校長室便り

校長室便り

宇都宮大学グローバルサイエンスキャンパス(iPU)の募集について

本日、宇都宮大学グローバルサイエンスキャンパス(iPU)事業の募集案内が届きました。
この事業は、大学と科学技術振興機構(JST)が連携し、将来、世界を舞台に活躍し、世界をリードする科学技術人材を育成するため、2014年度に開設されたものです。宇都宮大学は、2015年度から4年間の採択を受けていましたが、その成果がJSTから非常に高く評価されたため、昨年度から引き続き採択を受けました。
(注:これは本当に凄いことだと思います。この年、採択されたのは、宇都宮大学の他には、東京大学と広島大学だけでした。)

iPUに応募すると、選考委員が「自己推薦書」等を基に審査し、定員40名程度が選考されます。学習内容については、土日や祝日、夏休み等の休業期間を利用して、講義や実験を含めた授業を行います。

募集対象は、高校1、2年生ですが、中学生も参加できることになりました。ただし、個人で応募することになりますので、自分で宇都宮大学まで参加できる者に限られます。教員が引率するわけではありません。

これまで、佐野高校からは、毎年、数名は参加しています。そして、そこでの学習を活かして、様々な進学先で頑張っています。以下に、平成27年度受講生である本校卒業生(新井隆太君、大学3年生)の修了生メッセージがHPに掲載されています。

http://c-bio.mine.utsunomiya-u.ac.jp/iP-U/%e4%bf%ae%e4%ba%86%e7%94%9f%e3%81%ae%e3%83%9a%e3%83%bc%e3%82%b8/%e4%bf%ae%e4%ba%86%e7%94%9f%e3%81%8b%e3%82%89%e3%81%ae%e3%83%a1%e3%83%83%e3%82%bb%e3%83%bc%e3%82%b8/

応募締め切りは 6月15日(月)で、宇都宮大学のiPUホームページからのWeb申し込みです。詳細は、以下のサイトから、募集要項  をご確認ください。
ご家庭で相談の上、希望する者は、各自で直接、Webから申し込んでください

http://c-bio.mine.utsunomiya-u.ac.jp/iP-U/

また、必修科目・選択科目の一覧表も送られてきましたので、ご覧ください。
令和2年度 必修科目・選択科目.pdf

臨時休業延長1日目

GWの連休明けだったので、朝、先生方と学校の周囲の見回りに行きました。
校庭東側の道路沿いの歩道には、前回のゴミ拾いから1週間以上たっていますが、ゴミ一つ落ちていませんでした。
おそらく、GWの連休中も、ほとんど人通りがなかったのかなあと思いました。


ところが、校庭西側の朝日森天満宮沿いの道路には、家庭ゴミが捨てられていることがあります。今日も、衣装ケースや子供のおもちゃのようなものが捨てられていましたので、神社の社務所や佐野市役所にも連絡しました。心ないゴミのポイ捨てはやめてほしいものです。


(付)SGH通信No.2「イタリアでのバレエ留学」(4月30日に紹介した内容)をアップしました。
SGH通信(No.2)バレエ留学.pdf

校長室(自宅)便り③

GWの最終日となりました。GW中、最後の校長室(自宅)便りです。
またまた、本の紹介(3回目)です。基本的に自宅にいましたので、こんな内容でご容赦ください。

①更科功(さらしな・いさお)著
絶滅の人類史 なぜ「私たち」が生き延びたのか(NHK出版新書、2018年1月発行)
② 川端裕人(かわばた・ひろと)著、海部陽介(かいふ・ようすけ)監修
我々はなぜ我々だけなのか   アジアから消えた多様な『人類』たち(講談社、ブルーバックス、2017年12月発行)



人類の進化については、中学の社会の歴史分野や、高校の日本史や世界史で学びますが、あまり人気のない時代なのかも知れません。確かに、新撰組の土方歳三の写真を定期入れに入れるレキジョはいるかもしれませんが、ネアンデルタール人の復元図を持ち歩いている人はいそうもありません。ところが今、人類の歴史に関する新事実が次々に判明し、人類学の常識自体が変わっています。上記の2冊は、ほぼ同時期に出版され、人類進化の謎を紹介したベストセラーです。

