校長室便り

2021年5月の記事一覧

【中1】理科の授業見学(神戸先生)

5月6日(木)5,6限目、中学1年2組理科の授業(神戸先生)を見学しました。
顕微鏡を使った「水中の微生物の観察」でした。

https://youtu.be/2sQhg69S5O0

今日は、神戸先生が採ってきた「小学校の池の水」そして、2年生の松葉君が、家で培養している「ボルボックスの入った水」と庭の池の水」、を持ってきてくれました。

左から、「小学校の池の水」、「ボルボックスの入った水」、「庭の池の水」です。
「ボルボックスの入った水」を拡大してみると、小さな粒状のボルボックスが見えます。たくさんのボルボックスを培養している松葉君のお陰で、普段はなかなか見ることが出来ないボルボックスを観察することが出来ました。(ありがとう!松葉君)


生徒たちは、それぞれの水をスライドグラスに1滴垂らし、カバーガラスをかけて観察します。

一滴の水の中でうごめく微生物たちの姿に、みんな夢中でした。

こんな生き物もいました

ダニのような生物です。
https://youtu.be/cBuePn_FExU


センチュウのようです。
https://youtu.be/_pp8s8mY80A

次に、見つけた微生物のスケッチをしました。












皆さん、それぞれ、微生物の特徴をよく捉えてスケッチしていますね。
それにしても、一滴の水の中に、これだけの数の微生物がいるのにはびっくりです。

【高校】サッカー部の練習見学

5月3日(月)午前中、高校サッカー部の練習を見学しました。サッカー部は、現在、佐野小学校の校庭を借りて、練習をしています。3年生7名、2年生5名、1年生8名、及びマネージャー4名の計24名で活動しています。

サッカー部は、以前は秋山川の河川敷を練習場所としていましたが、2019年の台風の被害で河川敷まで浸水し、使用できなくなりました。そのため、練習できる場所を探していたところ、佐野小学校のご厚意で校庭を貸していただけることになりました。それ以来、サッカー部はここを使って、月、水、金、土の週4日間、16:30から18:30まで練習をしています。また、附属中の特設活動であるサッカー(佐附中FC)もこの場所で、高校生と一緒に練習をしています。

サッカーゴールの奥の建物は、隣接する佐野東高校です。暗くなったときは、ライトも点灯していただけます。


ボールや練習器具などは、佐野小学校の器具庫の中に保管させてもらっています。

今日は、午前中9時から12時まで練習です。附属中の生徒は、今日は試合があるため、いませんでした。顧問の茂木先生、中條先生、清水先生に加え、OBの先輩1名が指導に参加していました。

これは、「5対2」というトレーニングメニューを行っているところです。


今度は「シュート練習」です。


今年度入部した初心者は、別メニューで練習しています。

4月29日に関東大会の予選があり、石橋高校と対戦しましたが、0-7で敗退しました。まずは1勝を目標に練習しています。

部長の後藤秋浜君に意気込みを語ってもらいました。
「私たちサッカー部は「チームへの貢献」をモットーに日々練習しています。部員全員が一つの勝利に向かい、全力でサッカーに打ち込むことが出来る部活動です。主な練習場所は佐野小学校で、週4回練習しています。練習メニューは、自分たちに何が足りないかを分析し、選手自ら決め、主体的に活動しています。年間を通して勝ちは少ないですが、勝った時の喜びや達成感を見出し、試合に挑んでいます。先生方を始め、保護者の皆様、そして年々増えている佐附中のFCの後輩たち、練習に訪れ私たちに喝を入れてくださるOBの皆さんのおかげで、練習ができていることに感謝を忘れず精進していきますので、今後とも応援よろしくお願いします。」

【高校】ボート部~県高校総体

5月2日(日)渡良瀬川で、県高校総体のボートの大会が開催されました。
荒天が予想されたため、早めのスタートとなりました。

今日の大会に出場した選手と種目は以下の通りです。

男子シングルスカル:内田絃心(3年)


女子シングルスカル:鈴木愛理(2年)


男子ダブルスカル:青木瑛久、磯貝虎生(2年)


女子ダブルスカル:A 堀越紅羽、藤倉望妃(2年)、 B 白井美咲(3年)、藤倉麻妃(2年)




女子クォドルプル:岡部華林、松浦はるか、船渡川優衣、生熊里沙、川田有紗(3年)


閉会式


*真夏のような雲が湧き上がる中での大会でした。この大会は、県どまりで上にはつながりませんので、今月下旬のインターハイ予選が本番です。頑張ってください。

PS:現在、ボート部は強化合宿中です(5月1日~3日)。部長の船渡川優衣さんから、今日の大会を終えてのメッセージが届きましたので紹介します。

「応援ありがとうございました。今日は最近のレースで最も良いレースにすることができました。昨日の練習で、佐高のOBの方からいただいたアドバイスを参考に、クルー全員でレースプランを考えました。まだまだ伸びしろがあるので、たくさん練習をして、次の大会で今までで1番良い結果を残せるよう頑張ります。」

*良いレースができて良かったです。応援しています。明日の合宿最終日も頑張ってください!

