校長室便り

2020年12月の記事一覧

身近な風景 ~12月の満月

今夜は、2020年最後の満月です。
月ごとに満月の名称がありますが、12月の満月は「コールドムーン(Cold Moon)」とも呼ばれています。

今夜は強い寒気が流れこむため、まさに「コールドムーン」という名称がぴったりです。

ところで、今日散歩の途中で、ヤギの群れを見ました。


佐野市立北中学校の西側100mくらいにある空き地で、ヤギが放牧されていました。明らかにえさの入った大きな袋に群がり、むしゃむしゃ食べています。
住宅地の中に突如出現した牧歌的な風景でした。


さらに、何かわからない動物も飼われていました。

これは、何者なのでしょうか?

Change Maker Awards 1次予選、突破!

年末の慌ただしい中「朗報」が届きました!
12月29日(火)17時に、第3回 CMA(Change Maker Awards)にエントリーしていた佐高生チームの一次予選(書類選考)通過が発表になりました。

兵藤かほるさん、小林杏樹さん、新井優平君、江部青飛君の4名のチームです。

CMA(Change Maker Awards)と聞いて、「もちろん知ってますよ!」という人は、そうはいないと思います。私も知りませんでした。

CMAは、今年度で第3回となる「中高生のための英語プレゼンテーションコンテスト」です。しかし、ただの英語のコンテストではありません。

コンテストの名称にも含まれる Change Maker とは、「変化を作る人」すなわち、自ら道を切り開き行動してくことのできる人を意味しています。動き出そう(go)、夢中になろう(do)、実現できる自分になろう(be)、がコンセプトの Change Makerを選び、表彰します。

今年度のテーマは、
「私たち × SDGs」というものです。

そこで、今回エントリーした4名は、「ディベート × SDGs」と設定し、佐野市の小学生を対象に、ディベートを通して、SDGsへの理解を深めさせることが出来ないかをテーマに探究学習を行いました。

まず、8月5日(水)に、宇都宮市役所の「スマートシティ推進室」を訪問しました。宇都宮市は、SDGsの貢献度ランキング3位(日本経済新聞社)であることから、まず、SDGsについて学ぶことから始めました。

次に、8月6日に、佐野市の青年会議所の方々に、アイディアをプレゼンしました。わざわざ、佐野高校まで来てくださいました。


そして、9月25日には、実際に、佐野市立天明小学校で、2年生、4年生、6年生を対象に、ディベートを活用した授業を行いました。

【2年生の授業】

プラスチックごみ問題について考えてもらうことを目的に、「エコバックとレジ袋、どちらがいい?」というテーマで授業をしました。小学2年生にディベートは難しすぎるため、エコバックとレジ袋のメリット、デメリットを出し合いました。

【4年生の授業】

「おかしの小分け、いい? わるい?」をテーマに、お菓子の過剰包装について、反対か賛成か、自分の意見を自分のかぶっている「赤白の帽子」で表しました。

【6年生の授業】

「コンビニは24時間営業を続けた方がいいかどうか」をテーマに、高校生が24時間営業のメリット・デメリットをプレゼンした後、小学生同士で意見交換しました。
こうした議論を通して、SDGsの視点などについて、小学生も理解を深めていきました。

このような一連の活動を、「動き出そう(go)、夢中になろう(do)、実現できる自分になろう(be)」というコンセプトのもとに、本選で発表を想定している探究学習について、800字程度のエッセーを日本語で作成し、12月27日締め切りでオンラインで提出しました。その審査結果が、12月29日(火)17時にHP上で発表になりました。

エントリー数402件に対して、書類選考合格者は112件。倍率は3.6倍でした。

この後、1月29日(金)までに、4分間の英語でのプレゼン動画を作成し、提出します。その審査結果が、2月1日に発表になります。予選を通過できるのは、関東ブロックの書類選考合格者22チームの中から、1,2チームだけです(倍率は、10~20倍です)。予選を通過した全国10チームが、2月28日(日)の本選(東京)に進みます。本選では、オンラインで英語のプレゼンを行います。

