校長室便り

2022年8月の記事一覧

【中1】「中学生全国空手道選手権大会」第3位

8月30日(火)昼休み、「文部科学大臣杯 第64回小学生・中学生全国空手道選手権大会」(7月30・31日、高崎アリーナ)、中学1年女子の「組手」の部で、全国第3位となった青木南似香さん(1年3組)が、校長室に報告にきてくれました。おめでとうございます。

賞状とメダルを見せてくれました。

青木さんへの質問です。

Q1:いつ頃から、どんなきっかけで「空手道」を始めましたか?

→「小学1年の時から空手道を始めました。最初は、柔道をやってみようと思い、体育館での柔道の練習を見学していました。しかし、柔道の隣で練習をしていた空手道を見て、こっちの方が面白そうだと思いました。そして、地元の「青空塾」に入り、空手道を本格的に始めました。」

*ちょっとした偶然から、空手道への道がスタートしたんですね。

左側の黒帯をしているのが青木さんです、

 Q2:普段、どのくらい練習しているんですか?

→「週3日練習しています。月曜日は18時~21時水曜日は19時30分~21時金曜日は19時~21時までやっています。」

*かなり本格的にやっていますね。凄いです。やはり、好きでないと続けられないと思いました。

 

Q3:今回の個人第3位については、どんなふうに考えていますか?

→「中1女子は出場者が多く、122名もいたので、個人戦で準決勝まで勝ち上がるまで大変でした。今までに、小4の時に団体戦で優勝、小6の時は団体戦で3位になったことはありますが、個人戦での入賞は今回が初めてでした。嬉しかったです。」

 

*改めて強いんだなあと感じました。空手道への情熱を感じました。これだけは誰にも負けない、という特技を持つことは、それだけで大きな自信にもなります。ぜひ、空手道の道を究めて欲しいと思います。応援しています。

*青木さんには「表彰カード」を進呈しました。

【中3】「中学生選抜将棋選手権大会」報告

8月30日(火)放課後、山形県天童市で行われた「第43回全国中学生選抜将棋選手権大会」(8月2~4日)で見事、準優勝に輝いた、中学3年2組の石原橙真君が、校長室に報告に来てくれました。

 

 石原君は、小学1年の時に、地元の「将棋教室」に入り、将棋を始めました。そこで、めきめきと上達し、小学3年の時に初めて全国大会に出場し、低学年の部でなんと「準優勝」を果たしました。小学5年では高学年の部で「第3位」と破竹の勢いで腕を上げていきました。中学1年の時は、コロナで全国大会は開催されませんでしたが、昨年度(中2)の全国大会でベスト16となりました。今回はベスト4を目指してきました。

(放課後、囲碁将棋部での対戦です)

 

早速、今回の大会を振り返って、感想等を聞いてみました。

Q1:第3位になるまでには、どのような対戦がありましたか?

→「1日目は予選リーグから始まりました。3試合を行い2勝すれば、予選リーグを勝ち抜けることが出来ます。1試合目は、千日手という状態になってしまいました。これは、同一局面が何回か現れる状態を発生させる手で、勝敗が付かなくなるため、再試合となりましたが、勝つことが出来ました。2試合目も勝ったので、予選リーグを突破することができました。実は、この2試合目の相手は、決勝トーナメントで「優勝」しました。今大会で、優勝者が唯一負けたのがこの対戦だったので、かなり自信になりました。決勝トーナメントは、3回勝ったら決勝戦ですが、3試合目の準決勝で負けてしまいました。勝てる試合だったので悔しかったですが、その後の3位決定戦で逆転勝ちし、3位になれたのは嬉しかったです。」

 

Q2:3位になったことを誰に伝えたかったですか?

→「今大会は両親もついてきてくれたので、伝える前に知っていましたが、やはり、最初に将棋を教えてくれた「将棋教室」の先生に伝えたいと思いました。その先生に伝えると、とても喜んでくれました。」

 

Q3:これからの目標は何ですか?

→「佐野高校の竹熊先輩が、竜王戦で準優勝したので、来年度は高校の竜王戦で優勝することが大きな目標となりました。附属中そして佐高で将棋を続けることが出来るので、附属中に入ってよかったと思っています。」

*準優勝のクリスタルの盾がとても素敵でした。これまでに、様々な大会でもらった賞状や盾は、もう部屋中一杯になってきているそうです。高校で竜王になって、藤井聡太竜王から、直筆の色紙をもらうことができたら、賞状や盾を整理したい、と話してくれました。高校の竹熊先輩の存在が、大きな目標になっているようです。

素晴らしい環境で将棋が続けられることが、強さの秘密かもしれませんね。頑張ってください。

【卒業生】大学生活報告 ~理学部生命理学科

 8月29日(月)放課後、この春卒業した戸室琴乃さんが、大学生活の報告に来てくれました。戸室さんは、高校3年間「科学部」に在籍し、トウキョウサンショウウオの生態や遺伝的な特徴などについて、研究していました。

科学部顧問の清水先生や私に、大学の授業などについて、話してくれました。

 

戸室さんは、生物学を学べる多くの大学に合格しましたが、最終的に、立教大学理学部生命理学科に入学しました。ここを選んだ決め手のなったのは、遺伝子に関する研究ができることに加えて、他学科の授業を受講できること、そして、大学自体がリーダーシップの開発に力を入れており、リーダーシップの原理と実践について、本格的に学ぶことが出来ることを魅力だったそうです。生物学研究を活かしたマーケティングにも興味を持っているなど、将来のことを考えながら、勉強しているようです。

現在、「生命理学基礎実験」が毎週2コマ(100分×2コマ)あり、動物の解剖(マウス)や植物組織の観察、遺伝子に関する実験など、いろいろな分野の実験を行っているようです。以下は、実習で戸室さんが撮影した写真です。

話を聞いていると、とても楽しそうです。この大学を選んでよかった、という気持ちが伝わってきました。

大学1年生から、将来のことを考えているなんて、凄いなと思いました。リーダーシップの開発などの授業を受けたら、どんなことをやっているのか、また報告に来てください。

さらに充実した大学生活を送られることを期待しています。

【中3】つくばフィールドワーク同行記② ~JAXA編

8月24日(水)、中学3年生の「つくばフィールドワーク」の後半です。1号車は、JAXAを訪問しました。

JAXAは、国立研究開発法人「宇宙航空研究開発機構」(Japan Aerospace Exploration Agency)の略称で、日本の航空宇宙開発政策を担っています。JAXA、確かにかっこいい略称ですが、ExplorationでXとしたのは、多少強引ですね。

JAXAの見学エリアは、展示館(SPACE DOME)とロケット広場の2か所です。生徒たちはまず、SPACE DOMEに入っていきます。

時間ごとに、見学ツアーが組まれていたので、生徒たちと一緒にツアーに参加しました。 

こちらは、宇宙食のコーナー(本物)です。宇宙食とはいっても、おいしそうな日本食がパッケージされていました。

展示館で一番の目玉と言えるのは、「国際宇宙ステーション」の中で、日本が開発を担当した実験モジュール「きぼう」の実物大の模型ではないでしょうか。

 

これだけの大きさのものは、ロケットでも打ち上げることはできません。解説者に聞いてみたところ、スペースシャトルの荷台を空にして、これを積んで宇宙空間に持って行ったそうです。現在、アメリカではスペースシャトルは運航していませんので、もう一度、国際宇宙ステーションを作ることはできないそうです。

