部活動日誌

(高)女子バレーボール部大会報告(県新人)

1月21日(土)から県新人大会が開催されました。(於:日環アリーナ宇都宮、茂木町民体育館)


 《本校の結果》

1回戦:(勝)2-0 栃木翔南

2回戦:(勝)2-0 小山城南

3回戦:(負)0-2 宇都宮商

・・・県大会ベスト16

 

《試合評》

①vs. 栃木翔南【1月21日(土)於:日環アリーナ宇都宮Fコート】

 12月の北部地区新人大会から大きくスタイルを変えて臨んだ今大会。1セット目は緊張からか、サーブミスやスパイクミスが続き、中盤まで8-12と相手に先行を許す苦しい展開となりました。しかし、5連続ポイントで逆転すると、そこからは練習してきた多彩な攻撃を繰り出して優位に試合を進め、1セット目を取りました。

 セット間に「もっと攻めよう!」と確認した2セットは、サーブ、スパイクに攻めの姿勢が見られるようになり、着実に得点を重ねることができました。また、冬休みの練習で重点的に取り組んだブロックをはじめとするネット際のプレーが光り、ストレート勝ちをおさめることができました。

 

②vs. 小山城南【1月28日(土)於:茂木町民体育館Bコート】

 体調不良者や負傷者がおり、急遽のメンバー変更の中で戦うことになった第2戦。しかし、本校は、数多くの練習試合をこなす中でその都度さまざまなオプションを試してきたこと、また、日ごろの練習から他者のポジションを経験して相手の気持ちを考えたりしてきたことが功を奏し、スムーズに試合に入ることができました。

 序盤はサウスポー3人を擁する相手の攻撃に戸惑うシーンもありましたが、レシーブでしのぎ、威力向上を図ってきた強烈なスパイクや相手陣形の隙を突いたフェイントが決めていくことで、1セット目を先取しました。

 2セット目は序盤に12-6と大きくリード。しかし、ジワジワと差を詰められ、終盤は20-20と1点を争う展開になりました。しかし、ここで本校の持ち味である粘りを発揮し、長いラリーを次々とものにして、ストレート勝ちをおさめることができました。

 

③vs. 宇都宮商【1月29日(日)於:茂木町民体育館Cコート】

 第3戦は、秋に行われた春高バレー県予選で準優勝したメンバーがそのまま残る宇都宮商業とのベスト8をかけた対戦となりました。組み合わせが決まった時点から、生徒たちが目標とするとともに楽しみにしてきた試合です。

 いわゆる「スーパーシード」との初めての対戦となりましたが、生徒たちは名前負けすることなく、明るく前向きに戦い抜きました。しかし、最終的には相手の素晴らしいバレーに圧倒され、ストレート負けを喫しました。

 ただ、自分たちが積み重ねてきたことが相手に通用するシーンもあり、今後の成長の糧となりました。

 

《総評》

 9月の春高バレー県予選に続き、今のチームが目標として掲げている「県ベスト16」進出を果たすことができました。大きくスタイルを変えて臨んだ今大会は、「積極的かつ多彩な攻撃で主導権を握る」をテーマに掲げて、意欲的に練習に取り組んできました。生徒たちが主体的に考え、選手間、および選手と顧問の間で積極的に意見交換をしながらチームを作り上げていった経験は、部活動のみならず、これからのさまざまな場面で生きてくるのではないでしょうか。

 また、大会中、本校生徒が小学生や中学生の時に一緒にバレーボールをしていた他校の生徒と会場で再会し、嬉しそうに談笑したり、健闘をたたえ合ったりしている姿を何度も見かけました(ちなみに、私自身も、以前勤務していた学校で担任をしていた教え子の妹さんが他校の選手として出場しており、応援に訪れていた教え子、保護者の方と久しぶりに再会し、とても嬉しい気持ちになりました)。

 バレーボールというスポーツを通じて、世界が広がり、人と人がつながっていることを実感しました。バレーボールを続けているからこそ感じることができる経験です。スポーツの素晴らしさをあらためて感じました。

  さて、今年度の大会は終了となりました。次回の大会は4月上旬に行われる北部支部春季バレーボール大会となります。今大会で得た収穫と課題を日ごろの活動に生かし、さらなる成長をめざしていきます。

 末筆にはなりましたが、朝早くから、寒い中、大会の運営にご尽力いただいた専門委員をはじめとする先生方、対戦してくださった相手校関係者の方々、送迎をはじめ日ごろから物心ともにご理解・ご協力いただいている保護者の皆様、応援に駆けつけてくださった本校関係者など、すべての方々に感謝の意を表し、大会報告とさせていただきます。


                            

文責:顧問(監督) 星野 廣之