部活動日誌

(高)女子バレーボール部大会報告~県総体ベスト16!~

 5月4日(祝)から県総体高校バレーボール大会兼関東予選が開催されました。(於:DAIKYOアリーナ佐野、日環アリーナ栃木)

 《本校の結果》

1回戦:(勝)2-0 黒磯

2回戦:(勝)2-1 足利

3回戦:(負)0ー2 國學院栃木

・・・県大会ベスト16

 

《試合評》

①vs. 黒磯【5月4日(祝)於:DAIKYOアリーナ佐野Bコート】

 1回戦は同じ北部地区の黒磯高校との対戦となりました。黒磯高校は粘り強く拾う、本校と似たタイプのチームである上、本校選手の特徴が把握されていることから、監督としてはやりづらさを感じていましたが、選手たちは冷静かつ大胆に試合に入り、ストレートで勝利を収めることができました。相手のスパイクをしっかりと拾い、自分たちの攻撃を積極的に展開したり、ピンチサーバーが連続サーブポイントを取ったり、リズムの良さが光りました。

 

②vs. 足利【5月4日(祝)於:DAIKYOアリーナ佐野Bコート】

 2回戦は秋の春高バレー予選でも対戦した足利高校との対戦となりました。秋はフルセットで本校が勝利を収めましたが、拾うバレーで評判の足利高校はその後の各大会で好成績を収めており、難しい試合になることが予想されました。予想通り、第1セットから一進一退の攻防となりましたが、終盤の勝負強さ、粘り強さを発揮した本校がデュースの末にセットを取りました。しかし、第2セットは相手エースの強打が続々と決まり、フルセットに。勝負の第3セットは、本校が中盤の連続サービスエースで流れを作り、勝利を収めることができました。

 

③ vs. 國學院栃木【5月13日(土)於:日環アリーナ栃木Cコート】

 ベスト8をかけた戦いは、過去15年で14回優勝の栃木県を代表するバレーボールチームである國學院栃木との対戦となりました。

 定期テスト前で十分な練習時間をなかなか確保できない中でしたが、選手たちはコンディションを整え、対策を練って試合に臨みました。しかし、終始相手チームの素晴らしいプレーに圧倒され、ストレート負けを喫しました。ただ、選手たちは互いに声をかけ合いながら、アグレッシブにチャレンジし続けることができていました。

 今大会でも優勝した全国レベルのチームとの対戦が、今後の成長の糧になればと思います。

 

《総評》

 秋の春高バレー予選、冬の県新人大会、今大会と、3大会連続で「ベスト16」進出を果たすことができました。

 先月行われた北部支部大会での第3位入賞以降、出てきた課題に真摯に向き合いながらチーム力アップに取り組み、今大会に臨みました。現状維持にとどまらずに高みをめざす中で、うまくいくこともあればうまくいかないこともありましたが、選手たちは自分たちで悩みながらも課題を解決して、大会に照準を合わせることができたと感じています。

 これまで、フルセットやプレーオフ、デュースなど、「シビれる」場面を何度もくぐり抜けてきた現チームは、苦しい展開においても動じることなく、自分たちのやるべきことを全うできているように感じます。選手たちの表情や言動から、心身ともに「タフさ」が備わってきていることを強く感じています。技術や体力以上に精神力がものを言う高校スポーツにおいて、選手たちは素晴らしい財産を手に入れているのではないでしょうか。

 日頃から口酸っぱく説いている「レジリエンス」や「セルフコントロール」といった力の向上の成果が発揮されているように思います。部活動のみならず、生徒たちのこれからの人生におけるさまざまな場面での財産になってくれることを、顧問として強く願っています。

  さて、次回の大会は6月上旬から中旬にかけて行われるインターハイ予選となります。3年生にとっては、いよいよ高校生活最後の大会となります。今大会で得た収穫と課題を日ごろの活動に生かし、さらなる成長をめざしていきます。

 末筆にはなりますが、大会の運営にご尽力いただいた専門委員をはじめとする先生方、対戦校関係者の方々、送迎をはじめ日ごろから物心ともにご理解・ご協力いただいている保護者の皆様、応援に駆けつけてくださった学校関係者、すべての方々に感謝の意を表し、大会報告とさせていただきます。

  今後とも、矢板東高校女子バレーボール部をよろしくおねがいいたします。

 

※新入生のみなさんの女子バレーボール部への入部を、部員一同、まだまだ、心よりお待ちしております。選手・マネージャー、経験者・未経験者を問わず、あたたかく迎えます。充実した高校生活をともに過ごしましょう!!

 

文責:顧問(監督) 星野 廣之