学校生活[全日制]

学校行事や授業風景、四季の移ろいなどを紹介します

第3学期始業式

1月11日(火)、第3学期始業式が行われました。
校長より、受験に向かう3年生に激励の言葉をいただきました。
また、
・強い心をもとう(耐え忍ぶ心)
・正しい心をもとう(誠実な心)
・温かい心をもとう(他人を思いやり痛みを感じ取れる心)
そして、田中正造の言葉「辛酸佳境に入る」(辛い苦しみも楽しくなる)
と勉学により一層励もうと話がありました。

第1回図書館談話会

12月21日(火)、当校図書館にて第1回図書館談話会が図書委員会主催で行われました。
講師は国語科の吉國先生。
 
先生自身の人生を振り返りながら、時にはアニメやマンガの話も交えて読書体験を語られました。
 
先生が幼いころに何度も繰り返し読んだという、大切な本も数冊持参していただき、紹介してくださいました。
 
みなさん、熱心に聞き入ってます(時には笑い声も…)。 
会場には生徒や職員が90名ほど集まり大盛況でした。
 
話の最後に、
「本を読むことを崇高なことだと思ってないか?もっと気軽に考えよう。読書はまじめなやつがやるという偏見は捨てよう。」
「読んでいてその本がつまらないと思ったら、途中で投げ出しても全然構わないんだ。」
「図書館で借りればノーリスク・ハイリターンだ!」
などの名言が飛び出しました。
みなさん、ぜひ試し読みに図書館を利用してみましょう。
談話会で紹介された一部の本は図書館入口近くにコーナーを設けてありますので、是非ご覧ください。
3学期には引き続き第2回の開催を予定しています。

国際理解だより 23

 いずれにしても、多くの先進国が人道という建前を重視する姿勢を鮮明にしている今日、人道を無視することは日本にとって現実的なことではありません。軍事的に優位に立つアメリカや、経済発展がめざましい中国は、国益を前面に出すことによって、国際社会から非難されても動じることがないでしょう。それは、資源が乏しく、武力を行使できない、そして人口も減少傾向にある日本には取り得ない選択であります。
 であるならば、日本は国益のためにも、人道や貧困削減という建前を重視する姿勢を明確にしなければならないと考えます。それは、実利主義としても日本が堅持すべき姿勢であることは言うまでもありません。

2学期おわり

国際理解だより 22

 日本にとって不幸であったのは、財政再建の必要性から、ODA総額の削減を迫られたことでした。他の援助国が国際機関とともに、貧困削減や人道といった建前重視の方向にかじを取ったまさにその時期のことです。
 日本は財政再建により、やむを得ず「ODAの効率化」を考え始めたのです。国際社会が貧困削減という建前を重視し始めていることを意識せずに、国益という本音をODAの目的として強く意識する見方が支配的になっていったのです。そのような時に国際社会の変化に無頓着な日本の政治家が、アフリカ首脳に日本への謝意の表明をあからさまに求める場面もあったらしいのです。

つづく

国際理解だより 21

 ふたたび、何のためのODAなのでしょうか。
 くりかえしますが、開発途上国への政府開発援助はには、いろいろな考えがあります。世界市民の一員として人道的援助と捉える人がいます。ODAを日本人がより豊かな生活をするための外交の手段と考えている人もいます。前者はODAに人道的意義づけを与え、後者は国益に及ぼす影響を重視しています。
 どの援助国も、人道という建前と、国益という本音を持っています。しかし今では、建前を追求することにより国際的な尊敬を集め、そのことが間接的に国益につながるようになってきたようです。つまり、どの援助国も人道という建前を抜きに、国益を追求することは、以前より難しくなってきたのです。

つづく

国際理解だより 20

 「ミレニアム開発目標」は単なる努力目標ではありません。それが達成されなければ、それまでの貧困削減戦略や経済運営を大きく変えていかなければいかないのです。この目標を達成するためには、どのようなプロジェクトにいくら支出し、その費用はどのように調達するかといった計画が必要になります。それらの現実性を世界銀行やIMFも検討し、承認するのです。
 このように世界全体の「ミレニアム開発目標」は、各国における「貧困削減戦略書」の作成と実現によって支えられています。各国が数値目標を達成することにより、世界全体で「ミレニアム開発目標」が達成されるという仕組みになるのです。

