SSH日誌

SSH日誌

SSH 2年理型講演会

1.行事名 


  SSH 2年理型講演会

 2.実施日時 


  平成27年10月24日(土)

 3.実施場所 


  本校 第一体育館
 

 4.参加者


  2年理型生徒 及び 希望保護者
  

 5.実施概要 


 (1) 講師
  東京大学大学院理学系研究科三崎臨海実験所
  東京大学海洋アライアンス海洋教育促進研究センター
  特任教授 窪川 かおる 氏
  TA     岡  佳実 氏   

 (2) 演題 

  「海洋生物と進化 ~ナメクジウオと海~」

 3) 内容
  ・
私の理系的な履歴 生命誕生と進化 脊椎動物の特徴 ナメクジウオ
  ・翻訳の仕事(TA)



SSH2年理型講演会1

SSH2年理型講演会2

SSH2年理型講演会3
 

SSH2年理型講演会4

今年はTAとして翻訳の仕事をされている方に同行していただき講義をしていただいたこともあったので、「進路の参考になった」と感じる生徒が、例年より多くなっている。

【生徒の感想】

・ある生物の研究でもその生物だけを研究するのではなく、ほかの生物と比較したりと、色々な アプローチの仕方が
 あることが分かった。研究は大変だけど、楽しそうだと思い、大学が楽しみになった。
・「気付いたときが始まり」という言葉が印象に残った。
 1つのことに対して色々なアプローチの仕方があると聞いて、大学へ行ってからもまた道は沢山あるのだなと思った。
・人間に似ていない生物で全く関係のなさそうな生物を調べていくことで、人間の祖先について知ることができるのは
 おもしろいことだと思った。
・物質の本質を見ることが大切だと学んだ。女性の研究者になりたいという思いが強くなった。
 好きなことをとことん追求してみることが研究の第一歩だと思った。

SSH 1学年講演会

1.行事名 


  SSH 1学年講演会

 2.実施日時 


  平成27年10月22日(木)

 3.実施場所 


  本校 第二体育館
 

 4.参加者


  1年生徒 及び 希望保護者
  

 5.実施概要 


 (1) 講師
  東北大学大学院生命科学研究科
  教授 渡辺 正夫 氏

 (2) 演題
 

  「大学教授からの進路選択アドバイス」
    ~進路、就職、人生を戦略的に考える~

 3) 内容
  ・
花の構造、花粉発芽、自家不和合性、トレニアにおける受粉反応
  ・渡辺氏が大学教授になるまでの経緯、博士、研究、教授、課題研究などに求められるもの。


SSH1学年講演会1


SSH1学年講演会2


SSH1学年講演会3
 
例年通り、定期テストの最終日午後に実施した。
興味を引き出していただき、生徒は生き生きと聞いている。
以下は、生徒の感想である。

【生徒の感想】

・自家不和合性の仕組みを解明したのは、とても素晴らしいことだと思った。
 文理選択でどちらをとるかをはっきりと決まっていないので、やりたいこと出来そうなことを考えて正しい選択をしたい。
・私は文系志望で、農学は無関係と思っていた。
 今回の講話を聴いて農学は単なる生物学だけではなく他の学問にも必要なものがたくさん入っているということを感じた。
・大学受験に向けて高校生のうちに何をすべきか、何ができるのかということを学べたので良い経験になった。
 自分がやりたい学問は決まっているので、大学の適切な決定や勉強をたくさんしていきたい。
・植物の受粉について詳しく、分かりやすい言葉で説明してくださったので、興味がわき、理解もできてとても面白かった。

SSH出前授業Ⅱ(工学)

1.行事名 


  SSH出前授業 Ⅱ(工学)

 2.実施日時 


  平成27年9月30日(水)

 3.実施場所 


  本校 化学講義室
 

 4.参加者


  1年、2年、3年希望者
  

 5.実施概要 


 「機械工学 × スクーターの開発」 

  株式会社 ホンダ技術研究所 二輪R&Dセンター 第3開発室
          畠井 文子 氏   

  ① 自己紹介 私の進路
  ② スクーターの開発 機械工学、材料力学について
  ③ エンジニアの仕事
  ④ 高校生へのメッセージ











出前講座Ⅱ2














 



