校長室便り

校長室便り

中2「伝統文化の学習」 ~華道

今日の6,7限目は、「総合的な学習の時間」を使って、中学2年2組は、「華道」の学習がありました。講師は、いけばな小原流の清水一克先生です。

今日の花材は、フェニックス、カーネーション、オンシジュームの3点です。
今回のいけばなのテーマは、「ひらくかたち」だそうです。
決まった型はありますが、その中で、どう個性を発揮するか、ということだそうです。


一克先生は、生徒が生けたものを見て、まず点数を言ってくれます。そして、ここはこうすると良いと手直しをしてくれます。ちなみに、生徒から聞いた話では、最高点数は95点位で、100点はまずないそうです。


一克先生に見てもらった後は、担任が記録として写真に残します。
↓こんな感じです。


皆さん、自分の「いけばな」には愛着を持っているようです。









お花は家に持って帰るので、家でもいけばなをすることができます。
「私は花瓶にいれて飾ります。」という生徒もいましたが、それはそれでいいのかもしれません。皆さん、楽しそうにやってました。

中1のオンライン授業参観

本日の5限目、中学1年1組の「道徳」(久保先生)で、Zoomを使った「オンライン授業参観」を実施しました。中学1年生の保護者は、入学してから一度も授業を見たことがないことから、中1の先生方が企画しました。

教室には、うしろ、南側、北側、に計3台のカメラを設置しました。
保護者は、パソコンやスマホ上で、3台のカメラの画像を切り替えることができます。



教室のうしろのカメラ画像(生徒の後ろ姿が写っています。音声はこのカメラで拾っています)


教室の南側に設置したカメラ画像(生徒の正面からみた姿が、窓側から写っています)

当日の「オンライン授業参観」は、1年1組の保護者が20名から30名が入ってくれました。
Zoomにはチャット機能があり、コメントも多数いただきました。
「このような機会を設定してくれてありがたい」「学校の様子がよくわかった」等、好意的なご意見を多数いただきました。一方、課題として、先生の声は聞こえるが、生徒の声は聞き取りにくい、ということがありました。これは、カメラ3台で撮影していますが、3台ともマイクをオンにしてしまうとハウリングを起こしてしまうため、教室の「うしろ」のカメラからしか音声は拾えません。そのため、生徒の声は聞き取りにくくなってしまいます。今のところ、解決策はありませんが、カメラの位置は工夫したいと思います。

1年2組と3組について、以下の日程で実施します。

1年2組 →12月17日(木)5限目 英語、13:00~13:45、富永先生
1年3組 →12月21日(月)5限目 道徳、13:00~13:45、粂谷先生

なお、上記のオンライン授業参観は、お子さんが在籍しているクラスの授業しか入室できません。

中3英語の授業見学

本日の4限目、中学3年1組の英語(川俣先生と鴇田先生)の授業を見学しました。
「日本文化を紹介しよう」というプロジェクトで、実物や写真を見せながら、「自分が紹介したい日本文化」を「Show & Tell」で紹介しました。

4人1組となって、順番に「自分が紹介したい日本文化」を実物や写真を見せながら、英語で説明します。これを「Show & Tell」と呼んでいます。

まずは、最初の発表です。発表者を確認しています。先生方も元気いっぱいです。


皆さん、待ってましたとばかりに、英語での説明に力が入っています。また、発表後には、大きな拍手がわき起こります。


「自分が紹介したい日本文化」は、折り紙、おせんべい、お茶、手ぬぐい、梅干し、金平糖など、様々です。


おにぎりやカップラーメンもあり、共感を呼んでいます。


友達の発表を聞いて、わかったことをメモしたり、わからなかったことを質問したりします。


最後に、皆さんの発表を聞いていた川俣先生のご指名で、興味深い紹介をしてくれていた4人が、クラス全体に紹介をしてくれました。

「甘酒」の紹介です。


「百人一首」の紹介です。


「手ぬぐい」の紹介です。


「折り紙」の紹介です。

今回は、「Big Voice」「Eye contact」「Smile」「Reaction」を心がけて発表していました。楽しみながら話す力が付けるのが、このプロジェクトの目標です。


