日誌

自然いっぱいコーナー

延べ720羽の小鳥たちが巣立つ!

 本校裏山に巣箱が本格的に架設されるようになったのは、平成4年度からです。その契機となったのは、その前年の冬のこと、しんしんと降る雪の中、朽ちかけた古い巣箱をアオゲラが出たり入ったりしていました。また、中学部の生徒が「クラスで小鳥を飼いたい」という希望をもっていました。しかし、当時は喘息で入院している生徒も多かったことから、裏山に巣箱を架けて観察することになったのです。
 あれから20年の年月が過ぎましたが、裏山から巣立つ小鳥たちは延べ720羽を超えています。これは、生徒たちの観察記録から、1シーズンで概ね6箇所以上で繁殖が観察されていること、1つの巣に卵が平均6個あることから、20年間で少なくとも720羽の小鳥たちが巣立ったことが推測されるのです。
 今年は、何羽の小鳥たちが巣立つのでしょうか。静かに見守っていきましょう。