現在、人類と呼べる種は、「ホモ・サピエンス」しか存在しませんが、過去には、複数の人類が地球上に存在していました。なぜ、「ホモ・サピエンス」だけが生き残ったのでしょうか。これが、両著に共通する大きなテーマでもあります。

「暖炉がヒーターに変わり、洞窟が住居に変わっても、あなたの隣の家にはネアンデルタール人が住んでいたかもしれない。」(①の終章、「人類最後の1種」より)

「現生人類であるぼくたちは、すぐに肌の色や目の色の違いで区別したがるけれど、比較にならないくらいの多様性が過去にはあり、それがむしろ当たり前だった。ほんの数万年前までのにぎやかな世界に思いを馳せると、一抹の寂寥感を抱かざるを得ない。本当に、ぼくたちはどうして「ぼくたちだけ」になってしまったのだろうか。」(②の「はじめに」より)

次に本の内容について紹介します。

①「絶滅の人類史 なぜ「私たち」が生き延びたのか」では、まず、どのように人類が誕生したのか、「人類進化の謎」について説明し、次に、ネアンデルタール人など、「絶滅した人類たち」に関する仮説を紹介しています。そして最後に、「ホモ・サピエンスはどこに行くのか」で、なぜ「私たち」だけが生き残ったのかについて、自説を展開します。

一方、②「我々はなぜ我々だけなのか  アジアから消えた多様な『人類』たち」では、次々と新発見が続くアジアの多様な原人(フローレス島の小さな人類、「ホビット」こと「フローレス原人」、台湾の海底で見つかった「澎湖人」、シベリア地方の「デニソワ人」など)について、化石発掘現場などを丹念に取材し人類進化の謎を紹介しています。

これらの本を読んで印象に残った点をいくつか紹介します。

①では、
・ネアンデルタール人とホモ・サピエンスは、同時期に生活しており、交雑も行われていた。ホモ・サピエンスは、ネアンデルタール人が数万年かけて進化させた寒い環境に適応させる遺伝子を交雑で手に入れることができた。
ホモ・サピエンスは、他の人類より、高度な言語が発達し、桁違いに高度な社会を発展させることにより、世界中、「どこでも生きていける」生物として、子孫を増やすことが出来た。

②では、
・かつては多様な人類が存在しており、それらはそれぞれの環境に「閉じ込められ」ていたがゆえに、環境に適応させ、身体の特徴はそれぞれ多様であった。それに対して、現在のホモ・サピエンスは、「どこにでも行くことができ」たため、身体的な特徴は、均質である。
・21世紀になって、さらに均質化の傾向は加速している。身体のつくりにかかわるハード面ではなく、文化などのソフト面でとくにそれが進んでいる。移動と交流と共有と均質化という大きな流れはもう止められない。

最後に感想です。
①「どこでも生きていける」、②「どこにでも行くことができる」というホモ・サピエンスとしての特徴によって、現在は、グローバル(全地球的)につながった世界になった。私たちが、グローバルについて考える際、自分たちが「ホモ・サピエンス」(という種)であることから、逃れることはできないのではないか。…

…なんてことを考えました。自分が何者かに疑問を持った時、ぜひ読んでみてください。もし、どちらか1冊と聞かれたら、②をお勧めします。②は文筆家(川端さん)が人類進化学者(海部さん)を取材したドキュメンタリーでもあるので、第三者(シロウト)の視点から人類学をとらえています。

佐高ミュージアム⑪

「佐高ミュージアムNo.56~60」を公開します。

佐高ミュージアムNo56 「ツリークライミング」.pdf
佐高ミュージアムNo57 「おばけタンポポ」.pdf
佐高ミュージアムNo58 「ヌカエビ」.pdf
佐高ミュージアムNo59 「根粒菌」.pdf
佐高ミュージアムNo60 「トウキョウサンショウウオの幼生」.pdf