また、皆さん、とてもわかりやすい説明で、「なるほど」と思わせる内容でした。
とても良かったと思います。

いじめ・教育相談アンケート結果(12月1日実施)

12月1日に実施した中高の全生徒を対象に実施した「いじめ・教育相談アンケート」の集計結果について、個人情報に配慮した形で公表いたします


本アンケートは、いじめをゼロにすることを目指すものではなく、いじめは、いつ、どこでも、だれにでも起こりうるものであることから、その早期発見、早期対応を目的としています。
スクールカウンセラーや教員等との面談の希望がある場合には、即座に対応しています。

R2.12.1 いじめ・教育相談アンケート結果(中学).pdf
R2.12.1 いじめ・教育相談アンケート結果(高校).pdf
R2.12.1 いじめ・教育相談アンケート・自由記述.pdf

今回の調査で、「いじめてしまった」という生徒が中学生で2名いました。
12月9日(水)の朝、中学校は「人権集会」がありましたので、このことについて、校長から以下のような話をしました。

*自分が『いじめてしまった』と振り返ることができることは、誰にでもできることではありません。勇気がいることだと思います。相手の存在に価値を認めているからこそ、相手に嫌な思いをさせてしまったのではないか、とふり返ることができたのではないかと思います。

*もちろん、いじめをしないことは重要ですが、知らず知らずに、相手を嫌な気持ちにさせてしまったかもしれないと、後から気づくこともあるかもしれません。その時は、自分を振り返る勇気を持ち、行動に移して欲しいと思います。それができるようになることが、本当の意味での「いじめの撲滅」なのだと思います。

以上です。

*なお、今回のアンケート結果については、本HPのメニューにある「いじめ・教育相談アンケート」に収納しています。

キャリアに関する講演会

本日の放課後、1,2年生の希望者約30名を対象に、「キャリアに関する講演会」を旭城ホールで実施しました。講師は、島田先生が小山高校で勤務されていた時の生徒で、現在はキャリアプランナーの佐山曜(さやま ひかる)氏でした。

佐山先生の講話は、将来の進路を考える上で、今、やりたいこと(Doing)だけで進学先を考えるのではなく、ありたい姿、どのような生活をしていたいか(Being)を想像することも必要である、という内容のお話でした。


例えば、将来、看護師になりたい(Doing)という希望があっても、定時には家に帰りたい、土日は絶対に休みたい(Being)、としたら、それでも看護師を目指すかどうかを考える必要がある、ということでした。



同様に、地域のために貢献したいというDoingから、公務員を目指したいという夢があっても、年収は30歳で700万は欲しいというBeingには、マッチしませんね。

就職して初めて現実を知り、悩んで離職してしまう、という人がとても多いそうです。そういうことを無くすには、高校時代から、将来やりたいこと(Doing)だけで進路を決めるのではなく、ありたい姿、どのような生活をしたいか(Being)を想像しながら、キャリアを選択する必要がある、ということを教えていただきました。

最後に、ワーク(自分のキャリア形成を考えてみよう)、ということで、参加した生徒たちは、自分のやりたいこと(Doing)と、ありたい姿、どのような生活をしたいか(Being)について、書きだしながら考えていました。




*終了後の生徒の感想をいくつか紹介します。
「やりたいことだけに固執せず、ありたい姿を想像する」という言葉が印象に残りました。将来やりたいことがまだ決まっていないので、ありたい姿を想像し、自分に合った職を探していきたいと思います。」

「DoingとBeingの2つの将来の理想を合わせて考えていくことが分かりました。もう一度考えるきっかけになりました。自分の考えを広げることが出来ました。」

「この講話を聞いて、私はもう将来の夢は決まっていましたが、別に絶対にその仕事をしたいわけではないのかなと考えることができました。目標設定の方法論を知り、実際にやってみて自分がどんなふうに生きたいのか分かりました。今日聞いたことを大学選択に生かしたいと思います。」

