校長室便り

2022年1月の記事一覧

【高校】教育研究発表大会(石川先生)

1月29日(土)12:30~14:10、栃木県総合教育センター主催「令和3年度栃木県教育研究発表大会」の情報教育部会で、石川美恵子先生が、本校からオンラインで発表しました。

研究テーマは「高等学校情報科『情報Ⅰ』におけるプログラミングの指導について」で、9月28日に本校の1年生に対して実施したプログラミングの授業実践について、発表しました。









来年度から始まる「情報Ⅰ」でのプログラミング教育を先取りした教育実践に大きな関心が寄せられ、県外も含めて70名程度がオンラインで参加していました。

【中学】下野教育美術展 佐野地区奨励賞作品展

すでにお知らせしたとおり、第52回下野教育美術展 佐野地区審査会で、県中央審査への地区代表出品作品40点中24点が、佐附中から選出されました。地区代表とはなりませんでしたが、奨励賞を受賞した100作品すべてを一挙に紹介いたします。

名付けて「佐附中アート・ミュージアム」をお楽しみください。

以下に、100作品を掲載しています。

<1年生>
まずは、絵画です。
タイトルは、「なぜか 気になる情景」です。


































ここからは、デザインです。
タイトルは、「〇〇のコンポジション」です。





































<2年生>
まずは、絵画です。
タイトルは、「きらめき ゆらめき」です。





























ここからは、デザインです。
タイトルは、「3D コンポジション」です。








































<3年生>
まずは、絵画です。
タイトルは、「自分を見つめて」です。







































ここから、デザインです。
タイトルは、「新種の〇〇発見!」です。



































以上で、おしまいです。 素晴らしい作品群でした。
最後まで、御観覧いただき、ありがとうございました。










【中学】下野教育美術展 佐野地区審査結果

令和3年度 第52回下野教育美術展 佐野地区審査受賞結果をお知らせします。
佐野地区の審査で、県の中央審査への「地区代表出品作品」40点が決定しました。
佐野地区全体の出品枠(佐野地区中学校11校対象)は40点と決められていますが、佐附中の生徒から24点が選出されました。中央展審査会は2月上旬に実施され、出品作品は、すべて銅賞以上の受賞となります。お見事でした。

なお、中央展出品とはなりませんでしたが、「奨励賞」及び「入選」の生徒も大勢いました。「奨励賞」の作品は、現在、管理棟2階の廊下に展示しています。


生徒の皆さんは、ぜひ鑑賞してください。

【中1】美術の授業見学(梅澤先生)

1月28日(金)1限目・6限目、中学1年2組と1組の「美術」の授業(梅澤先生)を見学しました。ペットボトルと紙粘土を使った「ランプシェード」を制作していました。


ペットボトルに紙粘土を貼り付けて「ランプシェード」を作っています。紙粘土に絵の具を入れてこねると、様々な色の粘土に変わります。




「光源のキット」を差し込み、スイッチを入れると、様々な色の光を放ちます。

























完成したランプシェードを暗室で光らせてみましょう。



意外と明るく光ります。LEDなので、熱くなる心配はありません。あやしい雰囲気がたまりませんね。

【高校】オンライン授業配信③

本校では、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、高1と高2については、本日(28日)まで、学年閉鎖をしています。その間、全クラスで時間割通り(実技科目は除く)、「オンライン授業配信」をしました。本日も、授業配信している様子を紹介いたします。



今日が、授業配信の最終日です。学年閉鎖で生徒の顔を見ることはできませんでしたが、オンラインで、生徒と先生がしっかりとつながっていることを感じました。非常に大きな成果のあった1週間でした。




























【中2】オンライン「朝の会」

1月28日(金)本日は、中学2年2組の学級閉鎖の最終日です。朝、担任の粂谷先生によって、「オンライン朝の会」が開かれていました。元気な顔を見ることが出来ていました。

石塚先生が国語の授業配信をしていました。

【高校】オンライン授業配信②

本校では、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、高1と高2については、今週いっぱい(28日まで)、学年閉鎖をしています。その間、全クラスで時間割通り(実技科目は除く)、「オンライン授業配信」をしています。
本日も、授業配信している様子を紹介いたします。

先生方も回数を重ねるにつれ、だいぶ慣れてきており、スムーズにできるようになってきました。また、高1ではチームスを使って、グループでの課題研究の発表の準備も進んでいます。




























こうした授業配信に対して、生徒から見て、良かった点、改善点などをフィードバックしてもらっています。


例えば、黒板の字を写す場合、先生の立っている位置によって、陰になってしまったり、ピントが先生に合ってしまって、黒板の字がぼやけてしまう事がある、など、こちらからでは気づかない事も、指摘されて初めて分かる事もありました。



今回の授業配信で、先生方のノウハウは著しく向上しました。生徒の皆さんも、こうするともっと見やすくなる、分かりやすくなる、という事があったら、授業配信中に、チャットなどで教えてくれるとありがたいです。

【中2】「佐野市理科研究展覧会」最優秀賞②

中学2年生の部で「第17回佐野市理科研究展覧会」最優秀賞(県出品)を受賞した松葉紳一郎君の作品について紹介します。研究題目は「微生物の観察 第4巻」です。


この研究は、松葉君の継続研究の5年目になります。小学4年生の時に、自宅の庭のバケツに溜まっていた水の微生物の観察をしたのがきっかけで、微生物への興味関心が広がり、研究もどんどんシンカしてきました。これまでにまとめた研究の成果は、以下の通りです。

向かって右から、微生物の観察「第1巻」(小5の時にまとめました)、真ん中の3冊が「第2巻」(小6)、左側が「第3巻」(中1)、そして、手に持っているのが「第4巻」(中2)です。第2巻までは手書きでしたが、第3巻からは、パソコンで作成しているので、コンパクトになっています。

今回の「第4巻」の全貌を紹介するのは、かなり困難です。本文が172ページあり、読むだけでも2時間くらいはかかりました。とりあえず、研究の概要のみを紹介することにします。研究論文は以下のような構成になっています。


「各地の水の観察」では、県内の21地点から水を採取し、そこに生息している微生物の種類などを観察しています。これは、5年前から続いていることで、松葉君の研究の原点と言えるものです。いつか新種を発見したいという夢があります。以下のページのように、採取地点ごとにまとめられています。


「ひょうたん池の観察」では、松葉君の母校である旧三好小学校にある「ひょうたん池」にいる微生物の観察を5年間続けています。三好小学校は、松葉君の卒業とともに廃校になってしまいましたが、今も管理されているので、毎月1回、「ひょうたん池」で「定点観察」をしています。季節による周期的な変化などが見えてきます。