先日、下野新聞の取材がありましたが、本日の紙面で「学校独自に学習支援動画」として紹介されています。なお、記事中の「生徒が質問ができる環境」については、連休明けに発送する課題等が入ったレターパック内に案内文書を添付いたしますので、ご覧ください。

(下野新聞5月4日、20面に掲載。利用許諾済)

校長室(自宅)便り②

今日は連休2日目です。前回(4月26日)の校長室(自宅)便り①に続き、2回目をお届けします。今回も本の紹介をします。(長文になってしまいましたので、興味のある方はどうぞ)

(1)池田清彦監修 月刊つり編集部 編 「池の水 ぜんぶは 抜くな! ~外来種はみんなワルモノなのか」(2019)
(2)フレッド・ピアス 藤井留美=訳 「外来種は本当に悪者か? 新しい野生 the New Wild」(2016)




の2冊です。 なぜ今、これらの本を紹介しようと思ったのか。それは、テレビ東京で2017年から放送が始まった「緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く大作戦」が大人気で、「外来種=ワルモノ」とみなす風潮が強くなってきていることに加えて、最近は、新型コロナ感染者や最初に発症したアジアへの差別など、「悪者とみなした者への差別」や「思考停止」ともとれるような考え方が、世の中に広がっているように感じるからです。
そこで、そもそも「外来種=ワルモノ」という考えが正しいのかどうか、ここから考えてみてはどうかと思いました。

私にとって、外来種がワルモノなのか?を考えるきっかけとなったのは、本校の科学部でのカメ研究です。カメ研究は、平成20(2008)年度に生徒有志により生物同好会が発足し、その年の夏からカメの生息分布調査を始めたことからスタートしました。身近にカメが生息していること自体が驚きでした。
カメのいそうな場所にワナをしかけると、外来種のミシシッピアカミミガメと在来種のクサガメが、多数捕獲できました。やがて研究は、在来種であるクサガメの保全対策と外来種であるミシシッピアカミミガメの駆除対策を探る、という方向に発展していきました。両種の個体に発信器を取り付けて、その生態の違いを解明するなど、クサガメの保全に向けた材料が着実に蓄積されていました。


     (背中に発信器を付けたクサガメ)

ところが、2010年8月3日、日本の在来種とされてきたクサガメが、大陸から持ち込まれた外来種だったことが、京都大などの調査で判明し、固有種のニホンイシガメの遺伝子や生態系へ影響を与えている恐れがある、ということが日本進化学会で発表されたのです。本州、四国、九州の野生のクサガメ134匹のDNAを分析したところ、103匹は韓国産と同じタイプで、日本の各地域による差がほとんどないことから、最近、移入したものと結論されました。さらに、文献調査により、18世紀初めに記載はなく、19世紀初めに記載されていることなどから、18世紀末(江戸時代)に朝鮮半島からもちこまれたと推定しています。

発表当初は、カメ研究者の間で、その真偽を巡って大激論がありましたが、現在では定説として、完全に定着しています。つまり、この日を境にクサガメは「在来種→外来種」へと転落しました。今までは保護の対象だったのが、一転、ほぼ無視(イシガメの生息地では駆除!)という状況になってしまったのです。今でも、クサガメを見ると、あれ以来、無視してしまっていることに心が痛みます。

一般に、外来種と呼ばれるのには、「明治時代以降に」「人間の活動によって移入」してきた生物、という重要な要素があります。また、国内で人間が生物を移動させた場合も「国内移入種」と呼ばれる外来種とされています。いずれにせよ、人の手が運んできた生きもの、ということになります。

例えば、さかなクンが発見して有名になった「クニマス」も国内移入種(→外来種)になります。もともとは秋田県の田沢湖に生息していたクニマスは、すでに絶滅していましたが、移入先の西湖(富士五湖の一つ、山梨県)で、さかなクンが発見したのです。また、日本では絶滅してしまったトキは、中国産の個体が佐渡で繁殖されており、厳密にいえば、外来種ということになります。


