校長室便り

校長室便り

【高3】フードデザインの授業見学(保科先生)

12月15日(木)3・4限目、高校3年3組の選択授業「フードデザイン」(理Ⅱ、7名選択、保科先生)を見学しました。今日は2学期最後の授業で、自分たちでメニューを決める「自由献立」でした。

 

今日は、【ガトーショコラ、ハンバーグドリア】組、【カルボナーラ、マッシュポテト、ケーキ】組の二つの班に分かれて、作業をすることになりました。それぞれが材料を必要な分だけ計算して用意してきました。

 

<カルボナーラ>

シェフの一品、といった感じです。見るからにおいしそうです。

 

<マッシュポテト>

ジャガイモを茹でるところから始めました。きゅうりをピーラーで薄く切り、枠のように使っています。

ハムやキュウリを巻いて、花まで作っています。手が込んでいます。

 

<ガトーショコラ>

大量のチョコレートを使って作りました。

 

<ケーキ>

食パンをスポンジケーキがわりに使っています。シャインマスカットと生クリームをふんだんに使っています。

 

<ハンバーグドリア>

まず、ハンバーグを作り、ご飯の上に2つ並べます。その上から、ホワイトソースと粉チーズ、とろけるチーズを乗せ、オーブンで10分間、焼き上げます。かなりのガッツリ系です。おいしさは間違いないでしょう。

 

<試食タイム>

今回も大満足でした。7人で協力してメニューを考え、みんなで手分けして、全部で7品を完成させました。

素晴らしいチームワークでした。もう怖いものなど、何もなさそうです。(大学での一人暮らしもバッチリでしょう!)

 

【中学】ビブリオバトル2回戦

12月15日(木)8:15~30、今日は「ビブリオバトル」の2回戦が行われました。前回、各班から選ばれた生徒が発表しました。各クラス3名の代表が決定しました。

 

 

皆さん、いろいろな本を読んでますね。

個人的にも、本を紹介してくれました。

【中学】「我がクラスの人権宣言」発表(人権集会)

12月14日(水)朝8:20~35、選択1教室で、各クラスのシンカ委員が「我がクラスの人権宣言」をオンラインで発表しました。

各クラスのシンカ委員と人権宣言(右から、1年123組、2年123組、3年123組)

 

今日の人権集会は、12月4日から10日までの「人権週間」の振り返りとして実施しています。まずは、生徒会長から、「人権週間」について、説明がありました。


 
1948年12月10日、国連総会において、全ての人民と全ての国とが達成すべき共通の基準として、「世界人権宣言」が採択されました。そして、12月10日は、「人権デー(Human Rights Day)」として、記念行事を行うことが決議されました。さらに、日本では、人権デーを最終日とする1週間(12月4日から12月10日)を「人権週間」と定め、全国いっせいに、人権啓発活動を特に強化して行っています。

本校では、各クラスで「人権宣言」を作りました。今日は、「我がクラスの人権宣言」として、その趣旨などをシンカ委員が発表してくれました。

<1年生>

 

 

 

<2年生>

 

 

 

<3年生>

 

 

 

*現在、世の中では、いじめや児童虐待、インターネット上の人権侵害、感染症や障害等を理由とする偏見や差別、ハンセン病問題など、様々な人権問題が依然として存在しています。また、近年、新たに、コロナ禍に伴う人権問題も発生しています。

これらの問題の解決には、自分の問題として捉え、互いの人権を尊重し合うことが大切ですが、「我がクラスの人権宣言」には、「個性」「思いやり」といった大切な言葉が使われていました。この人権宣言に込められた思いを日々の生活で、大切にしてほしいと思います。

【中2】伝統文化を英語でプレゼン(CTP、高木先生、粂谷先生)

12月13日(火)1限目、中学2年3組の「CTP」の授業(高木先生、粂谷先生)を見学しました。これまでに体験した日本の伝統文化(茶道、華道、筝、歌舞伎、狂言など)について、英語でプレゼンをする準備を行っていました。

 

生徒たちは、伝統文化に関するアンケートを作成したり、それらに回答したりしていました。また、パワーポインントでプレゼン資料を作っている班もありました。こうした作業に、だいぶ慣れてきている印象を感じました。

