校長室便り

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ボート部全国大会速報!③(記事追加しました)

今日の大阪は風が強く(風速6~7m/秒)、突風が吹くと艇が転覆してしまう危険性があることから、今日の予選は明日に延期なりました。明日は、予選と敗者復活戦を両方やることになりました。


強風の中、水路を見つめる佐高ボート部の皆さん。

*それでは、今日はいったい何をしていたのでしょうか

→宿舎は、堺ナショナルトレーニングセンターや「G大阪」の練習場(サッカーコート16面ある広さ)がある広大なスポーツ施設の一角にあります。

赤丸を付けたところが、宿舎です。


宿舎ではコロナ対策が徹底しています。朝食は通常バイキング形式ですが、今は手洗い消毒した後、さらに手袋を着けて、小分けされた料理を選んで持っていきます。料理はおいしいのですが、味気ないそうです。大浴場も閉鎖されていて、部屋のバスしか利用できないということでした。


朝食後は、周囲の走り込みやトレーニングセンターで筋トレです。


今回、佐野東高と一緒に行動していますので、練習も一緒です。佐野東高は全員男子ですので、本校の唯一の男子、内田君は佐野東高の男子と練習しています。

*さて、選手たちは、今日の競技中止をどのように受け止めているでしょうか
→戸田先生によると、最初は、早く試合をやりたい、という気持ちが強かったようですが、陸上トレーニングで体を動かしているうちに、気持ちがリフレッシュされ、うまく切り替えができたようです。

*それは良かったですね。明日の予選を前にして、いったん気持ちや体を休ませることができたのは、選手たちにとっては、いい機会だったのかもしれませんね。
明日は最高のコンディションで持てる力を存分に発揮してください。
応援しています!

中3「数理探究」出前授業

昨日(9月17日)は、佐野市葛生化石館の学芸員である「奥村よほ子」先生をお招きし、中3「数理探究」の出前授業を行いました。
特別時間割を組み、1,2限目(3年1組)、3,4限(3年3組)、6,7限(3年2組)で実施しました。

地質時代と佐野で産出される化石について学んでいます。

 

今回の出前授業は、①葛生地区の石灰岩地帯を中心とした地層の成り立ちについて学ぶ。②フズリナやウミユリ等の化石探しを通して、地学研究の基礎や楽しさを味わう。ことなどを目的としています。



 葛生で産出される化石では、フズリナやウミユリが有名ですね。これらは、かつてどんな環境で生活していたのでしょうか?

 

大昔、このあたりは海の底で、そこに棲んでいた? いいえ、全く違います。

 

葛生石灰岩は、いまから2億6千万年前の古生代のペルム紀という時代の生き物がつくりだした岩石で、当時は赤道直下の海底火山上で作られました。そこに棲んでいたサンゴやフズリナ、ウミユリが化石となっているのです。


そして、長い年月をかけて、海洋プレートの動き(プレートテクトニクス)によって、葛生まで運ばれてきました。まさに、「地球規模の壮大な物語」です。



授業の後半では、実際に、細かな石灰岩の断片から、フズリナやウミユリを探す作業を体験しました。みんな夢中になって探していました。見つけた化石の一部は各自持ち帰りました。持ってると何かいいことありそうですね。


葛生で産出される石灰岩は、校庭の前庭(職員玄関手前)にある岩石標本園で見ることができます。一度見てください!





ボート部全国大会速報!②公式練習

今日は、一日「公式練習」が行われました。今回の会場は、大阪湾にある水路です。
いつも練習している河川(渡良瀬川)と比べると、海ですので「うねり」があったり、海水による「浮力」が大きいなど、いつもと勝手が違います。

通常の公式練習は半日なのですが、今回は丸々一日、練習することが出来たので、徐々に慣れてきて、いつもの感覚が戻ってきたそうです。

女子ダブルスカル(藤倉さん、木村さん)


女子舵付きクォドルプル(岡部さん、松浦さん、船渡川さん、生熊さん、川田さん)


男子シングルスカル(内田君)

*3年生の木村さんにインタビューしました。
→今日の公式練習の感触はいかがでしたか?
「普段乗っている艇と違ったり、海だったりしたので、最初はなかなか慣れませんでした。しかし、徐々に雰囲気がつかめてきたので、いつも通りのレースができそうです。明日の予選では、持てる力を発揮したいと思います。」

*いいですねえ。明日は11時42分から予選が始まるそうです。3種目とも頑張ってください!

ボート部全国大会速報!①大阪に到着

本日、朝6時半ごろ、ボート部の生徒たちは、佐野東高の生徒といっしょに1台のバスで、全国大会が開催される大阪を目指して出発しました。夕方頃、会場に着いたという連絡が顧問の戸田先生から入り、以下の1枚の写真が送られてきました。
もう、気合は十分!といったところですね。

将棋大会県予選優勝!

