校長室便り

2022年3月の記事一覧

【高1】ラグビー・エンパワーメント・プロジェクト

3月23日(水)昼休み、高校1年3組の寺内音和さんが「令和3年度 ラグビー・エンパワメント・プロジェクト」の修了を報告に来てくれました。

このプロジェクトは、日本ラグビーフットボール協会が、ラグビーの発展に興味のある女子高生を対象に実施する初めての次世代リーダー育成事業です。

2021年10月から全国で20名を募集し、志望動機などによって選抜されました。月1回、計6回の講習をZoomによるオンラインで受講しました。
プロジェクト参加者一覧

座学及びグループワークによる講習です。
(1)ラグビーの歴史や文化、国内外のラグビー普及活動の学習
(2)海外ラグビー協会や選手へのインタビューを含めた英語学習
(3)インタビュースキル学習
(4)ラグビーに携わり活躍する方からのキャリア学習
(5)スピーチの作成と発表
(6)修了式

前回紹介した「新入部員募集ポスターのキャッチコピー」は、5回目の講習で、SNSの持つ影響力の大きさを学ぶ中で、ラグビーの魅力を知ってもらうための具体的な手段として、考えたそうです。
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『君にしかできないポジションが君を待っている』
→小学5年生の時、体が小さかったために、ラグビーを始めることをためらっていた時、恩師からの「この言葉」で、背中を押してもらいました。それ以来、ラグビーの魅力に目覚め、体が小さくても自分の持ち味を発揮できる「スクラムハーフ」というポジションを現在まで続けています。ラグビーは、体格の違いといった多様性を受け入れ、誰でもが輝けるスポーツであることを知ってもらいたいです。

*プロジェクト1期生である寺内さんは、来年度もプロジェクトに応募し、さらに、ラグビーの発展のために、自分ができることにチャレンジしたい、という決意を語ってくれました。まさに「キープ チャレンジング」の精神を貫いています。頑張ってください。応援しています。

【中1】2030年までに世界はどうあるべきか。

3月22日(火)5~7限目、中学1年生の「総合的な学習の時間」で、SDGs研究のまとめとして、「2030年までに世界はどうあるべきか」について、自分たちが住んでいる地域と環境を結びつけながら、未来はどうあるべきか、自分なりの提案を含めた発表を行いました。(一人5分)

4会場(各HR教室+選択2教室)に分かれて、オンラインで保護者に配信しました。



ところで、なぜ「2030年までになのか」わかりますか?
→そもそもSDGsは2030年までに達成すべき目標を示しているからです。
 中学1年生たちは、ちゃんとそれが分かっていて、自分たちにできることを考え、提案していました。











*発表するテーマについて、よく調べてあり、パワーポイントも非常に見やすく作られていました。中学1年生でこれだけの発表ができるなんて、びっくりしました。脱帽です。これまでに発表の機会があったので、生徒は先生に教わらなくても、完全に自分で全部できるようになっていました。みんな、よく頑張りました!

身近な風景 ~トウキョウサンショウウオの産卵

3月21日(祝)今日は、トウキョウサンショウウオの産卵状況を調査しました。
3月18日と19日のまとまった降雨で、両生類の産卵行動も活発になってきました。定点観察している地点では、19日と20日辺りに、15卵嚢の産卵を確認しました。

別の場所でも、19日と20日に産卵がありました。卵嚢の膨らみ具合で、産卵日をある程度、特定することが出来ます。

これまでに、合計60卵嚢の産卵を確認しました。例年、100卵嚢程度、産卵している場所ですので、まだまだ続くと思われます。この時期、まとまった雨が降ると、産卵があります。両生類にとって、降水は産卵行動の引き金になっています。

身近な風景 ~枝垂れ桜の開花

3月21日(祝)校庭の桜の開花状況を調べていたら、中学生の自転車置き場高校の部室棟の近くにある「枝垂れ桜」が開花していました。桜の品種はたくさんありますが、校庭の桜の開花の一番乗りは「枝垂れ桜」でした。