今回の観察では、ネンジュモという微生物の発生する量が年によって変動することに興味を持ち、気温などの気象との関係について考察しています。


「ボルボックスの研究」は、今回の研究の中核を成すものです。昨年度の研究で、初めて発見・培養し、その生活史について解明しました。今回は、「ボルボックスの越冬」、「最適な明暗周期」、「休眠芽の発芽」などに挑戦しました。



まず、「越冬」については、自然状態ではありえないことですが、一定以上の水温を保つことで、冬でも増殖することがわかり、越冬させることが可能となりました。(→成功しました)


2番目の「明暗周期」については、人工的な明暗周期を作るため、本格的な「LED照明装置」を自作しました。約3か月にわたって、明暗12時間ずつの周期を作り、増殖するかどうかを調査しました。(今回は、結論が出ませんでした。)



休眠芽の発芽」については、ボルボックスは冬、気温が低いと休眠芽を残して死んでしまいますが、春になると再び、休眠芽から発芽して、ボルボックスの姿になります。自然の状態では、休眠芽は発芽しているのですが、人工的に発芽させることが出来るか、つまり、人工発芽に挑戦しました。(休眠芽を発芽させることはできませんでした。なかなか難しそうです。)このテーマは、来年度の大きな柱になるそうです。

最後の「微生物活用法」については、微生物を植物の肥料として活用できないかを昨年度からの継続研究で、様々な検証実験を行いました。


以上のように、膨大なデータによる研究です。松葉君の研究の素晴らしいところはたくさんありますが、特筆すべきは以下の3点です。

(1)微生物を観察しているうちに、疑問点(謎)が湧いてきて、それを解明するために、自分で文献を調べ、仮説を立てて実証していることです。まさに、研究者がやるべきことを当たり前のようにやっていることです。

(2)長期間にわたる継続的な観察と仮説を証明するための短期的な実験を並列して進めることが出来ることです。これは、自然を観察する際に、何年間かの大きな時間の流れと、数か月の比較的短い時間の流れを両方使い分けることが出来るということで、研究者としての懐の深さに繋がると思います。

(3)研究に没頭すると周りが見えなくなる、という人も多いと思いますが、松葉君は、自分が研究を続けられるのは、家族や周囲の人たちが理解し支えてくれていることを自覚・感謝しており、自分だけで突っ走ることはしないことです。研究は大切ですが、世の中にはそれ以上に大切なものがあることを知っており、人間として素晴らしいと思います。

*今後の課題としては、一度、大学の専門家の指導を受けた方がいいと思います。(一緒に考えてみましょう。)

【高校】オンライン授業配信①

本校では、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、高1と高2については、今週いっぱい(28日まで)、学年閉鎖をしています。その間、全クラスで時間割通り(実技科目は除く)、「オンライン授業配信」をしています。

先生によって、やり方はそれぞれですが、黒板を使って、生徒に語りかける授業をしていたり、チームスで2人組にしてペアワークを取り入れたり、パワーポイントの画面を共有して授業をしたりしています。それぞれに工夫して授業を行っています。


























【中2】オンライン授業参観 ~伝統文化を世界に発信②~

1月25日(火)3・4限目、昨日に引き続き、中学2年1組で、オンライン授業参観がありました。
Let's introduce  our  traditional  culture  to  the  world (~伝統文化を世界へ発信しよう~)」というタイトルの下、各班で英語での発表を行いました。 4時間目のみ見学しましたが、内容を少し詳しく紹介します。

この班は、「茶道」に関する発表です。

茶道をテーマにしている班はたくさんありますが、それぞれ伝えたい内容は違っています。例えば、四季のお茶菓子について発表する生徒もいました。


また、茶碗について発表する生徒もいます。


同じ「茶道」がテーマでも伝えたい内容は、それぞれ違っています。次の班も「茶道」でしたが、切り口は違います。

さらに、同じお茶菓子がテーマでも、クイズ形式で発表する生徒もいます。


「藍」をテーマにした班もありました





こうして、全ての班の発表が終わりました。生徒たちは皆、自信を持って堂々と発表していました。伝統文化を世界に発信、を目標に真摯に取り組んできた成果が発揮できたと思います。素晴らしかったです。






最後は、先生方の講評を聞き、大成功の内に終了しました。生徒の皆さんの成長を実感しました。
中学2年1組の保護者の皆さん、オンライン授業参観に参加してくださり、ありがとうございました。

【中3】「佐野市理科研究展覧会」最優秀賞①

中学3年生の部で「第17回佐野市理科研究展覧会」最優秀賞(県出品)を受賞した相田潤乃さんの作品について紹介します。研究題目は「臭いをなくす ~身近なもので消臭実験~Part2」です。

向かって左手に持っているのが、中1での「part 1」、右手に持っているのが、今回の「part 2」です。

2年前のPart1と今回のPart2は、2つセットで完結するいわば「姉妹編」の関係にあります。相田さんは、中学のラグビー部に所属していましたが、2年前にラグビー部が、ある企業と消臭に関する共同開発を行ったことがきっかけで、自分にも身近なもので、部活後のTシャツやスパイクを消臭できないかと考えて始めたのが、Part1の実験です。

さて、相田さんの研究には、素晴らしいと感心した点が3つありました。

(1)研究のデザインが明確

Part1では、アルカリ性の食品(納豆)の臭いの消臭効果について探究しました。
Part2では、酸性の食品(エビ)の臭いの消臭効果について探究しています。
つまり、2つ合わせると、アルカリ性と酸性の食品の臭いを網羅できることになります。

そして、消臭効果のある物質については、Part1とPart2で共通するもので調べています。
→ 緑茶、コーヒー粉末、新聞紙、和紙、銅(10円玉)、アルミニウム(1円玉)、焼ミョウバン、重曹、素焼き鉢、炭です。それに、今回はミカンやグレープフルーツの皮が加わりました。
つまり、Part1とPart2の結果を同じ土俵で比較することが出来ます。



(2)臭いを客観的に数値化

消臭効果とは、最初の臭いがどれだけ少なくなったかを示していますが、人間の嗅覚は同じ匂いを嗅いでいると、だんだん慣れてきて、あまり感じなくなります。つまり、人間の感覚で消臭効果を示そうとしても、あまり正確ではありません。そこで、相田さんは、「ニオイセンサー」という機械を使って、数値化しています。