つまり、12月29日の書類選考合格者発表は、これからも続く審査の通過点にすぎません。しかし、ここまでやった彼らの頑張りは、特筆すべきものです。

彼らは、誰かに頼まれたり、やってみないか、と言われてやったわけではありません。教室に貼ってあったCMAのチラシを見て、面白そうだからやってみようと挑戦しました。すべて自分たちで考え、行動しました。小学校での授業も、どこかの学校で授業をやらせてもらえないか、学校に相談があり、彼らの熱意を受けて、教頭先生を通して、天明小学校にお願いしました。

今回の書類選考合格について、リーダーの兵藤さんは次のように答えてくれました。
「書類選考を通過した際の正直な感想は、喜びではなく安心でした。結果が出た際に、応募総数も発表されましたが、思っていたよりも規模が大きく、書類選考通過の重みを実感しました。動画審査では、研究の成果を十分に伝えたいです。」

*彼らが挑戦し続けていくことを通して、自ら道を切り開き行動できる人になっていくことを、本校は応援しています。

地域医療や子育て支援に関する講演会

12月28日(月)10:00~11:00、日光市立湯西川診療所の所長である増田卓哉医師(31)をお招きし、「地域医療や子育て支援等に関する講演会」を開催しました。こうした内容に興味を持っている1,2年生の希望者23名が、冬休み中にも関わらず、集まってくれました。

増田卓哉先生は、1年4組の担任の根岸先生が、栃木高校で担任をしていた時の教え子で、自治医科大学に進学した後、「芳賀赤十字病院」で5年間勤務し、今年度から、「日光市立湯西川診療所」の所長として勤務されています。所長といっても、医師が一人だけの診療所です。自治医科大学は、卒業後、数年間は僻地医療に従事することになっています。


講演では、まず「地域医療」について、お話がありました。


次に、中学生や高校生の頃の体験を語ってくださいました。
中学生の頃、「医師になりたい」と思ったのは、祖父が「がん」になったことがきっかけだったそうです。祖父にどんな話をしたらいいかわからず、お見舞いに行けずにいて、初めて、お見舞いに行った翌日にお亡くなりになりました。その時、祖父は自分が来るのを待っていたのではないか、「医師になるということは、そういう日々に向き合うことなのでは」と思ったそうです。

高校生時代は、担任であった根岸先生から、当時、将棋の羽生名人やイチローの凄さをさんざん聞かされ、そのことが数学の面白さ、楽しさにつながり、今の自分がある、確かそんなお話でした。


次は、大学での医学生時代のお話です。
この頃、NPOと出会い、子どもたちの支援に関わることに取り組み始めました。
「放課後の居場所活動」として、家庭環境が十分ではない子供たちを学校に迎えに行って、宿題をして、夕食を食べて、お風呂に入って、家に帰します。

そこでは、貧困や虐待などから、歯の磨き方を知らない、食事は(いつまた食べられるかわからないから)吐くまで食べる、など、想像を絶する家庭環境がありました。

誕生日にサプライズケーキを用意しても、そんな体験がない子供は、何が起こったのか分からず茫然としていたそうです。


そこで、TBC学院とコラボレーションし、「みんなの誕生を祝う会」を開催しました。また、世の中にはどんな職業があるのか、を知ってもらうなど、子どもたちには選択肢があること、進学の希望をもってもらう取組を行いました。


その後、大学を卒業し、「芳賀赤十字病院」では小児科医として勤務しました。
そこでは、「特定妊婦」(望まない妊娠だったり、経済的な問題などを抱えていたりして、妊娠中から支援が必要とされる妊婦のこと)に小児科医がサポートし、妊婦のSOSをキャッチすることで、産まれてきた子どもへの虐待のリスクを減らす取り組みを行いました。その結果、「サポートが必要な妊婦さんに、出産前に小児科が頑張って関わると、虐待が減る!」ことを証明したのです。(論文にして発表。)


そこで、増田先生は、家庭でも学校でもない、第3の居場所があればと、NPO法人「そらいろコアラ」を設立し、子育て・妊娠・出産にまつわる、どんな相談もLINEで相談できる「コアLINE」を立ち上げました。
増田先生が発起人となり、小児科医、助産師、保育士などの専門家が多く所属しているそうです。



最後に、高校生へのメッセージ(高校生だった頃の自分へのメッセージ)として、
「……になりたい、が大切だけれど、……になって、〇〇な社会にしたい、というのはもっと大切」、「社会を変える」を仕事にする、というお話で締めくくられました。