*生徒に聞いてみると、こうした作業はやっていてとても楽しく、やりがいがある、という答えが返ってきました。

生徒たちは、それぞれ自分たちのペースで進めていました。どんなふうに完成するか、楽しみにしています。頑張ってください。

【高2】図書委員研修会での発表

12月8日(木)宇都宮工業高校の大講義室で「高文連図書部会 生徒研修会」が開催されました。県内各学校の図書委員約100名と引率教員70名を前に、本校の図書委員の代表2名(蓮沼萌衣さん、平川柚葉さん、高2-2)が本校の図書委員会の活動や課題について発表しました。

12月13日(火)昼休み、報告に来てくれました。

 

二人のプレゼンの一部です。「現状と課題をよく分析している」と高い評価をいただきました。

【高2】「読解力って何!?Finland × Japan 」大成功!

12月13日(火)放課後、高2の課題研究班の3人組が、自分たちで企画した「読解力って何? Finland × Japan 」と題するイベントの結果報告に来てくれました。12月11日(日)、佐野市文化会館201会議室で開催しました。

(左から)須貝咲那さん(2-1)、木村香乃音さん(2-2)、小熊優衣さん(2-2)の3人組

 

佐野市内の13名の高校生が参加してくれました。

イベントは3部構成になっています。

1部:読解力とは? PISA(学習到達度試験)の問題を体験する。

  

2部:フィンランドメソッド体験 3人が開発したゲーム「カルタdeかるた」(マインドマップ)を体験する。

意外な発想があり、深く考えさせられました。

 

(フィンランド体験・休憩)フィンランドの「ミートパイ」を食べよう! 

 

 3部:読解力を高める! 読解力をみる問題を作って解く!

栃木県の「とちぎユースチャレンジ」の担当者も身に来てくれていました。

マレーシアの高校生との協働研究のパネルも展示していました。

 

*成功して良かったですね。うまくいくか心配でしたが、さすがに、ただ者ではありませんでした。3人には「表彰カード」を差し上げました。今週末も宇都宮の会場で開催するそうです。頑張ってください。

 

【高2】英語の特別授業(コミュニケーション英語Ⅱ、大嶋先生)

12月13日(火)1限目、高校2年3組の「コミュニケーション英語Ⅱ」(大嶋クラス)で、「特別授業」が行われました。オーストラリアから、本校に「体験入学」している石澤彩さんのお母さんとお兄さんが来校し、ネイティブによる英語の特別授業が行われました。

 

 

まず、自己紹介と質問コーナーからは始まりました。好きなアニメや食べ物、などの話題で、和やかな雰囲気が作られました。

石澤さんのお兄さんは「メルボルン大学」の学生で建築学を学んでいます。お母さんは「モナッシュ大学」に入学する学生に英語を教えています。モナッシュ大学は、医療分野の専門的な大学で、世界各地から学生が集まってきます。そうした学生に、大学でも通用する高度な英語を身に付けさせるのがお仕事です。いわば、世界と大学をつなぐ橋渡しをされています。今日は、世界中の学生を相手にしている「英語の先生」による特別授業が実現しました。

 英語を一人で勉強する方法について、お話がありました。

 

「TED」talks という動画を見ると、とても勉強になるそうです。再生する速さも調節できるので、聞き取りの力をつけるのに効果的だそうです。

 

生徒たちは、楽しそうにお話をきいていました。

45分間は、あっという間に進んでいきました。

世界標準の英語の授業」ありがとうございました!

 

石澤ファミリーは、とても仲良しでした。

 

最後まで残ってくれていた生徒たちと記念写真を撮りました。

生徒たちにとって、素晴らしい体験だったと思います。

【中3】「模擬国連(MUN)」プロジェクト②(CTP、富永先生)

12月12日(月)1限目、中学3年2組の「CTP」の授業(富永先生)を見学しました。前回紹介した「模擬国連(MUN)」のちょうど1週間後です。(CTPの授業は週1時間です)この日は「作戦タイム&グループ決め」が行われました。

 

1週間前の授業では、生徒は自分が担当している国の概要について、プレゼンを行いました。

生徒が首にかけている赤い紐の先には、担当する国名が書かれたプレートがぶら下がっています。

前回の各国のプレゼンの資料を基に、自分が担当している国の特徴と共通点がある国がないか、検討しています。

主食としている穀物や宗教などにも注目し、どの国と組むと自国の利益になるか、などを考えています。いわば、「作戦タイム」です。

生徒たちは皆、パソコンの画面を見ています。いったい何を見ているのでしょうか?