この機械の先端を臭いの元が入ったタッパーに差し込むと、取り入れた空気中の臭いを数値で表示されます。この機械はかなり正確で再現性があり、人間の感覚とも相関があります。つまり、人間が臭いと感じる場合は、数値も高くなっています。この機械を活用したことが大きな勝因でしょう。

ちなみに、この機械は買うと30万以上する高価な代物ですが、家族の協力により、数日間だけレンタルしてもらい、その期間中に(3日間程度)一気に実験を行っています。

その結果、このような結果が得られました。一番上の列の数字は、臭いの元(Part1は納豆、Part2はエビ)を放置しておいた数値です。つまり、これが消臭効果の対照実験となります。

<part1>

<Part2>

なお、Part1では、クーラーが入ってない状態(30℃以上)で実験したので、条件を揃えるため、Part2でも、わざと、クーラーを入れない状態(30℃以上)で実験したそうです。比較するために条件をできるだけ同じになるようにしているところは、さすがです。苦労した甲斐があったと思います。

(3)グラフ化すると結果が一目瞭然

相田さんは、上のPart2の表の数値をこんなふうにグラフ化しています。

このグラフは、新聞紙(赤線和紙(青線の消臭効果を対照実験(太線、放置エビ)と比較して表示しています。つまり、太線よりも下にあれば、臭いの数値が低いので消臭効果があることがわかります。このようなわかりやすいグラフで結果を表しているところが、とても素晴らしいです。

ちなみに、Part1でも同じようにグラフ化しています。臭いの元は納豆(アルカリ食品)で、太線が対照実験(放置納豆)で、赤線が新聞紙、青線が和紙を表しています。


Part1とPart2の結果を組み合わせると、臭いを吸収する物質が、どのような臭いをよく吸収するかがわかってきます。

これによると、は、納豆(アルカリ性)、エビ(酸性)、どちらの臭いも最もよく吸収することがわかります。おそらく、最終的に、この相関図を作る、という目標があったので、材料や方法をPart1とPart2でそろえたのではないかと思います。

Part1とPart2の結果が合わさってグラフが完成する。実に美しい研究です。
それを可能にした研究のデザインが優れていたことに尽きると思います。お見事です。
相田さん、明らかに「才能あり」です。おそらく、その才能は理科研究だけにとどまることはないでしょう。

【中2】オンライン授業参観 ~伝統文化を世界に発信~

1月24日(月)、中学2年3組の「CTP」の授業参観がオンラインで行われました。2年生がこれまでに本校の教育活動の中で学んだ「伝統文化」(茶道・華道・藍染め・百人一首・歌舞伎・能)について、班ごとにテーマを決めて、英語でプレゼンしました。

今回の企画は
Let's introduce  our  traditional  culture  to  the  world
 ~ 伝統文化を世界へ発信しよう! ~ です。

実際に、「世界に向けて発表する」わけではありませんが、英語を使っての発表に挑戦しました。







*生徒が興味を持ったテーマごとにグループをつくり、その中で、個々が発表する内容を分担しました。短期間での準備でしたが、どの班もよく考えて英文を作り、発表していました。英語でのプレゼンは初めての人がほとんどだと思いますが、皆、一生懸命発表していました。同じテーマでも、発表者によって視点が異なり、聞いていて、なるほどと思える楽しい発表でした。

【中学】「第17回佐野市理科研究展覧会」の結果

1月21日(金)、「第17回佐野市理科研究展覧会」の審査が行われ、中学1年生の磯部碧唯さん、中学2年生の松葉紳一郎君、中学3年生の相田潤乃さんが、最優秀賞となりました。また、中2の松葉君と中3の相田さんの作品は、県大会出品となりました。おめでとうございます。なお、新型コロナ感染症拡大の影響で、作品の展示等はありませんでした。

本校から出品した作品の概要を紹介します。

<1年生>
(1)磯部碧唯さん → 最優秀賞
・題名「ペットボトルをあけると、なぜ煙ができるのか



・作品の概要と特徴(出品表より)
「ペットボトルのふたを開けるときにできる煙?に着目して研究をすすめている。煙ができやすい飲料の種類を特定したり、ふたを開けたときの質量や温度の変化を計測したりしながら、実験を繰り返し行い、考察を深めている。資料も写真や表を有効に配置してわかりやすくまとめられている。」

(2)大山汐音さん → 優秀賞
・題名「石鹸の研究



・作品の概要と特徴(出品表より)
「世界の人口の約40%の人が、石鹸で手を洗うことができない状況であることを知り、身近なものを利用して洗浄や虫除けが期待される石鹸が作れないか研究をしている。様々なハーブやアルカリ性物質等を組み合わせ、繰り返し比較して検証している。資料や写真・表を有効に配置してわかりやすくまとめられている。」

(3)池田清子さん → 優良賞
・題名「これって一体何者!? ~野菜の中にある「わた」について~



・作品の概要と特徴(出品表より)
「ゴーヤやピーマンなど身近にある野菜の「わた」に着目した研究である。4種類の野菜のわたを様々な観点から比較し、その特徴をとらえている。また、果実の成長と胚珠の変化とわたの変化について、わたの役割などの仮説を立て、観察と実験を通して、考察を深めている。DNAの抽出にも挑戦している。」


<2年生>
(1)松葉紳一郎君 → 最優秀賞(県大会へ出品)
・題名「微生物の研究 第4巻



・作品の概要と特徴(出品表より)
「5年目の継続研究である。21地点の継続的な観察に加え、今回は「微生物と環境の関係」についての研究に力を入れている。個体数の変化と気象との関係や除草剤の影響などについて考察されている。また、ボルボックスの越冬の研究や微生物の活用法など、高い探究心を持った研究になっている。」

(2)小倉千明さん → 優良賞
・題名「ダイラタンシー現象を探る



・作品の概要と特徴(出品表より)
「小学生の時に、科学クラブでダイラタンシー現象の実験を行った。その時生じた疑問を自ら解決すべく本研究を行った。現象が起こりやすい条件を明らかにするために、片栗粉や水の割合や落とす物体の種類の違いに着目して研究を行い、その条件を自分なりに導き出すことができた。」

(3)縫田夏帆さん → 優良賞
・題名「カゼインプラスチックの土壌分解



・作品の概要と特徴(出品表より)
「カゼインプラスティックという環境に優しいプラスティックの存在を知り、実際に作って土壌分解にかかる時間を調査した。条件をそろえて、牛乳・加工乳・乳飲料からカゼインプラスティックを作り、その特徴や土に埋めた日数による変化の様子を写真や表で分かりやすくまとめている。」