生徒たちは、増田先生の行動力と志の高さに終始、圧倒されながらも、自分たちが今何をしたらよいのか、その一歩を踏み出す勇気をもらった人もいたと思います。


講演会終了後も何人も残って質問したりしていました。


また、たまたま近くに座っていた生徒に、今日の講演どうだった?と聞いたところ、その生徒は、NPO法人「子どものとなり佐野」のボランティア活動に参加していて、今日の午後、生活に困っている子育て世帯に、お米・缶詰・レトルト食品・インスタント食品・乾麺などの「年越しセット」を100世帯分配る手伝いに行ってくる、という話を聞かせてくれました。もう、いろいろな行動を起こしてる生徒もいるんですね。

増田先生、今日は素晴らしいお話を聞かせていただき、ありがとうございました。






栃木県アンサンブルコンテスト「金賞」受賞!

12月27日(日)、宇都宮市文化会館で行われた「第52回栃木県アンサンブルコンテスト」で、本校の「打楽器六重奏」が、見事「金賞」を受賞し、「東関東アンサンブルコンテスト」へと駒を進めました。おめでとうございます!

演奏曲は、山澤洋介作曲「ダンス インザ スカイ オブ リバティ」です。
メンバーは、落合侑亮くん、若林侑汰くん、越田和哉くん、坂田公希くん、小松原千楓さん、堀野悠香さんの6名です。

この曲は、楽譜が出版されておらず、落合君が直接作曲者と交渉して演奏することが出来たそうです。それだけに、曲にかける思いが強いのかもしれません。毎朝、音楽室から聞こえてくる打楽器のリズムが、校長室にも響いていました。

当日は、広い会場が無観客で、2階に審査員がいるだけ、という状態で演奏しました。
見事「金賞」を得ることが出来て、本当に良かったです。

「演奏中は、曲のイメージに集中し、一つになることができました。最後の音が全員そろって終わったときは、爽快感がありました。」と、リーダーの落合くんが当日を振り返ってくれました。

今後は、1月23日(土)に茨城県牛久市中央生涯学習センターで「東関東アンサンブルコンテスト」が、これも無観客で開催されます。東関東での健闘を期待しています。

ぼうさい甲子園「しなやかWithコロナ賞」受賞!

12月27日(日)付け、毎日新聞の栃木版(22面)で、本校が毎日新聞社および兵庫県の主催による「ぼうさい甲子園」で、特別賞「しなやかWith コロナ賞」を受賞したことが掲載されました。

(毎日新聞12月27日、栃木版22面、毎日新聞より掲載許諾済)
ぼうさい甲子園.pdf

ボート部強化合宿(泊りなし)1日目

12月27~29日までの3日間、渡良瀬川で強化練習を行います。もともとは、佐野東高校のボート部と合同で泊りがけの合宿の予定でしたが、コロナの影響で、泊りなしで、3日間、渡良瀬川で練習する予定です。

通常、この時期は渡良瀬川の水がほとんどないため、川での練習はできません。しかし、来年3月に佐野高校が全国選抜大会に出場することから、水門を閉めて水を溜めることで、初めて、この時期に渡良瀬川で練習することが可能になりました。

この5名が、全国選抜大会に出場する「女子舵手付きクオドルプル」のチームです。
Coxの元気のよい掛け声が遠くからもよく聞こえてきます。やる気が伝わってきます。
夏の頃に見た時より、格段にうまくなっているような気がしました。さすがですね。






3年生の藤倉さんも、大学での活動に向けて練習を続けています。

【速報】第15回全国高校ディベート大会 5位入賞!

12月26日、27日の2日間にわたり、オンラインで行われたディベートの全国大会で、本校生のチームが、堂々の5位入賞を果たしました。おめでとうございます!

