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校長室便り
【中3】ロボコンの魅力
12月7日(水)放課後、「第22回 アイディアロボットコンテスト関東甲信越大会」(4日)に出場した4名が報告に来てくれました。そこで、ロボコンの魅力と製作したマシンに込められた思いについて、教えてもらいました。
(左から)「佐附中Team横山」の丸山凱君と横瀬康晃君(以上3-1)、「佐附中Team金沢」の楳沢虎治郎君と金谷祐希君と(以上3-2)
ロボコンには、「基礎部門」「応用部門」「制御部門」があり、本校は「制御部門」に2チーム出場(初出場)しました。11月に行われた県大会では「佐附中Team横山」が優勝、「佐附中Team金沢」が4位で、12月4日の関東甲信越大会に出場しました。
関東甲信越大会はさすがに強豪ぞろいで、全国大会に突破することはできませんでしたが、ロボコンに本校から初出場した4名から、ロボコンの魅力や自分たちで製作したマシンのコンセプトや大変だったこと、などを聞きました。来年度は、是非、後輩たちにチャレンジして欲しい、という思いも伝わってきました。
栃木市立大平中学校を会場として行われました。
まず、「佐附中Team横山」のマシンから紹介してもらいました。
制御部門は、制限時間内に、ロボットが障害物を超えながら、いかにたくさんのボールを持って帰ることが出来るかによって、点数化されます。「全自動」ロボットでエントリーすると、途中でマシンに手を触れることができません。思い通りの動きができなかった時は「再スタート」しなければなりません。
「佐附中Team横山」のマシンは、障害物を回避しながらボールを取り、再び、障害物を回避しボールを陣地に放出し、次のボールに向かう、この一連の動作を詳細にプログラムに書き込む戦略を採用しました。
こんなふうに、書き込んだプログラムの行数は1000を超えました。これらを一から、本を読むなどして組み上げました。かなり高性能のマシンだそうです。
↑プログラムの最後の行です。
このプログラムによって、作動するマシンがこれです。左側のアームでボールを掬い取ります。
材料もすべてオリジナルで、アクリル板やタイヤ、電子機器など、自分たちで調達して組み上げました。複雑な配線も、考えて作られています。
丸山君
「初出場だったので、何も知識がない状態から挑戦しました。実際にやったことがある人が本校にはいなかったので、人に聞くことが出来なかったのがつらかったです。そのため、マシンが完成した時の嬉しさは半端なく、やってよかったと思いました。」
横瀬君
「最初は不安でした。しかし、どうしても勝ちたいと思い、ネットで調べまくって情報を集めました。制限時間内にボール7個取り、42点とるのがこのプログラムでの理論値(=目標)でしたが、途中で「再スタート」することもあり、理論値を達成できなかったのが残念です。」
*非常に完成度の高いプログラムを作り、それが完璧に作動できるよう微調整する戦略でしたが、現実の壁にぶち当たりました。しかし、この戦略を貫き通し、結果として敗退したことから学んだことは大きいと思いました。
次は、「佐附中Team金沢」のマシンの登場です。
こちらは、先ほどの「佐附中Team横山」のマシンと比べると、かなりシンプルです。パーツもすべて授業で使ったものをそのまま使っています。
プログラムも、授業で使ったものをベースにしており、一つ一つの動作がボックス化されています。また、スタートしたらマシンに手を触れられない「全自動」ではなく、1個ボールを取ってきたら、手で方向転換して、次のボールを取りに行かせる「半自動」でエントリーしました。(その分、ボール1個あたりの点数は低くなりますが、動きはよりシンプルで、速くなるメリットがあります。)
金谷君
「一番苦労したのはアームの形状です。いろいろ考え、試行錯誤して、この形にたどり着きました。このマシンは、比較的単純なプログラムを使っており、マシンもシンプルなので、「佐附中Team横山」のように、マシンが完成した、という達成感はありませんでしたが、現場での最終調整が勝負、というように考えていました。」
楳沢君
「私は、金谷君に誘われて途中からチームに加わりました。金谷君がなんとかしてくれるだろう、くらいに考えていましたが、始めたらハマりました。このマシンが制限時間内でボールを獲得できる理論値(=目標値)は6個で30点でしたが、本番では完璧にうまくいき、理論値の30点を取ることが出来ました。県大会の10点から仕上げてきた成果がでて嬉しいです。」
*「佐附中Team金沢」のマシンは、「佐附中Team横山」とは正反対のコンセプトで、動きの大枠のみ決めておき、最後は勢いで勝負するような「潔さ」さえ感じました。両チームとも、放課後、夢中になって取り組み、持てる力を最大限に発揮したことは間違いありませんが、結果として、緻密に計算されつくした「佐附中Team横山」のマシンよりもシンプルな「佐附中Team金沢」の方が高得点だったことは、生徒たちにとって多くの学びがありました。個人的には「これも人生じゃないの」というしみじみとした感慨もありました。まさに、これこそがロボコンの魅力の一つでもあるように感じました。
最後に、4人のチャレンジ精神を称えます。よく頑張りました。
PS:現在、両チームのプロモーション動画をそれぞれ制作中とのことです。完成したら、このHPでアップする予定です。ご期待ください。
【中高】よみうりタイムズ「マラソン・ウォーキング大会」掲載
12月9日(金)、本日発行の「栃木南版よみうりタイムス」4面に「校内マラソンウォーキング大会」の記事が掲載されましたので、紹介します。