約40分のツアーが終わりました。自分たちだけで回るよりも、はるかに多くの情報が得られました。非常に見ごたえのある展示でした。

 

展示館を出ると、「ミュージアムショップ」がありました。お土産の中で、大人気だったのは「ガチャガチャ」でした。地球や他の惑星の形をしたマグネットです。どれが当たりというわけではありませんでしたが、生徒たちは、なぜか目の色変えて、挑戦していました。中学生の心を鷲づかみにする商品開発力に脱帽です。

宇宙食もたくさん売られていましたが、一番人気は「宇宙カレー」ということでした。

 

ちなみに、私が購入した商品は、「トミカプレミアム JAXA はやぶさ2 復刻版」(990円 税込)です。

タカラトミーの大人気おもちゃ「トミカ」シリーズから派生したハイディティールコレクションモデル「トミカプレミアム」とJAXA COSMODEとのコラボで実現した74分の1モデルです。「トミカ」で初のタイヤのないミニチュアモデルです。復刻版なので普通には売っておらず、ネットではプレミアがついていました。「はやぶさ」の模型は校長室に飾っていますが、「はやぶさ2」は製造されていないので探してました。まさか、これが買えるとは! JAXAに来てよかった!

https://youtu.be/TnZLPqWhVK4

 

休憩室もありました。生徒たちはすっかりくつろいでいました。

 

そして、最後は、純国産ロケット「HⅡロケット」の前で、記念撮影をしました。

 

*今日のJICAとJAXAのフィールドワークは、とても充実した内容でした。楽しかったです。日常の生活が、世界や宇宙とつながっていることを実感できたのではないかと思います。また、改めてSDGsのことを考える機会にもなりました。これがきっかけで、将来、海外や宇宙に関する仕事をする生徒が出てくることを期待しています。

 

【中3】つくばフィールドワーク同行記① ~JICA編

8月24日(水)、中学3年生のつくば(JICA、JAXA)へのフィールドワークに同行しました。私が感じた「つくばフィールドワークの魅力」について、紹介します。

希望者約70名であったため、バス2台で実施しました。

1号車は、JICA(午前)→JAXA(午後)、

2号車は、JAXA(午前)→JICA(午後)、の順に訪問しました。

私は1号車に載っていましたので、これから紹介するのは、1号車で同行した生徒が中心になります。どんな学びがあったのかをお伝えすることが目的ですので、その点はご容赦ください。

 

朝8時に、バスは佐高前を出発しました。

途中、東北自動車道の羽生サービスエリアで、トイレ休憩がありました。羽生サービスエリア(上り線)は、江戸の町を意識した作りになっていますが、トイレに続くアプローチには、たくさんの野鳥が巣を作っていました。

さて、この鳥は何でしょうか? ツバメとは違うようです。鳴き声もあちこちから聞こえてきます。

おそらく、スズメです。スズメがこんなところに集団で営巣しているのをみるのは、初めてでした。

朝から、なんだか得した気分です。

 

10時には、最初の訪問先であるJICAに到着しました。

JICAは、独立行政法人国際協力機構Japan International Cooperation Agencyの略称で、日本の政府開発援助(ODA)を一元的に行う実施機関として、開発途上国への国際協力などを行っています。

職員の方と挨拶をした後、ちょうど反対側にいた研修生を紹介してくれました。フランス語圏の方たちでしたが、日本語で挨拶してくれました。さっそく、「ここはJICAなんだなあ」と感じました。

体育館に案内されると、すでに机やいすがセッティングされていました。

まず、今日のお話のメニューが示されました。

いくつかのクイズが用意されており、それに答えることを通して、少しずつ、理解が深まっていきます。

最初の実習が始まりました。日本に輸入されている原材料は、どこから来ているかを考えるゲームです。

カードを広げ、トランプの「神経衰弱」のように、製品と原材料のカードをめくり、裏側に印刷されている原産国の国旗があっていれば、それらのカードを取ることが出来ます。

すぐに終わってしまった班もありました。最後に、どんなことがわかったかをシェアしました。

これで、だいぶリラックスしてきました。

JICAの仕事とSDGsとの関係などについて、さらに、お話が深まっていきす。

SDGsの17の目標のうち、日本ではまだ達成できていないものが6つある、というお話があり、その6つを考える実習が続きました。こうして、1時間はあっという間に、過ぎていきました。

 

休憩をはさんで、「海外青年協力隊」に参加し、ケニアの学校で体育を教えていた「JICAつくばセンター」職員の村上さんから、現地での体験談を聞かせていただきました。

まずは、ケニアの公用語である「スワヒリ語」での会話のデモンストレーションから始まりました。

約30分のお話の後、2班に分かれて、JICAの施設を案内していただきました。

ここは、民族衣装のコーナーです。ここにあるものは、実際に選んで身に付けてみることが出来ます。

最初は、もじもじしていましたが、挑戦する生徒が出てきました。

素晴らしく似合ってますね。

建物の外には農場があり、研修生たちがテーマを決めて、コメを栽培していました。ただし、日本の稲作のように水田ではなく、畑で栽培できる「ナリカ米」というのを栽培していました。同じコメと言っても、ところ変われば、栽培方法も、全く違いますね。

再び、建物の中に入り、SDGsのコーナーを案内してくれました。

ここで、ちょうど12時になり、お昼の時間となりました。特性のカツカレーとサラダのセットです。

食べ終わった後、代表生徒による感謝の言葉が述べられ、JICAでの午前中の研修が終了しました。この時、2号車の生徒が、JICAに到着し、昼食の順番待ちをしていました。

これで、フィールドワークの前半が終了しました。

→ JAXA編に続く。https://www.tochigi-edu.ed.jp/sano/nc3/blogs/blog_entries/view/343/8ed3e63ab270e26cadb0358ed46e228d?frame_id=312

【中学】科学の甲子園ジュニア栃木県大会

8月27日(土)、栃木県総合教育センターを会場として、「第10回科学の甲子園ジュニア栃木県大会」が開催されました。本校からは、1年生6名、2年生6名の計12名が出場しました。

とちテレニュース→https://nordot.app/936207434219388928?c=643662570251043937

前列が2年生6名(Aチーム)、後列が1年生6名(Bチーム)です。

 

今日の開会式は、9時40分からですが、8時半過ぎには会場に来ていた生徒もいたようです。(保護者の送迎による現地集合でした)

今回は、過去最多の22チームが参加しました。受付ではくじ引きがあり、それによって、競技会場でもある大講義室の座る場所が決まりました。

昨年度は、県内の数か所で「分散開催」でしたが、3年ぶりに「一斉開催」で実施されました。

開会式では、主催者からは、こんな話がありました。

「日本が誇るスーパーコンピューター(スパコン)の「 富岳ふがく 」が、計算速度を競う世界ランキングで、アメリカの最新鋭機「フロンティア」に抜かれて2位になったことが記事になっていました。しかし、「富岳」は最速を目指して設計したわけではなく、産業応用で使う計算の処理速度やビッグデータの解析能力、省エネ等を目指した結果として、計算速度も最速になったもので、実はその真の能力の60%も生かされていません。科学の甲子園ジュニアは、それぞれの分野で一人が頑張って点数をとることが目的ではなく、6人のチームワークでアイディアを出し合ったり、課題を解決したりすることが大切です。科学は一人でできるものではありません。今日は、是非、科学の楽しさや面白さを感じてください。そして、将来、科学者になってくれることを願っています。」

 

開会式が終わり、いよいよ競技が始まります。午前中は、この会場で「筆記競技」が行われ、午後は別会場で「実技競技」が行われます。(カメラはここまでとなりました。)