背景に見えるのは、天神様の参道です。

↓こちらの「枝垂れ桜」です。




身近な風景 ~桜の開花予想⑤

3月21日(祝)、佐高の駐車場脇の桜です。2日前(19日)と比べると、あまり大きな変化は見られません。連休中に開花するのでは?と予想していましたが、もう少しかかりそうです。

ちなみに、今年の開花予想は、日本気象協会(tenki.jp)だと、宇都宮で3月25日、日本気象株式会社(お天気ナビゲーター)だと、宇都宮で3月29日と、かなり差があります。ちなみに、各地の標本木(基準となる木、観測の対象として決めた木)で、5~6輪の花が咲いたら、開花宣言となるそうです。

こちらは、同じ桜の木で、少し離れた場所にある蕾です。花びらが少し見えています。


校庭のバックネット近くの桜です。同じような感じですね。


栃木市岩舟町小野寺の桜です。



*こうしてみると、ソメイヨシノは、クローン(同じ祖先から接ぎ木等で増やしているので、遺伝子的に全く同じ個体です)なので、個体差というのはほとんどなく、気象状況が同じであれば、横一線です。抜け駆け的に早く開花する個体はありませんでした。さすがはクローンですね。同じ木の中では、日当たりなどの条件で、早く開花する場所(枝)はあるかもしれません。

【高1】キャッチコピーに託した思い(ラグビーJAPAN)

3月20日(日)、「ラグビーJAPAN」HPで、高校1年3組の寺内音和さんが考えた新入部員募集ポスターのキャッチコピーが採用されたことが、リリースされました。

寺内音和さん(ラグビーJAPANのHPより転載)

寺内音和さんは、ラグビーJAPANの普及育成委員会教育部門の「ラグビー・エンパワメント・プロジェクト(REP)」に参加しています。本プロジェクトに参加している高校生が、新入部員募集のポスターのキャッチフレーズを考えました。

(以下、「ラグビーJAPAN」のHPからの転載です。)
キャッチコピーに託した思い

(寺内さんが考えたキャッチコピーが使われているポスター。「KEEP CHALLENGING」は両方のポスターのキャッチコピーの下に小さく使われています。)

『KEEP CHALLENGING』
男子選手とともに日々練習に励んでいる栃木県立佐野高等学校1年の寺内音和さん。

音和さんが考えたキャッチコピーは3つ。KEEP CHALLENGINGはすべてのポスターに起用されています。
「RWC2019の盛り上がりを絶やすことなく、私たち選手が挑戦を続けて認知度を上げたり、世界の強豪国にチャレンジできるようにこのキャッチコピーを考えました!」

『初めはみんな未経験。目指せ、日本代表』
「ラグビーはまだまだ競技人口が少ないため、男子も女子も高みを目指しやすい競技だと思います。そのため、誰にでも日本代表になれる可能性があります!あなたも、ラグビーで日本代表を目指しませんか?」

『君にしかできないポジションが君を待っている』
「私は、体が小さいのでラグビーを始める時にとても躊躇いました。しかし、体のサイズ、足の速さなど、各個人の多様性を受け入れてくれる競技がラグビーです。そのため、ラグビーって体が大きくなきゃだめでしょ?のような固定概念は捨てて、もっと多くの人達にラグビーを楽しんでいただいたいと思いました。」

高校生の思いからは、心からラグビーを楽しみ、その魅力を多くの人に知ってもらいたいというラグビーへの愛情が感じられます。
そんなラグビーの魅力が一人でも多くの未来のラグビー選手へ届くよう、ぜひ新入部員ポスターをご活用ください!