つづく

国際理解だより 19

 前回、「ミレニアム開発目標」をあげましたが、この目標は8つあり、最後のGoal 8は先進国に向けられた目標であります。それ以外の7つの目標に対しては、それぞれに数値目標をかかげており、各国はそれらの数値目標を目安に開発を行うことになります。「ミレニアム開発目標」達成のための戦略は貧困削減戦略と呼ばれ、各国がこの目標を達成するための計画書は、「貧困削減戦略書」と呼ばれています。
 この計画書は、開発途上国が世界銀行や国際通貨基金(IMF)から譲許性の高い融資を受ける場合や、債務削減を受ける場合に、作成が義務付けられています。現在では多くの低所得国が世界銀行やIMFから譲許的融資を受けていますので、「貧困削減戦略書」を作成し、世界銀行、IMFの承認を得ているのです。

つづく

駅伝大会 豚汁作り


11月14日(日)駅伝当日に、今年もPTAの方々による豚汁作りが行われました。

前日の13日(土)には、約30名の保護者の方々が、手分けして、大鍋洗い、食缶洗い、ブロックでかまど作りをしてくださり、重労働であるはずの準備があっという間に終了いたしました。特に今年はお父様方の参加が多く、大鍋洗いや、かまどの準備に大助かりでした。

14日(日)も、45名の保護者の方々が、朝早くから集まっていただき、8時半開始で、具材を炒め、何回も調理室からお湯を運び、おいしい豚汁作りに奮闘していただきました。当日もお父様方のおかげで、力仕事がスムーズに進み、お母様方のチームワークのよさで、とてもおいしく出来上がりました。生徒たちはうどんを入れた「豚汁うどん」に大満足でした。保護者の皆様のおかげで、今年度の豚汁もとてもおいしく生徒たちの思い出に残ったことでしょう。
 
 

校内駅伝大競走大会結果

第47回校内駅伝競走大会
 
11月14日(日)、午前9:00スタートの号砲とともに勝利へ向け走り出しました。
各クラス21区間21名の選手が襷をつなぎ、クラス一致団結の下、ゴールを目指しました。
以下上位6着までをお知らせします。
優勝 3年6組  準優勝 2年3組  第3位 2年5組
  第4位 1年4組   第5位 2年4組  第6位 2年6組
    
  
 ←優勝した3年6組です

環境教育講演会

 
11月11日(木)、宇都宮大学 農学部 齊藤高弘教授にお越しいただき、
「君は宇宙で暮らせるか?」と題し、ご講話をいただきました。
 
 
宇宙や重力に関する話等、大変興味深い話を聞くことができました。
 
最後に宇宙食のプレゼントがありました。
プレゼント獲得のための、齊藤先生と生徒達のじゃんけん対決の様子です。

国際理解だより 18

 くりかえしますが、開発目標のテーマは貧困削減であり、国連は貧困削減を究極の目標と位置付けたのです。「ミレニアム開発目標」は以下のとおりです。

 Goal 1 極度の貧困と飢餓の撲滅
 Goal 2  普遍的初等教育の達成
 Goal 3  ジェンダーの平等の推進と女性の地位向上
 Goal 4  乳幼児死亡率の削減
 Goal 5  妊産婦の健康の改善
 Goal 6  HIV/エイズ、マラリア、その他の疾病の蔓延防止
 Goal 7  環境の持続可能性の確保
 Goal 8 開発のためのグローバル・パートナーシップの推進
                                         (国連開発計画東京事務所HPより)
つづく

読書週間です

 
10月27日~11月9日は読書週間です。
図書館では図書委員一人ひとりがおススメする本を紹介した特設コーナーを設けました。
すでに配布したLibrary News10&11月号でも特集しています。
同じ真高生が読んで面白かった本を是非手にとってみてください。
 
 

国際理解だより 17

 開発目標が明確化したことで、国際開発の効率性を問うことが容易になりました。さらに、公共部門の運営に新公共管理という考えが国際分野にも導入され、民間で用いられ始めていた成果主義がODAの世界に持ち込まれたのです。目標管理は目標を明確にするとともに、それに対応する数量指標を定めます。そして、その数量指標に基づいて評価を行うのです。
 目標に定められた期限までに、数値目標を達成できれば好意的な評価が与えられ、その後もスムーズに国際協力が得られることになるわけです。一方、期限までに、数値目標を達成できなければ、それまでの開発政策の見直しが迫られることになったのです。

