お知らせ
海短研10日目
10日目報告書
本日からアメリカ滞在2週目に入りました。先週の土曜日は雨の中での終日ロサンゼルス観光でしたので、週末に体調を崩してしまった生徒さんもおりました。家や学校に慣れてきた時が一番体調を崩し易いですので、残りの滞在が万全の体調で過ごせるように、各自体調管理には気を付けてほしいです。
日曜日は今回ファミリーと一緒に過ごせる最後の週末でした。ここはキリスト教信者が大変多く、殆どの家庭では日曜日の午前中はミサに行きます。今時の教会は昔よりもかなりPOPになっており、キリストを称えるLIVE会場のような雰囲気にしている教会も増えています。私達日本人にはあまり馴染みの無い習慣ですが、これも海外では常識。一つの経験として捉えて欲しいです。教会の後は映画を見たり、ショッピングに行ったりと生徒さん達がここでやってみたい事を、ファミリーと一緒に楽しんでいたようです。
午前中は授業を少し早めに切り上げて、SANTA MARGARITA CATHOLIC SCHOOLを訪問しました。ここはFSLから約30分の場所にある1987年に設立された私立のミッション系スクールで、生徒数は約1700名となります。学校内はとても整然と厳かな雰囲気で、私達はオフィスの方にご案内していただきながらキャンパスを見学して回りました。キャンパス内での写真には制限があったため、大女生のみの写真となっています。
正門横のオフィス前 案内人の方と
学生食堂(屋外ですが頭上にヒーター有り) 体 育 館
Book Store(商品はNikeが提供しています) 競 技 場
本日のランチはSaddleback Collegeのカフェテリアに行きました。サラダやフルーツ、タコスにポテトフライ等が並んでいて、それぞれ好きな物を仲良しと一緒に食べました。食後の運動として卓球をしていた人もいましたね。屋外で卓球をするというセンスは日本人にはありませんが、そこは何でもありのアメリカです。
カフェテリア 室内
カフェテリア 外のテラス席で
カフェテリア 外のテラス席 カフェテリア前にて卓球
午後の前半はInformation session その2という事で、アメリカ留学に関する更に具体的なプランを学びました。留学に関するプロセスや費用、ボランティアワークの必要性等、今後アメリカ留学をしようと思っている生徒さんにはより具体的な方法を教えていただき、一歩現実へ近づきました。
左が卒業生のmimiさん 講義を終えて談笑
午後の後半は日本人スタッフのmimiさんが登場し、屋外でのスポーツアクティビティをしました。久しぶりに運動が出来るとあって生徒達は大はしゃぎ。ドッチボールやバレーボールなど、日差しの中で思いっきり遊びました。アメリカの紫外線は日本の数倍とも言われていますので、日焼け止めは必須ですが、塗っても塗ってもなんだか顔が赤くなってきます。正にこれがカリフォルニアの気候です。
屋外でドッチボール、バレーボールをしました
海短研8日目
8日目報告書
本日は終日ロサンゼルス観光の日です。いつも通り8時30分に学校に集合した後は、まずはハリウッドに向かいます。Saddleback collegeからは国道5号線をひたすら北上し、その後国道101号線に乗り1時間半程の距離です。途中、ロサンゼルスのダウンタウンが左手に見えていましたが、殆どの生徒さんがぐっすり寝ていたので気づいていなかったようです。ダウンタウンはまた来週改めて行きますので、ここは起こさず通過します。
私達の車はHollywood&Highlandというショッピングセンターに駐車し、まずは全員で集合写真を撮りました。この階段の奥にあるのが、先日アカデミー賞(オスカー)の授賞式会場となったドルビーシアターです。その後すぐ隣にあるチャイニーズシアターに行きました。あいにくの雨模様ではありましたが、皆さんお気に入りのスターの手形を探し、一生懸命写真を撮っていました。
その後は南ハリウッドにあるThe Groveという複合ショッピングセンターに行きました。チャイニーズシアターからは20分程の距離です。ここはオープン型のショッピングセンターで、ブティックやブランド店、お土産屋さんやファーマーズマーケット等、道路を挟むとWhole Foodsや、Trader Joe’s、Kmart、Ross dressなど様々な種類のお店が立ち並ぶエリアです。お昼の時間でもあり、ここで自由ランチとなりましたので皆さんはお友達同士気に入ったところでランチを取りました。