以上。

*寺内さんのラグビーにかける思いが、そのままキャッチコピーとして、全国のラグビー仲間へのメッセージとなっていました。とてもわかりやすいキャッチコピーです。説明を読むと、経験や事実に裏付けられていて、なるほど、とすっと入ってきました。(「クリティカル・シンキング」してますね。)その思いが届くといいですね。

身近な風景 ~ニホンアカガエルの初卵塊

3月19日(土)、栃木市岩舟町小野寺で、ニホンアカガエルの卵塊を今年初めて確認しました。先週の13日(日)には産んでなかったので、それ以降の産卵になります。新しい卵塊は、昨日の雨で産卵したものと思われます。

産み立ての新鮮な卵塊です。形がしっかりしていて崩れないので、ニホンアカガエルの卵塊であるとわかります。

身近な風景 ~桜の開花予想④

3月19日(土)13時頃、佐高の駐車場脇の桜の開花が近づいています。

3日前の3月16日の写真と比べてみてください。
一つの花の蕾かと思っていましたが、実はいくつかの花がまとまって入っていました。明らかに、ピンク色に色づいてきました。

少し離れた枝の蕾です。

もしかしたら、この連休中に開花するかもしれないですね。



ちなみに、栃木市岩舟町小野寺の桜の蕾の様子です。似たような感じですね。




近くの梅の花は、まさに満開でした。


【高校】「子どもたちに笑顔を」活動報告

3月18日(金)放課後、高校2年生の笹村色織さんと山﨑彩加さんが、「佐野市の子どもを応援する学生の会」の活動報告に来てくれました。本日付けの下野新聞にも、活動の様子が大きく取り上げられていました。

「学生の会」の笹村さんと山崎さん

「子どもたちに笑顔を」佐野「学生の会」発足1年 


下野新聞(2022年3月18日付け、19面)。許可を得て転載。
下野新聞R4.3.18.pdf

この会は、子ども食堂や学習支援などを行うNPO法人「子どものとなり佐野」でボランティアをしていた本校生が中心となり、この3月に卒業した山本朋果さんが会の代表として、2021年の春に立ち上げたものです。
(参考)「子どものとなり佐野」HP→ 子どものとなり佐野

大人たちの活動を手伝うだけでなく、高校生や大学生が中心となって企画・運営し、独自の活動をしたい。」という気持ちが芽生えたことから、会を発足させたそうです。「子どものとなり佐野」での活動も続けながら、「子どものとなり佐野」の熊倉さんからアドバイスを受け、この1年間、いろいろなことにチャレンジしてきました。
ちなみに、熊倉さんは「JICA栃木デスク」(国際協力推進員)として、栃木県国際交流協会で勤務されています。佐高に講師として何度も来てお話していただいていますので、面識がある方も多いと思います。

「学生の会」の活動の一例をあげると、
佐野高校での「フードドライブ」や12月の「ふゆまつり」などを企画運営し、成功を収めました。
(参考)校長室便り(12月19日)→ふゆまつり


このような1年間の活動を振り返るため、3月13日(日)に、「学生の会」のブラッシュアップ研修を行いました。会の代表の山本朋果さんが企画したそうです。

とちぎボランティアネットワーク」の矢野正広理事長を講師にお迎えして、これまでの活動を振り返り、お互いの意見を言い合える対面での会議、賛同者、活動の周知がいかに大切か、などを学んだそうです。

今日、校長室に来てくれた笹村さんと山崎さんからは、これからは、もっと仲間を増やしたい、という目標を聞かせてもらいました。

私からは、会がいつどんなことをやっているのか、どうすれば参加できるのか、などを皆さんにも知ってもらうため、チラシとかを配ったらどうでしょうか、という提案をさせていただきました。

また、「子どものとなり佐野」では、毎週日曜日の10時から12時に、子どもたちに勉強を教える「学習支援」も行っているそうです。

春休み中に、ちょっとした行動を起こしてみてはどうでしょうか。

【高校】SGクラブディベート班の活動

3月17日(木)放課後、SGクラブのディベート班の活動を見学しました。
今日の論題は、

もし、友人の恋人に恋をしてしまった場合、恋をした人はあきらべるべきか、否か
というものでした。(高校1年生が考えました。)
はたして、恋の行方はディベートで決着がつくのでしょうか。

正式な試合では、おそらく出題されることはない論題かもしれませんが、熱のこもったディベートが繰り広げられていました。