<3年生>
(1)相田潤乃さん → 最優秀賞(県大会出品)
・題名「臭いをなくす ~身近な物で消臭実験~Part2



・作品の概要と特徴(出品表より)
「中学1年時に行った消臭に関する研究の継続研究である。今回は、酸性食品の消臭に効果を発揮するものについて探ることにした。予想や仮設をしっかりと立てて実験を行っている。酸性食品に消臭効果を発揮するものについて、実験結果をもとに自分なりの見解を導き出すことができた作品である。」

(2)
富田綾華・富田妃華 → 優秀賞
・題名「唾液のパワー ~私たちの健康を維持する力~



作品の概要と特徴(出品表より)
「歯科医師の話から、虫歯にならないよう口腔内を清潔に保つために、唾液の働きが関与していることを知った。唾液の働きについて、刺激や咀嚼による分泌能や飲み物の種類による口腔内のphの変化を調べる事で明らかにしようと試みた作品である。」

(3)
栢島蒼史君 → 優良賞
・題名「川の環境調査 ~水生生物たちにとっての好条件とは~



・作品の概要と特徴(出品表より)
「県内4つの川について、そこに生息している水生生物の種類や水の性質などを調査し、水生生物が棲みやすい環境について自らの考えを導き出した。調査する川のphを測定したり、川の流れの速さを独自の方法で求めたりするなど、工夫して研究を進め、考察を深めることができた」

*明日からは、最優秀賞の作品について、本人から話を聞きながら紹介したいと思います。

身近な風景 ~トウキョウサンショウウオの卵嚢

1月16日(日)に、トウキョウサンショウウオの初産卵が観察されました。産卵直後の卵嚢はしわしわでしたが、徐々に水を吸収してパンパンになってきました。

このように膨らんでくるので、産卵直後であれば、その膨らみ具合から産卵日をあるていど推測することが出来ます。

1月16日(日)


1月17日(月)


1月18日(火)


1月19日(水)


おやおや、何かが映り込んでますね。

これは、仮面ライダー1号と2号と戦ったショッカーの改造人間『ザンジオー』です。「南アルプスの人喰いサンショウウオ」です。別名がエリート怪人のためか、襟元には蝶ネクタイのような、バランサーかエラ状の構造物があります。最大の武器は、口から吐く1万℃の火炎です。両生類なのにとんでもない武器をもってますね。しかし、なかなかよくできた造形です。まさに絵になる怪人です。トウキョウサンショウウオの産卵の応援に来たのでしょうか?ありがたいですが、間違っても火炎は吐かないでくださいね。

【中3】「シンカゼミ」での研究②

1月21日(金)昼休み、中学3年2組の教室で、上岡諒吾君(3組)によるヴァイオリンのミニコンサートが開かれました。曲名は、モンティ作曲「チャールダーシュ」でした。

背景の黒板の数式とヴァイオリンの音色が、なぜか違和感なく溶け合っていました。

上岡君は「シンカゼミ」の研究班(3組:上岡諒吾君、1組:山﨑厘太朗君、2組:武藤優和君)の一員で、「クラシック音楽」に関する研究をしています。クラシック音楽を生で聞いてもらうことで、リスナーはクラシック音楽をどのように受け止めているのかを研究しているようです。曲を聞いてもらった後に、アンケートに協力してもらっていました。


ところで、モンティの「チャールダーシュ」は4分間程度の小品とはいえ難曲です。皆さんが良く知っている、サラサーテの「チゴイネルワイゼン」のような感じの曲です。有名な演奏家のアンコールピースなどにも取り上げられている曲です。上岡君は、自信を持ってよどみなく演奏していましたので、おそらく小さい頃からヴァイオリンを習ってきたのでしょう。とても上手でした。

上岡君の演奏を聞いた生徒からは、
「生のクラシック演奏を聞いたのは初めてだったので、とても新鮮でした。」
「とても凄い演奏だと思いました。」
などの感想を聞くことが出来ました。

*この研究がどのようにまとめられるのか、とても楽しみです。

【中3】「シンカゼミ」での研究①

1月20日(木)昼休み、中学3年生の「シンカゼミ」の研究班の3名(1組:松尾夏奈さん、2組:山口桜佳さん、3組:山口桃佳さん)が校長室に来てくれ、研究内容について話してくれました。

(以下は、3人が話してくれた内容です。)

研究テーマは「水辺の生態系維持のために私たちができること」です。
3人は、身近な自然として、水辺の環境に注目し、渡良瀬川と秋山川でフィールドワークを行いました。実際に、2つの河川を歩ってみて、ごみがどのくらい捨てられているのか、水質はどうなのかに興味を持ちました。そこで、河川水を採取して水質を調べたり、ゴミ拾いをしたりしたそうです。

ゴミ拾いでは、家庭用の大きなゴミ袋がペットボトルやお菓子のゴミですぐに一杯になってしまいました。それらが、一番多く捨てられていることがわかりました。また、大きな橋の下に多くのゴミがあったことから、橋の上から捨てられた可能性が高いと考えました。

そこで、河川をきれいにするために、「河川にゴミを捨てないようにアピールするポスター」を作成したそうです。今日はそれを持ってきて見せてくれました。


ポスターは、イラストの得意な山口姉妹が作成しました。
様々な人々が釣りを楽しんでいますが、ゴミのポイ捨ての影響で、魚が死んでしまっていることを風刺画を使って伝えようとしました。

なお、この風刺画のモチーフは、社会の教科書に載っている「ビゴー作のイラスト」が基になっているそうです。この絵の登場人物を多様な価値観を持った現代人にアレンジし、(あるはずの)魚や生態系がゴミのポイ捨て等によって、失われてしまうことを伝えたかったようです。
含蓄のある「風刺画」風のポスターです。社会科をしっかり勉強している中3生の3人組ならではのアイディアですね。絵の完成度も高いです。


*研究班の3名は、フィールドワークで分かったことに対して、自分に何ができるかを考え、行動しているところが素晴らしいと思います。

*また、自分たちの研究についても話を聞いてもらいたい、という生徒がいましたら、昼休みに校長室まで来てください。お待ちしています。

【中2】「数理探究」野鳥観察

1月17日(月)・19日(水)に、中学2年2組と3組の「数理探究」(神戸先生、清水先生、田所先生)で野鳥観察を行いました。秋山川と菊沢川の合流点付近で、カモ類を観察することが出来ました。

以下の図の赤線が観察ルートです。これによって、人家付近の野鳥、川にいる野鳥、空を飛んでいる野鳥などを観察することが出来ます。うまくすれば、20種類程度の野鳥に出会うことが出来ます。