The Grove ショッピングセンター
その後は一気に国道5号線を南下して、アナハイムエリアにあるエンゼルススタジアムに向かいます。途中にロサンゼルス名物とも言える高速の大渋滞に遭いましたが、これも良い経験です。それでも売店が開いている時間には無事に到着出来ました。スタジアムの正面ゲートにはなんと「大谷翔平」という漢字の垂れ幕が下がっていてびっくり!アメリカでの期待値の高さを感じます。本日は試合が無くひっそりとしていましたが、売店には他にも日本人が沢山いて大谷グッズを購入していきました。ただ、正規品はお値段もそれなりに高く。見るだけの生徒さんもおりました。本来ならばここでトイレを済ませるつもりでしたが、本日は試合が無くトイレもクローズしていた為、急きょトイレ休憩としてアーバインにあるMITSUWA(日本食マーケット)に立ち寄りました。和菓子や焼きそば、お寿司等、日本の食材は大抵の物が手に入りますので、ロサンゼルスに住んでいる日本人御用達のお店です。懐かしい日本のお菓子を買ったり、ファミリーに作る日本食の食材を購入したりと思い思いに時間を使いました。
明日は日曜日なので、終日ファミリーと過ごします。今週は新しい事だらけの週できっと皆さん疲れていると思います。少しでもリラックスして、週明けからまた元気に登校して欲しいものです。
海短研7日目
7日目報告書
英語クラス4日目となり、今週の授業は本日で終わりです。生徒さんはクラスのインター生とも話しをするようになり、家庭でも日本料理を作ったり一緒にテレビを見たりと、アメリカでの生活リズムが掴めてきたようです。
生徒が日々提出しているジャーナル(日記)には「明日からは間違いを恐れることなく、自信をもって答えたい」「何事にもポジティブに考えて、限られた時間を大切にしたい」「学校がとても楽しい♪新たな発見も多く興味も尽きることがない。できる事が増えるとうれしい」「ずっとここにいたいな」という言葉が並び、学校でも家庭でも充実した日々を送れている様子が浮かびます。中にはホストファミリーと深い話をしている生徒もおり「自分の内気な性格を直したい」と打ち明けたら「全然そんな事ないよ~」と慰められ、返って性格を褒めてくれてとても感激したという感想が書かれておりました。ホストファミリーも生徒達と一緒にいられる時間が少しでも多くなるよう工夫をしてくれており、暖かく迎え入れられております。
FLSでは現在大女生は4つのクラスに分かれて勉強をしています。殆どのクラスに共通するのは、とにかく「自分で考えて意見を発言する」という事に重きを置いている事です。このスタイルだと授業に参加している実感も湧きますし、何より口に出す事で記憶にも繋がります。黒板を写すだけではない授業スタイルは、生徒達には新鮮に映り、かつ勉強する楽しさも倍増させています。下記がクラス分け概要と学習スタイルです。
■レベル5
大田原女子高生5名とインター生3名の混合クラス、担当する先生はMsレイチェルです。テキストに沿いながら質問の答えを書き、終わったら近くの人と答え合わせをするという、共通理解を目標にしたクラスの印象です。「Will」と「Be going to」の使い分けについて学んだり、テクノロジーについての良い点/悪い点について書き出したりしていました。
■レベル8
大田原女子高生6名とインター生6名の混合クラス、担当する先生はMr タラルです。生徒達の興味を引くような宿題が出されており(自分でお札のデザインを考えてくる、チャーリーとチョコレート工場の小説を読んで感想を書く etc)宿題に対しての気持ちの負荷が少なくなるよう工夫されている印象です。わからない単語が出てきた際には先生がすぐにインターネットで調べて、前のプロジェクターに映してくれますので生徒達の理解度も速いです。教室内の雰囲気もとても良く、非常に和気あいあいとしていて教室にいる事自体が楽しいと思わせてくれるクラスです。
■レベル9
