校長室便り

2022年9月の記事一覧

【中高】保護者公開に向けての準備

9月2日(金)16時、最後の点検で各会場を巡回しました。明日の保護者(同居の家族)への公開に向けて、準備が整ってきていました。今日は、最大19時まで残って準備するクラスや団体があるようです。

巡回のルート順に目にしたものです。完成度は様々ですが、生徒たちが楽しんで取り組んでいることは伝わってきました。保護者の皆様は、明日、完成形をお楽しみください。

 

【中高】旭城祭校内公開~「アンブレラスカイ」

9月2日(金)今日の13時から、学校祭(旭城祭)の「校内公開」が始まりました。今回の校内展示の目玉として、中庭に「アンブレラスカイ」を制作しました。今日はあいにくの雨模様ですが、雨に傘(アンブレラ)はつきものです。雨の降る日でも、人々に明るい希望を与えてくれる「アンブレラスカイ」のような人になってくれるといいですね。

「アンブレラスカイ」は、館林市の「城町アンブレラスカイ」が有名です。今回の「アンブレラスカイ」も、館林で「アンブレラスカイ」を制作している谷田川敏幸様に、プロデュースしていただきました。

谷田川さん(右端)と中高の実行委員・生徒会役員との顔合わせ

 

高校の生徒会長が、館林のアンブレラスカイ(7月4日から8月27日まで開催)を見て感激し、中高生がみんなで楽しめる企画として、「旭城祭で実現したい」という強い思いに駆られました。そこで、アンブレラスカイを私費で企画・運営・実施をされている谷田川敏幸様に直接会い、その気持ちを伝えました。

最初は「そんなに簡単にできるもんじゃないよ」と、軽く断られたそうですが、「どうしても作りたいんです」とあきらめない生徒会長の熱意に根負けし、応えてくださいました。

8月30日(火)、急遽、本校に来ていただき、中庭に「アンブレラスカイ」が設置できるかどうかを見ていただきました。その結果、管理棟と教室棟に平行するワイヤーを5本張り、そこにアンブレラを100個程度をつるした「アンブレラスカイ」を制作することは可能であることがわかりました。アンブレラは谷田川さんが無償で提供していただけることになりました。

谷田川さんは、すぐさま設計図を書いてくださり、必要な材料(単管等)を算出しました。そして、生徒会担当の川俣先生が、ホームセンターに出向き、材料がすべて揃っていることを確認しました。

8月31日(水)、この日の午後から生徒たちは作業を始めます。それに間に合うように、事務室の公使さんと、生徒会担当の増田先生と私で、材料を買い出しに出かけました。

これらを単管というのだそうです。

軽トラを借りて、佐高まで運びます。

(ちなみに、私も運びました)

これで、材料は揃いました。

8月31日(水)午後、アンブレラをつるす土台の設置作業に取りかかりました。

公使さんや先生方の指導の下、生徒たちは安全第一で慎重に作業を進めました。

(なお、写真撮影時のみ、マスクを外してもらいました。)

地中深く杭を打ち、簡単には倒れないような土台を作ります。

ワイヤーを張っています。

張ったワイヤーにアンブレラをつるします。

9月1日(木)10時、すべてのアンブレラをつるし終わりました。根気のいる作業でした。

 

9月1日(木)午後、安全性を高めるため、ワイヤーを支える単管の数を追加するなどの補強作業を行い、ようやく完成しました。お疲れ様でした。

ものすごい集中力とチームワークでした。高校生の情熱がなかったら、2日間でここまでやろう、なんて誰も思わないでしょう。

 

9月2日(金)今日は校内公開です。今まで、閉じていたアンブレラを開きます。

幸いにも、傘はワンプッシュで開きます。

色とりどりのアンブレラが広がると、風景が一変します。虹のように輝くスカイが現れました。

 

この日、館林から谷田川さんが、完成した「アンブレラスカイ」を見に来てくれました。「これだけしっかり作ってあれば、倒れる心配はありません。下を通っても安全です。」建築工事の専門家から、安全性のお墨付きもいただきました。本当にありがとうございました。

ここまでのものができるとは、ちょっと信じられない気もしましたが、熱意とそれを裏付ける緻密な計算と勝算があったからだと思います。また、生徒と教職員、そして谷田川さんが一致団結し、同じ目標を目指していたことが大きかったと思います。

素晴らしいチャレンジの成果を明日、保護者の皆様にも見ていただけることを本当に嬉しく思っています。