工学や自動車に興味を持つ女子高生は多くはないが、このような講義を聴くことで、確実に興味関心は高められているようである。
生徒にとって、勉強する意味や進路感において、得るところが多かった。

【生徒の感想】
・エンジニアの仕事はあまり興味がなく、自分とは縁のない職業だと思っていましたが、今回の話を聞いて自分の身近なところでエンジニアの仕事が役立っていることを知り、すごく興味が高まりました。
・断層二次モーメントなどの話がとても興味深かったです。大学で物理学などについて深く学べるんだと思いとてもわくわくしました。
・開発は自分が思っていたよりもたくさんのことを考え工夫しながら行っているんだともった。思っていたよりも楽しそうだなと感じた。資格がなくても大丈夫なのはびっくりした。
・工学系は男性が圧倒的に多いと思うが、女性としてのメリットもあるのだなと思った。

SSH卒業生との座談会

1.行事名 


  SSH卒業生との座談会

 2.実施日時 


  平成27年9月9日(水)

 3.実施場所 


  本校 化学準備室、化学実験室
 

 4.参加者


  希望者42名(1年22名、2年11名、3年9名)
  

 5.実施概要 


【講師】  平成22年度卒業生(SSクラス第1期生)
  北海道大学         水産学部        学生         
  自治医科大学附属病院 病理診断部     臨床検査技師   
  金沢医科大学       医学部医学科    学生         
  東京医科歯科大学医学部附属病院       看護師        
  大阪大学大学院 医学系研究科         学生          
  大阪府立済世会中津病院 放射線技術部  放射線技師      

【内容】 第1部 卒業生からのプレゼンテーション
           学校(職場)の紹介、研究(仕事)の紹介、高校時代経験が活きている点、入試概要
      第2部 個別座談会


卒業生との座談会2









SSH卒業生との座談会3









SSH卒業生との座談会4

 


参加した生徒からは非常に満足であったことがアンケートから読み取れる。

【生徒の感想】
 ・大学の学生生活や進路について学ぶことができて良かった。
 ・医学を学ぶのとそれ以外(水産)を学ぶのとでは学生生活が全然違うことが分かりました。
 ・水産学部などあまりしらない学部の内容や大学でのリアルな体験を知ることができて良かった。
 ・SSHに入ると、問題点、足りない点は何か考えるようになったり、優先順位を決められるようになったことが生かされるということで、SSに興味が出た。
 ・自分の将来についてしっかり考えて受験に向けて今から勉強を頑張っていきたいと思った。
 ・病理に興味があったので、臨床検査について聞けて良かった。
 ・大学の授業や大学生活について知ることができてイメージがふくらんだ。

Skype交流

1.行事名 


  Skype交流

 2.実施日時 


  平成27年6月23日(火)、9月7日(月)、8日(火)

 3.実施場所 


  生物講義室

 4.参加者


  2年SSクラス希望者、1年希望者
  

 5.実施概要 


 昨年に引き続き、オーストラリア、タイとの交流を実施した。

■ 
第1回 6月23日(火)
 ①8:30~9:00 ②9:40~10:10の2回
 ・相手校  オーストラリア John Monash Science School
 ・参加生徒 1年希望者 ①6名②4名×2 
 ・内容 自己紹介、両国の文化、学校で学んでいることなど。

 ③16:30~17:00 
 ・相手校  タイ Chulabhorn Science High School Phitsanulok
 ・参加生徒 1年希望者 5名+4名
 ・内容 自己己紹介、両国の文化、理科の授業で学んでいることなど。

■第2回
 ④9月7日(月)13:15~14:05
 ⑤8日(火)11:10~12:00
 ・相手校 オーストラリア John Monash Science School
 ・参加生徒 ④1年希望者 6名
         ⑤2年SSクラス 3名 1年希望者 7名 留学生(アメリカ・ドイツ)
 ・内容 自己紹介、両国の文化、SSクラスの研究、研究基礎の内容など。





Skype交流1



Skype交流2

 


Skype交流2


 積極的にコミュニケーションをとろうとする姿勢はあるが、現在は毎回異なる生徒が参加しているため、継続的な交流が難しい。オーストラリアとは手紙による交流もスタートしたが、今後はより継続性のある交流をする工夫と、英語力の強化も必要である。