「なぜ、科学の甲子園ジュニアに参加しようと思ったのか」を近くに座っていた1年生6名に聞いたところ、それぞれ、数学が好きだから、化学が好きだから、生物が好きだから、などといった明確な答えが返ってきました。とても頼もしく感じました。

 

さて、どんな結果だったかは、9月以降に発表されるそうです。

今日は、一日、お疲れさまでした。

【高校】とちぎ国体「栃木県選手団」結団式

8月26日(金)午後、宇都宮市の「日環アリーナ」で、「いちご一会とちぎ国体」に出場する本県選手団の結団式が行われました。

下野新聞動画→ https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/627537

(ボート部の増田先生撮影の写真です)

 

本校からは、陸上競技部の若菜敬君、そして、ボート部では、戸田先生が少年女子の監督、選手は、青木瑛久君、清水雅裕君、宋佳修君、船田佳祐君、三田翔愛君、藤倉望妃さん、堀越紅羽さん、藤倉麻妃さん、福地琴美さん、高瀬綾乃さん、そして、成人女子の選手として増田萌先生が出場します。全部で13名が「とちぎ国体」に出場します。

「とちまる」くんもお揃いのユニフォームを着ています。

ボートの選手団(佐野高と佐野東高)

【高校】「ボート部」の生出演、大成功

8月22日(月)、宇都宮市の県庁の近くにある「とちテレ」のスタジオで、「とちぎ国体」の出場者を紹介する番組に、ボート部3年の藤倉望妃さん、堀越紅羽さん、そして顧問の増田萌先生の3名が出演しました。3人の息がぴったりと合い、大成功のうちに本番が終了しました。

放送は、夜9時からの「ナイトニュース9」の中の「月曜スポーツ」のコーナー(約15分間)でした。当日は8時に現地集合し、控室に案内されました。

控室では、出演者だけでなく保護者も緊張しています。

ここで、なんとインターハイの3位のメダルを忘れてきてしまったことに気付きました。重要なアイテムなので、折り紙でメダルを作ろう、という案も出てきました。担当の飯島さんにそのことをお話すると、「なくても全然かまいませんよ」と、やさしくフォローしてくださいました。

それだけでなく、お茶を出してくれたり、場を和ませてくださいました。

大まかな台本も作られていました。台本と言っても、ここでこんな質問がある、という程度で、何を話すかは本人たちに任されています。「こうなったら、やるしかない」と皆さん、本気モードに入っていきました。

8時20分にいったんスタジオに入り、リハーサルを行いました。

まずは、座る場所から確認しました。

後は、台本に従い、アナウンサーからの質問に答えています。

時々、やり直しをしたり、お互いに突っ込みながら、仕上げています。

番組は、3人へのインタビューに加え、今日の午前中に渡良瀬川で撮影した練習風景や戸田先生へのインタビューなどを組み合わせて作られていきます。

リハーサルの間は、自由に写真を撮らせていただきました。

これで、リハーサルは終了です。最後に記念撮影をして、いったん控室に戻りました。

あそこはこう答えた方がいいのでは、といったミニ反省会が行われました。

再び、スタジオ入りし、スポーツコーナーが始まるまで、息をひそめて出番を待っています。

本番中は、写真を撮ることはできませんでしたが、モニターを見ながら、どのように番組が使られるのかを見学できました。

 

そして、大成功の裡に本番は終了しました。

本番では3人のコンビネーションも抜群でした。最後の締めも増田先生がバッチリ決めてくれました。さすがに本番に強い3人組でした。インターハイ3位も納得です。もう完璧で、スタッフの皆さんも大満足でした。

控室での笑顔がすべてを物語っていると思います。

この番組を見た視聴者が、ボート競技に興味を持ってくれ、自分もボート競技をやってみたい、と佐高を受検してくれる中学生が出てきてくれることを願っています。

今日は、皆さん、お疲れさまでした。とちテレの飯島さんも番組の構成、台本作成、午前中の取材、編集、私たちのフォローなど、ありがとうございました。素晴らしい体験をすることが出来ました。

「今度は違う色のメダルを持ってきます」と、とちテレを後にしました。

 

【高校】将棋「竜王戦」準優勝(報告)

8月22日(月)、課外終了後、18日(木)に「第35回全国高等学校将棋竜王戦」(福岡市)で準優勝した竹熊柊君が、校長室に報告に来てくれました。今の気持ちは「素直に嬉しい」ということでした。

 

竹熊君は、この夏、東京で開催された「総文祭」の将棋部門(団体戦)で上位入賞を狙っていましたが、「ベスト16」という結果に、悔しさを感じていたそうです。一緒に戦った2人(荒川君、渡辺君)の分まで頑張ることを誓って、「竜王戦」に臨みました。

ところで、プロ棋士には8つのタイトルがあります(竜王、名人、叡王、王位、王座、棋王、王将、棋王)。この中で、タイトル戦の優勝賞金が飛びぬけて高いのが「竜王」であり、最も格上とされています。(現在の竜王は、言わずと知れた「藤井聡太」竜王です。)

そのため、高校生のチャンピオンを決める大会は、最も格の高い「竜王戦」と名付けられています。さらに、特筆すべきは、決勝戦は、日本将棋連盟の佐藤康光会長(=日本将棋界のトップ)が、試合の立会人として同席する他、大会の審査委員長は、なんと、藤井聡太竜王です。

竹熊君は、日本将棋連盟会長の立会いの下、藤井聡太竜王による決勝戦の解説があり、個別に講評をいただくという凄い体験をしました(プロ棋士の対局と同じです)。また、表彰式では、藤井聡太竜王の直筆の「色紙」をいただいています。ちなみに、藤井聡太竜王の直筆の色紙というのは、めったにないそうです。(凄すぎますね!)

 藤井聡太竜王からいただいた色紙には「雲外蒼天(うんがいそうてん)」と書かれていました。「雲外蒼天」は、辛いことや試練などを努力して乗り越えれば、明るく素晴らしい世界が待っているということを表した四字熟語です。竹熊君には、嬉しい最高の言葉ですね。(今までにもらったどんな賞状よりも、この色紙の方が嬉しい、と言ってました。)

 

竹熊君に、今回の対戦について聞いてみました。

Q1:今回の大会で、最もつらかったことは何ですか?

→「1日目の予選2試合が終わった段階が、一番不安でした。2日の決勝トーナメントの1回戦の対戦相手はわかっていましたが、総文祭で、荒川君が負けた相手で、自分とどっちが勝ってもおかしくない強敵でした。不安と緊張で、なかなか眠れませんでした。夜中の2時半くらいまで、いろいろ考えてしまいました。しかも、2日目の第1試合は7時開始なので、少なくとも6時には起きなければなりませんでした。」

 

Q2:2日目はどんな気持ちで戦いましたか?

→「2日目の自分の対戦相手は強敵が揃っていました。しかし、初戦の強敵に競り勝つと、だんだん波に乗ってきました。最大の山場は準決勝で、形勢は負けていました。しかし、一手のスキを突き、直前で逆転しました。決勝戦は、総文祭で対戦し敗れた「東大寺学園」の選手でした。彼は、本校の渡辺君と対戦しており、1勝1負だったので、勝機はある、と感じていました。「振り飛車」という戦法で対戦しましたが、普段とは違う重圧感のある雰囲気の中で、苦戦しました。結果は準優勝でしたが、死力を尽くしてやり切ったという達成感がありました。」

 

Q3:藤井聡太竜王とは話ができたんですか?

