農業科のできごと

農業科【食品化学科・農業経営科・生物工学科】便り

ふるさと納税の返礼品に向けて!!part8

令和5年9月5日「りほ」が出荷されました。

専攻生は本日の朝、最終の出荷準備を行い、出荷用トラックに「りほ」を載せ最後まで見送りました。

出荷の日は毎回、何とも言えない気持ちになりますが、「りほ」にはふるさと納税の返礼品として今までにない輝きを放ってほしいです。

  

 

  

 

ふるさと納税の返礼品に向けて!!part7

ふるさと納税の返礼品に向けて愛情込めて育てていた「りほ」が9月5日の9時に出荷することとなりました。

そのため、今回は出荷準備を行いました。

まず鼻環を付けます。牛自身もすごく痛がるので、手早く行うのがコツです。出荷時に紐をつけるのですが、鼻環に紐をつけることによって、誘導しやすくしています。その後、体をきれいにブラッシングしてあげます。出荷時にはどこよりもきれいな状態で出荷することを心がけています。

 

最後に今回は体重測定をしました。生体重で836キロと大きく成長してくれました。

明日は出荷になりますが、最後まで愛情込めて管理していきたいです。

   

 

  

 

 

ふるさと納税の返礼品に向けて!!part6

今回は、ビタミン検査についてお話します。

和牛はビタミンAおよびビタミンA前駆体(カロテン)を一定期間不足させることで筋肉内に脂肪(サシ)が入り易くなることが報告されています。一方でビタミンAを不足させることは、牛の健康に対して悪影響を及ぼすため、定期的に血中のビタミンA量を調査し、限界値を下回らないようにコントロールしています。また、ビタミン検査は、牛の血液を採取し県北家畜保健所に送付して、ビタミンA等の数値を測定しています。

那須拓陽高校では月に1回程度実施しており、ビタミンAが限界値に達しそうな牛に対しては、ビタミン剤を経口で給与し、コントロールしています。

 

 

ふるさと納税の返礼品に向けて!!part5

今回は、ルームメイトの「こはる」についてお話します。

まず那須拓陽高校の肥育牛は、牛舎内の1区画に2頭以上で飼育する多頭飼いです。理由はセリ食いで、同じ区画で過ごす牛たちに競わせるようにして飼料をたくさん食べてもらい、大きな体にするためです。

ふるさと納税の返礼品に出品する予定の「りほ」のルームメイトが「こはる」です。

生年月日は、2021年10月29日の牛です。お気づきになった人がいるかもしれませんが、「りほ」よりも1年近く若い牛になります。多頭飼いの多くは月齢が近い牛同士ですが、今回は月齢が近い牛がいなかったため一緒に飼育しています。

当初は1歳も離れているため、なかなかなじめていませんでしたが、すぐに仲良くなりいつも元気に過ごしています。

「りほ」の出荷まで残り1か月を切りましたが、これからも仲良くしてほしいです。

 

 

 

ふるさと納税の返礼品に向けて!!part4

今回は、除ふんについてお話します。

除ふんは、牛の排せつ物を清掃することで、すべての牛舎で行っています。肥育牛を飼育している場所では、月に1回以上除ふんを行い、牛たちがストレスなく過ごせるようにしています。敷料には粉砕バークと呼ばれる木の皮を細かくしたもの等を使用しています。

除ふんを行うと牛たちが飛び跳ねたり走り回ったり、さらに体をこすりながら喜びを表します。

また、除ふんでは一つ注意点があります。敷料をしっかりと平らにならさないと寝ころんだ牛が自力で立てなくなり、最悪、死に至ってしまうことです。そのようなことがないように細心の注意を払って行っています。

 

   

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