(右から、江部青飛君、岡部豪太君、小林杏珠さん、兵藤かほるさん)

本校生のチームは、11月に行われた県大会で、宇都宮高、宇女高に次いで、3位に入賞し、全国64校の枠の中に、ぎりぎり64位で滑り込み、全国大会に出場しました。

12月26日、27日に行われたオンラインによる全国大会では、予選6試合行い、そこで獲得した得点で順位が発表になり、さらに上位4チームで準決勝、決勝が行われます。

本校生チーム(4名)は、パソコン室でZoomで対戦し、4人以外の生徒は、英語演習室から対戦の様子を見ながら応援していました。


最後の第6試合は、苦戦しましたが、ジャッジから、佐野高校の勝利が伝えられると、大きな拍手に包まれました。



予選6試合の成績は以下の通りです。
Round1:vs稲毛高校△(引き分け)
Round2:vs市立浦和×
Round3:vs出雲高校〇
Round4:vs一関第一高校〇
Round5:vs聖光学院高校〇
Round6:vs橋本高校〇

予選ラウンドの結果は、4勝1敗1分で、堂々の5位入賞でした。

発表された順位表を見れば、そのすごさがわかると思います。本校が唯一僅差で敗れた市立浦和が2位、引き分けた稲毛が4位であることを考えても、最上位の一角であったことは間違いないでしょう。もとより、64位で全国に行った高校が5位入賞というのも素晴らしいの一言に尽きます。この厳しい戦いを勝ち抜くことが出来たのは、数か月前から、全員で立論の裏付けとなるエビデンスを集め、それを議論して組み立てた総合力だと思います。あとは、その力を本番で発揮できた4人のチームワークの賜物でしょう。



前任の野城先生から、
「県大会の試合ぶりを見ても、十分に全国ベスト8に入る力はあると思いましたが、全国大会で力を発揮するのは本当に難しいので立派です。また、即興型と準備型、その双方でこれだけの結果を出せたことで、佐高は名実ともに押しも押されぬ全国の強豪ですね。おめでとうございます!」というコメントをいただきました。

明日はアンサンブルコンテスト

明日のアンサンブルコンテスト(打楽器)の県大会に向けて、最後の練習をしていました。


スマホで撮影した自分たちの演奏を何度も確認しながら、入念に演奏のチェックを行っていました。明日は、無観客でのコンテストということですが、練習の成果を発揮してきてください。応援しています。

【高校】女子バレー部 今年最後の練習!

今日の午前中、女子バレー部は今年最後の練習をしていました。
来年は、1月6日から練習を開始します。

女子バレー部は、現在、部員11名(マネージャー1名)+早期入部1名です。
来年の1月23日から、新人大会があるそうです。


部長の花里さんから「目標はまず1勝です!」と力強い言葉が返ってきました。
部員の仲の良さが持ち味だと思いますので、チームワークを発揮して頑張ってください。

応援しています。

身近な風景 ~校庭のクリスマスツリー

校庭の中庭に、ひっそりと佇む「クリスマスツリー」を見つけました。

ヤツデの花です。



ヤツデは代表的な陰樹で、日が当たらない日陰でも生育します。
葉は深い切れ込みがある大きな掌状葉で、光沢があり、その形はまるで天狗の羽うちわのようです。
11月から12月にかけて、円錐状に咲く白い花は、花が少なくなる冬の庭にあって、ひときわ目立ちます。



ヤツデのつぼみと花です。緑の葉っぱに白い花のコントラストがよく映えています。
線香花火のようにも見えますね。



花の少ないこの時期には、蜜蜂にとって、貴重な蜜源なのでしょう。せわしなく飛び交っていました。

【中3】シンカゼミ ~クビアカツヤカミキリの出前授業

本日午後、中3の山田さん、海原くん、長島くん、五十嵐さんの4人の班が、足利市立筑波小学校の2年生、4年生、5年生に対して、外来種「クビアカツヤカミキリ」について、出前授業を行いました。

今回の「足利市立筑波小学校での出前授業」は、この研究チームの山田さんが、母校であり、妹さんも5年生に在籍している筑波小学校にお願いしたところ、木村校長先生のお計らいで実現しました。(服部先生、鴇田先生が引率しました。)


まずは、2年生を対象に15分程度の授業を行いました。小学生でもわかりやすいように、外来種やクビアカツヤカミキリ(以下、「クビアカ」と表記します)について、紙芝居を作り、クイズなども取り入れながら、楽しく説明することを心がけていました。