→「藤井聡太竜王は、テレビで見たままの方でしたが、オーラが凄かったです。一目見ただけで、底知れない迫力を感じました。試合後の講評では、ここはこうすればよかった、というアドバイスをいただいたり、切れ味のある攻めだったけど惜しかったね、というお褒めの言葉をいただいたりしました。凄い体験ができました。」

 

Q4:最後に、印象に残ったことはありますか?

→「全国で佐野高校の名前が知られていたのにはびっくりしました。佐高は将棋の強い全国区の学校でした。附属中の石原君も今年は全国3位でしたが、高校でも優勝を狙える実力だと思います。将棋をやりたい生徒がこれからも入学してくるかもしれませんね」

 

*とにかく、破格の素晴らしい体験だったことは間違いありません。大学でも、さらに高みを目指して欲しいと思いました。

 

【高校】ボート部、「とちテレ」生出演決定!

8月22日(月)夜9時からの「とちテレ」の「ナイトニュース9」に、本校ボート部の藤倉望妃さん、堀越紅羽さん、そして、顧問の増田萌先生の3名が、スタジオで生出演することが決定しました。とちぎ国体で注目されている選手を紹介するコーナー「月曜スポーツ」(21:15~21:30の15分間)で登場します。

生徒2名はインターハイで「女子ダブルスカル」全国3位で名を馳せましたが、とちぎ国体にも出場します。また、増田萌先生も、とちぎ国体で「成年女子シングルスカル」の選手として出場します。

皆さん、テレビの前で応援しましょう

【高校】卒業生の大学生活 ~海洋生命科学部

8月18日(木)午後、本校の卒業生(大学生)と高校生との座談会が開催されました。このことについては、担当の係から、別途報告があるかと思います。今回は、来てくれた卒業生の一人である柏瀬萌羽さんの大学生活の一端を紹介します。

 

柏瀬さんは、現在、北里大学海洋生命科学部の2年生です。附属中の時から「クラゲ」愛が強く、「クラゲ」のことをもっと深く学ぶため、「クラゲ」の専門家がいる大学を選びました。いわば、好きなことをとことんやるために、大学生になりました。今日、後輩たちに大学のことを話す姿をみて、その選択は間違っていなかったことを改めて確信しました。

今、一番のお気に入りのクラゲは、この「ギンカクラゲ」(銀貨海月)だそうです。確かに、円盤の部分が「銀貨」に見えなくもないですね。この写真は、柏瀬さんがお気に入りの「新江の島水族館」で撮ったものです。

今、ネットで話題になっている新種のクラゲ「オトヒメクラゲ」も「新江の島水族館」で8月4日から生体展示が始まっています。この「新江の島水族館」は、クラゲの飼育・展示が充実しているのが有名で、柏瀬さんは、ここで、一日中、クラゲを見ているのが至福の時だそうです。

 ↑「オトヒメクラゲ」(柏瀬さん撮影)

 

大学では、クラゲだけでなく、魚類無脊椎動物海藻などに関することも学んでいます。

 

魚類の分類実習の授業では、一人一人にホルマリン漬の標本が渡され、それをスケッチしながら、その特徴を基に、種名を特定していくそうです。ところで、柏瀬さんのスケッチはうまいですね。全体の構成とバランスも絶妙です。美的センスも抜群です。このレポートからは、集中力とやる気が伝わってきます。さすがに好きなことをやっているだけのことはありますね。(高校生の時と比べて、びっくりするほど資質や能力が高まっていました。)

↑「ナガレメイタガレイ」

↑「クロメバル」

↑「トラザメ」

 

こちらは、無脊椎動物の分類実習のレポートです。与えられた標本を基に、各自、図鑑を作っていきます。以下の写真は、種の特徴を記載し、完成した「My図鑑」のごく一部です。このレポートからも、同様に、やる気と自信を感じます。

 

こちらは、海藻の分類実習のレポートです。海藻の分類は非常に難しいので、あらかじめ種名が分かっているものが提示されるそうです。これは「ホソメコンブ」だそうです。

 

*今日は大学での授業などについて、楽しく話を聞かせてもらいました。

柏瀬さんは、「クラゲ」について深く学びたいということから、「クラゲ」の専門家がいる大学を選びました。しかし、自然界では、クラゲだけが単独で生息しているわけではなく、魚類や他の無脊椎動物、海藻などと同じ空間(海域)に生息しています。柏瀬さんは、クラゲについて深く知るためには、他の生物についても知る必要があることに気が付きました。こうして、知の領域が広がることで、生態系の中での「クラゲ」に対する見方は多面的になり、深まることで、さらに「クラゲ」愛も強くなっているようです。おそらく、初めは「クラゲ」愛好家だったのが、これから「クラゲ」研究者へとシンカしていくのではないでしょうか。

今後ますます、学びの領域を広げて、研究者となっていくことを楽しみにしています。

【中2】「トリプルSプロジェクト」中間報告(その2)

8月18日(木)9:30、中学2年3組の池田清子さんと小泉凛央さんが、再び、校長室に来てくれました。二人は、小学生を対象としたSDGsについて楽しく学んでもらえるような「ゲーム」を開発しています。「知る、主体的、サステナブル」をキーワードとする「トリプルSプロジェクト」として、夏休み中に改良を進めています。

 

前回は、7月28日に説明に来てくれましたが、その時に感じた課題を解決するため、協力者を募り、改善案を作ってきてくれました。実際に、SGDsに関するカードのサンプルを作ったり、どうしたら楽しめるか、ルールを練ってきたりしました。

今回も、学年主任の北堀先生と廣瀬先生も、アドバイスに立ち会ってくださいました。

今回のプレゼンで、新たな課題やアイディアも出てきたので、次回は、合唱コンクールが終わったあたりで、さらにブラッシュアップした「ゲーム」を再提案してくれることになりました。やりたいことを妥協しないで、とことんやりぬこうという熱意を感じました。是非、良いものを開発してください!

身近な風景 ~風鈴参道(唐澤山神社)

8月15日(月)唐澤山神社の参道は、「風鈴参道」となっていました。

https://youtu.be/fu68U2l9Cks

 

天明鋳物の風鈴が、たくさんぶら下がっています。

涼しい風が吹いてきました。風鈴の音に耳を澄ましてみてください。

https://youtu.be/yGq1vscAaQE

https://youtu.be/LUNKg7lDRnE

風鈴の音を聞くと、少しだけ涼しくなったような気がしました。

【高校】インターハイ・ボート部「佐野帰着」

8月15日(月)朝9:40、佐高・佐野東高のボート部を乗せたバスが佐野駅前に帰着しました。前日の夕方5時過ぎに、愛媛県を出発してから、16時間以上の長旅でした。お疲れさまでした。

みんな、いい笑顔を見せてくれました。

 

増田先生もお疲れさまでした。

バスから選手たちが次々に降りてきます。

「女子ダブルスカル」全国3位の藤倉さんと堀越さんがメダルを見せてくれました。

二人は、今回、事情により同行できなかった戸田先生に、大会の報告と感謝を述べるとともに、二人のメダルを戸田先生の首にかけました。

戸田先生の目には涙が浮かんでいました。

*今回のインターハイは、佐高ボート部、創部以来の大快挙に大きな喜びに包まれました。戸田先生のところには、本HPで「全国3位」の吉報を目にした多くの卒業生から、お祝いのメッセージが届いたそうです。改めて、おめでとうございます。

*この大記録を前にすると、他の生徒の活躍が目立たないかもしれませんが、それとこれとは別だと思います。同じく3年生で出場した「男子シングルスカル」の青木瑛久君、そして「女子シングルスカル」の藤倉麻妃さんも、敗者復活戦を勝ち抜き、順々決勝まで進出しました。これは全国大会ですから、並大抵のことではありません。人と比べることではなく、それぞれがどう戦ったかは、自分自身だけが分かることだと思います。大いに自信を持って欲しいです。少なくとも「自分自身のインターハイ」であり、学校のためではありません。また、1,2年生はいい経験が出来たと思います。来年はあなたたちが主役です。これからも応援しています。

 

*下野新聞(8月15日付け、8面より、HP掲載許諾申請済)

 

*これで「インターハイ・ボート競技大会」関連記事を終わりにします。

ボート部の皆さん、お疲れさまでした。

 

【高校】インターハイ・ボート競技「全国3位!」

8月14日(日)13:58にスタートの「女子ダブルスカル決勝戦」で、本校の「藤倉・堀越」組が、本校ボート部初のインターハイ第3位に輝きました。おめでとうございます!