実は、前時で各国がプレゼンした概要は、チームスで共有されており、自由に比較することが出来ます。ICTは授業でごく普通に使われているツールです。生徒たちは難なく使いこなしています。

それを見ながら、自分たちの国との共通点などを書き出しているチームもあります。

それらをもとに、チームの2人で作戦を練っています。

 

そして、いよいよ「行動」します。10分間の制限時間の中で、ターゲットにしている国々と交渉を開始します。

お互いにターゲットにしている国と接触し、仲間になってくれそうな国とグループを作っていきます。

教室内では、いくつかの塊ができていて、そこで真剣なやりとりが行われています。これは、実際の「国連」でいえば、「ロビー活動」に相当するのではないかと思います。

「あと1分」と残り時間がコールされました。教室内は、離合集散の後、大きく3つのグループに集約されていました。

↓ Aグループ

↓ Bグループ

↓ Cグループ

本時の模擬国連は、前半の「作戦タイム」()と後半の「グループ決め」()といったダイナミックな動きがありました。今後の展開を左右する一つの山場でもありました。

*わずか45分の授業時間でしたが、生徒たちの高い集中力と、それによって作り出される濃密な時間を体感できました。まさに「探究力」と「人間力」が鍛えられる瞬間です。

1週間後の次回は、それぞれのグループの中で、SDGs弁当のコンセプトが話し合われます。それぞれの国の主張と、他の国々とどこで折り合いをつけるのか、まさに答えが一つとは限らない課題について、頭をフル回転させます。ここまでが2学期でできることですね。

3学期は、3つのグループそれぞれから、SDGs弁当の提案があり、それらをもとに、人類(クラス?)の英知をかけた一つの「SDGs弁当」の完成に向けて、さらに知恵を絞ります。

 

*「模擬国連」なかなか奥が深いですね。生徒たちもかなり興味を持って取り組んでいます。はたして、次回(来週)はどんな展開になるのでしょうか。ますます楽しみになってきました。

【中3】「模擬国連(MUN)」プロジェクト(CTP、富永先生、クロイ先生)

12月5日(月)1限目、中学3年2組の「CTP」の授業(富永先生、クロイ先生)を見学しました。今年度から導入した「模擬国連MUN(Model  United  Nations)」プロジェクトで各国代表のスピーチが行われていました。

 

生徒たちは、17の国の代表(2人組)として、自分たちが担当している国の概要や主張を英語でスピーチしていました。

生徒は、各国の主張を記録しています。

今回の模擬国連のテーマは「世界中の皆が幸せに食べられる SDGs 弁当を考案しよう」です。

本時は、生徒たちが、各国の概要(食文化の特徴、有名な料理等の紹介)や、自分たちがこの取組でSGDsのどの目標に貢献したいか、などについて、英語で発表しています。

生徒たちは、この時間に行われる各国のスピーチの内容を踏まえて、次回はいくつかのグループに分かれて議論を進めます。これからが、本番という感じです。

最後に、ALTのクロイ先生から、講評がありました。

「模擬国連」は、本校では初めての取組です。また、私の知る限り、栃木県では中高を含めて、学校の授業の中で「模擬国連」が取り入れられたのも初めてかもしれません。全国でも数少ないと思います。今回の取組は、昨年度より、全国の「高校生模擬国連」大会で上位入賞の常連校であり、中学の授業にも取り入れている「大妻中学高等学校」(東京)に、本校の富永先生が研修に伺うなど、周到に準備を進めてきました。そして、今年度、大妻中学高等学校からのアドバイスもいただきながら授業を進めています。

これまで行ってきた「ディベート活動」は相反する主張に対して、白黒の決着を着けることで、議論のスキルを身に付ける手法ですが、「模擬国連」は主張が異なる中から、ある方向性を見いだすことを目指しています。ある意味、ディベート活動で身に付けた力を活用した、より現実の世界での議論を意識した取組です。

授業は順調に進んでおり、最終的に、生徒にどのような資質や能力が身についていくのか、楽しみにしています。今後も、CTPの授業に注目していきたいと思います。

この先進的な取組に、生徒たちが皆、前向きに取り組んでいることは、本校だからこそできることであり、本当に素晴らしいと思います。皆さん、頑張ってください。