【生徒の感想】

 ・楽しく話せてよい経験になった。話そうと思ったことがうまく伝えられなかった。
 ・相手の話すことを聞き取ることが難しかった。
 ・とても難しかったが、お互いにわかり合えたときのうれしさを実感することができた。
 ・原稿を用意してそちらばかり見てしまった。
 ・直接会って話したいと思った。
 ・相手の国のことをもっと知りたいと思った。
 ・相手の話がわからないのが悔しかった。
 ・もっと準備をしっかりすればよかった。
 ・コミュニケーション力、判断力、計画力などいろいろ足りないところに気づいた。
 ・一方的に話して、相手の確認を怠ってしまった。
 ・もっと自分から積極的に話した方がよかった。
 ・ゆっくり話すことが大切。文法を気にしすぎて黙ってしまった。

※十分な準備ができず、思ったように話すこともできなかったと悔いが残る一方で、貴重な体験をしたので、次はもっとしっかりやりたいとか、もっと多く交流したいという意欲やモチベーションを高めた生徒が多かった。 

日本生物学オリンピック2015本選(広島大会)

1.行事名 


  日本生物学オリンピック2015本選

 2.実施日時 


  平成27年8月20日(木)~23日(日)

 3.実施場所 


  広島大学 総合科学部
 

 4.参加者 


  3年生 1名
  







 


7月に行われた日本生物学オリンピック予選において優秀な成績を収め、本校より1名が広島大学で行われた全国大会に出場した。

SSH指定女子高校研究交流会

1.行事名 


  SSH指定女子校研究交流会

 2.実施日時 


  平成27年8月11日(火)

 3.実施場所 


  お茶の水女子大学
 

 4.参加校


  群馬県立前橋女子高等学校
  
  茨城県立水戸第二高等学校
  埼玉県立浦和第一女子高等学校
  埼玉県立川越女子高等学校
  埼玉県立熊谷女子高等学校

  本校 2年生SSクラス
  

 5.実施概要 


 (1) 日程 

  1.開会行事 
     埼玉県立熊谷女子高等学校長 羽田 聡 氏
     お茶の水女子大学理学部長 吉田 裕亮 氏
  2.基調講演「地図の塗り分け問題とグラフ理論 ―進路選択の参考に―」
     お茶の水女子大学理学部数学科 准教授 萩田 真理子 氏  
  3.分野別協議・懇談会
 
  4.課題研究・実技指導・研究室見学
  5.6校交流会
  6.閉会行事
 
     埼玉県立川越女子高等学校長 高杉 雅章 氏
     お茶の水女子大学長 室伏 きみ子 氏   

SSH指定女子校研究交流会1


























 



大学の先生、学生、他校の生徒など、様々な立場からの貴重な話を聞くことができ、有意義な交流会となった。

【生徒の感想】
・他校のSSHの研究内容について情報交換ができ、新しい考えや参考になることをたくさん知ることができよかった。
・現役の大学生や院生に直接質問できたことが良かった。
・准教授の講演や大学院生による講義では、発表方法がとても参考になった。
・これから線形代数学のテーマを決めるにあたり、数学はいろいろな分野に使えることがわかり参考になった。
・プログラミングの体験がとても楽しく進路の参考になった。
・大学院生に自分たちの研究のアドバイスをもらえてよかった。
・普段は交流ができない他の女子校の生徒と理系の勉強の話や学校生活の話などを聞くことができ楽しい時間が過ごせた。
・他県の女子校の生徒と話すことで研究に対するモチベーションが上がった。
・大学生から研究についての改善点や体験談を多く聞くことができてよかった。
・一浪した先輩、米国の高校から入学した先輩、他の大学から3年に編入した先輩など、いろいろな立場での話が聞けてよかった。

ウィルス学体験講座

1.行事名 


  ウィルス学体験講座

 2.実施日時 


  平成27年8月7日(金) 13:00~17:00
  平成27年8月8日(土) 10:00~12:00

 3.実施場所 


  獨協医科大学病院
 

 4.参加者 


  2年生希望者
  

 5.実施概要 

 

   
(1)開校・講師紹介
   (2)ウイルスに関する解説
   (3)電子顕微鏡の開設
   (4)体験
    ①インフルエンザの検査
    ②ウイルスの電子顕微鏡観察
    ③ウイルスの感染細胞への影響 等

