと思われる。
【生徒の感想】
・動画やグラフを交えたお話でとても分かりやすかったです。科学技術に依存している今だからこそ、これからの意思決定には理科を学ぶ必要があるのだとあらためて思いました。
・理科は嫌いな科目で、受験勉強も苦労していますが、受験のためだけでなく、これから生活していくためには必要な知識や考え方であることが分かりました。そういったことを頭に置きながら勉強していきたいと思います。
・地震波で地中や海の底のしたの断層を推定できるのはすごいと思いました。中学のときに地震については少し勉強しましたが、あらためて日本は本当に地震が多く、それがプレートの動きに関わりがあることを再認識しました。地震災害もありますが、一方温泉など自然の恩恵も受けていることも考えなければと思いました。
・理科は知識のみを学ぶだけでなく、考え方を学ぶために必要なのだということが良く分かった。環境問題と人類との関わりについて、今回のように考えたことがなかったので、頭の中が整理できたと思う。また、地震についてのお話で、地震・津波に対する備えや起こったらどうするかを常に考えておくのは日本で暮らしていく上でとても大事なことだと思った。
【SSH】小学生のための科学実験講座
小学生のための科学実験講座
平成29年11月19日(日)
宇都宮市立西原小学校
受講者:小学生約60名
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9月に文化祭で実施したクラスでの企画を小学生向きに手直しをして実施した。さらに慣性に関する実験やカートカードゲームも用意した。
小学生向けに分かりやすく、実験の内容や方法について説明するのに苦労していた。
【生徒感想】
・実験を見せるだけではつまらないので、予想を立ててもらったり、実験の結果がどのように応用されているのかも説明して、小学生が楽しめる内容に工夫するのが楽しかったです。私達自身も楽しんで実験することができました。
・2歳から小学校6年生までの子供達が来たので、その子に合わせた説明をするのが大変だった。
・楽しそうに遊んでくれたり、何回も来てくれたりして興味を持ってもらえてので良かった。
・子供達に説明してみて、自分達が十分に実験の内容や現象についての理解をしていないことに気がついた。
・小学生の反応がとても良く、説明していて楽しかった。
・科学的な現象を使って、楽しんでもらえたり、遊んでもらえたりしたのがうれしかった。
・分かりやすい説明を心がけた。小学生の素直な反応がうれしかった。今後のプレゼンの役に立つと思う。
【SSH】2年理型講演会
SSH 2年理型講演会
平成29年11月18日(土)
本校 第一体育館
2年理型生徒
(1)講師 「海洋生物と進化 ~ナメクジウオと海~」 |
アンケート結果はほぼ例年通りの結果で良好である。
自由記述を見てみると、講師の先生の進路選択、海のフィールドワーク、研究対象のナメクジウオなどについて多岐にわたっていた。
【生徒の感想】
・海はまだ分かっていないことがたくさんあってとても魅力的だと思いました。海の生物の研究は、太古の生物たちや現在の地球環境など幅広い分野との関わりがあって面白そうだと思いました。
・先生の経歴の紹介を聞いて、自分の意思がしっかりしていればその方向に進路選択ができることを学びました。海洋調査を5~6年行ったと聞いて、自分のやりたいことは時間がかかっても、きちんと行うべきであると感じ、自分も頑張りたいと思いました。
・今回あらためて無脊椎動物と脊椎動物がいることを再認識した。人間のような複雑なものを知りたいときには、ナメクジウオのような人間に比べて単純な構造を持つものから解明していくという研究方法のやり方を学ぶことができた。
・私は物理選択なのですが、とても興味く楽しい講演でした。ナメクジウオという生物について初めてききましたが、研究対象として面白い生物だと思いました。
深海の生物について、もっと知りたいと思います。
・研究をするのには、フィールドワークや実験室での飼育など時間と労力、費用がかかるんだなと思った。ナメクジウオの産卵の動画で、オスとメスが別々に放精、産卵するのが興味深かったです。
・ナメクジウオは一見私達と何の関係もない生物に思えましたが、海の小さな生物を研究することによって生物の進化について明らかにすることができるのは、とても面白いと思いました。