部活動日誌

(高)3年生の船木陽くんが世界ユース選手権で5位入賞しました!

 

本校入学後、スポーツクライミングでめざましい活躍を見せてきた3年生の船木陽くんが、7月28日(金)から8月3日(日)にかけて行われた「IFSC 世界ユース選手権2025(フィンランド・ヘルシンキ)」に出場し、5位入賞しました。

※関連記事URL(https://www.climbers-web.jp/news/20250803-1/

 

世界の猛者92名が集う国際大会での素晴らしい結果です。

 

船木くんは、先立って開催された「第13回リードユース日本選手権佐賀・多久大会」において、男子U-19カテゴリーで見事に優勝を果たし、日本代表に選出され、今大会はスポーツクライミング日本ユース界の総大将として臨みました。

 

一昨年(高校1年次)は日本選手権in南砺大会で第3位となって参加した、世界選手権in韓国・ソウルで25位。昨年(高校2年次)は日本選手権inいわて盛岡大会で第3位となって参加した、世界選手権in中国・貴陽で3位。着実にステップアップしてきた中で、今回は悲願の世界一を見据えての参戦でしたが、惜しくもあと一歩(あと一手)届きませんでした。

 

表彰台に登った3名の到達地点は同高度であり、船木くんはそこにあと一手だけ届かなかったという、大接戦でした。

 

大会の様子はYouTubeでライブ配信されました。担当も時差7時間、深夜から早朝にかけての配信に連日熱狂しました。

アーカイブ配信はこちら

準決勝(21分50秒頃から船木くん登場):https://www.youtube.com/live/P3oVHc8uj4k?si=UL0sfqLypIOQG_QJ

決勝(52分50秒頃から船木くん登場):https://www.youtube.com/live/7LFaRJFYoJs?si=lYH7dLQZ5M1k1aBb

 

初日の予選は19位/92名(24位までが準決勝進出)と出遅れましたが、2日目の準決勝では2位/24名(8位までが決勝進出)と調子を上げ、最終日の決勝では船木くんらしいダイナミックでスピーディーなクライミングで会場を魅了する様子が画面越し、実況・解説から伝わってきました。

 

今大会は船木くんにとって初のヨーロッパへの遠征でした。また、日本チャンピオンとして臨んだ初の大会でもありました。 

関連行事への参加や学業との両立、緊張やプレッシャーがある中で、それらを見事にやり遂げ、環境に適応した、素晴らしいチャレンジだったように感じます。

 

3年間、船木くんの担任として国内大会の引率をしたり、大会の様子をライブ配信等でチェックしたりする中で、生徒の変容・成長を間近で見ることができ、素晴らしい経験をさせていただいております。

 

なお、船木くんは8月20日(水)~8月24日(日)に開催される、「IFSCクライミングユースアジア選手権(貴陽)2025」に派遣されることが決定しました。連戦となりますが、活躍が期待されます。

 

引き続き、さまざまな大会での活躍を応援していきたいと思います。ご声援、ありがとうございました。

 

文責:担任 星野廣之

※写真は本人提供