「第3位」の賞状とメダルをいただきました。

 

決勝は、準決勝の各組1位の4艇で行われました。試合は、オンラインで中継されていました。 

出走直後です。

ゴール直前の様子です。赤いブイのあるラインがゴールです。

見事、3位争いを制しました。

涙が止まりません。

大舞台でやり遂げた嬉しさとともに、優勝を目指していただけに、やはり悔しいという気持ちがあったそうです。

 

表彰式の様子です。1位から3位までが表彰台に立ちました。本当に大健闘でした。

「優勝を狙う」という重圧の中、予選、準々決勝、準決勝、決勝と4試合を勝ち抜いてこれたのは、この日にかけてきた思いの強さと、それ以上の辛い練習の日々があってこその偉業だと思います。お疲れさまでした。

<藤倉さんと堀越さんからのコメント>

「今回の大会では、自分たちの実力を最高の形で発揮することができました。今年の関東大会では、思うような結果を残すことが出来なかったため、少し焦りを感じていましたが、自分たちのやってきたことを信じて、漕ぐことが出来ました。これまでご指導いただいた顧問の戸田先生、増田先生はもちろんですが、応援してくれていた仲間たちや家族の支えが、大きな力になりました。本当にありがとうございました。インターハイの後は「とちぎ国体」があります。今まで支えてくださった多くの皆様への恩返しができるよう、精一杯頑張りたいと思います。引き続き、ボート部の応援をよろしくお願いいたします。」

 素晴らしいコメント、ありがとうございました!

【高校】インターハイ・ボート競技「決勝」進出!

8月14日(日)、インターハイ・ボート競技「準決勝」が行われました。本校の「女子ダブルスカル」準決勝は見事、4組の1位で通過し、「決勝」進出が決定しました。おめでとうございます。

 

試合前のウォーミングアップの様子です。

試合結果です。見事な成績でした。

参加した16艇のうち、各組の1位、4艇のみが決勝に進むことができます。

午後からの決勝に向けて、補食のバナナを食べています。

【高校】インターハイ・ボート競技「準々決勝」

8月13日(土)、インターハイ・ボート競技大会「準々決勝」が行われます。本校からは「男子シングルスカル」「女子シングルスカル」「女子ダブルスカル」が出場します。

出艇する「女子シングルスカル」の藤倉麻妃さん

 

 

<準々決勝の結果>

 女子ダブルスカル 

 →組で2着 →順決勝進出(8月14日)

 おめでとうございます。

 

【高校】インターハイ・ボート競技「敗者復活戦」

8月12日(金)、今日は、ボート競技の「敗者復活戦」が行われました。その結果、男子シングルスカルの青木瑛久君と、女子シングルスカルの藤倉麻妃さんの「準々決勝」進出が決定しました。おめでとうございます。

「明日も頑張ります!」とのこと。

 

レース直後の青木君です。

明日は、

男子シングルスカル(青木)女子シングルスカル(藤倉)女子ダブルスカル(藤倉・堀越)の「準々決勝」があります。

応援してます。

【高校】インターハイ・ボート競技「予選」

8月11日(山の日)、愛媛県今治市の「玉川湖ボートコース」で行われているインターハイ・ボート競技大会の「予選が始まりました。みんなで円陣を組み、気合を入れて出艇しました。

増田萌先生が下から撮ったそうです。それだけでも気合が伝わってきます。

女子のチームです。

男子のチームです。

試合に向けて出艇していきます。

男子シングルスカルの青木君です。

女子ダブルスカルの藤倉・堀越組です。

 

<予選の結果>

女子シングルスカル

 →敗者復活戦へ(8月12日)

女子ダブルスカル 

 →組で1着 →順々決勝進出(8月13日)

男子シングルスカル 

 →敗者復活戦へ(8月12日)

男子舵手付きクオドルプル 

 →敗者復活戦へ(8月12日)

【中学】学校説明会の舞台裏

8月11日(山の日)、佐野市文化会館を会場として、附属中の「学校説明会」を、午前午後の2回、開催しました。学校生活の説明や制服の紹介など、生徒が主役の説明会でした。

生徒たちによる制服の説明

本日は、8:50に集合し、9:00から準備を始めました。中学の生徒会役員8名、高校の生徒会役員2名、合わせて10名の生徒が大活躍しました。

直前の打ち合わせでは、みんな緊張していました。

ロビーの入り口でも、開場までのわずかな時間で大忙しでした。

いよいよ始まります。

高校生活については、高校生が説明しました。

 

中学生活と高校生活の説明に続いて、制服の紹介です。

Ⅰ型、Ⅱ型、Ⅲ型などについて、わかりやすく説明してくれました。

最後に、中学生徒会長の丸山君の挨拶がありました。

丸山君は、自分が受検した時の体験や学校の雰囲気等を紹介するなど、これから受検する小学6年生の立場に立って、附属中の良さを伝えてくれました。会場からも大きな拍手をいただきました。

 

今日の主役は、間違いなく生徒たちでした。

最後まで後かたずけをし、長い一日が終わりました。

学校説明会のために、休み返上で頑張ってくれた生徒たちに感謝です。

きっと、附属中の良さを分かってくれたと思います。

【中高】硬式テニス部の練習風景

8月10日(水)午前中、本校のテニスコートでは、「中学女子テニス部」、「高校男子テニス部」、「高校女子テニス部」が、それぞれ練習をしていました。

 

中学の女子テニス部は、今日から3年生が引退し、1,2年生での練習が始まりました。

南側の2面を使って練習しています。外部指導者も来てくれています。

 

高校男子テニス部も、1,2年生で練習をしていました。時に、外部の専門家に指導していただくこともあります。

 

高校女子テニス部は、一番北側のコートを使って練習をしています。

中学女子テニス部の3年生は、引退後、高校の女子テニス部に早期入部することが出来ます。中高一貫のメリットを生かし、中高6年間、硬式テニスを続けることが出来ます。早期入部した生徒は、高校でも活躍しています。

*中学の部活で硬式テニスをやれる学校は、県内では非常に少ないです。

中学から硬式テニスを始めたい人にはお勧めです。

【高校】ボート部、会場に到着!

