校長室便り
身近な風景 ~ヒガンバナ③四~六分咲き
↓ さて、今日(27日)はどうなっているでしょうか。
9月27日(日)、校庭前庭のヒガンバナは四分咲きくらいです。
佐野高校では、前庭以外でもヒガンバナが咲いている場所が他にもありました。
西門近くの部室棟の近くです。四分咲きくらい。
寮の前の駐車場の角です。
佐野でヒガンバナの名所の一つである三毳山公園内にある「万葉庭園」に行ってきました。
綺麗に咲いている場所もありましたが、全体としては、まだ四~六分咲きといったところです。10月に入った頃から来週末(10月3日,4日)くらいが満開ではないでしょうか。その時の風景が楽しみです。
「女子セブンスユースアカデミー」秋田若菜さん
9月19日、日本ラグビー協会は、22日と27日に行われる「女子セブンスユースアカデミー」の参加選手を発表しました。高校3年2組の秋田若菜さんを始めとする、アカデミー生(10名)と候補生(15名)が選ばれました。秋田さんは、高校1年の時から連続して選ばれています。
昨年12月27日に大阪花園ラグビー場で開催された「U18花園女子15人制大会」に東軍として参加した時の写真です。(石井先生撮影)
「女子セブンスユースアカデミー」は、世界と戦える可能性を秘めた人材をユース世代から発掘し、育成・強化に取り組むプログラムで、多くの日本代表選手を育ててきました。
秋田さんは、昨年の「太陽生命ウィメンズシリーズ」でチャレンジチームの主将を務めており、2024年のパリオリンピックを目指す若手「女子セブンスユースアカデミー」の中心メンバーでもあります。23日、本人から話を聞かせてもらいました。
Q9月22日に行われた「アカデミー」では、どんなことをやったのですか?
本来なら、全員がそろって活動をするのですが、新型コロナの影響で、すべてズームを使った遠隔で行なわれました。9時から15時まで、各1時間のプログラムを4コマ受講しました。以下のような内容でした。
1コマ目:「コミュニケーションゲーム」(ほぼ6ヶ月ぶりに仲間とコミュニケーションをとることができました。
2コマ目:「SアンドC(ストレンクス(筋トレ)とコンディショニング)」、(どういう筋トレをすればいいのか、目標値を設定します)
3コマ目:「ラグビーのスキルの研究」(海外の選手のプレーを見て、プレースタイルなどについて話し合います)
4コマ目:「オリンピックについて学ぶ」(オリンピックに出るためには、まず、オリンピックについて知ることが重要です。)
Q「アカデミー」に参加して、どんなことを感じましたか?
今回は、ズームでの参加でしたが、仲間と会うのは久しぶりだったので、コミュニケーションの大切さを再認識しました。また、オリンピックという目標に向けての気持ちや今できることを共有できたことが大きかったです。
*現在、秋田さんは、クラブチーム「アルカス熊谷」に所属して、練習しています。「女子セブンスユースアカデミー」は、高3の12月までですので、さらに上部団体である「女子SDS(セブンズ・ディベロップメント・スコッド)」に選抜されることを目標にしているそうです。
新型コロナの影響で練習や試合にはまだ様々な制約がありますが、2024年のパリオリンピックを目指して、頑張ってください。応援しています。
身近な風景 ~ヒガンバナ②
左(9月22日)、右(9月24日)
中3「数理探究」出前授業
テーマは「連分数の魅力 ~数当てゲームと近似のお話~」でした。
「数理探究」は、附属中の学校設定科目(本校独自の科目)です。数学分野と理科分野で発展的な学習を2時間連続でじっくりと取り組みます。
本日の講師の鈴木先生は、大学では数学の一分野である代数学(簡単に言えば、数や式の性質・扱い方に関する学問)の授業を主に担当しています。
今日のテーマである「連分数」とは、分数の分母に更に分数が現れる式で、分子の数は全て1で表されます。例えば、こんなふうに
この「連分数」を使いこなすと、例えば、円周率 π=3.1415926…を近似分数で表すことができるのです。(これは感動でした。)生徒たちは、電卓を使いながら一生懸命に計算していました。
ところで、世界では「円周率の日」が3つあるそうです。
まず、3月14日、これはわかりやすいですね。
次は、7月22日、7分の22(22/7)=3.142857… となります。これはアルキメデスが発見した近似分数です。
そして、3つ目は、中国の「円周率の日」である12月21日です。12月21日は、元旦からちょうど355日目にあたり、355/113=3.1415929…となります。
このような円周率の近似分数は、先人たちが苦労して導き出したものですが、「連分数」を使って計算すると、5分もたたないうちに求めることができるのです。
このほか、1年は365日とされていますが、実際には、1太陽年は365.2421895…と割り切れません。現在、多くの地域で採用されている「グレゴリオ暦」では、うるう年は、4年に一度ですが、100年に一度は例外で平年になります。さらに、400年に一度、例外の例外でうるう年になります。そうすると、400年間でのうるう年の数は、100-4+1で97回となりますね。つまり、
365+97/400=365.2425…と近似しています。
一方、「イラン暦」という暦もあり、そこでは、4年に一度うるう年、は同じですが、128年に一度、例外で平年、となっています。128年で31回、うるう年がありますので、近似値は以下のようになります。
365+31/128=365.2421875…
となり、グレゴリオ暦より近似しています。