大田原女子高生5名とインター生2名の混合クラス、担当する先生はMsシャルークです。テキストに沿いながらまず一人で考え、その後ペアで考え、そしてクラス全体で共有するという理解パターンです。わからない単語が出た際には極力辞書やスマホを使わず、先生が英語を使って意味を丁寧に教えてくれています。数えられる名詞/数えられない名詞についてや、名詞や形容詞の意味を英語の説明文とマッチさせて覚えたりしています。少人数なので先生との距離が近く、また台湾からのインター生がとても優しくかつ積極的に発言するので、大女生にも良い意味で影響を与えてくれています。
■レベル11
大田原女子高生3名とインター生10名の混合クラス、担当する先生はMsアリアナです。今回大女生がクラス分けされた中では一番高いレベルのクラスです(FLS自体にはこの上にレベル13が設けられていますが)。テキストの項目(例:「Dreams and Goals」)を参照し、項目毎に文法、新しい単語、フレーズを学習していきます。ペアワークはもちろん、クラス全体で意見交換をし、誰もが積極的に発言をするため、非常に学習難易度の高いクラスです。インター生の語学力も高い生徒が多く、大女生にもとても良い刺激となっているようです。
午後はSaddleback College内でのCampus Activityです。最初の2時間はFLSの教室内でリーダーシップに関するディスカッションをしました。また、アメリカの大学生活の仕組み等を説明され、今後留学をするにあたっての参考になる情報を教えていただきました。
少しブレイクを挟み、その後の2時間はFLSの卒業生で現在はSaddlebackCollege生のMimiさん(日本人)によるActivityです。言葉を当てるゲームでは、まず一つの単語を選びその単語が何かを説明やジェスチャーを交えて当てていきました。皆さん意外にも興奮し、盛り上がっていました。Mimiさんはお化粧や服装から鑑みるとすっかりアメリカ人で、彼女の前向きな心掛け(折角なので日本人とはなるべく一緒にいないようにする、アメリカにいて息をしているだけでもお金がかかっていると意識している。etc)や、こちらでの体験を聞いた生徒さんの中には「彼女の話は今後の自分の人生に大きく関わるだろう」と、影響を受けた人もおりました。
↓午後のディスカッション/ゲームの様子↓
海短研6日目
6日目報告書
英語クラス3日目です。朝の通学スタイルにも慣れてきて、大女生の中では始業時間に遅れて来る生徒さんはいなくなりました。FLSでは遅刻を3回すると欠席扱いとなるのですが、他外国の生徒さん達は時間に対しての感覚がとてものんびりとしており、授業が始まっているのに急ぐ様子も無くゆったりと教室に入っていきます。
教室内での授業スタイルも、途中でトイレに行ったり、スマホをいじったりと自由です。日本以外の国ではこうして個性を尊重?する学校生活を送っているので、大人になってからも自分のやりたい事をやりたいような形で自由に実現していきます。海外では自己主張がとても大切で「発言しない=何も思っていない」となってしまいます。生徒さんの中には「思った事を恥ずかしがらず、間違えを恐れずに発言したい」と日記の中で意識を新たにした方もおり、今後の行動が楽しみです。
休み時間に他国の生徒と
午後からはUCI(University of California, Irvine カリフォルニア大学アーバイン校)に行きました。FLSからは国道5号線⇒国道405号線を経て約40分の所です。まずは敷地内にあるUniversity Centerで各自ランチを取りました。ここでは大人気のピザのファストフード店Blaze Pizzaに入った人が多かったです。好みの具を選んで焼いてもらうというシンプルスタイルですが、生地が薄くてカリっとしていてとっても美味でした。
その後はUCIのCampus Tourに行きました。学部生に案内されながら、広大な敷地を歩いて回りました。あちこちに学部毎のビルがあり、ビルを移動するのも一苦労。それでも自然溢れるCampusに、皆さんアメリカでの大学生活にイメージを膨らませていました。説明してくれた方の英語は三分の一位しかわからなかったという事でしたが、それでも英語脳をフル回転させて一生懸命聞いていました。ツアーはStudent Shopにて解散となったため、店内で貴重なUCIグッズを購入したりと短いながらもUCIの雰囲気を楽しみました。
UCI FLAG POLEの前で UCI Campus tour