つづく

国際理解だより 16

 この問題は以前からありましたが、2000年に大きな動きが起きました。同年9月に国連ミレニアム・サミットが開催され、「世界平和のためのミレニアム宣言」が採択されたのです。この宣言を実現するために設定されたのが「ミレニアム開発目標」です。この開発目標のテーマは貧困削減であり、国連は貧困削減を究極の目標と位置付けたのです。
 これによって貧困削減は、国連機関のみならず、二国間援助としてなされる国際開発の目標と定められました。つまり、人道的に近い「貧困削減」が国際目標として定着したのです。

つづく

国際理解だより 15

 ODAはその過程で、外務省、国際協力機構(JICA)、国際協力銀行(JBIC)等の公共部門と関わっています。近年、その公共部門の非効率が世界的に大きな懸念となっており、それぞれの機関は、自らの効率性を証明することが求められています。効率性を示すためには、まず活動の目的を特定する必要があり、そしてその目的に照らして効率性を測ることが求められているのです。
 しかしながら前回述べたように、ODAには2つの異なった意義づけが与えられています。どのようなバランスでそれらを勘案すべきかという点についての意見の一致もありません。したがって、どのように効率性を測ったらよいのでしょうか。

つづく

国際理解だより 14

 そもそも何のためのODAなのでしょうか。
 開発途上国への政府開発援助には、いろいろな考えがあります。世界市民の一員として人道的援助と捉える人がいます。ODAを日本人がより豊かな生活をするための外交の手段と考えている人もいます。前者はODAに人道的意義づけを与え、後者は国益に及ぼす影響を重視しています。
 日本政府のODA大綱には、その目的として「国際社会の平和と発展に貢献し、これを通じて我が国の安全と繁栄の確保に資すること」とあります。ODA大綱には、両者の考えが盛り込まれていることがわかります。

つづく

第32回 合唱コンクール

 9月22日(水)、真岡市民会館大ホールを会場として合唱コンクールが開かれ、大ホールには、美しい歌声が響きわたりました。
 生徒たちは、この日のために、昼休みや放課後を利用して練習に励み、本番当日はその練習の成果を存分に発揮しました。
 本校吹奏楽部による合唱、真岡女子高校合唱部による合唱も行われました。

3年5組

3年1組

3年6組

 結果は以下のとおりです。
   優勝   3年5組 「夕焼けの歌」
  第2位 3年1組 「-詩人の最後の歌」
  第3位 3年6組 「富士山より Ⅴ」

国際理解だより 13

 さらには、日本の国際援助の評価は、その拠出額の多さにかかわらず非常に低いといえます。DAC加盟国のODA貢献度をランク付けしたあるシンクタンクの調査結果では、日本のODAはなんと21位と最下位であります。
 このように日本のODAの存在感が低下する中で、今後、日本のODA政策はどのような舵取りが可能なのでしょうか。日本は、将来に向けた方向性を提示しなくてはならないでしょう。

つづく

国際理解だより 12

 最近、日本の開発途上国援助(ODA)が国際的に見て低下している原因はどうしてなのでしょうか。
 ODAの新たな援助主体の台頭も、日本の存在感低下の一因であると思います。伝統的にはODAは経済協力開発機構(OECD)の開発援助委員会(DAC)加盟国を中心に行なわれてきました。しかし最近は、中国、インド、韓国、サウジアラビアなどが新興援助国として台頭してきます。また、マイクロソフト社のビル・ゲイツ氏が創設したビル&メリンダ・ゲイツ財団などに代表される民間財団による途上国支援も拡大してきました。

つづく

国際理解だより 11

 「日本と国際社会」というテーマで、しばらく考えてみましょう。今回は、転換期にある日本の開発援助について取り上げます。
 最近、日本の開発途上国援助(ODA)が国際的に見て低下しています。財政的には、1991年から2001年まで世界第一位の拠出額を誇っていました。しかし、2002年にアメリカに抜かれ、2008年にはとうとう第5位に転落してしまいました。国連は先進国のODA支出を国民総所得(GNI)の0.7%とするよう呼びかけていますが、日本の実績は0.25%程度に留まっています。現在の緊縮財政の中、今後も大幅なODA支出の伸びは期待できません。