 【担当指導者】

 石川 知弘(獨協医科大学)
 大塚 裕一(獨協医科大学)
 小池  智(東京都医学総合研究所)
 篠崎 由季(獨協医科大学)

 圓谷  勝(獨協医科大学)
 西村 秀一(国立病院機構仙台医療センター)
 布矢 純一(獨協医科大学)
 野中 里佐(獨協医科大学)
 増田 道明 (獨協医科大学)
 村木  靖(岩手医科大学)
 吉田 里実(獨協医科大学)
  他TA3名

 




ウィルス学体験講座2


 

 ・少人数のグループ(6~7名)に分け、9名もの講師の先生に2日間にわたって丁寧に指導していただけた。とても有意義だった。

【生徒の感想】

  ・電子顕微鏡で細胞小器官が見られて良かった。熟練の技で研究が進められることが分かった。
 ・ウイルスに関する興味が増し、理解が深まった。
 ・電子顕微鏡を覗かせてもらったり、高校ではできない実験などができ貴重な体験であった。
 ・先生方の体験談が興味深く、自分の進路を考えるうえで参考になった。

平成27年度生徒研究発表会(大阪)

1.行事名 


  平成27年度 SSH生徒研究発表会 (大阪)

 2.実施日時 


  平成27年8月5日(水)、6日(木)

 3.実施場所 


  インテックス大阪
 

 4.参加者 


  3年生  2名(ポスター発表)
  2年生  12名 (一般参加)
  

 5.実施概要 


 (1) 日程 

  8月5日(水)
    1.全体会(開会・講演) 
    2.スター発表・アピールタイム
    3.全体会  代表発表校選出、講評

  8月6日(木)
    1.全体会  代表発表校による口頭発表
    2.ポスター発表
    3.研究者ミニライブ講演
    4.表彰、全体講評


 (2) ポスターセッションの概要
  「低温刺激処理におけるメダカ胚の染色体の倍加」


生徒研究発表会(大阪)1



生徒研究発表会(大阪)2




 



他校の工夫を凝らしたポスター発表やプレゼンテーションに触れ、刺激を受けるとともに、これからの研究を進める上で大いに参考になった。

【生徒の感想】

<生徒感想>
・どの学校の発表もすごく工夫されていて、自分が研究を進める上での参考になった。
・実験が仮説通りにいかなかったときの考察の立て方が参考になった。
・プレゼンテーションの方法、質問する際の着眼点など、参考になった。
・この研究が社会にどう役立つのかなどといった目的をはっきりさせることや、地道なことを繰り返し行って確実な結果を得ることの大切さなどを学んだ。
・専門用語が多くて理解しにくい研究もあったが、多くが関心のもてる内容であった。
・資料だけではよくわからない研究成果を動画で詳しく見せてくれる研究があり面白かった。
・ポスターを全文英語で書いて、発表も全て英語で行っている学校が何校かあり見習わないといけないと思った。
・身近なものを研究テーマにしている高校多かったので、自分たちで研究テーマを見つけられるようにしたい。
・ステージ発表に選ばれた研究は、選ばれるだけあって、どれもおもしろい研究であった。
・自分たちの研究を熟知しているためか、質疑応答にもスムーズに対応している発表が多く見習いたい。
・海外の学生もこの発表会に多く参加しており、世界では同年代の学生が非常に高いレベルで研究を行っていることを知り驚いた。

第5回高校生バイオサミット(山形)

1.行事名 


  第5回高校生バイオサミット

 2.実施日時 


  平成27年8月2日(日)~4日(火)

 3.実施場所 


  鶴岡メタボロームキャンパス(山形)
 

 4.参加者 


  3年生SSクラス 4名
  

 5.実施概要 


【発表内容】

  「メダカを用いたコラーゲンの発ガン抑制効果の研究」

【日程】
  1日目 ・開会式
       ・成果発表部門 研究発表(予選)

  2日目 ・成果発表部門 研究発表(決勝)
       ・計画発表部門 研究発表
       ・講演 
          慶應義塾大学先端生命科学研究所 所長 富田 勝 氏 
       ・ラボ見学(鶴岡メタボロームキャンパス、慶義塾大学バイオラボ棟)
       ・大学生による研究発表

