SSH日誌
【SSH】サイエンスダイアログ
サイエンスダイアログ
平成28年10月17日(月)
本校 社数室、明鏡寮ホール、生物室、教室
1年生
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【物理学】「見えない世界への旅ーーマイクロ、ナノを覗く」 理化学研究所 Maria Vanessa C. Balois博士(フィリピン) ナノサイズの物質の物理的、科学的特性をラマン分光器(Raman spectroscope)を使って解明する。 | | |||||
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【医学】 「腎不全と心臓病」 東京大学医学部付属病院 Suang Suang Koid 博士(マレーシア) 同行者:下澤達雄 先生 心臓と腎臓の緊密な機能的関連性と臨床における現状。 | | |||||
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【生物学】「遺伝子操作による干ばつに強い作物の開発」 東大大学院総合文化研究科 Saumya Awasti 博士 品種改良の現状と課題。 イギリスでの客員研究生時代、結婚、子育てと研究の両立など生徒の興味を引く話題があった。 | | |||||
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【化学】「対称性と物質の生成」 東京工業大学科学技術創成研究院 Aude Bouchet 博士(フランス) 同行者:今野裕貴 先生 アミノ酸イオンクラスターにおけるキラル分子認識の研究。 | |
4講座とも女性の講師で女性研究者をめざす生徒にとっては大変参考になるお話だった。
1年生は、生物と物理は履修しているものの、化学の知識はほとんど無い中で講義をしていただいた。
図表や実物モデルで分かりやすく説明していただいたものの、難しく感じた生徒はいたようである。
いくつかの講義で実施された実験は一様に好評であった。
英語については「予想外に理解できてうれしかった。」と「理解できず、英語の大切さを痛感した。」があったが、
いずれにせよ今後の取り組みに活かされるものと期待できる。
【生徒の感想】
(物理)・英語なので全くわからないかと思ったが、意外と理解できた。実際にやってもらったものも(実験?)楽しくて、より理解が深められた。
・難しい単語は「~に似ている」などと具体例を出して説明してくれたのでよくわかった。
・先生が明るかった。
(医学)・医学についてだけでなく英語も同時に学べた。参加型(グループワーク)なのが良かった。
・人によって臓器にも個性があって、同じ病気でも一様にならないことがわかった。
・実際の写真を見ての診断体験が興味深かった。医学への意欲が増した。
(生物) ・専門的な単語が多く難しかったが、図がわかりやすく理解できた。
・女性の研究者のお話が参考になった。
・干ばつに強く、かつおいしいお米を作るロマンを感じた。
・作物生産(?)は大切な仕事だとわかった。英語をもっと勉強しなければと思った。
(化学)・実験や模型でわかりやすかった。
・専門的な化学知識を学ぶとともに英語の聞き取り力や単語力が鍛えられた。
・これから化学を学習する上での関心が高まった。
・エナンチオーマーという鏡面関係がとても興味深かった。偏光性は難しかった。