8月9日(火)朝7時、インターハイのボート競技の会場である愛媛県今治市の「玉川湖ボートコース」に到着しました。昨夜はバスでの車中泊でしたが、皆さん、よく眠れたそうです。バスから降りた際の1枚です。朝日がまぶしく輝いていますね。

早くも今日から配艇練習が始まりました。

気持ちよさそうな感じですね。競技開始(8月11日)まで、あと一日ありますから、じっくりと調整してください。

応援しています。

【中学】速報!全国中学生選抜将棋選手権大会「第3位」

8月2日(火)~4日(木)、山形県天童市で行われた「第43回全国中学生選抜将棋選手権大会」で、中学3年2組の石原橙真君が、堂々の3位入賞を果たしました。おめでとうございます。

公式HPで公開されている写真です。https://www.tendojc.com/shogi/

大会の様子です。

【中学】速報!全国中学ディベート選手権「決勝トーナメント進出」

 8月6日(土)~8日(月)、立教大学を会場に、「第27回 全国中学・高校ディベート選手権(ディベート甲子園)」が開催されました。本校は、関東甲信越地区代表として初出場しました。まず、予選リーグを戦い、1勝1敗で、見事決勝トーナメントに進出しました。全国初出場で予選リーグ突破は、大健闘であり、素晴らしい快挙です。おめでとうございます。

大会に参加したメンバー

 

こちらが今回の出場校(24校)です。全国で唯一の「初出場」の文字が燦然と輝いています。

北海道地区代表 (1校)
 ・北嶺中学校 (北海道・3大会ぶり13回目)
東北地区代表 (2校)
 ・福島県立ふたば未来学園中学校 (福島県・2大会連続2回目)
 ・東北学院中学校 (宮城県・11大会ぶり5回目)
関東甲信越地区代表 (6校)
 ・創価中校 (東京都・2大会ぶり22回目)
 ・開智中学校 (埼玉県・3大会連続6回目)
 ・浅野中学校 (神奈川県・5大会ぶり2回目)
 ・栃木県立佐野高等学校附属中学校 (栃木県・初出場
 ・西武台新座中学校 (埼玉県・2大会連続5回目)
 ・渋谷教育学園幕張中学校 (千葉県・6大会連続15回目)
東海地区代表 (5校)
 ・東海中学校 (愛知県・16大会連続17回目)
 ・愛知教育大学附属名古屋中学校 (愛知県・2大会連続8回目)
 ・名古屋中学校 (愛知県・2大会連続2回目)
 ・聖マリア女学院中学校 (岐阜県・3大会ぶり4回目)
 ・名古屋市立浄心中学校 (愛知県・2大会ぶり11回目)
近畿・北陸地区代表 (2校)
 ・灘中学校 (兵庫県・5大会連続8回目)
 ・関西創価中学校 (大阪府・7大会連続9回目)
中国・四国地区代表 (4校)
 ・岡山白陵中学校 (岡山県・2大会ぶり17回目)
 ・岡山県立岡山操山中学校 (岡山県・2大会連続10回目)
 ・慶進中学校 (山口県・3大会連続6回目)
 ・広島学院中学校 (広島県・2大会連続2回目)
九州地区代表 (4校)
 ・大分大学教育学部附属中学校 (大分県・7大会連続13回目)
 ・久留米大学附設中学校 (福岡県・7大会ぶり3回目)
 ・尚絅中学校 (熊本県・2大会連続2回目)
 ・熊本マリスト学園中学校 (熊本県・5大会連続5回目)

予選リーグ(6組)を1勝1敗で、決勝トーナメントに進出しました。

よく頑張りました。

【高校】ボート部、インターハイに向けて出発!

8月8日(月)15時30分、佐野駅前から、佐高と佐野東高のボート部員を乗せた貸切バスが出発しました。インターハイの会場は、愛媛県今治市の「玉川湖ボートコース」です。会場へは、明日(9日)の朝7時頃到着予定です。約15時間の長旅、お疲れ様です。

 

大会の日程は以下の通りです。

開会式
8月10日 グリーンピア玉川大ホール

競技
8月11日 予選 玉川湖ボートコース
8月12日 敗者復活戦 玉川湖ボートコース
8月13日 準々決勝 玉川湖ボートコース
8月14日 準決勝、決勝 玉川湖ボートコース

閉会式
8月14日 玉川湖ボートコース

*遠く離れた佐野から応援しています!

20:00 長野県梓川

22:40 岐阜県羽島 通過

まだまだ遠いですね。

【高校】「ボート少年女子 姉妹でシンクロ率高める」(とちテレ)

8月6日(土)、「ボート少年女子 姉妹でシンクロ率高める」として、本校3年生の藤倉望妃さん、藤倉麻妃さんの双子姉妹が「とちテレ」の特集で紹介されました。

Yahoo ニュースで、動画を見ることが出来ます。

https://news.yahoo.co.jp/articles/7f9c3d235a2596ed87b97c1539d87f668dde99e2

 

(以下、Yahooニュースの記事の引用です)

とちぎ国体・全国障害者スポーツ大会の注目選手・競技を紹介する特集「一期一会」です。今回はボートです。オールを漕いで原動力のない船の着順を競うというシンプルな競技です。姉妹で頂点を目指す双子の高校生を取材しました。

藤倉麻妃選手と望妃選手、佐野高校3年生の双子の姉妹です。

県の未来アスリートプロジェクトで、妹の望妃選手が中学時代にボートを体験したことがきっかけで姉の麻妃選手を誘い高校から本格的に競技を始めました。

ボートには1人乗り、2人乗りなどがありますが、いちご一会とちぎ国体で2人が出場するのは「舵手付きクォドルプル」という種目で、コックスと呼ばれるかじとりと4人の漕ぎ手の合わせて5人ひとチームで1,000メートルの速さを競います。

いかにスピードを出せるか、鍵をにぎるのは「シンクロ性」。4人が同じ方向、同じタイミング、同じ角度でオールを漕がなければボートはスピードに乗りません

栃木県チームは県内の高校ボート界をけん引する佐野と佐野東の混合チームですが、普段から同じ渡良瀬川で切磋琢磨する同士、呼吸はぴったりです。

佐野高校顧問 戸田圭一教諭:「交流練習、この日のタイムも伸びた。同じ動きをしないと船は進まないが全国でも戦える」

藤倉姉妹はチームの核を担っています。船尾側でチームのペース配分など全体のリズムを取る「ストローク」を妹の望妃選手がボートの先頭側でクルー全員を見ながらオールさばきを指示する「バウ」の役割を姉の麻妃選手が務めています。

自分たちを「本当の姉妹みたい」というほどチームには一体感がありインタビューでも息はぴったりです。

ボートは一見、手の力で漕いでいるように見えますが、足を固定した漕ぎ手のサドルはレール上で前後し、脚で押し出した力を全身を使って腕、そしてオールへと伝えます。

藤倉望妃選手:「手に見えるけれど重要なのは足、船の中でスクワットしている」

川や湖など自然の中で行われるボート競技は天候や会場によって水の状態が変わります。

この日は前日に上流で降った雨の影響で増水し水は濁っていました。

藤倉望妃選手:「ラフコンディションでも慣れるため乗せてもらう」

いちご一会とちぎ国体まで2カ月、日に日に完成度を高めるチームにあって実は藤倉姉妹が同じ船で大会に出場するのは初めて。この日のタイム測定でも記録を伸ばしたクルーは地元で日本一を目指します。