池の水 ぜんぶは 抜くな!」の池田さんが整理した、外来種が在来種に悪影響を及ぼす場合として、以下の3点があげられています。

 ①在来種を捕食する(ブラックバスなど)
 ②在来種と競合する(外来種カダヤシと在来種メダカなど)
 ③在来種と交雑する(オオサンショウウオと交雑するチュウゴクサンショウウオなど)

「これらはもちろん事実であるが、実際にどの程度の影響があるのかは、種によって、あるいは場所によって異なる。つまり明らかに駆除すべき種と、それほど影響のない種が混在する。そしてそれほど影響がない場合でも、外来種というレッテルが貼られれば、その命が奪われてしまうケースが多々あるのだ。」

「また、外来種の駆除は、多くの場合とても困難で、現実的には不可能という種も数多くいる。例えば、1つの池で外来種をある程度減らしたとしても、国内から駆除することは無理だ。」

「つまり、事実上駆除が不可能で、なおかつ影響があまり大きくないと判断できるなら、外来種にもっと寛容であってもよいのではないだろうか。」
(以上、「池の水 ぜんぶは 抜くな!」の「はじめに」から抜粋。)

外来種=悪」は単純すぎる考え方で、外来種問題は「ケース・バイ・ケース」で考える必要があるのではないか、子どもたちには正確な知識を、と提唱しています。

さらに、「外来種=悪」から、外来種を駆除(殺処分)するため、子どもに無益な殺生をさせることが本当に正義なのか、と訴えます。

「外来種=悪」だから殺して当然。子どもたちが、生きものを殺すことに何の抵抗も感じなくなったとしたら、とても怖いことだと思いませんか? 生きものの命はすべて同じように大切です。外来種だから大切でないということはありません。人間の命なら、なおさらです。 

また、「外来種=悪」として行動することは、そもそも思考が停止しています。また、冒頭でも言及した、新型コロナ感染者や最初に発症したアジアへの差別など、「悪者とみなした者への差別」ともとれるような考え方が、世界中に広がっているように感じており、こうした風潮が広がることを、私は危惧しています。

以上が、(1)「池の水 ぜんぶは 抜くな!」の紹介でした。なお、この本は、「月間つり人」で行われた池田清彦さんとの対談から生まれたもので、その内容は「月間つり人」のHPで無料で読むことが出来ます。



https://web.tsuribito.co.jp/enviroment/ikeda-gairaishu1904

ここまで説明してきた外来種排斥の流れは、「過去の自然」や「手つかずの自然」を取り戻そうというのが目的でした。これは、現在の自然保護の考え方でもあります。そこには、「手つかずの自然」が存在する、という前提がありました。



(2)「外来種は本当に悪者か? 新しい野生 the New Wild」は、そもそも「手つかずの自然」は想像の産物にすぎない。世界中、どこを探しても、もはや、「手つかずの自然」は存在しない。すべて、人によって作られた自然であることを証明しています。つまり、外来種が入り込んだことによって、現在の世界中の自然は作られている。そうした外来種の活力を活かして、自然の再生をめざすべきでは? という主張です。大きな発想の転換です。

現在、このような考え方は、まだ主流ではないかもしれませんが、「外来種=悪」という風潮は、やがて転換期を迎えると思います。(「池の水 ぜんぶは 抜くな!」もこの本の主張に基づいて書かれています。)

今後の自然保護に対する考え方が変わっていく際に、この本は、まちがいなく「バイブル」とされるような存在です。まさに、21世紀の自然保護を考えるための必読書です。

(ここまで、読んでくださいまして、ありがとうございます。)