つづく

平成22年度 一日体験学習


8月20日(金)、講堂をメイン会場に一日体験学習が開かれました。
中学生、保護者等を含め、499名の方に参加いただきました。
校長からの挨拶の後、職員から学校の概要や学習・進路についての説明がありました。
本校生徒会役人によるプロジェクターを用いた高校生活の紹介では、笑顔で楽しそうに見ていました。
 
校舎案内では、夏季課外中の教室の様子や、記念館の見学が行われました。
記念館では、歴史ある品々を興味深く見入っていました。
   
講堂に戻り、応援団による演舞、ジャグリング同好会の演技、吹奏楽部の演奏があり、
それぞれの演技・演奏の迫力に圧倒されながら、真岡高校の文化を堪能しました。
  
多数のご参加ありがとうございました。

野澤賞授与式・受賞者講演会

始業式後、野澤賞授与式、また、午後には野澤賞受賞者との懇談会が行われました。
この賞は、学業人物ともに優秀で、運動や学術・芸術部門において優秀な者に送られます。
 
午後の受賞者による講話では、高校生時代の学習の仕方や、受験に向けての心構えなど、
また、大学生活についての話などをお話いただきました。在校生は、真剣な眼差しで先輩方
の貴重な話に聞き入っていました。個別懇談も行われ、講話では聞けなかったことや大学では
どのような事を勉強しているかなど数多くの生徒が先輩方に質問等をしていました。
 
 

第2学期始業式、校長講話・生徒会役員任命式

 第2学期始業式が8月30日(月)に行われました。
 校長の講話を紹介します。4つ話がありました。
 1 生きた歴史を学び、平和を考えよう。
 2 夏休み中も、学校に通う生徒が多く、活気があり、また部活動などでも日頃の成果を発揮
  している。          
 3 2学期は一番長く、自分の力を開花させるとき。
   3年生は“焦らず、怯えず、諦めず”勉強し続けよう。何事もひたむきに、真剣に。これから、
  真高生は伸びる。          
   1、2年生は目標、夢の実現のために努力してほしい。
 4 2010年は「国民読書年」。読書は、人生を豊かにし、感性を磨き、表現力、想像力を育、
  み、人生に欠くことのできないもの。
   『重耳』と『播磨灘物語』を読んで、感じることは、成長したり、成功する秘訣は、苦労を重ね              
  る中で、目標や気概を持ち、諦めず鍛錬を重ね、前向きに創意工夫し、他人の援助も受け、                               他を思いやり、感謝することである。
 
 一年間で一番長い2学期。この2学期を有意義なものにできるよう頑張ろう。

 また、生徒会役員任命式も行われ、平成23年度新生徒会役員13名が決まりました。

 

校内合唱コンクール

 校内合唱コンクールについて、以下のとおり予定しております。
鑑賞を希望される方は、ご子息を通してお申込み下さい。
 
1 期 日  平成22年9月22日(水)
2 日 程  受付 12:10~12:30
        各クラス発表 12:35~14:50
        音楽部発表並びに招待演奏(真岡女子高合唱部) 14:50~15:20
3 会 場  真岡市民会館大ホール
        ※保護者席は2階後方の予定です。
 
詳細は、本日配布された通知をご覧ください。

バス 平成22年度PTA大学視察研修旅行について

 平成22年度PTA大学視察研修旅行日程について、以下の通り予定しておりますので奮ってご参加下さい。
 
1 期日     平成22年度10月7日(木)
2 研修内容  東京工業大学・慶応義塾大学研修及び見学
3 行程      7:00 真岡高校集合・出発
          10:00 東京工業大学 (大岡山キャンパス) 着
                校内見学 (10:00~11:15)
                                    http://www.titech.ac.jp/
          12:00 ホテル グランパシフィック 「LE DAIBA」 着
                昼食 (12:00~13:30) ランチバイキング
                                    http://www.grandpacific.jp/restaurant/starload/
          14:00 慶応義塾大学 (三田キャンパス) 着
                校内見学 (14:00~15:00)
                                    http://www.keio.ac.jp/index-jp.html
          15:30 浅草周辺散策 (15:30~17:00)
          17:00 浅草発
          19:15 真岡高校到着予定
 