今年は、カモ類(マガモ、コガモ、カルガモ)が多数、飛来していました。





生徒たちは、特にマガモのオスの緑色光沢のある黒い頭に歓声を上げていました。




くちばしの先端のみが黄色いカルガモも多く見られました。年によっては、50羽以上いることもありますが、今年も30~40はいたのではないかと思います。


近くの建物の上に留まっているダイサギです。他にも、カワウアオサギなども水鳥を見ることが出来ます。カワセミを見ることが出来た生徒もいたようです。



生徒たちは、野鳥観察をとても楽しんでいました。

【高1】「英語表現」の授業見学(川俣先生)

1月18日(火)4限目、1年3・4組(3分割)の「英語表現」の授業(川俣先生)を見学しました。今日から「SDGsを呼びかけるCMをつくろう!」が始まりました。

3学期の「英表」は、SDGsに関連する文章を読み、そのテーマに関してディスカッションを行っています。そこで、3学期のパフォーマンステストとして「SDGsを呼び掛けるCM」を作ります。今日は、CMづくりのルールとお手本が示されました。


CMづくりの主なルールは、以下の通りです。
・CMの時間は1~2分程度
・2人もしくは3人で作成し、全員が必ず英語でやりとりをする。
 (寸劇、ニュース番組、インタビューなど)
・テーマはSDGsに関連するもの
・内容は、「現状の課題」「解決策(=提言)」の2つを必ず含める

そして、お手本です。
川俣先生とALTのクロイ先生による寸劇風のCMです
面白そうですね。ちょっと見てみましょう!













お見事です。お二人の名演技が光ります。

これで、1分14秒です。内容的には、だいたいこれで平均レベルだそうです。
「現状の課題をもう少し詳しく言えると、よりよいCMになるでしょう。」ということでした。

動画で見たい人は↓
SDGsを呼び掛けるCM
(川俣先生の許可を得てアップロードしました)

さて、ここから作業開始です。
まずは、CM作成のチームを作ります。




すぐにチームが出来ました。だいたい2人組です。
さっそく、CMの構想を練り始めました。







皆さん、楽しそうにどのSDGsの目標にするか考えています。


どのチームも、わりとすんなりテーマが決まりました。
このあと、約2時間かけて、Script を作成し、ギガタブレットで撮影・編集などを行い、発表となる予定です。


このパフォーマンステストは、1年生全員が取り組みます。どんな仕上がりになるか、とても楽しみです。

英語を使ってSDGsについて深く考え、行動するきっかけにもなる素晴らしい取組だと思います。このオリジナル企画が、大いに盛り上がることを期待しています。

【中学】「科学の甲子園ジュニア」全国大会

1月17日(月)16:30~ 「科学の甲子園ジュニア」全国大会の結果発表がオンラインでありました。開校以来初めて出場した全国大会でしたが、残念ながら入賞は果たせませんでした。しかし、全国の名だたる学校が勝ち上がってきたこの舞台に立てたことを称えるべきでしょう。よく頑張りました。

参加者全員に送られたウインドブレーカーを着て、最後の記念撮影をしました。

全国大会の参加校名が流されました。本校名も燦然と輝いていました。



最後に、チームリーダーの松葉君から、みんなの力でここまでこれたことを感謝する言葉と高校での科学の甲子園でリベンジする決意が述べられ、今日でチームは解散しました。お疲れさまでした。

身近な風景 ~トウキョウサンショウウオの初産卵

1月16日(日)17時30分頃、トウキョウサンショウウオの産卵地へ行ってみると、ちょうど産卵していました。今年の初産卵です。例年よりかなり早い時期の産卵です。

青白く見えるものが、卵のう(卵が入った袋)です。

身近な風景 ~渡良瀬遊水地

1月16日(日)午後、お気に入りのウォーキングコースの一つである「渡良瀬遊水地」コース(約8Km、2時間)を歩きました。

赤い線が実際に歩ったコースです。


遊水地は、この時期、ほとんど水はありません。水が残っているところに水鳥たちが集まっています。

渡良瀬遊水地(2022.1.16).pdf

ダイサギとカワウがエサを探していました。


黒い点々がすべて水鳥です。ほとんどカワウです。かなりの数です。


カモ類もたくさんいますが、日向ぼっこをしているようです。


バードウォッチングを楽しむ人たちも大勢いました。



来週は、中学2年生の数理探究で野鳥観察があります。こうした水鳥たちの姿も見ることが出来るのではないでしょうか。楽しみです。



今日は風もなく、暖かかったので、絶好のウォーキング日和でした。



16時30分、空には、月が登っていました。

身近な風景 ~蝋梅(ろうばい)

1月16日(日)午前、鹿沼市上永野にある「蝋梅(ろうばい)の里」に行ってきました。花びらが蝋細工のように見えることから蝋梅の名が付いたと言われています。

「蝋梅の里」には、4種類の蝋梅があり、11月から3月まで楽しめるそうです。
数日前の新聞で紹介されていたので、来てみました。


梅の字がついていますが、バラ科の梅や桜とは違い、ロウバイ科です。日本には観賞用として江戸時代に中国からもたらされました。






まだまだこれからといった咲き具合でした。

【高1】「数学A」の授業見学(松井先生)

1月14日(金)6限目、高校1年2組の「数学A」の授業(松井先生)の後半を見学しました。単元は、「約数と倍数」で、倍数の判定方法素因数分解でした。

隣り合った2人がペアとなって、授業が進んでいきます。
生徒は、事前に配られたプリントを家でやってくることになっており、授業では、まず、ペアの生徒同士で、答えを確認したり、わからないところを教え合ったりしていきます。松井先生も巡視をしながら、質問に答えたりしています。


分からない問題でもペアには聞きやすかったりするので、わからないところをわからないままにしてしまうことが、なくなっていきます。一方、できる生徒も、人に教えることで、より理解が深まったり、定着したりします。


指名された生徒が黒板に解答することもあります。



こうした学習方法は、最初から最後まで一斉に同じペースで授業を進めるのではなく、個々の学習状況に応じて、個々が考えたり、ペアに聞いたりする時間が確保されています。松井先生は、誰一人取り残さない「個別最適な学び」を目指して授業を進めていることを感じました。

【中3】「英語」の授業見学(栗原先生、クロイ先生)

1月14日(金)6限目、中学3年3組の「英語」の授業(栗原先生、ALT:クロイ先生)の前半を見学しました。単元は、「 If the World Were a Village  of  100 People 」(世界がもし100人の村だったら)です。世界の現状を知ることを学びます。