Campustourが終わった後、FLS迄の帰路にあるIrvine Spectrum Center(アーバインスペクトラム)に立ち寄りました。このエリアでは一番大きいショッピングセンターで、アメリカではとても有名な大型格安スーパーのTargetを始め3つのデパートや専門店、IMAXシアターや観覧車等もある複合施設です。実は日本からの到着日翌日に既にここに連れてきてもらっていた・・・という生徒も数名いましたが、敷地内がとても広いので何度来ても楽しめます。自分のお土産を買うにもお友達に購入するにももってこいの場所で、大好きなショッピングを楽しみました。
今はお友達へのお土産も全部スマホで画像が送られてきて商品を指定されるので、ある意味簡単に購入できます。とはいえ、広い店内を該当商品を探して歩くだけでも大変な作業ですので、やはりお土産探しには労力が必要です。
海短研5日目
英語クラス2日目です。FLS(語学学校)では、大田原女子高校の生徒の他に中国、韓国、スイス、ブラジル、コロンビアの学生達が英語の学習に励んでいます。こうしたインターナショナル生は長い期間留学をしている生徒が多く、FLSで英語力を身に付けて大学の学部へ進学する生徒が殆どです。日本では先生の話を聞いて書き取るという受け身の授業が多いですが、海外での授業スタイルは発言をする機会が多いのが特徴です。先生に質問をされてわかった誰かが答える・・というのではなく、全員が順番に自分の意見を答えていくという形が多いため、否が応でも発言しなければなりません。もちろん、すぐには質問の内容が理解できないという事もありますが、「わからない」と回答してもそれに対してまた英語で説明されますので、脳が英語一色となります。でもこれが、英語力が身に付く大切なポイントです。
本日の休み時間には外にFood Bankの団体が来ていました。Food Bankとは、包装の傷みなどで品質に問題がないにもかかわらず流通出来なくなった食品を、企業から寄附を受け生活困窮者などに配給する活動の事です。日本ではまだ馴染みの薄い活動ですが、アメリカでは歴史のある活動です。本日はパン、カップケーキ、野菜、果物etcがテントの中に並べられ、生徒さんの中には事情がわからず、Staffと何気ない会話をしながらカップケーキや果物をもらっていた人もおりましたが後で事情を説明したら納得の様子。「これからはもらうのを止めておきますね・・・」と謙虚な感想。また一つ新しい事を学びました。
午後からはFoutain ValleyにあるYakult USA Incの工場見学に行きました。FLSからは国道5号を北上し約40分の場所です。建物に入るとまず、大きなヤクルトに出迎えられ集合写真を撮りました。工場内では英語の勉強の為あえて英語メインのツアーをお願いしました。皆さん慣れない単語もある中、説明を一生懸命聞きYakultの歴史やその効能について学びました。とはいえ、全部が英語ですと専門用語が多すぎるのでその都度日本人Staffが通訳をしてくださり、そこで初めて納得の様子。スクリーンでヤクルトの効用や歴史を見た後は工場内へ進み生産過程の見学です。1つの大きなタンクで作られるヤクルトは75万本分との事で「今回見学に来ている大女生が毎日1本飲んでも、飲み切るのに100年以上かかる」との説明をされ、一同驚愕。「100年も生きられない~」という生徒さんの一言に笑いが漏れました。あの小さい容器が自動的に作られ、Yakultで満たされた後、パッケージされて配送過程へ進むオートメーションにも感動。案内してくださったガイドさん、日本人Staffも丁寧にご説明してくださり、今まで以上にYakultが身近に感じられるようになりました。工場見学を終えて出発した後、Staffの方々が私達のバンが見えなくなる迄手を振って見送ってくださり、久しぶりに感じる日本のおもてなしに感激した一日となりました。
入口のヤクルト前で集合写真
その後は道路の渋滞が無かった為、FLSに戻る途中にあるTrader Joe'sに立ち寄りました。ここはロサンゼルスを拠点とするOrganic食品スーパーです。日本ではオリジナルエコバッグが有名で、西海岸のお土産といえば必ず上位にランクインする人気のある商品です。お店の在庫が無くなる程エコバッグを買占め、これで友達へのお土産が少し片付いたと、皆さん安堵の表情でした。
ついついCakeを食べてしまいました Trader Joe’s隣のCaféにて