【中高】中高ラグビー部「合同合宿」最終日

8月6日(土)今日が中高ラグビー部の合同合宿(8月3日~6日)の最終日です。中高生全員で日本ダボス(ダボスの丘)を登頂し、合宿の最後を飾りました。

シュナイダー記念塔

菅平は、夏季はラグビーで有名ですが、冬季はスキーリゾートとして知られます。昭和5年3月に日本に招かれたオーストリア人のハンネス・シュナイダーが菅平で雪上スキー指導をした際に、ここはスイスのリゾート地「ダボス」に似ていると言ったことが、名前の由来だそうです。そのゲレンデが、シュナイダーゲレンデで、夏にはダボスの丘と呼ばれています。 本校ラグビー部は、夏の合宿の際には必ず、この「ダボスの丘」に登っているそうです。

 

さて、中学生(女子)の「オッペンカップ2022」の続報ですが、長崎県の「諫早」と対戦し、7対19で惜敗しましたが、念願のワントライを取ることが出来たそうです。

これも「成長」の証ですね。

 

*4日間、お疲れさまでした。

【高校】速報!県吹奏楽コンクール2022

8月6日(土)宇都宮市文化会館で「第64回栃木県吹奏楽コンクール2022」高等学校の部が開催されました。本校は13:10から、田村修平作曲「鬼姫~ある美しき幻想」を演奏しました。素晴らしい演奏でした。

演奏終了後の記念写真です。

栃木県吹奏楽コンクール2022.pdf

 

今日の生徒たちの動きを紹介します。

11:50 バスから降りて楽器とともに会場に入りました。

 

11:56 楽器置き場で楽器の準備をしています。

 

12:10 チューニングの時間まで、ひたすら順番待ちです。

わりと余裕です。

 

12:30 やっと本校の順番が回ってきました。 

リハーサル室で楽器のチューニングを入念に行います。制限時間は20分間です。竹松さんの的確な指示でてきぱきと進んでいきました。

チューニング終了後は、小林先生による曲の最終チェックです。

一気に緊張感が高まりました。

きっかり20分後、呼び出しがあり、ステージに向かいました。

ここから先は、カメラで追うことはできません。

 

13:10 いよいよ本校の演奏が始まりました。

言葉ではお伝えしきれませんが、緊張感とともに、ストーリーを感じさせる素晴らしい演奏でした。各ソロ演奏も最高でした。

 

13:25 演奏終了後、文化会館の庭園で記念撮影が行われました。

まずはステージで演奏した22名+小林先生です。

 

2年生の部員です。2年生にとっては、最後の県吹奏楽コンクールです。

 

*部員全員の写真です。皆さんのすっきりとした前向きな笑顔を見れば、それぞれがやり切った演奏だったことがよくわかりました。お疲れさまでした。

 

 

【中学】女子ラグビー「オッペンカップ2022」初参戦!

8月5日(金)、長野県上田市にある「菅平サニアパーク」を会場として、「オッペンカップ2022」(菅平女子セブンス2022 中学生の部)が始まりました。本校では人数が揃わなかったため、これまで参加できませんでしたが、今回、初参戦することが出来ました。

 

 

オッペンカップは、オッペン化粧品の協賛により、「ひたむきに頑張るラガールたちを応援する」ために開催されているそうです。ラガールという言葉は初めて聞きましたが、ラガーとガールを合わせた造語でしょうか?

今回の大会には、全国から17チームが参加しています。

関東甲信越はもとより、滋賀、大阪、兵庫、福岡、諫早など、全国の強豪チームが参加する「全国大会」です。

本校は初めての参加なので、生徒は試合開始前に行われる「コイントス」の練習から始めました。

1試合目は「伏見」、2試合目は「神奈川A」と対戦しました。1試合目は佐高ラグビー部の試合時間と重なっていたため、2試合目の「神奈川A」との対戦を観戦・応援しました。「神奈川A」は関東のチャンピオンのチームです。

試合前の練習も緊張気味です。 

いつもの掛け声で気合を入れています。

生徒たちは強豪相手にひるむことなく果敢にチャレンジしています。

ハーフタイムです。

試合は負けましたが、さわやかな好ゲームでした。

生徒たちは、試合の勝ち負けではなく、自分たちがこのゲームでできたこと、できるようになったことを、自分たちの成長と、とらえていました。そういった「ひたむきさと前向きなところ」がこのチームの最大の武器であると感じました。よく頑張りました。

 

最後に、サプライズとして、本校の卒業生で、現在、自衛隊でラグビー日本代表を目指している「秋田若菜さん」が応援に来てくれました。(というか、秋田さんは本校がまさか出場しているとは思わず、会場で本校生を見つけ、びっくりしたそうです)

秋田さんには、自衛隊でのラグビーの練習などについて、石井先生を通して連絡してくれるようにお願いしました。

紹介できる時を楽しみにしてます。

 

【高校】ラグビー部「菅平合宿」

8月5日(金)、中高のラグビー部の合同合宿を見学しました。中学生(女子)は「オッペンカップ2022」初参戦、高校生は、本校と足利大学附属高校、群馬県立安中総合学園高校との3校合同チームで、明治学院東村山高校と8月5日と6日の2日間、練習試合を行いました。

本校の高校生7名と中学生(男子)3名

高校生は4名が合同チームに参加しました。グリーンのヘッドギアとソックスが目印です。

いよいよ試合が始まります。佐高は後半に出場することになっていましたが、前半の途中、選手の負傷交代で岩上君が途中出場しました。岩上君は、合同チームの司令塔的存在で圧倒的な存在感を示しました。

 

後半は佐高生4名が加わります。

4名の佐高生はチームをぐいぐい引っ張ります。

 

相手は強豪校だったのでトライは奪えませんでしたが、諦めない佐高のラグビーがチームの雰囲気を変えました。

*充実した合宿を過ごしていました。

【高2】総文祭弁論部門、結果報告

8月4日(木)午後、弁論部門「優良賞」(8位)を受賞した若林仁瑛君が、校長室に報告に来てくれました。立派な賞状とおしゃれな盾を見せてくれました。

若林君の弁論のタイトルは「慣れることの恐怖」でした。発表は6分以上7分以内と決められています。

 

Q1:「慣れることの恐怖」はどのような内容ですか?

→「皆さんは、ロシアによるウクライナ侵攻が始まった時の衝撃を今でも覚えていますか? 私は、その衝撃がだんだん、日常の感覚になっていくことの危機感を伝えたいと思いました。そう思うきっかけとなったのは、あるニュースでの報道でした。ニュースのアナウンサーは、ウクライナ軍の作戦により、ロシア軍の5人の将校を殺害したことを喜ばしいことのように伝えていました。私は5人の人間が殺されたことを喜んだり褒めたたえたりすることに、大きな危機感を感じました。それは、非日常的な報道に私たちが慣れてきたことが引き起こした異常なことであり、それこそが恐怖なのではないでしょうか。こうした感覚は、今後、私たちの周りでもウクライナで起こったようなことが起こりそうな時に、それを抑止する力にはならないでしょう。私たちは、今、ウクライナを救うことはできないかもしれませんが、未来の戦争は防がなければならないと思います。

慣れはどのようにして生まれてくるのか。それは、戦争を見る視点だと思います。政治的な目線だけだと、戦争で亡くなった人間は数としか記憶に残りません。人間を殺すという本質を忘れてしまうことで、感覚の慣れが生じてしまうのではないでしょうか。

それでは、私たちは何をすればよいのでしょう。それは、一人の人間にとっての戦争という視点を忘れてはならないことだと思います。人間は殺されることによって、すべてが消えます。その瞬間を想像してください。今、戦争反対と唱えることに対して、様々な立場からいろいろな考えが語られています。しかし、それでも私は、戦争に慣れてはいけない、と叫び続けたい。それは、未来の戦争を防ぐことでもあります。皆さんは、どう考えますか?」といった内容です(以上、要約しましたが、若林君の伝えたいニュアンスとは若干異なっているかもしれません)

 

Q2:優良賞(8位)となったことに対して、どう思いますか?