【中2】全国小中学校作文コンクール「県優秀賞」
12月8日(木)昼休み、読売新聞社主催「全国小中学校作文コンクール」の栃木県での審査で優秀賞(2位)を受賞した中学2年2組の田中さつきさんが、報告に来てくれました。
作文を読ませてもらいましたが、あまりの素晴らしさにびっくりしました。是非、皆さんにもその作文を読んでもらいたいなと思っています。(調整中)
【高2】アンサンブルコンテスト「金賞」
12月8日(木)昼休み、3日(土)に行われた県南地区アンサンブルコンテストに「打楽器3重奏」で出場した3名が報告と応援のお礼に来てくれました。「打楽器3重奏」は、見事、金賞を獲得し、12月26日(月)に、栃木県総合文化センターで開催される「栃木県アンサンブルコンテスト」への出場を決めました。おめでとうございます。
(左から)チームリーダーの小松原千楓さん、植木愛咲さん、坂田公希君(以上、2-1)、
審査員からの講評として、「自分たちだけで演奏するだけでなく、どうすれば観客へアピールできるか。それによって、観客の心をつかむことが出来るか、ということを心がけて演奏するとよい」というアドバイスをいただいたそうです。
県大会では、さらに観客にアピールする演奏にチャレンジしてみてください。応援しています。
【高校】生徒会「六校会」開催
12月8日(木)放課後、今年は佐野高校が幹事校となり、Zoomを使ったオンラインで、生徒会の「六校会」を開催しました。六校の内訳は、宇高、宇女高、栃高、栃女高、佐高、そして、今年はゲスト校として、足高が参加しました。
生徒会長の亀田君が司会を務めました。
今回は、5つの分科会に分かれて議論しました。
議題1:生徒会として取り組んできた、また、今後取り組む予定の活動について
議題2:生徒や地域に向けての生徒会活動の広報について
議題3:生徒会や学校としての地域との関りについて
議題4:生徒会活動におけるICTの活用について
議題5:コロナ禍における生徒会活動や学校行事の取組について
分科会終了後、全体会で、各分科会の報告や今後の六校会の在り方について、議論されました。
*どういう経緯で、六校会が作られたのかはわかりませんが、素晴らしい取組、伝統だと思いました。すべて生徒たちの力で、やり遂げたことは、大きな意味があったと思います。
【高3】おいしい顔の饗宴(フードデザイン、保科先生)
12月8日(木)3・4限目、高校3年3組の理Ⅱ「フードデザイン」の授業(選択者7名、保科先生)を見学しました。今日は、ローストチキン、カレーピラフ、サイダーフルーツポンチの3品でした。出来栄えと味に、皆、大満足でした。
「おいしい顔」をしてもらいました。
<ローストチキン>
ローストチキンにかける「ブレービーソース」を作ります。
<カレーピラフ>
生のコメを炒めるところから始めます。かなり本格的です。
コンソメのスープを計量して炊飯器に入れます。
最後に炒めた「むきエビ」を入れて、炊けば出来上がりです。
<サイダーフルーツポンチ>
白玉粉(米の粉)を牛乳でこねて、耳たぶくらいの硬さの玉にします。
中火で3分、玉が浮いてきたら1分。あとは冷水に入れます。
これで「白玉」の出来上がりです。
用意した材料を全部投入し、フルーツの缶詰の汁とサイダーを入れれば出来上がりです。
<試食タイム>
この笑顔が、おいしさと満足度を物語っています。
来週は、それぞれが自分の好きなメニューを作ります。どんな料理が出てくるのか、楽しみですね。
【中学】ビブリオバトル1回戦
12月8日(木)8:20~8:35、今日は「ビブリオバトル」の1回戦が行われました。3から4人の班で、一人ずつ、2分間で、推しの本の紹介をしました。終了後、班の代表を決めました。代表に選ばれた人は、2回戦に進みます。
どの学年、クラスでも、熱心なプレゼンが繰り広げられました。
面白そうな本が目白押しでした。
各クラスの図書委員が運営してくれていました。
身近な風景 ~朝日に輝く紅葉②
12月7日(水)朝、校庭の紅葉の鮮やかさが最高潮に達しています。
カメラマンは、鈴木教頭先生です。
↓8日(木)朝の投稿です
【中2】エコバック制作(家庭科、保科先生)
12月7日(水)6限目、中学2年2組の「家庭科」の授業(保科先生)を見学しました。今日は、布製のエコバック制作の1日目でした。
このようなエコバックを作ります。
今日はまず、本体に取り付ける「ポケット」の制作から始めました。
ここまで完成すると、先生にみてもらい、OKなら自分でハンコを押します。
少しずつ、ステップを踏んで完成させます。
わからないところは、友達に教わったりします。
先生に教わることもできます。
皆、黙々と作業を進めています。生徒に感想を聞いてみると、とても楽しいそうです。誰一人、手を休めることなく集中していました。あと数時間かけて、完成させるそうです。冬休みには、お買い物用に使えますね。
【中1】スクモ作り(藍プロジェクト)
12月7日(水)昼休み、1年2組の生徒たちが、藍染めの「スクモ」を作るための作業を行っていました。藍の葉を発酵させるため、毎日、葉をほぐして酸素が行きわたるようにしています。
藁の袋の中に、乾燥させた藍の葉を入れ、温かくして発酵させています。
温度を計測しています。一見すると、ただの土のような感じです。
手でよく揉みほぐし、酸素が行きわたるようにしています。
ほぐしたら、再び袋の中に入れて、毛布で包み、倉庫の中で寝かしておきます。
これを毎日繰り返しています。
大変な仕事ですが、誰に言われるわけでもなく、皆、当たり前のようにやっていました。自分たちが何のためにこの作業をやるのか、よくわかっているからできるんだと思います。いい「スクモ」ができるといいですね。
特にありません。