小学生はクイズが大好きで積極的に手を上げてくれました。
ここでは、クビアカが好きな木のベスト3が問題です。

一位はモモ、二位はスモモ、3位がサクラでした。いずれもバラ科で、樹の内部がやわらかく食べやすいことから、クビアカに好まれているそうです。


クビアカが木に入り込むと、なぜ枯れてしまうのか、クビアカの一生について、わかりやすく説明しています。


このままクビアカの被害が拡大すると、もう桜の花見もできなくなるかもしれません。また、大好きなモモも食べることが出来なくなってしまうかもしれません。


そのため、クビアカの被害を食い止めるために、どんな方法があるか、そして、自分たちにもできることを説明しました。


この後、4年生(30分間)、5年生(45分間)と内容を少しずつ膨らませたものを用意し、授業を行いました。

↓4年生です。


↓5年生です。(子供たちは近くの子と相談するのも大好きです)



*3学年とも、とても素晴らしい授業でした! 見学に来ていた先生方や校長先生もとても褒めてくださいました。

*授業後、再び、校長室に呼ばれました。

発表した4人に感想を聞いてみました。
「最初は緊張しました。2年生の反応が良かったので、これならやれると思いました。」

「緊張しましたが、子どもたちは生き物について関心があり、ここまで真剣に聞いてくれるとやりがいがありました。」

「これまでにも発表はありましたが、同じ中学生からはあまり反応がありませんでしたが、小学生からは反応があって、やってよかったです。」

「夏休み中に果樹園にフィールドワークに行って、いろいろと教えていただいたことがとても役に立ちました。」

「クビアカの被害を無くすために自分たちに何ができるかを考えた時、大人だけでなく、小さな子供たちが関心を持って、クビアカを捕まえたりすることを呼び掛けたいと思い、小学校での授業を企画しました。」


*素晴らしい発表に加え、研究の志の高さにも感銘を受けました。筑波小学校の校長先生や先生方も、附属中の生徒は、ここまでできるんだと感動していました。

*ちょうど、クビアカの被害で、校庭の桜の木を全部切ってしまった直後で、とてもタイムリーな授業でもあったようです。


*皆さん、お疲れさまでした。
そして、筑波小学校の校長先生や先生方、児童の皆さん、ご協力ありがとうございました。

【高校】英語ディベート全国大会の模擬試合

本日午前中、パソコン室では、12月26、27日に行われる全国大会のオンライン模擬試合をZoomを使って行っていました。

今回の全国大会は、準備型のディベートですので、肯定側と否定側の両方の立場から、立論、反駁などの戦略を用意して臨みます。夏休みから、入念な準備を重ねてきました。

今日は、自分たちが作った肯定側と否定側のシナリオ同士で対戦するオンライン模擬試合を行いました。



部長の江部君に今日の手ごたえを聞いてみました。
「今回対戦したBチームの人たちは非常に強いチームなので、緊迫したいい試合になりました。
直前で追加した部分の修正など、細かいところの調整ができました。けっこう仕上がってきました。明日もまたやります!」

*すごく頑張っている様子が伝わってきました。応援しています。

高2課題研究 ~ e-sport

本日午前中、英語演習室では、高2の安西君の課題研究「e-sport を競技として受け入れることが出来るか」をテーマに、実証実験を行っていました。

e-sport は、世界では一つの競技として人気がありますが、日本では、まだそれほど爆発的な人気というほどではありません。そこで、安西君は、ゲームには興味はあるけれども、e-sport は初めてという人たちに、実際にe-sport を体験してもらい、どこが魅力と感じたかをアンケート調査していました。



e-sport は、世界的に人気のある「クラッシュロワイヤル」というゲームで対戦が行われているそうです。友人7名に協力してもらい、2人対2人、3人対3人など、いくつかのパターンで対戦を行いました。



初めてe-sport を体験した亀田君と中里君は、「思った以上に、体力や集中力を使いました。確かに、競技として白熱しました。また、体格などに関係なく誰でも参加できるところは、よいと思いました。」と好感触でした。

この実証実験を企画した安西君は、「ゲームは娯楽というイメージがありますが、やり方によっては、十分に競技としての魅力もあることがわかりました。」と研究に手ごたえを感じていました。