  3日目 ・表彰式・閉会式
 
   

  

第5回高校生バイオサミット1


第5回高校生バイオサミット


第5回高校生バイオサミット3 


「成果発表部門」において、書類審査、二次審査を経て決勝出場グループに選出された。

中学生のための 科学英語ディベート講座

1.行事名 


  中学生のための科学英語ディベート講座

 2.実施日時 


  平成27年8月4日(火)

 3.実施場所 


  本校 教室
 

 4.参加者

 

  さくら市立氏家中学校
  下野市立南河内第二中学校
  日光市立東中学校
  宇都宮大学教育学部付属中学校
  宇都宮短期大学付属中学校

  本校 デイベート部生徒



  

 5.実施概要 

 
  昨年に引き続き、県内各中学校に通学する生徒、教職員を対象に、本校英会話部の生徒と学ぶ英語ディベート体験講座を開催した。

 (1) 演題 

  「 Summer is better than winter~夏の方が冬よりよい」    

    
 2) 内容
  
①ディベートについての説明 
  ②宇女高生によるデモンストレーション
  ③準備の仕方の説明 
  ④準備~宇女高生と一緒に班(各学校2~3人で1班)ごとに準備
  
  ⑤ディベート体験  
   

中学生のための科学英語ディベート講座1


中学生のための科学英語ディベート講座





 

 まず、部長からディベートのやり方等の説明をした後、本校1年生によるモデルディベートを行った。
身近で親しみやすいテーマであったため、中学生も理解できたようで熱心に見入っていた。
 その後、グループに分かれて本校生のサポートを受けながら、準備を進め、体験ゲームを行った。
昨年同様、海外経験のない中学1年生の参加も少なくなかったが、どのグループも活発にディベートを行っていた。
 
 全国的には、高校生が行うこと自体難しいと言われる英語ディベートを、「高校生が中学生に英語ディベートを教える」という
全国でも例のない挑戦的な試みを2年行ったが、科学ディベートセミナー等で自分たちが学んだことを還元でき大変有意義であった。

【講座を終えて】
 ほぼ100%の本校生が、「やってよかった」「次回も(指導に)参加したい」という結果であった。当日のセミナーの盛り上がりの様子からしても十分納得できる結果であった。
また、思ったように指導内容が伝えられないことに対する反省等も見られ、生徒達も意識を更に一段階上げることができたように思う。

 本セミナーは、高校生が学ぶのでさえ困難と言われる英語ディベートを、「果たして高校生が中学生に教えることが可能なのか」ということに対する一つの挑戦でもあり、
また、科学英語ディベートセミナー等を通して何年間か学んできたことの地域や縦を意識した中学生への還元活動でもあったわけだが、
2年間行ってみてそれが可能であったこと、また中学生のアンケートの結果に見られるように100%近い満足度であったこと等を見て、
当初の目的が十二分に達成されたことが確認できて大変嬉しく思う。
 本セミナーは今回を持って一つの区切りとし、また機会を見て新たな企画に挑戦してみたい。

夏季宿泊研修(生物)

1.行事名 


  夏季宿泊研修(生物)

 2.実施日時 


  平成27年7月28日(火)、29日(水)、30日(木)

 3.実施場所 


  お茶の水女子大学湾岸生物教育研究センター  館山臨海実験所(千葉県館山市)
 

 4.参加者 


  2年生SSクラス 生物選択者
  

 5.実施概要 


 (1) 指導者

  
    お茶の水女子大学大学院 人間科学研究科
      準教授    清本正人 氏
      準教授    嶌田  智 氏
      TA       星野 栞里 氏 