栗原先生は、いつも流ちょうな「オールイングリッシュ」で進めており、生徒たちはいつの間にか、栗原World に引き込まれています。

この単元では、仮定法を使った文章を作ります。仮定法は以前は高校から学んでいましたが、今では中学から出てくるようになりました。「If  ~ の文章では、必ず過去形の動詞を使うこと」がポイントのようです。栗原先生の言葉に力が入ります。


ALTのクロイ先生が、If 文の疑問文を読み、生徒が答えたりしています。
クロイ先生の英語はわかりやすく、話す速度も絶妙です。


様々な分野で、世界がもし100人の村だったら、それぞれ何人かを文章から読み取って、教科書の空欄に数字を入れていきます。自分で入れた数字を隣の生徒と確認し合います。例えば、Education (教育)では、100人中86人が読み書きができ、14人ができません。





*今日の授業では、「仮定法の文章のつくり方」と「世界の現状を知ること」が、うまく溶け合い、落ち着いた雰囲気の中で、好奇心を育んでいるように感じました。

【中1】「社会」の授業見学(宍戸先生)

1月13日(木)7限目、中学1年3組の「社会」の授業(宍戸先生)を見学しました。今日は、3学期最初の授業ということもあり、「特別授業(現代社会編)」が行われました。

本日の特別j授業: 現在注目の「ショート動画」を知っている?


→15秒のショート動画が人気の秘密や収益について知り、最後には、どうやったらショート動画を使って稼げるか、班ごとにアイディアを考えました。

まずは「ホップ」。ショート動画のアイコンショート動画の歴史を学びます。これは、いまや「世界の常識」だそうです。


次が、「ステップ」(ショート動画の特徴を探る)、最後は、班ごとに収益の上がるショート動画のアイディアを練る「ジャンプ」と続きます。


実際に、人気のあるショート動画を見て、どんな特徴があるのか考えます。


どうやったらショート動画を使って稼げるか、戦略を考えます。


15秒の「高速天気予報」など、なるほど、と思わせるアイディアを考えた班もありました。

*「ショート動画」という切り口で、現代社会のトレンドを理解できる素晴らしい授業案だと思いました。これはもう「世界の常識」ですね。
それを楽しく理解できる宍戸先生のオリジナル授業案は、さすがです。

【中学】「ビブリオバトル」3回戦

1月13日(木)朝8時15分から、中学生の全学年で「ビブリオバトル」3回戦が行われました。

「ビブリオバトル」3回戦のDVDのメニュー画面です。


学年ごとに、各クラスの代表の3名のプレゼンを教室で視聴し、誰が良かったかを選びました。なお、昨日収録したプレゼンのDVDをクラスごとに再生して実施しました。ここでも電子黒板が大活躍しています。

<1年生>




<2年生>




<3年生>




*後から、DVDで全員のプレゼンを視聴しました。どのプレゼンターも自信を持って堂々と発表していたのが印象的でした。どの本も「読んでみたいな」という気持ちになりました。さすがにクラス代表だけあって、説得力がありました。とても楽しいプレゼンでした。

【高1】「数学A」の授業見学(中條先生)

1月12日(水)7限目、高校1年3・4組(3分割)の「数学A」の授業(中條先生)を見学しました。単元は「約数と倍数」倍数の判定法でした。

中條先生は、授業にICTを取り入れるのが得意で、今回も電子黒板をうまく使って説明をしていました。電子黒板が入っていなかった時は、プロジェクターの画面を選択3教室の壁面に映して授業を進めていましたが、それに比べると、この電子黒板の威力は絶大です。

生徒は、隣り合ったペアで、わからない問題を教え合ったりしています。
個々が考えたり、教え合う時間を確保しつつ、電子黒板を効果的に活用し、生徒が「なるほど」と腑に落ちる瞬間を感じられるよう、授業を進めています。

中條先生は、誰一人取り残さない授業を目指していますが、数学が好きな生徒も育てています。授業が終わっても、質問に来る生徒がいました。

【中3】漢典コンクール

1月12日(水)今日の放課後は、中学の全学年で「漢典コンクール」がありました。直前の7限目の「学活」の時間の一部を使って、「漢典コンクール」の勉強をしていました。

漢字が大好きな生徒もいます。3年2組の武藤優和君です。彼は、独自に「漢字検定2級」を受験し、合格しています。漢検2級というと、高校卒業、大学レベルで、合格率は20%程度だそうです。


ちなみに、青木さんはソロバンと暗算が1級だそうです。そのおかげで、頭の回転が良くなり、ディベートに役に立っているそうです。


皆さんの「漢典コンクール」での合格(8割以上正解)を期待しています。

【中2】英語の授業見学(富永先生)

1月12日(水)6限目、中学2年2組の「英語」の授業(富永先生)を見学しました。新年の最初の授業として、冬休みに体験したことを英語で相手に伝えていました。

お正月の食べ物など、日本の伝統文化について考えながら、いつの間にか、それを英語で表現することに、つなげていました。



2人組となり、冬休みの体験を交互に話しています。英語が得意な生徒も苦手な生徒も、物おじしないで話すことができるところが素晴らしいと思いました。


最後に、「おみくじ」で指名された生徒が、発表していました。



自分たちの体験を英語で表現することで、楽しい雰囲気の中で、英語を学んでいました。

【中1】英語の授業見学(高木先生)

1月12日(水)5限目、中学1年2組の「英語」の授業(高木先生)を見学しました。今日は、初詣に関する単元でした。新年にふさわしいタイムリーな内容ですね。

授業では、まず、お寺(Temple)と神社(Shrine)は、どう違うのかを生徒同士で説明しています。

お寺と神社の違いは、宗教の違いでもありますが、日本の文化の特徴として、それらが混然一体となって溶け込んでいることを、高木先生は自らの体験談を交えながら、楽しく伝えていました。生徒たちも「なるほど、そうだよね」と納得していました。

そうした切り口から「初詣」について考えてみると、初詣は地元の神社に行ったりするローカルな行動ですが、多様な宗教が一体となったグローバルな文化なのかもしれませんね。面白いテーマの単元でした。生徒も興味を持って英語で表現しようとしていました。



また、この授業でも、電子黒板が日常的に使われているのが印象的でした。

【中1】数学の授業見学(安藤先生)

1月12日(水)5限目、中学1年1組の「数学」の授業(安藤先生)を見学しました。「空間の図形」という単元に入ったところで、同じ仲間と思われる図形をグループ分けしていました。