9月13日(日)、宇都宮市にある栃木教育会館で行われた「第31回関東地区高文連将棋大会県予選」で、高校1年4組の竹熊くんが、見事優勝を果たしました。


竹熊くんは、中1から県大会で優勝を続けています。昨年度は全国でベスト8に入った強者なのです。県内では、もはや敵なしといったところでしょうか。

今回の大会の感想は
「6か月ぶりの試合だったので、慣れるまで苦戦しました。優勝するまで7回の試合を勝ちあがりました。最初から優勝を狙っていましたが、久しぶりだったので不安もありました。」

12月に行われる関東大会の目標は
「今から、こつこつ練習し、優勝するのが目標です。また、栃木県から出場する4人(他に、宇高、足高、文星)の総合成績で県ごとの順位がでるので、今年は栃木県のランキングを上げ、強いことを示したいです。」

*1年生にして、すでに栃木県を引っ張るリーダーとしての自信と風格が漂っていました。さすがですね。

高校生ディベート・オンライン練習会

今日は、高校生は、「準備型ディベートの合同練習会」がオンラインで開催されました。
参加した学校は、本校の他、宇都宮高、宇都宮女子高、宇都宮東高、栃木高、栃木女子高、作新学院高、足利高、足利女子高、大田原高、大田原女子高、矢板東高といった数多くの高校が参加しています。


今回の論題は、「The Japanese government should ban production and sales of fossil-fueled cars, including hybrid cars, by 2035」(日本政府はハイブリッドカーを含む化石燃料車の製造と販売を2035年までに禁止すべきである。)でした。
この論題について、生徒は事前に調べ、準備した上で試合を行います(=準備型)。

本校からは、2年生2チーム、1年生4チーム、計6チームが参加しました。



1年生(戸田さん)の感想:「今回は準備型だったので、昨夜は準備のため、あまり眠れませんでした。しかし、基本を確認できたので、頭がすっきりしました。準備をやっておいて良かったです。」

2年生(江部くん)の感想:「個人的には、もうちょっと準備をしておけば良かったなと思いました。新しいスタイル(準備型)だったので、参加してよかったです。チームとしては、頑張りました。」

*月に1回くらい、このような練習会を行い、12月に本番が行われるそうです。
栃木県は全国でもレベルが高いですので、力を付けて挑戦してください!

中学生ディベート・オンライン練習会

今日は、「第7回佐野市中学生親善ディベート大会オンライン」の講習会及び練習試合がZoom配信で行われました。附属中からは、最多の4チーム(2,3年生)がエントリーしています。


講習会(10:00~12:00)及び練習試合(13:00~17:00)は、中学1年生の3教室と選択教室の4会場に分かれて実施しました。今年は附属中からの参加者が多く、練習に熱が入っていました。かなり盛り上がっています。

今年度の論題は「日本は救急車を有料化するべきである。是か非か」です。



今日の練習に参加した生徒の感想です。

3年3組 大川隼くん
「今回が初めてのディベート大会だったので、とても緊張しました。ディベートが上手な人たちが集まったので、とても内容が濃いものになりました。今日の練習試合を踏まえ、本番ではより丁寧に対戦していきたいと思いました。

3年3組 黒川紗良さん
「初のリモートで不安はありましたが、チームメイトといつも通りのディベートが出来たと思います。去年も参加して、惜しくも準優勝だったので、今年こそはと意気込んでいました。リモートならではの立論の読み方や分かりやすさをしっかり確認できて良かったです。」

2年2組 小林美葵さん
「初めての本格的な練習試合だったので、少し緊張しました。立論では落ち着いて対応でき、質疑でも正確に質問できました。また、反駁の仕方など、難しいものも分かりやすく説明してくれたので、勉強になりました。本番に向けて頑張りたいです。」

*大会の本番は、10月4日(日)です。4チームとも、頑張ってください!

高2理系「英語表現Ⅱ」の授業見学

本日1限目、高校2年理系の「英語表現Ⅱ」(木村先生)の授業見学を行いました。

本時は「SGDsに関するプレゼンテーションを行う」というもので、先週から、順番に生徒全員が発表しています。

発表は、
SDGsに関して自分でテーマを設定し、資料を探し、表やグラフを使って説明し、自分たちにできることを提言する、という内容です。

中島蒼(なかじま あおい)さんは、「Forests  and  global  warming」(森林と地球温暖化)について発表していました。英語の原稿はすべて暗記しており、実に堂々と、わかりやすく説明していました。


発表後は、英語での質疑応答がありました。鋭い質問でしたが、うまく答えていました。


素晴らしい発表だったので、昼休みに話を聞かせてもらうことにしました。

なぜ、このテーマにしたのかですか
「去年の8月に宇都宮でSDGsに関するセミナーが開催されたので、それに参加しました。県内から高校生が20人くらい集まり、SDGsやプレゼンの仕方などについて、2日間学びました。その時、講師の先生がパームオイルについて話してくれました。パームオイルは日常の様々な製品に使われており、それを作るために多くの森林を伐採し、プランテーション(大規模な農園)を行っていることに衝撃を受けました。このことを多くの人に知ってもらいたいとずっと思っていたので、やっとその日が来た、という気持ちで、テーマに選びました。」


