農業科のできごと

農業科【食品化学科・農業経営科・生物工学科】便り

実習の様子(冬)

寒波がせまり、雪がちらついていますが、実習では春に向けて種まきが行われています。

ベゴニアという花の種はとても小さいため、コーティングされ、ちいさな丸い形になっています。

機械を使って種まきをしていきます。この機械のおかげで、1つのセルに1つ種をまくことができます。

なれない作業は難しいところもありますが、皆さんとても上手にできていました

大豆遺伝子の電気泳動【生物工学科】

東京バイオ専門学校の先生方をお招きし、遺伝子関係の特別授業を実施しました。

高校には無い実験器具を使いながら大豆の遺伝子について学習しました。

DNAは水溶液中でマイナスに帯電するため、プラスの電極に引っ張られます。

全員しっかり事前の操作を行えたので、DNAは同じ長さのバンドになっています。

 

 

 

 

在来大豆の有機栽培【生物工学科】

生物工学では今年度、在来大豆の有機栽培に取り組んでいます。

在来大豆とは、それぞれの地域で昔から栽培されてきた大豆です。

収穫量が多くなかったり、形がいびつな物があって機械で選別できないなど様々な理由から栽培する人が激減している現状です。

 

大豆は味噌・醤油・豆腐・油揚げ・納豆・きな粉など日本食を支える大事な食材です。

在来大豆が無くなってしまったら、その地域で食べられてきた大豆が無くなり

その地域の食文化が失われてしまう可能性もあるため、

那須拓陽高校では栃木県内の在来大豆を栽培し、品種の保全にも力を入れています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

手指消毒の重要性について学ぶ

講師の先生をお招きして、「ルミテスター」(ATP拭き取り検査試薬を使ったポータブルの検査機器。清浄度を数値化することが出来る)を用いた実験を行いました。
 
 搾乳時に手指に雑菌があると乳頭から体内に入り、炎症を起こす危険性があります。
 搾乳時にゴム手袋は必須ですが、”牛のお乳”のために付けなければならない事が数字でわかりました。洗っても手には雑菌が残っていました!消毒作業の重要性も改めて実感しました。

手洗い前と手洗い後、どちらも検査しました。一番雑菌を少なくするぞ!と、一生懸命手を洗って検査に臨みました!


いよいよ数値化!手洗い後は雑菌がぐんと減りましたが、ゴム手袋をした後の手と比べるとやはり雑菌が想像よりも多くありました。講義をうけて、納得の「消毒の重要性」でした。

実習の様子(乃木農場)

7月に行われる和牛共進会にむけて、和牛農家の白井さん(PTA会長)をおまねきして勉強会を行いました。和牛共進会では、牛の品評会とともに、家畜審査競技(良い牛の見方を競います)も行われます。


授業では牛の子宮の解剖を行いました。牛は人工授精で繁殖させます。繁殖の仕組みについて実物を使って学習しました。