佐高ミュージアム⑩

「佐高ミュージアムNo.51~55」を公開します。

 今回は、「文学作品に登場する動物たち」として、ヨタカ(『よだかの星』宮沢賢治)と、オオサンショウウオ(『山椒魚』井伏鱒二)を紹介しています。いずれも、本校に標本がある動物たちです。
 また、本校科学部の活動として、「高校生カメサミット」と「日本カメ会議」を紹介しています。「高校生カメサミット」は、JST(科学技術振興機構)の予算(「中高生の科学部振興プログラム」3年間、毎年50万円)を得て、本校が、全国でカメについて研究している高校の科学部等に呼びかけ、日本のカメ研究者たちの全面的な協力の下、実現しました。3年間、毎年開催し、佐野高校科学部のカメ研究は、一気に全国区になりました。この間、各種の学会等(日本爬虫両生類学会、日本動物学会、日本カメ会議)でも発表しました。
「台湾で見かけた蛙たち」は、台湾修学旅行での一コマです。
 
佐高ミュージアムNo51 「ヨタカ」.pdf
佐高ミュージアムNo52 「高校生カメサミット」.pdf
佐高ミュージアムNo53 「オオサンショウウオ」.pdf
佐高ミュージアムNo54 「台湾で見かけた蛙たち」.pdf
佐高ミュージアムNo55 「日本カメ会議」.pdf

下野新聞の取材がありました!

今日は、インターネットを活用した本校の学習支援の取り組みについて、下野新聞の取材がありました。
本校は、県の方針に基づき、パスワード付きの各学年のグループスペースを開設し、課題やユーチューブを活用した授業動画等の配信を開始していますが、実は、どこの県立高校でもやっていることではなく、本県としては、かなり先進的な取り組みのようです。取材に来られた下野新聞の竹内さんは、今年度から佐野支局に配属された記者さんで、事前に本校のHPを細かくご覧になっていました。


    (下野新聞社佐野支局の竹内さん)

本校のインターネットを活用した学習支援の特徴としては、
①ユーチューブを使って、授業をわかりやすく理解できるような動画の教材(10分程度の短いもの)を数多く作成している。
②中高の生徒全員が家庭で動画を視聴できるよう、希望する生徒には、今後、タブレットを貸し出す予定である。
③家庭で学習していて疑問に感じた点について、先生に質問できるよう、専用のメールアドレスを用意している。(これは、準備でき次第、生徒の皆さんにお知らせします。)

特に、①については、多くの先生方が、動画を投稿できるよう、本日、希望者による研修会を開催しました。30名以上の先生が参加するなど、先生方は非常に前向きです。下野新聞の竹内さんは、その様子も取材していました。




今回の取材は、連休中には記事になるそうです。明日以降の下野新聞の県南版にご注目ください。

バレエ留学の篠原さん来校

本日、佐野高1年の篠原楓乃(しのはら そよの)さんがお母さんと来校しました。



篠原さんは、昨年、埼玉県で開かれたバレエの全国大会「WBCバレエコンクール」で優勝し、奨学金制度により、イタリア中央部のトスカーナ州立バレエ学校(アテネオ・デラ・ダンザ)に8月下旬から留学し、プロのバレリーナを目指しています。


現在は新型コロナの影響で学校が休校であるため、日本に帰国しています。これまで通っていたバレエスタジオで練習したり、イタリアからの遠隔レッスンにも参加しているそうです。

バレエ学校では、イタリア語の授業もあり、日常的な会話はなんとかできるようになったこと、寄宿舎で生活しており、食事は毎日、自分で材料を調達して作っていることなど、近況を報告してくれました。

しかし、留学期間は3年間であるため、佐野高校で卒業することはできないことから、本校は退学し、広域通信制の高校で卒業資格をとることとし、本日、その手続きをされました。

篠原さんは、「今はバレエに専念し、将来は世界で活躍するバレリーナになるのが目標」と、力強く語ってくれました。


(バレエ学校のトレーナーを着た篠原さん)


たとえ、佐高生でなくなっても、佐野高校、同附属中で学んだ生徒であることには変わりありません。篠原さんには、佐野高校はこれからもプロのバレリーナになれるよう、応援し続けることと、イタリアでの活躍の様子をまた報告に来てくれるよう、伝えました。

篠原楓乃さんの今後のご活躍を祈念いたします。
(詳細は、後日、SGH通信でも紹介します。)

R2SGH通信(No.2)バレエ留学.pdf