ちょうど見学した時は、教科書に載っている10個の図形をどうしたら2つのグループに分けることができるかを考えていました。

まずは、一人一人で考えます。


次に、近くの生徒と自分が考えた分け方を説明しています。


何人かの生徒が指名されて、2つのグループの分け方を発表しています。


電子黒板とデジタル教科書を効果的に使って、授業を進めていました。
電子黒板がかなり横長なので、教科書が見開きの状態て投影できるところが、使いやすそうです。今日の授業は、空間の図形の導入に当たる内容ですが、生徒は皆、興味を持って取り組んでいました。

【中学】ビブリオバトル3回戦(収録)

1月12日(水)、明日は中学生の「ビブリオバトル3回戦」が行われます。各学年で、クラス代表がプレゼンをします。そのため、今日の放課後、生徒会室で全発表者のプレゼンを収録しました。これを学年ごとにDVDにし、明日の朝、各クラスで視聴して学年の代表を決定します。

こんな感じで収録しました。


<中学の生徒会役員>

今回の「ビブリオバトル」は、「ビブリオ紗季」こと山口紗季さんの選挙公約をもとに、中学生徒会が企画・運営し、図書委員会とも連携して実施しています。

明日の3回戦を楽しみにしています。

【中学】生徒会役員選挙活動

1月11日(火)、今日から、中学校の生徒会役員選挙の選挙活動が始まりました。20日(木)の立会演説会及び選挙に向けて、朝の登校時などに、熱の入った選挙活動が行われます。



【中高】始業式の大掃除

1月7日(金)、今日から3学期が始まりました。朝のホームルームの後は、全員で大掃除を行いました。庭掃除では、冬休みの間に溜まっていた枯れ葉や生えてきた雑草などを綺麗にしてくれました。朝の寒い中、自分たちで考えながら、掃除をしていました。


身近な風景 ~夜の「朝日森天満宮」

1月5日(水)、今日はいくつかの部活動の「初詣」を紹介しました。しかし、夕方18時を回ると、もう真っ暗で、参拝客の姿は見られません。一方、参道沿いの灯篭の灯りは、暗くなるにつれて鮮やかに輝いてきます。今日の最後に、夜の「朝日森天満宮」の美しさを紹介します。


大鳥居をくぐると、社殿へと続く石畳が明るく照らされています。


奥に進むと、灯篭の大きさが大きくなっています。社殿に近づいていることを示しているのでしょうか。


門の中に入ると、社殿や「なで牛」がライトアップされています。これだけ明るければ、夜の参拝も可能です。


帰り道、西の空には、三日月が冷たく輝いていました。すぐ上に見えるのは木星のようです。さすがに、冷え込んできました。明日は、降雪があるとの予報もあります。一年で一番寒い頃なのかもしれません。

【中学】「男子バスケットボール部」初練習

1月5日(水)、今日から「中学男子バスケットボール部」の練習が始まりました。練習の前に、全員で朝日森天満宮(天神様)に参拝に行ってきたそうです。「旭城精神」にも謳われている通り、生徒にとって、天神様は特別な存在のようです。参拝後の練習中にお邪魔しました。

部長の山田昊宙君(中学2年1組)に、今年の目標を聞きました。
「自分たちの代でも県大会に出場し、1勝してベスト16になることが目標です。そのためには、つらい練習にも積極的に取り組み、試合でうまくいかない時でも、くじけない心を作りたいと思います。1月中に後期リーグ(交流戦)が始まるので、そこで力を発揮できるよう、練習していきます。」

*明確な目標を持っていて、そのために何が必要かも分かっているところが素晴らしいです。男子バスケットボール部の今年の活躍を楽しみにしています。頑張ってください。応援しています。

【高校】「女子バレーボール部」初練習

1月5日(水)、「高校女子バレーボール部」は、昨日から練習を始めました。今日も第一体育館で、スパイク練習などに取り組んでいました。

前列が1年生、後列が2年生です。

部長の藤掛秋子さん(2年4組)に今年の目標を聞きました。
「現在、2年生が5人、1年生が3人、計8人なので、次の代でもチームが組めるよう、部員が入って欲しいです。今のチームはサーブカットが課題なので、練習して克服し、県大会での1勝の壁を突破することが目標です。」


*バレーボールが好きな仲間が集まって練習していることが伝わってきました。自分たちの持ち味や課題をしっかりと分析できているところが素晴らしいと思います。ぜひ、県大会1勝に向けて、頑張ってください。応援しています。

【高校】「野球部」初練習

1月5日(水)、「高校野球部」は今日から練習が始まりました。朝から部室(第2グランド)で勉強をした後、朝日森天満宮(天神様)まで走ってきました。恒例の「勝利祈願」等を行いました。



部長の若田部夢翔君(2年1組)に、今年の目標を聞きました。
「春の県大会では、まず1勝することが目標です。そして夏の大会に向けて、2勝以上し、ベスト8が狙えるチームにしていきたいです。そのためには、一つ一つの練習に対して、一人一人が目的意識を持って取り組み、練習を充実させることが大切だと思います。今日の決意を忘れずに頑張ります。」

顧問の大嶋先生からもお話がありました。


天神様の「なで牛」は人気があります。

*野球部は、これまで文武両道で、勉強と練習ともに頑張ってきました。チームとしての力を発揮できるよう、心を一つにして練習頑張ってください。これからも応援しています。

【中学】「卓球部」初練習

1月5日(水)、今日から「中学卓球部」の練習が始まりました。練習に先立ち、朝日森天満宮(天神様)に参拝しました。

中学卓球部で揃って天神様にお参りに行くのは、今回が初めてだそうです。






部長の2年1組の前泊慶也君に、今年の目標を聞きました。
「まず、個人戦では佐野市の大会でベスト4に入り、県大会出場を果たしたいです。また、団体戦では、チームのモチベーションを高め、県大会に出場することが、大きな目標です。自分たちの代でも、県大会出場、そして、勝利に向けて頑張ります。」

*具体的な目標が明確になっているところが素晴らしいと思います。今日の決意を忘れずに頑張ってください。応援しています。

【高校】「剣道部」初練習

1月4日(火)午前、武道場では、「剣道部」が今年の初練習をしていました。

剣道部は現在、部長の飯塚偉琉君(高2)のもと、高2の女子2名高1の女子2名マネージャー(高2、女子)の6名に加えて、早期入部の女子が4名入りました。合わせて10名で活動しています。また、本校OBの北川先生が外部指導者として、練習に来てくださっています。