「私はやりたい仕事がぼんやりとは見えていますが、本当に自分がやりたいことは分からなかったので、今回、素敵な話が聞けて良かったです。」

「この講話を聞いて、自分が将来、どういう仕事に就き、どういう大人になりたいかについて、改めて見つめることが出来ました。いろいろな仕事を調べて、視野を広くして、自分に本当にあった仕事を見つけていきたいと思いました。」

*生徒にとって、将来の進路選択を考える上で、きっかけになったようです。また、教員にはなかなか気づかなかった視点だったので、とても勉強になりました。もっと多くの生徒に聞いてもらいたいお話だと思いました。

グァテマラ共和国の教員の授業参観

本日、宇都宮大学教育学部の人見久城教授と、人見先生の研究室に留学しているサラザー・ニコル・リニーさん(グァテマラ共和国 小学校教員・英語科専科)が本校を訪問し、中学生の英語と理科の授業参観を行いました。

左:人見先生、右:サラザーさん

中学校の2年3組の理科(中村先生)の授業を見学している様子です。
授業では、「電流の働きを表す量」の1時間目(導入)で、身近にある電気器具に書いてある表示を見つけてホワイトボードにまとめ、班ごとに発表しました。


そこから、WATやhelzといった電気器具の記号が何を意味しているのか?などと、生徒の疑問が広がりました。


理科教育がご専門の人見教授からも、生徒から疑問を引き出す丁寧な授業の進め方が素晴らしいと、中村先生へのお褒めの言葉をいただきました。

また、英語は栗原先生の中学2年2組の授業を見学していましたが、オールイングリッシュで進める栗原先生の授業にびっくりされていました。サラザーさんの母国語はスペイン語ですが、栗原先生はスペイン語も堪能で、スペイン語でサラザーさんに挨拶していました。凄いですね。ちなみに、富永先生もスペイン語を話せるそうです。

最後に、人見教授とサラザー先生は、校長室を訪れ、短い時間でしたが貴重な体験をさせていただいたと感謝していました。
また、授業を見に来てくださいね! いつでも歓迎します。

三代卒業生表彰式

本日、16時30分から、校長室にて、「令和2年度佐野高等学校三代卒業生表彰式」を行いました。
受賞者は、 若林秀男様(第11回卒業生)
      若林 聡様(第41回卒業生)
      若林大耀君(高校3年生)    の3名です。
おめでとうございます!

なお、附属中3年の若林仁瑛君も、家族として同席しました。

本来は、創立記念日に体育館の壇上で実施する予定でしたが、創立記念日の式が、新型コロナの影響で中止となったため、この時期に校長室で実施しました。島田同窓会会長から表彰状と記念品などが贈られました。

高1SGHフィールドワーク出発!

今日は、高校1年生の「SGHフィールドワーク」です。
生徒の希望により、バス4台で、茂木、大田原、足利・桐生、県庁周辺で、フィールドワークを行います。朝8時20分頃、本校を出発しました。

茂木方面です。ふみの森もてぎ・もてぎプラザ里山で、研修や講演があります。


大田原方面です。国際医療福祉大学で研修をしたり、トコトコ大田原で講演を聞いたりします。


足利・桐生方面です。飛駒町の吉川油脂での研修の後、桐生市織物関連遺産・のこぎり屋根工場群・ベーカリーカフェレンガ(旧金谷レース邸宅工場)・青柳菓子店(旧東洋紡績工場)、足利まちなか遊学館を訪問します。


県庁方面です。栃木県庁・フードバンクうつのみや・とちぎボランティアネットワーク・栃木県国際交流会、とちぎスポーツ医科学センター・カンセキスタジアムなどを訪問します。生徒たちは、それぞれ事前にアポをとった課室に伺い、インタビューなどをしてきます。


みんな、元気いっぱいで出発しました。大いに学んできてください!
各方面とも、16時30分から17時くらいにそれぞれ学校に戻ってくる予定です。