【中3】荒川さんインタビュー!

4月28日(水)と30日(金)の昼休み、中学3年1組の荒川芽萌里(あらかわ めもり)さんに校長室に来てもらい、インタビューを行いました。

荒川さんは、4月13日の下野新聞で「物語創作、手作り冊子に」と紹介されました。自作の物語を手作りの冊子にまとめました。「物語は、生まれつき光る力が弱いホタル「ピコラン」が主人公。ホタルの小学校に入学した後、光が弱いため周囲から笑いものにされ、傷ついたピコランが、父やクラスメートとのやりとりを通じて「他人の良い部分を見つける大切さ」に気づいていくー。」という内容です。(以上、下野新聞の記事より引用)
http://153.127.209.180/ooruri/sano/nc2/index.php?key=joh7b7iyu-1552#_1552



荒川さんは、1作目「ピコラン ~1ぴきのホタルの物語~」、2作目「ピコラン2 ~転校生(上)~」を書き上げました。2つの物語を読んでみると、内容が素晴らしいだけでなく、「ピコラン」シリーズを貫く独特な世界観に魅かれました。荒川さんが物語を創作するきっかけともなった、金子みすゞの「わたしと小鳥と鈴と」の中の「みんなちがってみんないい」という一節が、どのページからも聞こえてくるような気がしました。


「ピコラン」のプロローグ

そこで、もう少し詳しくお話を聞かせてもらおうと思い、インタビューを行いました。

Q1:なぜ、ホタルを主人公とする物語を作ろうと思ったのですか?
→「小学2年生の時に、絵を見て考えよう、という授業がありました。その時の絵がホタルのように見えたことから、そのホタルを主人公とする、お話を思いつきました。今回の物語とは別のお話ですが、そこが出発点でした。」

Q2:主人公の「ピコラン」という名前には、なにか意味があるんですか?
→「小学2年生の時に思いついた名前です。なぜ、ピコランにしたのかは、覚えていません。」

Q3:今回の「ピコラン」の物語は、どのように生まれたのですか?
「小学6年生の時、金子みすゞの「わたしと小鳥と鈴と」に出会い、「みんなちがってみんないい」という一節に強く惹かれました。そして、小学2年生の時に思いついた「ピコラン」を主人公とし、みんなちがってみんないい、ことを伝える物語を作りたいと思いました。」

Q4:「ピコラン」の裏表紙にある自己紹介で、「子ども劇団」を立ち上げたとありますが、どんな活動をしているのですか?
→「中1の時に知り合いに声をかけて「子ども劇団Memo」を作りました。10人以上参加してくれました。自分が脚本を書き、月1回くらい集まって練習しました。2019年には、小山市内のホールで、TBC学院の方にも協力していただき本格的にステージ発表しました。2020年は、新型コロナの影響で活動できませんでした。」

Q5:将来の夢は何ですか?
→「小学2年生の時から、小説家になりたいと思っていました。それは今でも変わりませんが、子ども劇団などの体験を通して、小説家だけでなく、「物語」に関わる仕事をしたいと思うようになりました。例えば、本の編集者や声優、アニメなどにも興味があります。」

Q6:次回作の予定はあるのですか?
→「2作目のタイトルが、「ピコラン2~転校生(上)」なので、「転校生(下)」を7月か8月には出す予定です。さらに、「ピコラン3~お父さんの秘密」を今年度中に出したいと思っています。ファンタジーや冒険の物語が好きなので、そういった要素を出していきたいと思います。」

Q7:どんな時に物語を書いているんですか?
→「私はラグビー部に所属していますので、放課後は火曜日から土曜日は部活の練習があります。学校には小山から電車で登校していますので、電車に乗っている時に思いついたことをメモしておき、時間ができた時に、家で物語を書いています。」

Q8:下野新聞で紹介されたことで反響はありましたか?
→「多くの方からぜひ読んでみたい、というお話がありました。新聞の力は大きいと思いました。」

Q9:「ピコラン」シリーズは子供向けの絵本としても面白いのではないかと思いましたが、絵は描かないのですか?
→「絵はあまり得意ではないのですが、絵を描いてくれる人が見つかれば、いっしょに作品を作っていきたいと思っています。」

*昼休みにインタビューに答えてくれました。小説だけでなく、いろいろなことにチャレンジしていることがわかりました。今後も応援していきたいと思います。次回作も楽しみにしています。その時は「校長室便り」でも紹介したいと思います。

*もし、作品を読んでみたいという方は、新聞紙上に掲載されていた問い合わせ先(rumi.arakawa17@gmail.com)まで連絡してみてください。校長室にもあります。
*1冊300円で販売していますが、経費を除いた収益は、難病の治療の研究等に取り組んでいる団体に寄付したいということでした。