4 参加費用  3,500円 (後日、集金致します。)
5 募集人員  40名
6 申込期限  9月10日(金)
 
 *申込期限までに申込用紙に必要事項をご記入の上、各担任までご提出下さい。
  募集予定人数になり次第締め切らせていただきますので、ご了承下さい。
  
          

東北大学オープンキャンパス見学会実施

 7月29日(木)、予定通りの日程で東北大学オープンキャンパス見学会が実施されました。生徒49名と引率教諭2名が、午前6時大型バス1台に乗り早朝の真岡高校を出発しました。矢板インターチェンジより東北自動車道に乗り、約4時間をかけて仙台に到着しました。最初に医学部前で医学部と農学部を見学する生徒が下車。農学部キャンパスはここから大学が用意したキャンパス間シャトルバスで約10分の距離です。続いて川内キャンパス近くで文科系4学部(文・教・法・経)見学希望者が下車。さらに工学部・理学部・薬学部の点在する青葉山キャンパスで残りの生徒が下車し、それぞれの見学地に向かいました。
 昼食をはさんで2時過ぎまでそれぞれのキャンパス内で、学部や学科ごとに企画するさまざまな説明会や催しを、雨が降り出した中バスが往路と逆の順路で生徒たちを拾い、午後3時すぎには雨も本降りになった仙台を後にしました。
 2日間開催されたオープンキャンパスの2日目でしたが、どのキャンパスにも各地から集まってきた高校生であふれかえり、昼食時には学生食堂も満席状態で座席確保も注文もままならない状態。本校生は大混雑を予想して持参してきた弁当をそこここで食べていたようです。
 参加者の大半は2年生でしたが、今回の見学会で「大学」という場を幾分かではありますが、実地に見て具体的にイメージできるようになったのではないかと思います。これを契機にして、自分の進路実現に向け、新たな一歩を踏み出していってもらいたいと思います。
 

国際理解だより 10

 これまで数回にわたり「国際化」について書いてきました。「国際化」については2つの考え方があるのです。まず1つめは、「国際化=グローバル化」という考え方であり、もう1つは、「国際化=多言語多文化化」という考え方です。当然のことですが、現実の社会動向を考える場合には、いずれか一方の考え方だけが絶対的に正しいということではなく、両方の考え方があることを念頭におきましょう。
 「国際化」の中で生きる私たちにとって「国際化=多言語多文化化」の視点が必要になります。ユネスコによる『文化多様に関する世界宣言』(2001年)よれば、「ことばや映像による思想の自由な流れを保障する一方で、すべての文化がみずからを表現し知らしめることができるように配慮しなければならない。表現の自由、メディアの多元主義、多言語主義、デジタル情報を含む芸術や科学・技術の知識への平等なアクセス、そしてすべての文化が表現と普及の手段を手に入れる可能性。これが文化的多様性を保証する」とあります。
 このことが大切なのです。「国際化」とは何かと考えるときは、「国際化=多言語多文化化」の視点を忘れてはいけないのです。

1学期おわり

Library News 7月号

図書館からLibrary News(図書館だより)7月号を発行しました。
今月の特集は、
◆特集 「旅・冒険」
◆夏季休校中の図書館について
です。
  
 
※蔵書点検のお知らせ
7月21日(水)~28日(水)の間、図書館では蔵書点検を行います。
上記期間中に貸し出しはできません。ただし、返却は可能です。
点検作業に伴い21日の午後は自習室のみ閉館します。 

国際理解だより 9

 「多言語多文化社会」を実現するために大切なことは、「アイデンティティ」の確立であると考えます。また、自他のちがい(差異)を認める寛容な心でもあります。なぜなら、自分と他者をつなぐ相互作用がコミュニケーションであり、多文化共生はこのコミュニケーションと他者に対する理解(異文化理解)から成り立つからです。
 このように考えると、「アイデンティティ」の確立、「言葉」についての認識、「差異」に対して開かれた心は、多文化・多言語共生に向けて不可欠な要素であると言えます。