このような近似分数は、連分数を使うと、簡単に求めることができるのです。
本当に、魔法のような分数なのです。
数学って、すごいと思いました。
最後に、一緒に授業を受けた3年1組の生徒と、校長室掃除担当の3年2組の生徒に今日の授業の感想を聞いてみました。
3-1
青木さん「初めは数字がいっぱい並んでいて、うわ難しそうと思っていたのですが、実際にやってみると、意外とスラスラできて楽しかったです。特に、3.14や√2などといった無理数を近似分数で表すことができることに驚きました。今回学んだことを、今後の数学や生活で生かせたらいいと思います。」
山口君「連分数を使うと、近似分数が電卓を使うと簡単に求められるのがすごいと思いました。」
大島君「無理数でも連分数を用いることで表すことができることが分かりました。イラン暦の40万年に一日のずれという正確さに驚きました。」
3-2
坂田君「連分数という存在自体知りませんでした。計算で近似分数を求めるなど、ワクワクして楽しかったです。数学がさらに好きになりました。」
鈴木君「連分数を使って近似値を求めることができることに驚きました。」
*「連分数」は、数学の先生によると、高校の「数学Ⅲ」で、発展的な内容として一部紹介されているそうです。
身近な風景 ~セミの抜け殻調査④(完結編)
仮説の立証に「文献調査」を活用する事例として紹介します。ただし、この結論が正しいとは限りません。あくまでも推察です。
ミンミンゼミの謎 レポート.pdf
PTA朝の挨拶運動が始まりました
身近な風景 ~ヒガンバナ
佐野高校の前庭に、1か所だけ、ヒガンバナが毎年咲く場所があるのですが、昨日(21日)行ってみたら、まだ茎が伸びていませんでした。
この分だと、咲き始めるのは来週以降になるかもしれません。
まだ20cmくらいしか、茎が伸びていません
赤丸をつけたところで茎が伸びています。
こちらは、球根から茎が伸びてきたばかりです。
2009年9月発行の「佐高ミュージアム」で、同じ場所に生えているヒガンバナを紹介していますので、ご覧ください。
佐高ミュージアムNo24 「ヒガンバナ」.pdf
ボート部全国大会速報!⑥佐高初の入賞です!
全国8位入賞という金字塔を打ち立てた木村さんと藤倉さんから、入賞の賞状を見せてもらいました。
ところで、重大なことが判明しました。どうやら、全国8位入賞は佐高ボート部始まって以来の快挙ということです。佐高からはボートでオリンピック選手を輩出していますが、高校時代の全国入賞はなかったようです。
木村さん、藤倉さんはどえらい記録を打ち立ててくれたようです。このことを皆さんにもお伝えして、今大会の速報は終了といたします。準決勝進出が決まった19日と準決勝があった20日は、本HPのアクセス数が通常の3倍近く(3000近く)に達しました。それだけたくさんの方々の応援する気持ちが、選手たちにも伝わったのではないかと思います。応援ありがとうございました。
ボート部全国大会速報!⑤祝!8位入賞
その結果、「女子ダブルスカル」の木村・藤倉組が、見事8位入賞を果たしました。
おめでとうございます。
まず、女子クオドルプルの準決勝が、9時10分から始まりました。
後半、追い上げを見せましたが、5着敗退でした。
http://youtu.be/u7EdN8SYzWg
次に、女子ダブルスカルの準決勝が、9時50分にスタートしました。
500mでは2位通過でしたが、後半2艇にかわされ4着でゴール。5位から8位の順位決定戦へ。
http://www.youtube.com/watch?v=bGy_My-KJ7Y
女子ダブルスカルの順位決定戦は、13時10分から始まりました。
結果は4着でしたが、念願の8位入賞を果たしました。
http://www.youtube.com/watch?v=UdFeFmOY61g
13時40分頃、表彰式があり、木村さんと藤倉さんは入賞の賞状をいただきました。おめでとうございます!
木村さん
「決勝進出が夢でした。今回、準決勝まで行くことができ、悔いはありません。やり切りました。」
藤倉さん
「3年間、あきらめずにここまでやってきて良かったです。最後のレースでは、2人らしく、全力で漕ぐことができました。ここまで支えてくれた先生や先輩の方々、そして家族への感謝の気持ちを込めました。本当にありがとうございました。」
選手の皆さん、そして顧問の戸田先生、大和先生、お疲れさまでした。
今日は14時半頃、大阪を出発し、夜中の1時頃に佐野に到着する予定です。
今回は会場が大坂でしたが、宿舎と会場の往復でした。でも、それ以上に、「それぞれが大切なものを得ることが出来た充実した5日間」であったと感じました。
ボート部全国大会速報!④祝!予選突破
*女子ダブルスカル(木村、藤倉):予選突破! ベスト12(上の写真)
http://youtu.be/DMNCjVlwCRU
*女子舵手付きクオドルプル(岡部、松浦、船渡川、生熊、川田):敗者復活戦で勝ち上がり予選突破! ベスト12
*男子シングルスカル(内田):もう一歩のところで予選突破ならず。
→本校の予選突破は、数年ぶりの快挙です。おめでとうございます。
*女子ダブルスカル →奥から2番目の緑のユニフォームです。
「ここまで来たら決勝を目指します! 4分を切ります。」
*女子舵手付きクオドルプル →奥の緑のユニフォームです。
「まだまだやれます!」
*男子シングルスカル →奥から三番目の緑のユニフォーム
「来年、また戻ってきます!」
*明日の準決勝は6艇中上位2艇が決勝に進出し、3,4位が順位決定戦に回ります。
明日で、すべての競技が終了します。いよいよ決戦です。
特にありません。