→「すごく嬉しいです。本番までに、自分の一部となるくらい、繰り返し練習しました。100回以上はやったと思います。去年の県大会では、いろいろな先生のアドバイスをいただきながら、環境をテーマにした弁論を完成させましたが、今回は自分が一番伝えたいことを妥協せずにストレートに伝えることが出来ました。それを許してくれた先生方には本当に感謝しています。自分でここまでやれたことは、大きな自信になりました。また、これまで、自分は早口すぎたり、活舌が悪かったりすることをコンプレックスに感じていましたが、そうした欠点があるにしても、伝えきることが出来た、さらに、それを評価してもらえたことが、とても嬉しく思いました。」

 

Q3:全国各地の代表の弁論を聞いて、どんなことを感じましたか?

→「自分以外の弁論もほとんどすべて聞きました。一人一人、考えていることは全然違っていました。そうやって考えてきたのか、そういうアプローチもあるのか、という発見の連続で、自分の考えの幅が広がりました。最優秀賞に選ばれた生徒の弁論は圧倒的に素晴らしかったし、逆に、自分の弁論をすごく良かった、と言ってくれる生徒もいて、とても勉強になりました。」

 

*今回の若林君の弁論は、単に「優良賞になって良かったね、頑張ったね」という話ではなく、多くの人たちの生の考えに触れ、自分の生き方を改めて考える大きなきっかけになった、ということが伝わってきました。そのことは、若林君の弁論で伝えたかった「一人の人間として戦争をどう考えるか」という問いに対する答えでもあったように感じました。素晴らしい経験をしたことを心から称えます。

【教職員】栃小教研佐野支部理科部会研修会

8月2日(火)午前、「令和4年度 第1回 栃小教研佐野支部理科部会研修会」が、本校3Fの「化学教室」で行われました。佐野市内の小学校の理科担当佐野市教育委員会関係者佐野日大中等教育学校の理科担当など、40名程度の先生方が参加しました。講師は、宇都宮大学の人見久城教授です。今日は、本校の中学2年の「数理探究」の授業を小学校の理科の先生方に体験してもらいました。

テーマは「科学とは何だろう」です。

小学校の先生方も皆、夢中になって取り組んでいます。

 

次の実験は手品から始まりました。

 

最後の実験は、見えないものを見つけます。

こうして、すべての実験が終了しました。

皆さん、目を輝かせながら、「科学とは何だろう」という問いについて、それぞれ納得のいく答えを見出していたようでした。最後は、講師の人見先生への惜しみない拍手で包まれました。

 

*本日は、小学校の理科担当の先生方、佐野市の教育委員会関係者、佐野日大中等教育学校の理科担当の先生、研修、お疲れさまでした。本校の中学2年生が受けている授業と全く同じ内容を体験していただくことで、本校の魅力の一端を伝えることが出来ました。本校のことを少しでもご理解いただけたら嬉しいです。

【高3】いちぎ一会とちぎ国体「佐野市炬火イベント」

7月30日(日)、アリーナ田沼の特設会場で、「いちご一会とちぎ国体佐野市炬火イベント」が行われました。本校の岩上航君(高3-2、ラグビー部)が炬火ランナーに選ばれ、佐野市長から委嘱されました。

 

いちご一会とちぎ国体佐野市炬火イベントを開催し、炬火名の発表および炬火の点火を行いました。国体における炬火はオリンピックの聖火にあたるものです。佐野市の炬火名は「佐野でつなぐ 夢と感動 出会いの火」に決定しました。(以上、佐野市長のツイッターより。以下の写真のいくつかは、佐野市長のツイッターからの引用です。https://twitter.com/Mayor_of_SANO/status/1553316918966513664

 

*炬火ランナーという重要な仕事を任された岩上君、本番でも、よろしくお願いします。

 

 

 

身近な風景 ~佐野の清流「菊沢川」

8月1日(月)猛暑の昼下がり、佐野市を流れる清流「菊沢川」では、冷たい流れの中で涼をとっている高校生たちに出会いました。いかにも気持ちよさそうな風景でした。受験勉強で疲れた頭と体をクールダウンしたかったそうです。

左端の古橋悠斗君(高3-4)と友人たち(HP掲載の許可はいただきました)

 

水は冷たくとても綺麗です。ハヤ、オイカワなどの小魚の姿が上からも確認できます。それを目当てにアオサギや、しらさぎなどもやってきています。

また、水面すれすれをツバメが飛んでおり、エサを探しているようです。

ここは、後世に残すべき素晴らしい自然です。

【中学】栃木県吹奏楽コンクール「金賞」受賞!

7月29日(金)、宇都宮市文化会館で「第64回 栃木県吹奏楽コンクール」の中学校の部 B部門が開催されました。本校は、出場86校の中で、念願の「金賞」を受賞しました。おめでとうございます。

曲目は、福島弘和の交響詩曲「西遊記」でした。

(左から)部長の尾花彩葉さん(中3-3)、副部長の今井里歩さん(中3-3)

 

吹奏楽コンクールは、吹奏楽部にとって最大の目標でもあります。

「金賞」受賞は、現在大学1年生が中学3年生の時に獲得して以来、5年ぶりの快挙だそうです。

2人に話を聞いてみました。

 

Q1:本番の演奏の出来はどうだったのですか?

→「コンクール曲については、去年の12月に楽譜が配布されましたが、コロナの影響で3学期は全く練習できませんでした。そのため、5月の定期演奏会が終わってから、本格的な練習が始まりました。練習時間が極端に短かったため、本番の1週間前の段階では、まだまだ完成には程遠い感じでした。そこから、1日連(9時から16時)を続け、最後はなんとか間に合いました。本番では、小林先生のご指導を意識し今までで一番の演奏ができました。やりきった、という満足感がありました。」

 

Q2:金賞を受賞した感想は?

→「結果は、19時にネットで発表になりました。中3の6人全員で「栃木県吹奏楽連盟」のHPを開きました。これまではずっと銀賞だったので、今回も銀賞かな、という気持ちでした。「金賞」という文字を見た時は、皆「えっ」という驚きで絶句しました。まさか金賞だとは思ってませんでした。でも、次の瞬間、全員の目から涙がこぼれ落ちました。みんなで泣きながら喜んでいました。」

 

Q3:「金賞」受賞の喜びを真っ先に誰に伝えたかったですか?

→「まずは、去年までの部長だった恩田小春先輩(高1)に伝えたいと思いました。しかし、電話をかける前に、同じくネットで受賞を知った恩田先輩から、電話がありました。去年、金賞が取れなかった悔しさを一番感じていた先輩に、一番に喜んでもらえたことが、すごく嬉しかったです。」

 

Q4:他には誰に喜んでもらえましたか?

→「やはり、家族です。特に、高3の姉(尾花彩華さん)は、同じく吹奏楽部の部長だったのですが、その時、果たせなかった夢を3年かけて実現できたことがすごく嬉しいです。良かったねと言ってもらえました。」

 

*本当に良かったですね。5年ぶりの「金賞」には、これまでの先輩たちの思いが詰まっているし、それがなかったら、ここまで頑張れなかったかもしれないですよね。そうした伝統さえも感じられた快挙でした。皆さん、よく頑張りました。おめでとうございます。