部長の飯塚君に今年の目標を聞きました。
「早期入部を含めると、10名という今までにない人数になってきました。男子は自分一人しかいませんが、1月23日に行われる「県の新人戦」では、個人戦でベスト8を狙います。女子は、今回は合同チームで参加しますが、ゆくゆくは佐高単独で団体戦を戦えるようにしていきたいです。」

*飯塚君は部長として責任感があり、部をよくまとめています。また、ラグビー部の県大会には、助っ人として参加してくれました。

*今回、剣道に興味を持ち、初心者から始めたいという生徒がたくさん集まってくれたことは、とても良かったと思いました。自分たちが強くなっていくと同時に、初心者にも剣道の楽しさを教えることは大変だと思いますが、みんなで協力して、盛り上げていってください。応援しています。

【高校】「ボート部」初練習

1月4日(火)、今日は「仕事始め」です。学校も今日から開いています。第2体育館では、「ボート部」が今年の初練習をしていました。

体育館では、ラジカセから流れるBGMに負けないくらい、大きな声が飛び交っていました。今日の練習メニューは「エルゴマシーン」を使った練習です。

エルゴマシーンを使うと、例えば、「20分間漕ぎ続けて、何m進むことができたか」などを正確に計測することができます。関東近辺の高校で一斉にエルゴマシーンで漕いで出てきた数値を送ると、参加者何人中何位、という順位まで出てきます。




実際に、漕いでいる生徒に聞くと、とてもキツイ練習だそうです。そんな中、1年生の福地琴美さんが、ひときわ大きな声で練習を盛り上げてくれていました。頼もしい選手です。川での練習ができないときは、このエルゴマシーンで、ひたすら体を鍛えているそうです。



部長の藤倉望妃さん(2年)に、今年の目標を聞きました。
「目標は、インターハイと国体で優勝することです。(最初は「入賞」と言っていましたが、「優勝」に修正しました!)そのためには、1回1回の練習で、意識を高くもつことを大切にします。」素晴らしいです。

また、今年は早期入部で、5名の中学3年生が入部しました。(今日の練習は4名参加)皆、有望な選手で、来年度が楽しみです。

早期入部の中3生にも、今年の抱負を聞いてみました。
「早期入部で練習し、早くしっかり漕げるようになりたいです。」
「男子がまだ一人だけなので、ぜひ入部して欲しいです。練習は楽しくて、雰囲気もいいです。」確かに、キツイ中でも楽しく練習していました。

*今年は、栃木国体がありますので、皆さん(現中3、高1,高2)が、栃木県のボート界の中心メンバーということになります。高いモチベーションで、大いに盛り上げていってください。応援しています。

身近な風景 ~富士山

1月4日(火)9時43分、パソコン室(4F)から見た「初富士山」です。中條先生が撮ってくれました。真っ白に雪が積もっています。

身近な風景 ~みかも山公園

1月3日(月)午後、お気に入りのウォーキングコースの一つである「みかも山公園」、中岳山頂~三毳神社(みかもじんじゃ)経由コース(約10Km、2時間)を歩きました。

山頂付近の尾根から見える「筑波山

スタート地点は、みかも山公園の西口広場(駐車場)です。
みかもハーブ園」、「みかも万葉庭園」を経て、登山道で山頂に向かいます。
赤い線が、実際に歩いたコースです。



冬枯れの「みかもハーブ園」です。

こちらは「みかも万葉庭園」です。池の半面には氷が張っています。



たくさんのカモ類が飛来していましたが、見ていて寒そうでした。

庭園にはたくさんの樹木がありますが、白い花を付けたものがありました。



見た感じは、梅の花のようです。かなり早い開花ですね。

万葉公園を出ると、コンクリートで舗装された遊歩道ではなく、山道の登山道を登っていきます。いきなり急な登りが20分くらい続きました。尾根に出ると視界が開けます。



山頂付近の尾根には「みかも山公園ハング・パラグライダー場」があり、見晴らしがいいです。若者5,6人が座って景色を眺めていました。奥に小さく「筑波山」が見えます。


そして、本日のメインイベントである「三毳神社」です。コンクリート製の長い階段があります。実際は、上にある三毳神社からこの階段を降りてきました。


これが「三毳神社」の社です。


赤い扉にお賽銭を入れるスリットがあります。今日は何組かの参拝客がお参りしていました。

神社の境内から関東平野が一望できます。


渋滞している高速道路もよく見えます。

このコースの良さは、何と言っても、高いところから「関東平野」を見渡せるところでしょう。気持ちのいいウォーキングコースなので、お勧めです。

身近な風景 ~初詣

皆様,あけましておめでとうございます。2022年1月2日(日)、村檜神社での初詣に行きました。1日は実家のある大田原神社での初詣、2日は新採用で佐高に赴任してから30年間、栃木市岩舟町にある村檜神社(むらひじんじゃ)で初詣をしています。

村檜神社の創建は孝徳天皇の御宇大化二年(646)と伝えられ、現在の社殿は室町後期の建物国の重要文化財の指定を受けている由緒ある神社です。

夜になると、当然のことながら参拝客はいませんが、参道沿いに灯りが灯され、幻想的な雰囲気になります。昨年度も紹介しましたが、夜の村檜神社のヴァーチャル参拝にご招待します。

鳥居の周囲は明るく照らされていますが、18時を過ぎると、もう誰もいません。


鳥居をくぐると、神社の社殿に続く階段が灯りに照らされています。何かが出てきそうな雰囲気です。


階段を登っていくと、何やら「輪っか」のようなものが見えます。


これは「茅の輪くぐり」と呼ばれているもので、この輪をくぐることで、穢れや罪から心身を清め、無病息災や厄除けなどを祈願するものです。この輪をくぐるには、面倒な作法があるようですが、とりあえず、そのままくぐってみましょう。年末、この「茅の輪くぐり」が設置される神社はそう多くはないはずです。


輪をくぐると、さらに階段が続いています。


階段を登りきると、社殿の姿が見えてきます。


これが、室町時代に造られた社殿です。確かに気品があります。


昼間なら、ソーシャルディスタンスを取って参拝客が並んでいますが、夜はさすがに誰もいません。


改めて、参拝します。昼間、参拝しているので、初詣ではありませんが、いつもお世話になっているので、参拝はかかせません。


そして、帰ります。来た道と同じ道を帰っていきます。


このように、参道がライトアップされているのは、正月だけですので、毎年楽しみにしています。一人で行くにはちょっと怖いかもしれませんが、この雰囲気は厳粛な気持ちにさせてくれます。一度、体験されてはいかがでしょうか。

ということで、今年もよろしくお願いいたします