つづく

学力向上のための本校の取り組み

 ただ今、本校では芳賀郡市を中心とした中学校訪問を実施中です。訪問中、「本校での取り組み」として以下のことを報告しています。

 本校では、生徒の学力向上を目的として、様々な取り組みを実施しております。以下は、本年度の主な取り組みです。
 1 朝の学習(月曜日~金曜日 8:10~8:25)
 2 図書室と自習室を開放(月曜日~金曜日 午後7時まで)期間:4月~翌3月
 3 7時限授業(週3回 月・火・木)
 4 学習実施計画(毎日、生徒に記入、提出させ、学習の取り組みを自覚させる)
 5 平常課外の実施(週2回放課後 水・金)
 6 土曜日の学校開放を年間40日実施
     7,8はその一環として取り組んでいます。
 7 1・2年生「サタデーセミナー」を年間22日実施(国・数・英)
 8 3年生の土曜課外を年間15回程度実施(理・地歴公民)期間:5月~12月
 9 長期休業中の課外を年間17日実施(夏季14日、冬季3日)
10 年間6回の面接強化週間
    本校は、年間最低6回は面接を実施し、生徒理解に努めています。
11 年間5回の校内模試
    3学年 (国、数、英、日・世・地理・現社、物・化・生・地)
    2学年 (国、数、英、現社、物・化・生)
    1学年 (国、数、英)
12 第1学年学習合宿
    実施日 平成22年4月26日(月)~28日(水) 2泊3日
    実施場所 ホテルニュー塩原
                                                    以上

国際理解だより 8

 「多文化多言語主義」の中心になっている理念は、言語と文化、つまり、人間の思考と文化との関係に光を当てた言語相対論に根拠を求めることができます。また、言葉は文化であり、自らの言語を使うことは人間としての権利であるという哲学に求めることもできるでしょう。
 このように人間存在の根源として言語の重要性があるから、多言語・多文化主義の尊重がこれまで以上に求められるのです。残念ながらこの視点は、日本の英語教育ではほとんど話題にもなっていません。しかしながら、言語の重要性を教育することが多文化・多言語共生への第一歩となるのです。

つづく

国際理解だより 7

 前回に続いて、「多言語多文化社会」を考えてみましょう。
 現在、EUは通訳翻訳に膨大な予算をかけてまで全加盟国の言語を公用語とし、多言語を守り通しています。このことは「多文化多言語主義」、つまり「多文化共生主義」にもとづいているといえます。
 さらにウェールズ語、アイルランド語、また米国内のネイティブ・アメリカン部族語といった消滅しかけている言語を復活させようとする努力が世界各地で見られます。このことも同様の考え方に由来していると思います。

つづく

保護者の皆様へ


6月22日、保護者の皆様宛てに、生徒の送迎に関するお願いのプリントを配付いたしました。
お子様を降車される際の危険なケースなどを提示させていただきました。
ご理解とご協力をお願いいたします。
 
配付しましたプリントを下記に載せてあります。あわせてご覧ください。

東北大学オープンキャンパス見学会の申し込み締め切りました

 夏休み期間中に行われる東北大学オープンキャンパス見学会への参加者を募集しておりましたが、申込締切日までに50名の参加申し込みがあり定員数を上回りましたので、募集を打ち切らせていただきました。
 なお、参加者の内訳は、1年生3名、2年生46名、3年生1名となりました。

国際理解だより 6

 「多言語文化社会」を考えるうえで、ユネスコによる『文化多様に関する世界宣言』を参考にしてみましょう。
 例えば、「ことばや映像による思想の自由な流れを保障する一方で、すべての文化がみずからを表現し知らしめることができるように配慮しなければならない。表現の自由、メディアの多元主義、多言語主義、デジタル情報を含む芸術や科学・技術の知識への平等なアクセス、そしてすべての文化が表現と普及の手段を手に入れる可能性。これが文化的多様性を保証する」とあります。
 すべての文化がみずからを表現し知らしめることができるように、私たちは、上のことを重く受け止めなくてはいけまんせん。ここに多文化共生を目指した国際理解教育が必要になってくるのです。

つづく

「教育実習生との進学座談会」が行われました

    6月18日(金)放課後、教育実習生との進学座談会が行われました。先週から7名の卒業生が教職を目指し母校で教育実習を行っています。実習生が、在校生に対し進路選択・受験・学生生活などについてアドバイスをする趣旨で、進学座談会が催されました。
 7名の実習生は、大学、学部、担当教科がそれぞれ異なるので、生徒諸君は自分の進路希望に応じてアドバイスを受けたい実習生のもとに集まり、熱心に話を聞いていました。
 受験勉強の話から、在学している大学の情報、現在学んでいる学問分野に至るまで、話題は広い範囲に及び、予定していた1時間という時間はあっという間に過ぎて行ったようでした。
 