*安西君は、実際に本番と同じように会場を設定し、ゲームの解説の実況中継もおこなうというリアルなe-sport を再現してくれました。なるほど、e-sport ってこういうものなのか、と納得しました。その行動力が素晴らしいです。また、e-sport も練習すれば強くなります。勉強と同じです。という名言に感動しました。




吹奏楽部・クリスマスコンサート

12月23日、終業式終了後、体育館で吹奏楽部による「クリスマスコンサート」がありました。

 ↓ 演奏をお楽しみください。


最初に、打楽器六重奏による演奏がありました。県南地区アンサンブルコンテストで金賞を受賞した曲です。
https://youtu.be/T9IO15_liDw

続いて、クリスマスコンサートが始まりました。
第1曲「Beauty And The Beast (Medley)」
    https://youtu.be/LhdL_LuSWok
第2曲「All I Want For Christmas Is You」  
    https://youtu.be/zpdZ6Rfz0uU
第3曲「Gurenge (From "Demon Slayer")」 
    https://youtu.be/OTgdIX8sOgM
第4曲「Happiness(嵐)
    https://youtu.be/M57sHAhwov0
アンコール曲「夢をかなえてドラえもん」
    https://youtu.be/mFr_37TexXE

【中学】日本語ディベート校内戦

今日の午後、中学校のSGHクラブ「日本語ディベート班」で校内戦がありました。


中2:1チーム、中1:4チームが参加しました。
また、中3の黒田さん、若林君、清水君がオブザーバーとして、ジャッジなどをしてくれました。


ジャッジから講評がありました。


中3の黒田さんによると、特に1年生は、ディベートを始めた頃に比べると格段に上達しているそうです。秋季ディベート大会で、全国の中学生と試合をしたことで、ディベートの厳しさや面白さを知り、取り組み方が変わってきた、と石塚先生も話してくれました。

大掃除

今日は終業式です。それに先立ち、校内の大掃除を行いました。普段はあまり時間をかけることが出来ない窓拭きなど、生徒たちは一生懸命取り組んでいました。


お陰さまで、とても綺麗になりました。








高3「フードデザイン」の授業見学 ~チーズケーキ

今日は、チーズケーキです。クリスマスも近いです。


今日のメニューは、チーズケーキ。お菓子作りの本を参考にして、作ります。


材料は、クリームチーズ、卵、小麦粉、バター、ビスケット、砂糖、レモン、牛乳です。


まず、チーズケーキの土台とするため、ビスケットをビニール袋に入れ、砕いていきます。結構楽しそうです。


チーズケーキの枠に、砕いたビスケットを敷き詰めます。


クリームチーズをハンドミキサーで柔らかくし、卵や砂糖、牛乳、レモン汁を加え、砕いたビスケットを敷いた枠の中に流し込みます。




後は、オーブンで、180℃、35分焼けば出来上がりです。


おいしそうに焼きあがりました。


最後に、カットして冷やします。見るからにおいしそうですが、冷やさないとチーズケーキの味がしないそうです。


今日の試食は、家で冷やしてからですね。
後で食べた感想を聞かせてください。

「全国高校即興型ディベート大会」5位入賞!

12月19日、20日の2日間、「PDA全国即興型ディベート大会」がオンラインで開催されました。全国から64校の強豪校が参加する中、横塚功樹君(1年1組)、土屋吏輝君(1年4組)、新井優平君(2年1組)のチームが、4回戦まで勝ち上がり、見事予選を突破し、ベスト8で決勝トーナメントに進出しました。

決勝トーナメントでは、残念ながら敗退しましたが、全国で5位相当という大快挙を成し遂げました。また、全体で8名しか選ばれない「ベストディベーター賞」に新井優平君が選出されました。これには、みな大興奮でした。


皆さん、おめでとうございます!