    お茶の水女子大学 湾岸生物教育研究センター
      講師     濱中  玄 氏
      特任講師  広瀬慎美子 氏

    東京海洋大学 水圏科学フィールド教育研究センター
      TA      大森 直也 氏
   

 (2) 日程・実施内容
  7月28日(火)
    ・ウニの受精と発生の講義と実験
    ・海の動物の講義
    ・ウミホタル採集、観察

  7月29日(水)
    ・ウニの発生観察
    ・磯の動物採集、観察、同定
    ・海藻の分類、薄層のクロマトグラフィーの実験
    ・海藻の標本作製

  7月30日(木)
    ・ウニの発生観察
    ・海藻標本のパウチ

夏季宿泊研修(生物)1




夏季宿泊研修(生物)2




夏季宿泊研修(生物)3
 


【生徒の感想】
 ・あまり海洋生物には興味がなかったが、いろいろな生物がいることを知り、海洋生物の面白さに気づいた。
 ・海なし県ではできない貴重な実習、体験ができ、有意義な研修であった。
 ・ウニの受精、発生の規則性が分かり興味深かった。自分の観察しているシャレーでウニが発生していくことに感動した。
 ・長い時間をかけじっくりと観察や実験に取り組むことができた濃厚で充実した3日間だった。
 ・磯採集ではたくさんの生物を見て種を同定することができたので、生物学について更にもっと知りたいと思った。
 ・海に住む生物の分類の細かさを初めて知った。
 ・夜の海でウミホタル採集がうまくいかなくて残念だったが、磯採集は楽しかった。
 ・クロマトグラフィーを初めて行い、海藻の見分け方を学ぶことができて良かった。

夏季宿泊研修(物理)

1.行事名 


  夏季宿泊研修(物理)

 2.実施日時 


  平成27年7月28日(火)、29日(水)

 3.実施場所 


  日本原子力研究開発機構 那珂核融合研究所
  高エネルギー加速器研究機構
 

 4.参加者 


  2年生SSクラス 物理選択者
  

 5.実施概要 


 (1) 日程・実施内容
  7月28日(火)   【日本原子力研究開発機構 那珂核融合研究所】
    ・講話
    ・JT-60制御室見学
    ・機器収納棟見学
    ・中性粒子入社装置についての説明、見学
    ・高周波加熱装置についての説明、見学
    ・液体窒素を用いた実験

  7月29日(水)   【高エネルギー加速器機構】
    ・電子・陽電子衝突型加速器と素粒子物理についての講話
    ・放射光施設の説明、見学
    ・Bell測定器の説明、見学
    ・富士KEKBトンネル見学
    ・霧箱製作実習
    ・講義「研究者への道」

夏季宿泊研修(物理)1



夏季宿泊研修(物理)2
 



夏季宿泊研修(物理)3



夏季宿泊研修(物理)4

【研修実施後の生徒アンケートの結果】
・「内容が理解できたか」との問いに対しては、「どちらかといえばそうである」が最も多く60.0%で、「そうである」の30.0%を上回っている。
 また、10.%が「そうではない」または「どちらかといえばそうでない」と回答した。原子核や素粒子に関する内容が主であったが、
 これらの分野は物理の授業で、まだ学習していないため、基礎知識がやや不足していたものと考えられる。
・「興味・関心が向上したか」との問いに対しては、「そうである」と回答した生徒が最も多く70.0%であり、
 生徒の知的好奇心を大いに刺激する内容であったと考えられる。
・「進路の参考になったか」との問いに対しては、「そうである」の50.0%と、「どちらかといえばそうである」の40.0%を合わせると90.0%であり、
 多くの生徒が進路選択の参考になったと回答している。
・「参加してよかったか」との問いに対しては、「そうである」が最も多く90.0%で、大部分の生徒にとって満足度の高い研修であったと考えられる。

科学英語ディベート講座

1.行事名 


  科学英語ディベート講座


 2.実施日時 


  平成27年7月4日(土)

 3.実施場所 


  本校 図書室
 

 4.参加者

 

  栃木県立宇都宮高等学校
  栃木県立宇都宮北高等学校
  栃木県立宇都宮中央女子高等学校
  栃木県立宇都宮茂木高等学校
  宇都宮海星女子学院高等学校
  宇都宮短期大学付属高等学校
  本校希望者


 5.実施概要 


 (1) 講師
  大阪府立大学 大学院工学研究科 機会工学分野
  助教 中川 智皓 氏

 (2) 演題
 

  「即興型英語ディベートで身につく力」
       

    
 3) 内容
  
経験者、初心者などでチーム分けをして、ジャッジ等役割を決めラウンドディベートを実施。

   