*本当に素晴らしいです。何か伝えたいものがあるとき、プレゼンは血の通った力のあるものになるんだなと感じました。

*来週も続きのプレゼンがあるそうなので、楽しみにしています。

学習指導員のMr Kushal の紹介

今年度、コロナ対策により、新たに国が配置する「学習指導員」として、Mr Kushal(クシャール)が着任しましたので、紹介します。

クシャール先生は、インド ムンバイ出身で、35歳です。
クシャール先生のお母さんが日本の大学を卒業しており、インドに帰国してから30年間日本語を教えていましたので、クシャールさんも、小さいころから自然と日本や日本人、そして日本文化に興味を持っていました。

クシャール先生は、2008年に立命館大学アジア太平洋大学を卒業し、三井物産で8年間仕事をしていました。2019年に、日本クリケット協会から、日本と佐野にクリケットを広める仕事を依頼され、佐野市で仕事をしていました。

クシャール先生は、月から金まで毎日中学校全学年の英語の授業を担当します。


9月8日(火)3限目の「中学2年1組の英語」の授業(栗原先生)を見学しました。クシャール先生の2度目の授業ということで、授業の中での立ち位置が明確になっている感じがしました。

この時間のGoalは「自分の気持ちや様子を英語で言えるようになろう」です。
五感を表す動詞を使って英文を作り会話をします。



クシャール先生は、栗原先生とペアになり、実際にどんな会話になるのかお手本を示します。


また、生徒同士がペアトークをする際に、アドバイスをしたり、生徒とペアを組んで会話をしたりします。生徒は、クシャール先生と英語で会話することで、伝わっているんだなあと実感することができます。



授業終了後、生徒にクシャール先生の印象を聞いてみると、異口同音に「ユーモアがあり、面白い先生。明るくて話しやすいです。」という答えが嬉しそうに返ってきました。

逆に、クシャール先生に生徒の印象を聞いてみると、「すごくいい子たち。最初は緊張していましたが、今では、先生先生と話しかけてくれるようになりました。でも、あえて日本語ではなく、英語で返すようにしています。」

クシャール先生は、すでに、頼りになる人気者になっているようです。

ALTのMr Darienの紹介

今年度のALTとして、9月から Mr Darian(デリアン)が着任しましたので紹介します。 

デリアン先生は、アメリカ、テネシー州出身の26歳です。日本には4年間住んでおり、3年前から、足利高校のALTとして、勤務しています。
アメリカの大学で、プログラミングを学び、その後、中央大学に1年間留学しました。
日本に来たのは、温泉や侍、おいしいご飯のような日本文化が好きだからだそうです。

デリアン先生は、月と火の2日間来校し、中学3年生と高校1年生の授業を担当します。


そこで、9月8日(火)2時間目の「中学3年1組の英語」の授業(川俣先生)を見学しました。デリアン先生の3年1組の最初の授業です。

この時間は、デリアン先生を紹介するとともに、楽しく英語を学べる素敵なプログラムを川俣先生が用意してくれていました。
名付けて、「アタック25」でデリアン先生にアタック!(すいません。勝手に名付けました)

ゲームのルールは、生徒は4人1組のグループとなり、順番に、白板に書かれた25の番号を1つずつ選んでいきます。例えば、15番を選ぶと、川俣先生が独自に作成したデリアン先生への15番のクエスチョンを読み上げます。「Where are you from?」生徒は答えを予想して手を上げて英語で答えます。デリアン先生が正解か不正解か答えます。正解すると、そのグループは15番のマスを獲得します。これを順番に繰り返し、縦・横・斜めのビンゴを目指します。



ちなみに、川俣先生が用意していた質問には、このようなものがありました。
「Which do you like better short hair or long hair ?」
「Who is your favorite singer ? 」
「When you are JH student, which club did you belong to ? 」

また、質問がブランクの番号もいくつかあり、その場合は生徒が質問を考えて、直接デリアン先生に質問します。例えば、生徒はこんな質問をしました。
「Do you have a girl friend ?」



こうして、楽しい時間はあっという間に過ぎ、デリアン先生と生徒との距離も縮まりました。生徒たちから「デリアン先生は明るくて親しみやすい。これから楽しくなりそう。もっと来て欲しい。もっと会いたい!」といった声が聞かれました。
また、授業終了後、生徒たちに、今日の質問の中で一番興味を持ったものは何?と聞いたところ、女子生徒は全員「Girl friend!」 と答えていました。

一方、デリアン先生に生徒の印象を聞いてみると、「すごくいい子たち。答えがわからなくても何度でもトライしてくる。授業に興味を持ち、楽しんでいるのが印象的。」と答えてくれました。