「エコノミクス甲子園」栃木大会参加

12月20日(日)13時から、全国高校生金融経済クイズ選手権「エコノミクス甲子園」栃木大会が、オンラインで開催されました。

今年は、県内の高校生が38チーム(76名)参加しました。
本校からは、1年生2チーム、2年生2チーム、計4チーム(8名)がエントリーしました。今年はオンライン開催となったため、本校の4チームは、それぞれ別々の場所からクイズに参加しており、本校の教室からは1年1組の篠原彩絢(しのはら さあや)さん片柳賀那(かたやなぎ かな)さんが参加しました。

事前にエントリーすると、経済関係のテキストが5,6冊送られてきます。それを使って勉強しないと、クイズで正解にはたどり着けません。まさにテスト勉強並みです。


当日は、担任の久保田先生が、教室でのパソコン接続などでサポートに来てくれていました。


オンライン開催といっても、全体が一つのクイズ番組のようになっていて、参加者の回答画面とは別画面で、司会者たちがクイズ選手権を盛り上げていました。

問題はすべて4択で、全部で50問が出題されます。回答する速さも重要なポイントになってきます。50問終了後に、正答率と回答の速さなどにより、成績が発表になります。



さて結果ですが、残念ながら、佐野高校からは県代表チームはでなかったようです。代表は宇都宮高のチームでした。終了後に、2人に話を聞いてみました。

Q1.   まず、今日の感想は?
→「すごく楽しかったです。今まで、経済のニュースは敬遠していましたが、いろいろと勉強して知識を得ることで、ニュースが理解できるようになりました。」
「中学生の時に、円高とか習いましたが意味が分からなかったので、興味もありませんでした。実際に、経済の勉強をしてみると、奥が深いことが分かりました。言葉を暗記するのではなく、理解することで社会の仕組みも分かってきました。そして、世界が広がりました。」

Q2.  一番難しかった問題を一つ上げてください
→「景気が後退していく中で、物価は上昇することを何というか、です。答えは、スタグフレーションでした。」

Q3.なぜ参加しようと思ったのですか?
→「エコノミクス甲子園のチラシを見た時、クイズの作成に「クイズノック」が関わっているのを知り、クイズが好きなのでやってみようかと思いました。」

(注)クイズノック(QuizKnock)は、東京大学などの卒業生及び現役生により運営されているクイズ作成団体。


*勝敗はともかく、経済について楽しく勉強できたのは良かったですね。
おそらく、この2人だけでなく、参加した他の6名も、経済に興味を持ったことは間違いないでしょう。あっぱれな挑戦でした。久保田先生もお疲れさまでした。

【高校バスケ部】白鴎足利高との練習試合

本日は9時から15時半にかけて、第2体育館で、男子バスケットボール部の練習試合がありました。相手は白鴎足利高校でした。

バスケットボール部は、高木先生の指導の下、めきめきと力をつけています。
県でベスト8が狙えるチームになってきているそうです。


白鴎足利高は、県でベスト4レベルの強豪校です。実力の差はあるのかもしれませんが、練習試合を見ている限り、少なくとも気持ちでは負けていませんでした。個々の技術もそん色がありません。
佐高のバスケ部、実はすごいです。


シュートの切れもいいです。3点シュートも果敢に狙ってきます。


練習終了後、副部長の和田優冴君に今日の練習試合の感想等を聞いてみました。

Q1.相手のどんなところに強さを感じましたか?
→「白鴎足利高は、まずフィジカルが違ってました。また、球際のボールへの執着心が全然違ってました。そして、決めるべきシュートは必ず決めてくるところに、強さを感じました。」

Q2.佐高の良かった点や反省点はありますか?
→「1試合目の入りはあまり良くなかったですが、やっているうちに、修正できたところが良かったです。力はついてきていると思います。しかし、まだまだツメが甘いので、確実に点が取れるようにしたいです。」

Q3.次の大会はいつですか。また、目標は?
→「来年の1月16日に新人戦があります。相手は鹿沼東高です。2勝してベスト16が目標です。」

Q4.目標はベスト8じゃないんですか?
→「その次に当たる大田原高が強敵なのでベスト16かなと思ってましたが、やはり、目標はベスト8です。頑張ります!」

*個々の技量は高いと、素人ながら見ていて思いました。十分にベスト8が狙えるチームだと思います。新人戦、頑張ってください。ベスト8になったら、また、取材に来ます。その時は一人一人のコメントを紹介します。


ちなみに、これが佐高のユニフォームです。「SANO HIGH SCHOOL DRAGONS」のチーム名とともに、ドラゴンのロゴが入っています。高木先生がデザインした自信作だそうです。


そして、忘れてはならないのが、4人のマネージャーです。
彼女たちのサポートがあって、ここまできているのではないかと思います。

新人戦、応援しています!