科学英語ディベート講座1


科学英語ディベート講座2


科学英語ディベート講座3


 
【生徒の感想】
・AI(人工知能)に関するディベートをしました。即興型ディベートということで、一度に相手の意見を聞く、反論する、自分の意見を述べる、と
 いくつものことを同時に考えなくてはいけませんでした。
 これはとても大変でしたが、英語をすばやく引き出すことに役立ちました。
・今回はじめて英語ディベートを体験しました。
 初めてのことでとても緊張し、自分の意見を上手に伝えられず戸惑うばかりでした。
 しかし、回を重ねるにつれて身近な英単語を使い、そして完璧な文法でなくとも相手に伝わるように英文を作っていくことが大切だと気づきました。
 とてもよい体験となりました。

英語プレゼンテーション講座

    

1.行事名 


  英語プレゼンテーション講座(中級1・2)


 2.実施日時 


  平成27年5月30日(土)、7月18日(土)


 3.実施場所 


  5月30日  社数室
  7月18日  教室

 4.参加者 


  2年SSクラス全員

 5.実施概要 


 (1)講師

  Gary Vieheller(ギャリー・ヴェイアヘラー)氏
  Sachiyo Vieheller(幸代・ヴェイアヘラー)氏
      有限会社 インスパイア


英語プレゼンテーション1


英語プレゼンテーション2


英語プレゼンテーション3
 (2)内容
  ・4~5名のグループを8つ作り、グループプレゼンテーションを行う
           

            
  【5月30日(土)】 
    各自グループで決めたテーマで、その場で黒板に絵を描いてプレゼンを行う。
    次回までに異なるテーマでポスターの準備。

  【7月18日(土)】
    作成したポスターを使用したプレゼンテーション実践。
    効果的プレゼンに役立つ姿勢、声の出し方、ジェスチャーなど技術の取得。

SC情報講演会

     

1.行事名 


  SC情報講演会 

 

 2.実施日時 


  平成27年6月5日(金)、7月3日(金)

 3.実施場所 


  本校 第1体育館
 

 4.参加者 


  1年生全員 

 5.実施概要 


第1回 6月5日(金)
  「効果的なプレゼンテーションについて」

  
第2回 7月3日(金) 
  「情報モラル、著作権、セキュリティ」

'講師  宇都宮大学教育学部
          准教授 川島 芳昭 氏


 専門家による講演会を通じて様々な情報モラルや効果的なプレゼンテーションについて学ぶことができた。


SC情報講演会1





SC情報講演会1

平成27年度 生徒研究発表会

   

1.行事名 


  平成27年度 SSH生徒研究発表会 


 2.実施日時 


  平成27年 4月28日(火)
 

 3.実施場所 


  宇都宮市文化会館 小ホール
 

 4.参加者 


  3年生生徒
  2年生SSクラス生徒
  他校教員・生徒
  県内外関係者・保護者
  課題研究指導者
  SSH運営指導委員

 5.実施概要 


 (1) 日程 

  9:30 9:45 開会行事
  9:509:55 SSH生徒研究発表会についての説明
  10:00
10:55 口頭発表・質疑応答(4グループ)
               
(休憩10分)
  11:05
12:15 口頭発表・質疑応答(3グループ)
  12:1513:05 昼食・休憩
  13:10
14:20 口頭発表・質疑応答(4グループ 
  14:25
14:35 全体講評
  14:40
15:30 ポスター発表 


 
(2) 研究発表(全13グループ)
  1. サリシンからサリチル酸をつくる
  2反応速度と触媒 ~鉄の無限の可能性を求めて~
  3低温刺激によるメダカ胚の染色体倍化
  4宇都宮大学農学部附属農場のホルスタイン種および黒毛和種における肉の
   食味に関わる脂肪酸組成に関連する遺伝子解析

  5ブランコの物理
  6無機蛍光体   
  7メダカの癌とコラーゲンの関係
  8ゼニゴケ
  9集合・写像・群 ~三次巡回行列が面白いな~
 10細菌の会話
 11振動の物理と数理 ~二重振り子~
 12草木染めの魅力を科学する
 11.「もやしもん」の世界を覗く

        ~カルボン酸の真菌に対する抗菌性~
 11透明標本 ~ドジョウ~


 (3) ポスター発表(口頭発表と同じ) 




平成27年度生徒研究発表会0


平成27年度生徒研究発表会1


平成27年度生徒研究発表会2


平成27年度生徒研究発表会3


平成27年度生徒研究発表会4