国際理解だより 5

 今回は、「国際化」のもう1つの考え方、「多言語文化社会」を取り上げます。
 世界はグローバル化と同時に多言語社会へも向かっていると、以前に書きました。多様な言語や文化を尊重する考え方は「多言語多文化主義」と呼ばれます。このような考え方に基づく場合、多様な言語や文化を理解することが大切になります。そのために互いに協調しあいながら共に生きることが求められるのです。
  こうした考えの基礎には、「競争しあう」を尊重する「競争原理」でなく、「共に生きること」を尊重する「共生原理」が働いていると言えるでしょう。

つづく

東北大学オープンキャンパス見学会の申込書を配付しました。


 7月29日(木)実施予定の「東北大学オープンキャンパス(大学説明会)見学会」の実施要項および参加申込書の保護者あて通知を、全校生徒に配付しました。申し込み締め切りは7月22日(火)で、参加費は4,500円となります。貸切バス(1台)を利用し、募集人数は40名を予定しています。
 なお、この日は夏休みの前期補習授業最終日となりますが、参加者は認欠扱いとなります。

国際理解だより 4

 前回、「グローバル化」とは、世界中で起きている「画一化現象」のことと書きました。
 画一化現象の特徴は、いわゆる「世界標準(グローバル・スタンダード)」を生み出したことであります。そして、世界の国々は、世界標準を生み出した国(=勝者)とその世界標準に乗り遅れた国(=敗者)とに大別されることになったのです。
 そのような状況にあって、人々が望むことは勝者になりたいということであり、結果として、世の中は「競争原理」に束縛されることになりました。
  ここには、問題も潜んでいるのです。

つづく

国際理解だより 3

 グローバル化とは、現在、世界中で起きている「画一化現象」のことといえるでしょう。グローバル化の象徴的存在であるハンバーガー・ショップの名前をとって、「マクドナル化」などとも呼ばれることもあります。
 20世紀後半に起きた工業技術の発達や通信網の飛躍的発達は、欧米などを中心とする先進諸国の経済システムと文化を、あっという間に世界中に拡散させました。その結果、世界には経済システムの画一化現象と、それに伴う文化的画一化現象が起きたのです。マクドナルドが世界中で見られるようになったのは、そのためなのです。

つづく

国際理解だより 2

 世界の「グローバル化」は、「アメリカ化」に他ならないという人もいます。しかし、そのことが現実だとしても、世界はグローバル化と同時に多言語社会へも向かっているのです。
 グローバル化という方向に向かっているとみれば、国の政策として、たとえば英語公用語論が出てくるでしょう。一方、多文化多言語主義の流れを尊重すれば、多文化共生を目指すことも大切になります。
 次回は、「グローバル化」について考えてみたいと思います。

つづく

国際理解だより 1

   本日から、国際理解に関するテーマでいろいろ書いてみたいと思います。第1回目は、「国際化とは何か」です。

    「国際化」とは何でしょうか。2つの考え方があると思います。
   まず1つめは、「国際化=グローバル化」という考え方であり、もう1つは、「国際化=多言語多文化化」という考え方です。
   当然のことですが、現実の社会動向を考える場合には、いずれか一方の考え方だけが絶対的に正しいということではなく、両方の考え方があるのです。

つづく

第45回定期演奏会のお知らせ

第45回真岡高等学校吹奏楽部定期演奏会が下記のように開催されます。
入場は無料ですが、前もって入場整理券が必要です。
電話(0285)82-3413 真岡高校吹奏楽部までお問い合わせください。
 
 
日時 6月6日(日) 開場13:15 開演 14:00
会場 真岡市民会館・大ホール
主催 栃木県真岡高等学校・同窓会・PTA
共催 真岡市教育委員会
後援 栃木県吹奏楽連盟
 
曲目 行進曲「ヴァルバリンズの誇り」
    2010年度 全日本吹奏楽コンクール課題曲よりⅠ.Ⅱ.
    皇帝円舞曲 op.437
    劇場版 新世紀エヴァンゲリオン
    愛の祭壇
    吹奏楽のための「青竜祥」